パイレーツ・ロック

Piratesrock
72点
原題: THE BOAT THAT ROCKED(ロックした船)
公式サイト: http://www.pirates-rock.jp/
試写会場: 新宿厚生年金会館(by Movie Walker様、いつもありがとうございます)
監督: リチャード・カーティス
出演: フィリップ・シーモア・ホフマン、トム・スターリッジ、ビル・ナイ、ウィル・アダムズデイル、ケネス・ブラナー
製作国: イギリス、ドイツ(2009年)

〈ストーリー〉
タバコと麻薬をやって、高校をドロップアウトしたカール(トム・スターリッジ)が、更生のために送られた先は、何故か北海の上に浮かぶロック&ポップ専門ラジオ局。
社長のクエインティン(ビル・ナイ)と母親が知り合いだったため、送られたのだが、船の上は、おかしなDJやレズビアンの女性など、とても更生に適した場所とは思えなかった。
局のアメリカ人人気DJの伯爵(フィリップ・シーモア・ホフマン)や、デブなのに女好きでモテモテのデイブ(ニック・フロスト)、アメリカから帰還した伝説的DJのギャヴィン(リス・エヴァンス)、今まで一度も女にモテたことのない朝の番組DJのサイモン(クリス・オダウド)、唯一の女性でコックでレズビアンのフェリシティ(キャサリン・パーキンソン)、コメディ番組をやっていていじめられ役のアンガス(リス・ダービー)、無口なのにモテモテのマーク(トム・ウィズダム)、サウンド・エンジニアのハロルド(アイク・ハミルトン)、カールのルームメイトで、キリストが神様だということも知らないおバカのシック(トム・ブルーク)。
そして、船に乗っていることを誰も知らない、3時から6時の番組を担当しているボブ(ラルフ・ブラウン)。
最初は、ただのお坊ちゃんでいけすかないヤツとしてみんなから浮いていたカールだったが、そのうちみんなの弟のように可愛がられ、うちとけて行くのだった。
しかし、陸地の政治家たちは、海上にあるロック専門局をつぶすことにやっきになっていた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
音楽は好きだが、さすがに1960年代の曲となると、知っている曲は、The Rolling Stonesの曲と、"She'd rather be with me"の2曲だけだった。
それに何故かエンディング・ロールでは80'sの"Let's Dance"。
映画の内容は、ほとんど中味が無いのでさておき、ビル・ナイとかイギリス人俳優たちのロック・ダンスがイカしてて、フィリップ・シーモア・ホフマンには悪いけど、やっぱロックはイギリス人のほうが似合うなあ、と思ってしまった。
それにしても、この映画のフィリップ・シーモア・ホフマンって、どう見てもジャック・ブラック。
ってゆーか、この役、ジャック・ブラックに演じてもらって、めちゃくちゃおかしくしてもよかったかも。
それから、実質上主人公のカール役の子の可愛いこと。可愛いこと。
若いころのオーランド・ブルームが演じたら、もっと可愛いかったろうなあ。
よって、トム・スターリッジ君もオーランド・ブルーム並みに人気が出る可能性大。
あの美貌は、アメリカ人じゃなくてヨーロピアンならでは。
ということで、映画の内容より役者さんのappearanceに目が行ってしまった私です。

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ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢

Wallesgormit
72点
原題: A MATTER OF LOAF AND DEATH (パンと死の事件)
公式サイト: http://www.ghibli-museum.jp/wg/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ10)
監督: ニック・パーク
声の出演: 津川雅彦
製作国: イギリス(2008年)

〈ストーリー〉
[ベーカリー街の悪夢]パン屋を営むウォレスは実はプチ発明家。犬のグルミットを助手にして、毎日パンを焼いては配達に出かけていた。
しかし、最近、仲間のパン屋が次々と殺されて行く。商売仇きが減ってかえってありがたいと思うようにしたウォレスに、かつてパン会社のCMガールを務めていた元美女が近付く。
グルミットは、最初からその女性がおかしいと気付くが、、、。
[チーズホリデー]家にチーズが無いことを知ったウォレスは、グルミットとともにロケットを作ってチーズの星、月に出かける。
しかしそこにあるチーズの味はイマイチ。
[ペンギンに気をつけろ]お金が無くなり、2階の部屋を貸すことにしたウォレスの元にペンギンが借主としてやってくる。
ウォレスが開発した下半身が動く機械を改造したペンギンは、実はお尋ね者でウォレスを使って強盗をたくらむ。
[危機一髪!]
最近、羊が不足して毛糸不足なため、羊泥棒が多発している。
ある日、不審な車がウォレスの家に止まっている際、中から一匹の子羊が逃げ出した。
翌日、毛糸やから窓の清掃を頼まれたウォレスとグルミット。ウォレスは店主の女性に一目ぼれしてしまうが、店主には言えない秘密があった。
(公開間もないためストーリーはここまで)

〈感想〉
最初、同時上映作品は、本編よりかなり短いのかと思ったが、「チーズホリデー」が普通に長いのに、びっくり。
つまり本編が全部で4編もあるのかと思ったら、クラクラしたが「チーズホリデー」以外は面白くて楽しめた。
もっと大人向けのアニメかと思っていたが、実は親子連れが多く、子供がすごい楽しんでいた。
子供同様大人も楽しくて、万人にお勧めの作品。
でもあえていうなら、毛色が違う「チーズホリデー」は同時上映しないで欲しかった。
そしたらもう一回観に行きたいな。

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ある公爵夫人の生涯

Duchess
点数: 75点
原題: The Duchess(公爵夫人)
公式サイト: http://www.koushakufujin-movie.jp/
映画館: 銀座テアトルシネマ
監督: ソウル・ディブ
出演: キーラ・ナイトレイ、レイフ・ファインズ、シャーロット・ランプリング、ヘイレイ・アトウェル、ドミニク・クーパー
製作国: イギリス、イタリア、フランス(2008年)

〈ストーリー〉
スペンサー家の活発で教養もあるジョージアナ(キーラ・ナイトレー)は、デボンシャー公爵(レイフ・ファインズ)に似染められ17歳で結婚した。
愛のある結婚生活を夢みて結婚したジョージアナだったが、夫の目的は跡取り息子を作ることだけだった。
ファッションセンスもあり、華やかで社交的なジョージアナは、世間の注目の的だったが、男の子を産まないジョージアナに対して夫は、浮気を繰り返し、揚げ区の果てに結婚前の愛人の子供まで育てるハメになる。
6年後2人の実の娘と、愛人の子供3人の母親となったジョージアナは、パーティでエリザベス・フォスター侯爵夫人(ヘイレイ・アトウェル)と知り合う。DVを受けた挙句、子供からも引き離され行き場の無い彼女とたちまち仲好くなったジョージアナはエリザベスを自分の家に住まわせる。
しかし、ある日エリザベスは夫の愛人となってしまう。
やるせない気持ちで、政治家で幼馴染のチャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)と恋に落ちるジョージアナ。
しかし、それを知った夫は、自分の跡取り欲しさにジョージアナをレイプする。
結果めでたく跡取りとなる男の子を産んだジョージアナは、エリザベスに夫をまかせ、自分はバースにいるチャールズの元に走る。
2人の仲がロンドン中の噂となったとき、デボンシャー公爵は、家に戻らなければ2度と子供たちに会わせないし、チャールズも政界にいられなくすると言われる。
子供と離れられないジョージアナはしょうがなく家に戻り、一生デボンシャー家という刑務所で過ごす決心をする。

〈感想〉
まだ女性に参政権が無いような時代。女性には、何の権利もなかったのだろう。
愛に生きたくても、バックアップが無いと何も出来ずに男に頼るしかない不幸な2人の女性(ジョージアナとエリザベス)が憐れだ。
ジョージアナの唯一の救いは、エリザベスという親友に恵まれたことか。
それとも母親として子供たちといると幸せだったことか。
同じ家の出ということで、ダイアナ妃と比べられるが、そうだとしたら彼女のような生活は、貴族の出ならやむを得ないということか。
キーラ・ナイトレイの美しさが際立つ映画。何故に彼女は古風な衣装がこうも似合うんだろう。

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スラムドッグ&ミリオネア

Slumdog_millionaire
点数: 73点
原題: Slumdog millionaire(スラム育ちの百万長者)
公式サイト: http://slumdog.gyao.jp/
試写会場: 新宿厚生年金会館大ホール(by USEN株主総会)
監督: ダニー・ボイル
出演: デヴ・パテル、フリーダ・ピント、マドゥール・ミッタル、イルファン・カーン、アニル・カプール
製作国: イギリス(2008年)

〈ストーリー〉
ムンバイのスラム街で育ったサリームとジャマールの兄弟は、ある日イスラム教徒刈りで母親を亡くし、否応なしに故郷を離れる。
故郷を離れるときに、たまたま一緒に逃げてきた少女ラティカにジャマールは一目ぼれするが、サリームはラティカに冷たい。
都会で、偽ガイドや、靴泥棒をしながから、なんとか生き延びた2人は、ラティカを探しに再びムンバイに戻る。
そこで、かつてひどい目にあわされた裏社会のボス、ママンを殺したサリームは、ムンバイのクロ社会に足を染め、ジャマール(イルファン・カーン)はラティカを追い続ける。
ラティカに会うために、ジャマールが取った行動は、大人気番組『クイズ・ミリオネア』に出演することだった。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
インドの貧乏な少年が、お金目当てでクイズ番組に出演する映画だと、勝手に思っていたら、実は、彼が求めていたのは、お金じゃなくて愛だったのにびっくりcoldsweats02
どんなに貧しくても、愛があれば生き延びれるという古今東西不滅のテーマを、人気クイズ番組にかけ合わせて、フラッシュバック形式で表現した監督は、映画作りがうまいと思う。
アカデミー賞を取る前に観たらもっと楽しめたかもしれないけど、下手に冠がついちゃったから、よっぽどすごい映画なのかとうがって見てしまうのがいけない。
もっと素直な気もちで観れたらよかったのに。
さらにインド映画独特の意味の無いダンスが最後に登場するが、あれをもっとふんだんに入れて欲しかった。そしたらもっとリアルにインドっぽさを感じれたのになあ。

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バンク・ジョブ

Bankjob
点数: 78点
原題: The Bank Job (銀行の仕事)
公式サイト: http://www.bankjob.jp/
映画館: 新宿武蔵野館(2)
監督: ロジャー・ドナルドソン
出演: ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、リチャード・リンターン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ダニエル・メイズ、ピーター・ボウルズ
製作国: イギリス(2008)

〈ストーリー〉
中古車屋を営むハリー(ジェイソン・ステイサム)は、かつてはヤバイ仕事もしていたが今は気質になっていたが、借金だらけでうだつの上がらない生活をしていた。
そんな中、かつての恋人マルティーヌ(サフロン・バロウズ)に銀行強盗の話をもちかけられる。
愛する妻と子供たちのために一攫千金を狙うことを決意する。昔からの仲間ケヴィン(スティーヴン・キャンベル・ムーア)、元ポルノ俳優のデイヴ(ダニエル・メイズ)、詐欺師のガイ(ジェームス・フォークナー)、穴掘りの専門家バンパス(アルキ・デヴィッド)、口が上手なエディ(マイケル・ジブソン)にマルティーヌも含めた7人で銀行強盗を計画する。
目標はベイカー通りにあるLloys Bank。セキュリティシステムの入れ替えのため警報が働かない週末を狙って地下にある貸金庫を狙う。
しかし、この計画にはイギリス政府のMI-5がからんでいた。MI-5の狙いは、マーガレット王女がカリブで盗撮された乱交写真。この写真をネタにマイケルX(ピーター・デ・ジャージー)というインチキ黒人活動家からゆすられていて、彼の息の根を止めるために写真を奪いたかったのだ。
(公開されていない地域もあるので、ストーリーはここまで)

<感想>
シネマライズで大ヒットして非常に面白いというので、がんばって新宿まで観に行って来た。
平日昼間だってーのに7割くらいの座席が埋まっていて、これは映画が評判のせいか新宿という立地条件か。
映画の結末はこれまで何度も同じような手口が使われてきたせいか特に驚きはなかったが、これまで観た映画がこの実際にあった事件を元にしているからなのか?
私的に非常に楽しめたのはT-REXを始めとしたおしゃれな70代の音楽に、ジェイソンがぴったりはまること。
今までイギリスが舞台の映画にジェイソンが出ているのを観たことがなくて、ジェイソン以外の人も(ほぼ)すべてイギリス英語を話してて、彼がとっても自然に見えて格好良さ倍増!
やっぱり彼はイギリスで右ハンドルの車に乗って演じて欲しいなあ。
相手役の彼女も美しかったし。
アクションスターで売ってるけど、アクションが無いジェイソンの映画ももっと観たいな。

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ワンダーラスト

Wonderlust
点数:65点
原題: Filth and Wisdom (悪徳と良識)
公式サイト: http://wonder-lust.jp/
試写会場: ヤクルトホール(by キネマ旬報様、いつもありがとうございます)
監督: マドンナ
出演: ユージン・ハッツ、ホリー・ウェストン、ヴィッキー・マクルーア
製作国: イギリス(2008)

〈ストーリー〉
ロンドンで共同生活をしている3人の男女にはそれぞれ夢があった。
ウクライナ出身のAK(ユージン・ハッツ)はプロのミュージシャン、ホリー(ホリー・ウェストン)はバレリーナ、ジュリエット(ヴィッキー・マクルーア)はアフリカに行って不幸な子供たちを救いだすこと。
しかし現実はお金を稼ぐために、AKはSMプレイ、ホリーはストリッパー、ジュリーは薬局に勤務しながら店の薬を将来に備えて持ち出ししていた。
彼らの建物の一階には、元作家で詩人のフリン教授(リチャード・E・グラント)が住んでいて、彼の世話をするAKのことを何故かアンドレイと呼んでいた。
彼らだけでなく世界中の誰もがそれぞれの夢や望みがある。果たしてそれらはいつかかなうのか。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
音楽だけでは表現しきれないマドンナの想像力を垣間見れる映画。
彼女ってすごい理想主義者なんだと感じた。
だって主演の女の子2人は、よくこんなにパーフェクトに綺麗な女優さん達を見つけて来たと感心するくらい美しい。多分スッピンでもイケるくらい綺麗でスタイルもいい人なんていくら女優とはいえそうそういない。
途中のゴミためのような生活は彼女自身の生活と比べると大してひどくないと思う。多分ゴミためのような生活すらも美しく描きたいんだろうな。
一番びっくりしたのはネタバレになるから言えないけどエンディング。
ある意味映画の王道だけど、こんなんでいいのー?ってカンジ。
彼女の夢がここにあるんだな。

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ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日

Angusthongs2
点数:85点
原題:Angus, Thongs and Perfect Snogging(アンガスとTバックと完璧なディープ・キス)
公式サイト: http://www.g-nikki.jp
試写会場:有楽町よみうりホール(by AOL様 いつもありがとうございます)
監督:グリンダ・チャーダ
出演:ジョージア・グルーム、アラン・デイヴィス、カレン・テイラー、アーロン・ジョンソン、スティーヴ・ジョーンズ、エレナー・トムリンソン
製作国:イギリス(2008)

〈ストーリー〉
毎日退屈な日々を送るジョージア(ジョージア・グルーム)は、子供の目の前で毎日ディープキッスをする両親(アラン・デイヴィス、カレン・テイラー)と、猫のアンガスにコスプレする頭がおかしい妹とイギリスのイーストボーンに暮らしていた。
退屈でしょうがない学校にある日ロンドンからイケメンの双子男子・ロビー(アーロン・ジョンソン)とトム(ショーン・バーク)が転校してくる。
トムに一目ボレした親友のジャス(エリノア・トムリンソン)とロビーに一目ボレしたジョージアは、猫のアンガスを使って猛アタックをした結果、ジャスはめでたくトムとアツアツの仲に。
一方のジョージアは、なかなか恋が実らずイライラするところにパパがニュージーランドに転勤してしまい、今までの生活が一変しようとしていた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想〉
アメリカのティーンエイジャー者の映画やドラマはよく観るけど、イギリスのティーンエイジャー物ってあんまり見ない。
アメリカのティーンの場合、あまりにも日本とかけ離れていて現実ばなれして見えちゃうけど、イギリスだと家の広さとか、家から学校までの距離とか結構身近で、その分身近に感じてしまう。
中学とか高校の頃ってあたりまえの平和な世界がものすごく退屈でつまらないものに見えたよねー。
ただのティーンエイジャーものの映画かと思ったら、実は原題が猫の名前であるように猫好きにもたまらない映画。
主人公とも言えるアンガスのコスプレが満載で、一体どうやったらあんなに大人しく服を着させられているのか疑問なくらい。
10代の頃かかえていた悩みとか、家族に対する思いとか、万国共通なんだなあ。
昨日観た日本の高校生を主人公にした映画と比べると、自分が10代に戻れるとしたら圧倒的にこっちの世界を選ぶ!
久々の青春コメディで万人にお勧め!!!

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ブロークン

Broken
点数:70点
原題:THE BROKEN(破壊)
公式サイト: http://www.broken-movie.jp
試写会場:一ツ橋ホール(via Dさんのお友達、ありがとうございます)
監督:ショーン・エリス
出演:レナ・ヘディ、リチャード・ジェンキンス、ミシェル・ダンカン、アシエル・ニューマン、マルウ゛ィル・プポー
製作:イギリス・フランス(2008年)

<ストーリー>
レントゲン技師のジーナ(レナ・ヘディ)が兄弟達と父の誕生日を祝っている最中に急に鏡が割れた。
翌日町で自分とそっくりの女が赤いチェロキーを運転しているのに遭遇し、後を追い掛けると自分の知らない、自分と全く同じ生活がそこにあった。
気が動転したまま運転中に正面衝突事故を起こしてしまい、事故当時の記憶を失ってしまう。
退院後、恋人のステファンが別人のようになったことを感じ、それ以外もあれこれ奇妙なことを感じる。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
話のオチは全く読めなかった。さもありなんの話なのに全く気付かず、脚本の上手さを感じる。
一緒に行った人達も結局誰が本物なのかわからなくなっていたくらい。
内容はわかったが何故シンメトリな世界が突然壊れるのかは、謎のまま。
世の中の人全員がシンメトリな世界を持っているのか、一部の人だけのか?
何故一人だけ生き残らなきゃいけないのか?
シンメトリなまま存在したっていいじゃない。

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ブーリン家の姉妹

Boleyngirl
72点
原題: The Other Boleyn Girl(もう1人のブーリン家の娘)
公式サイト: http://www.boleyn.jp/
試写会場: 一ツ橋ホール(by ???)
監督: ジャスティン・チャドウィック
主演: ナタリー・ポートマン、スカーレット・ジョハンソン、エリック・バナ、クリスティン・スコット・トーマス、アナ・トレント、マーク・ライランス
製作国: イギリス、アメリカ(2008年)

<ストーリー>
新参の貴族ブーリン家に生まれた美しい姉妹アン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ジョハンソン)は性格が正反対なのにもかかわらず仲良し姉妹だった。
国王ヘンリー(エリック・バナ)と王妃キャサリンの間に男の子が生まれず、王妃が年齢的にもう子供を授かるのが難しいことから、ブーリン家の母クリスティンの実家で名家のハロルド家の当主が自分の家の地位を上げようとアンをヘンリー国王の愛人に仕立て上げようとする。
しかしブーリン家に狩りにやって来た国王の目に泊まったのは、すでに結婚した妹のメアリーだった。
メアリーが宮廷に上がるのに伴ってブーリン家全員も宮廷に行くことになって当初は気乗りがしなかったメアリーだったが、国王の人柄に魅かれて愛し合い男の子をもうけるが、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)。

<感想>
ナタリーポートマンとスカーレットジョハンソンが姉妹だなんて、ただでさえ濃そうなのに弟役でジム・スタージェス君まで出ててどんだけゴージャスな兄弟なんだいとびっくり。
姉のアンだけが悪者みたいに描かれてるけど弟のジョージは全ての悪事に荷担してるわけだから彼も相当な悪人と見た。
善人は出がいいママだけか。
1番ひどいのは女ったらしのヘンリーだけど。

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今日も僕は殺される

Thedeathsofianstone
70点
原題: The Deaths of Ian Stone(イアン・ストーンの死々)
公式サイト: http://www.enterjam.com/kyouboku/
試写会場: showgate試写室 (by ???、cinematopicsさんかなあ?)
監督: ダリオ・ピアナ
主演: マイク・ヴォーゲル 、 クリスティーナ・コール 、 ジェイミー・マーレイ 、 マイケル・フィースト 、 マイケル・ディクソン
製作国: イギリス、アメリカ(2007年)

<ストーリー>
アイス・ホッケーの試合中、残り2秒前で時計が止まった。時間がわからずにゴールを決めれなかったイアン・ストーン(マイク・ヴォーゲル)は、チームのみんなから冷たい目で見られるが、恋人のジェシー(クリスティーナ・コール)だけはいつもどおりやさしかった。彼女を自宅まで送った帰り道路で横たわる人を助けようとして逆に殺されてしまうイアン。
しかし目覚めるとイアンは会社のオフィスで仕事しており、愛しのジェシーは同僚として彼に山のような仕事を持って来るのだった。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
サスペンス映画と言うし、めったに観れないタイプの映画だからと観に行った。
なのに実際は私にとってホラー映画!!!ホラー苦手なのよねー。
ハーヴェスター(harvester、ヴァンパイヤみたいな物)という特殊な生物がこの世にいることは理解できたが、何故にイアンがあのような行動に出たかまでは明かされいなくて、そこんとこが映画の質を落としているような。
でも結構日本なら観客が飛びつきそうな映画なのに、何故にこんなに公開劇場が少ないのか?
TOHOシネマズあたりで2週間限定上映しても良さそうなのに、、、。

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ペネロピ

Penelope
80点
原題: PENELOPE (ペネロピ)
公式サイト: http://www.penelope-movie.com/
映画館: 目黒シネマ
監督: マーク・バランスキー
主演: クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ、リース・ウィザースプーン
製作国: イギリス(2007年)

<ストーリー>(ネタバレあり、注意)
5代前の当主のせいで呪いがかかって生まれてきたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)は、豚の鼻であるがために生まれてすぐに死んだことにされ、大事に家の中で育てられてきた。
年頃になったペネロピの結婚相手を探そうとするペネロピの母は、名家の男の子が真剣にペネロピを愛してくれたらペネロピの呪がとけると信じていた。
かつてペネロピの母に片目を失明させられたパパラッチ記者は、ペネロピの姿を写真に収めようと落ちぶれた名家のマックス(ジェームズ・マカヴォイ)を雇う。
集団お見合いの席で、ペネロピの姿を見ても逃げ出さなかったマックスに恋心を抱きマックスに結婚してくれるように頼むが、マックスはできないと言う。
マックスに刺激され、家を飛び出したペネロピは初めて見る外の世界にわくわくするが、母親のクレジットカードを使ったことから家族に居所がバレてしまう。
豚の鼻を持った女の写真に5000ドルという広告を見たペネロピはお金欲しさに自分の写真を新聞記者に売り、その写真が新聞に載ったペネロピは一躍街の有名人になる。
かつて自分を見て化け物だと言った名家の男性と結婚しそうになるが、今のままの自分を愛するペネロピは結婚をドタキャンする。その瞬間呪いが解けたペネロピ。
その後元の鼻を懐かしがりつつ教職という自分らしさを出せる職につく。
ハロウィーンでペネロピのお面をかぶった人があふれる中、ペネロピは勇気を出してマックスに会いに行く。
(ストーリーはここまで)

<感想>
試写会に当たったのに、何かと重なって行かなくて、それが悔しくてロードショー劇場に行かなかった。
今日観に行って、やっぱり映画館に観に行くべき映画だったと痛感。目黒シネマさんに感謝。
ペネロピの友達役でリース・ウェザースプーンが出て来てびっくり。
クレジット見て知ったんだけど、彼女がプロデュースした作品だったのね。
女優としても可愛らしさが引き立つリースだけど、プロデュースする映画もめちゃくちゃ可愛くて、彼女が作ったことも納得。
顔が醜くても心が美しければっていうのが日本の考え方だけど、この映画の場合あるがままの自分を愛しなさいという強いメッセージが込められている。
ペネロピの豚鼻に慣れていたから、鼻が人間になっちゃったら逆に変に見えちゃうくらい豚鼻のペネロピは可愛かったです。

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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!

Hotfuzz
69点
公式サイト: http://hotfuzz.gyao.jp/
映画館: 川崎チネチッタ
劇場: チネ10
監督: エドガー・ライト
主演: サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ビル・ベイリー、ジム・ブロードベント
製作国: イギリス(2007年)

<ストーリー>
ロンドンのエリート巡査ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)は、あまりにも仕事が優秀なため署内で煙たがられ、田舎町のスタンフォードに転勤させられることになった。
移動早々、法にのっとって未成年者飲酒や立ション、飲酒運転などの人間を一夜で検挙するが、翌日には刑務所からみんないなくなっていた。
中でも飲酒運転でブタ箱に入れたはずのダニー(ニック・フロスト)は実は警官で、その父親はスタンフォード刑務所の署長の息子だった。
20年連続で安全で美しい町として表彰されているスタンフォードは何もない平和な街のはずだったが、ある日殺人と思われる事故が発生しニコラスは町の安全に疑問を抱き始める。
(公開間もないためストーリーはここまで)

<感想>
署名活動をして公開にいたった絶大なる面白い映画、という触れ込みだったが私にはごく普通のイギリスの皮肉っぽい映画としか映らなかった。
色んな映画のオマージュが込められているとのことだったが、映画の細部を覚えていない私のような人間には理解不能。一緒に行ったダンナに至っては開始後30分でつまらないと怒りだす始末。
テーマとか背景が妙に日本の古い風習が思い出されてそれがマイナスポイントかも。
平日の昼間のわりには結構お客さん入ってたし、驚いたことに年配のお客さんが多かったです。

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イースタン・プロミス

Easternpromise
74点
原題: Eastern Promise (東側の契約=人身売買)
公式サイト: http://www.easternpromise.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: 5
監督: デヴィッド・クローネンバーグ
主演: ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、アーミン・ミューラー=スタール
製作国: イギリス、カナダ、アメリカ(2007年)

<ストーリー>
ロンドンで助産婦として働くアンナ(ナオミ・ワッツ)の元に、ある日大量に出血した若いロシア人妊婦が運ばれる。赤ちゃんはなんとか生まれたが母親は死んでしまう。母親が残した日記を家に持ち帰り一緒に住むロシア人の叔父に翻訳を頼むが断られ、日記に挟まっていたレストランの名刺から母親の身元がわかるかと思いレストランに向かったアンナだが、経営者はそのロシア人女性は知らないと言う。
店の前にいた経営者の息子・キリル(ヴァンサン・カッセル)と運転手・ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)はロシア語で何か話しているが、アンナにはわからない。実はこのレストランは町で有名なロシア人マフィア<法の泥棒>のアジトだったのだ。
最近運転手として雇われたニコライは、娼婦と寝させられたりボスに腕を試されたりしながら<法の泥棒>の一味になるが、、、。
(まだ公開されていない地域が多いため、ストーリーはここまで)

<感想>(ちょっとネタバレあり)
レディースデーのせいか109シネマズの120人余定員の劇場は8、9割埋まっていて大盛況。
全然ストーリーを知らないままR-18指定の映画という知識のみで映画を観た。
始まってすぐにR-18指定は、エロチックというよりも残酷さがゆえとわかり、残酷な映像が苦手な私はこれが延々続いたらどうしようと不安になったが、実際残酷なのは冒頭あたりだけでホッ。
アジアの貧しい地域の女性が、先進諸国でセックスの奴隷として働かされているのはよく知っているが、ロシア人もヨーロッパで同じ目に逢っているなんて知らなかった。
途中から『インファナル・アフェア』っぽくなって、どうなるのかと思ったら結末はインファと全然違っていてびっくり。
っていうか「ここで終わり~thunder」っていうのが正直な感想。
一体主人公達はどうなったの?
私的に勝手に想像するにニコライがボ○になって、アンナはその○婦として幸せに過ごしていて、、、、っていうのがハッピーエンドなんだけど。

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コントロール

Control
65点
原題: Control (コントロール)
公式サイト: http://control-movie.jp/indexp.html
映画館: 川崎チネチッタ
劇場: チネ7
監督: アントン・コービン
主演: サム・ライリー、サマンサ・モートン、アレクサンドラ・マリア・ラーラ、ジョー・アンダーソン[俳優]、ジェームズ・アンソニー・ピアソン
製作国:イギリス、アメリカ、オーストラリア、日本(2007年)

<ストーリー>
マンチェスター郊外の小さな町でバンドをやっていたイアン(サム・ライリー)は、友達の彼女だったデビー(サマンサ・モートン)と恋仲になり若くして結婚する。
バンドをビッグにするために名前をナチスの娼館だったジョイ・ディヴィジョンと変えて、腕利きと称するマネージャと契約してテレビ局とレコード会社に売り込む。
瞬く間にイアンの才能が花開き人気物となるが、イアンはてんかんの発作を起こすようになり、かつ愛人アニーク(アレクサンドラ・マリア・ラーラ)とデビーとの間で悩みだんだん心の制御を無くて行く。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
ニコール・キッドマンがサム・ライリーの演技を絶賛していたのと、チッタで上映されるというのが理由で観に行った。
予想していたようなダルい感じの映画。
全編モノクロと感じさせられないような、モノクロなのに色がついているような感じの映画だった。
主人公は一切感情を表面に表さないような演技をしていて、それが事実に基づいたものなのか、彼の演技なのかよくわからないが、映画もその表情と同様まったく感情が伝わって来ないようなストーリー。
1970年代の混沌としたイギリス社会を淡々と表すような映画だった。

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やわらかい手

Yawarakaite
70点
原題: Irina Palm (イリーナ・パーム[主人公の芸名])
公式サイト: http://www.irina-palm.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場:スクリーン10
監督: サム・ガルバルスキ
主演: マリアンヌ・フェイスフル、ミキ・マノイロヴィッチ、ケヴィン・ビショップ、シヴォーン・ヒューレット、ジェニー・アガター
製作国:イギリス、フランス、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルク(2006年)

<ストーリー>
ロンドン郊外の村に住むマギーはごく平凡な主婦。7年前に愛する夫を亡くし、現在は息子夫婦の近くに1人暮らしをしていた。
息子夫婦の子供は難病で、イギリス国内では治る見込みが無いため、オーストラリアのメルボルンでの治療を医師から勧められる。しかし、すでに治療費のために家を売ってしまい、担保が何も無いため銀行からの融資はすべて断られる。
悩んだマギーは、ロンドンの町で「高給!ホステス求む」の張り紙を見て、ホステスに応募する。しかしホステスというのは表向きの職名で、実際は風俗嬢だった。
店のオーナーがマギーの手を見て、すべすべしていることを買って、日本から輸入したという手で男の人を行かせる仕事を与える。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
『スイーニー・トッド』を観ようと思って窓口に並んだら、この映画を見つけて観ることにした。
タイトルは知っていたけど、内容をまったく知らなかったので、風俗のシーンが始まったときはその手の映画かと思いびっくりしてしまった。
でも、実際はラブ・ストーリーなんだな、これが。
『once ダブリンの街角で』みたいな画像が悪いドキュメンタリータッチの映画だけど、こっちのほうが人間っぽくて面白い。お母さんがここまでして孫に尽くしているのに、息子夫婦は何もしないのがムカつく。おまえらも何とかしろー!!って思っちゃったけど、日本と同じで子供はいつまでも親に甘えているのかなあ。

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アース

Earth
73点
原題: earth(地球)
公式サイト: http://earth.gyao.jp/
試写会場: 中野サンプラザ(by USEN株主総会)
監督: アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
声の出演: 渡邊謙
製作国: イギリス(2007年)

<ストーリー>
北極から南極まで動物たちの移動を追ったドキュメンタリー映画。
温暖化のせいで氷が厚い時期が少なく、エサのアザラシをとりにくくなった北極グマ。
水を求めて何キロも乾燥した草原を歩くゾウの群れ。
子育てに南国の海に来て南極に戻っていくザトウクジラなど。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
氷が薄くなって陸地につけずにおぼれ死んだ北極グマのニュースを以前聞いた。
この映画を撮っているカメラマンたちが撮ったスクープなのかと思った。
ともかく根気強くひとつの風景を撮っている。
ただ残念なのは、もっとも残酷な場面は一切出てこないこと。
残酷な場面は見たくないけど、もっと現実を知ったほうが地球を救おうという意識が高まるような。

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エンジェル

Angel
75点
原題: Angel(天使)
公式サイト: http://www.angel-movie.jp/
試写会場: 一ツ橋ホール(by キネマ旬報)
監督: フランソワ・オゾン
主演: ロモーラ・ガライ、シャーロット・ランプリング、ルーシー・ラッセル、サム・ニール、ミヒャエル・ファスベンダー
製作国: イギリス=フランス=ベルギー(2006年)

<ストーリー>
20世紀初頭のイギリスの小さな田舎町で、雑貨店を営む母と2人暮らしのエンジェル( ロモーラ・ガライ)は、自分は貴族の出身で大きな家に住むのが夢の女子学生。空想の世界を小説としてノートに書きとめ、出版社に送ったところある日ひとつの出版社から返事があり、小説家としてデビューする。
大胆な文体と夢のようなお話はまたたく間にベストセラーとなり、エンジェルは成功を手にする。
彼女の小説の大ファンのノラ(ルーシー・ラッセル)は、彼女の秘書になるように志願する。さらにその弟で自称画家のエスメ(マイケル・ファスベンダー)に一目ぼれしたエンジェルは、猛烈なアタックで彼のハートも射止め、結婚する。
しかし、彼女の幸せは長く続かなかった。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
高慢ちきでうぬぼれやのエンジェルと、美人で新人女優のロモーラ・ガライがダブって、適役。
エンジェルが金にものを言わせて購入した豪邸に元住んでいたのが、○○○だなんてものすごいよくできたストーリー。
エンジェルと元住人の光と影、夢と現実を見事にあらわしていて、このストーリーには感心してしまった。
男は夢見る女より、厳しい現実に生きていく女性のほうが好きなのだろうか。

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タロットカード殺人事件

Scoop
85点
原題: Scoop (スクープ)
公式サイト: http://www.wisepolicy.com/scoop/
映画館: シャンテシネ
監督: ウディ・アレン
主演: スカーレット・ジョハンソン 、 ヒュー・ジャックマン 、 ウディ・アレン 、 イアン・マクシェーン
製作国:イギリス=アメリカ(2006年)

<ストーリー>
校内の新聞でビッグニュースを発表すると意気込んでイギリスはロンドンにやってきた女子大生サンドラ(スカーレット・ジョハンソン )は、滞在先のイギリス人上流家庭の友人が行くマジックショーでボランティアで参加したマジック・ボックスの中で、死んだはずの記者ジョー・ストンベルが、イギリス上流階級界最大のスクープをやると言ってサンドラにお告げを送る。
お告げによると、イギリスの貴族上流階級のピーター・ライマン(ヒュー・ジャックマン)がタロットカード殺人事件の犯人らしい。
ジョーの言葉をいったん信じたサンドラは、イギリスでマジックショーを開催中だったウォーターマン(ウッディ・アレン)を父親役にしてピーターの身辺を探るが、その前にサンドラがピーターに恋してしまって、、、、。

<感想>
スカーレットの演技につきる映画。
ラストを想像できない、物語の構成もあるかもしれないけど、この映画のラストは万人において最高だった。
(続きは明日)

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ミス・ポター

Misspotter
72点
原題: Miss Potter(ポッター嬢)
公式サイト: http://www.excite.co.jp/cinema/miss-potter/
試写会場: 明治安田生命ホール(by ChouChou via mixi)
監督: クリス・ヌーナン
主演: レニー・ゼルウィガー 、 ユアン・マクレガー 、 エミリー・ワトソン 、 ビル・パターソン 、 バーバラ・フリン
製作国:イギリス=アメリカ(2007年)

<ストーリー>
20世紀初頭、まだ女性が職業を持つことなどありえない時代のイギリス。
上流階級の家に育ったビアトリクス(レニー・ゼルウィガー)は、小さい頃から動物の絵を書いて物語を想像するのが大好きで、男性に興味が無いため30歳を過ぎても独身のままだった。
ある日自分の書いた絵を出版社に売り込むと、本にしてくれるとのこと。
実は出版社の経営者が末っ子の弟が出版社で働きたいと言い出したため、彼の最初の編集担当をビアトリクスにして、失敗させてあきらめさせるつもりだった。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
94分という短さゆえにお話がテンポよくトントンと進んで行き、あまり一瞬一瞬を味わっていられなかった。
それでも夢のようなストーリーが、本当にあった話だなんて信じられない。
これが事実だということは、本当はそうじゃなかったらいいのに、と思われる事件が起こることからわかる。
もっとハッピーなままのストーリーだったらいいのに、やっぱり事実は曲げられないからしょうがないよね。

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トモロー・ワールド

Childrenofmen
65点
原題: Children of Men (人類の子供)
公式サイト: http://www.tomorrow-world.com/
映画館: 新橋文化劇場
監督: アルフォンソ・キュアロン
主演: クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウェテル・イジョフォー、チャーリー・ハナム、クレア=ホープ・アシティ
製作国: アメリカ、イギリス(2006年)

<ストーリー>(最後まで書かれているため、結末を知りたくない人は読まないでください)
近未来。世界中で子供が生まれなくなり、今日世界で一番若い18歳の若者がこの世を去った。
世界中で国が崩壊している中、なんとか国家として成り立っているイギリスには、世界中から移民が押し寄せ、難民はみんな収容所に強制的に収容させられていた。
公務員の役人セオ(クライヴ・オーウェン)は、かつての妻ジュリアン(ジュリアン・ムーア)が率いる反政府組織に突然拉致され、ある少女の通行許可証を作るように依頼される。
権力者の従兄弟に頼み、その少女にセオが同行することで許可証を作ってもらったセオは、その少女キー(クレア=ホープ・アシティ )を見て愕然とする。なんと少女は妊娠していたのだ。
一緒に同行する助産婦のミリアムや、ジュリアンとともにトゥモローという船にキーを届けようとするが、途中で難民の暴徒達に襲われジュリアンが死んでしまう。しかしそれは組織の長ジュリアンに反抗する内部争いだった。
もうこの組織を頼れないと感じたセオは、キーとミリアムを連れて組織の建物を脱出し、昔からの友人(マイケル・ケイン)の元に逃げる。
マリファナを作って収容所に卸している友人のつてで、難民収容所に逃げてそこから舟で逃げる手配がついた。
収容所で無事女の子を出産したキーだったが、ジュリアンの組織がセオ達を追いかけて来て収容所内に暴動を起こし、それを制圧するためにイギリス軍との間で戦闘が始まる。
戦いに逃げ惑う難民達も、イギリス軍の兵士達もキーの赤ん坊を見るとみんな母子をあがめた。
無事小舟に乗りトゥモロー号が来る場所に母子を連れて来ることができたセオは、先ほど受けた銃弾のためその場で息を引き取る。

<感想>
少子化が深刻な我が国では冗談ではすまされない問題。
何故子供が生まれなくなったのか詳しく説明していないが、多分地球環境の悪化により人間に生殖能力が無くなり、かつたとえ妊娠しても流産してしまうようになったらしい。
日本も無くなったらしいが、同じ島国だけど大陸からより遠い日本のほうがイギリスより生き残れそうな気がするけど。

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サンシャイン2057

Sunshinejpf
62点
原題: sunshine(太陽光)
公式サイトhttp://movies.foxjapan.com/sunshine2057/
映画館: チネチッタ川崎
劇場: チネ11
監督: ダニー・ボイル
主演: キリアン・マーフィ 、真田広之 、ミシェル・ヨー 、クリス・エヴァンス 、ローズ・バーン 、トロイ・ギャリティ
製作国: イギリス(2007年)

<ストーリー>
近未来、太陽のエネルギーが減少して人類滅亡の危機が迫っていた。太陽の核に爆発を起こさせ太陽を活性化させる使命を背負ったイカロス2号には、金田船長(真田広之)を含め8人の乗組員が乗っていた。
ある日7年前に同じ使命を背負って太陽に到達することなく、宇宙のモクズとなったはずのイカロス1号が発信する信号をイカロス2号がキャッチする。
イカロス1号の爆弾が無事なら、太陽核を爆破するチャンスが2倍に増えるため軌道を変更してまずイカロス1号に向おうとある乗組員が提案し、決断は物理学者のキャパ(キリアン・マーフィ)にゆだねられ、キャパは軌道変更を決定する。
しかし、軌道変更の際、宇宙船のすべての危険を計算しきれなかったトロイのせいで、イカロス2号は船体に損傷を負ってしまう。
金田船長とともに宇宙服を着て船外に修理に出かけたキャパだったが、そこから次々に悲劇がイカロス2号を襲う。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
日本での公開が意外に早かったのは、ひとえに船長役の真田広之のおかげ。
私も彼目当てに、公開3日目で見に行った。
それなのに、、、、
    それなのに、、、、、

死んじゃうの早くないですか~!!!

きっとこれがわかっていたら、この映画の観客は半分は減っちゃうんじゃないかと思っちゃいました。
そりゃあ、主人公はキリアン・マーフィですよ。でも、彼の知名度って日本じゃものすごい低いし、この映画の日本での興行のすべては知名度抜群の真田さんが、船長という重い役目を果たしたからじゃないですかー。
まあ、それはストーリー上しょうがないとして、話が難しすぎて宇宙船や宇宙に詳しくない私は、途中まで話しがチンプンカンプンだった。
ストーリーはよくわからないけど、宇宙船の音が臨場感抜群で楽しめるので、この映画を観るなら絶対なるべく音のいい大きな劇場で見ることをお勧め。
それにしてもキリアン・マーフィ、目の色きれい。あの目じゃ宇宙じゃなくて普通の地上でも太陽見れないだろうなあ。

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ツォツィ

Tsotsi
70点
原題: Tsotsi (ツォツィ)
公式サイトhttp://www.tsotsi-movie.com/
試写会場: シネカノン試写会
監督: ギャヴィン・フッド
主演: プレスリー・チュエニヤハエ 、 ZOLA 、 テリー・ペート
製作国: イギリス、南アフリカ (2005年)

<ストーリー>
ヨハネズブルグのスラム街に住むツォツィは、仲間3人とともに毎晩街に繰り出し人からお金を盗み生計を立てていた。
ある日電車で男性を襲った際に、あやまってその男性を殺してしまう。
仲間うちで一番インテリの「先生」と呼ばれるボストンからなじられたツォツィは、頭にきて酒場を飛び出し高級住宅街で帰宅した女性の足を打って車を盗む。
途中で後ろに赤ちゃんが乗っているのに気づき、車をぶつけて乗り捨てるが、赤ちゃんを置き去りにできずに家に連れて帰る。
それ以来、家族の愛情を受けずに育ったツォツィの心がだんだん変わって行く。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
南アフリカの事情なんて、まったく日本には入って来ないから物語の展開がまったく想像できなかった。
泥棒で生計を立てている人間の存在を受け入れる社会がある一方で、富裕層の家にメイドやガードマンがいないなんて、今までの常識を用いてこの映画を見ると理解できないことが多々あった。
地球の裏側は、日本やアジアとまったく違う常識が存在するのだろう。
ツォツィは、幼い頃、ひどい父親から逃れるために家を飛び出し、ドラム缶で生活してギャングになっていまう。南アフリカにはそういう子供たちを保護する環境が無いのだろうか?それに教育はどうなっているんだろう?
赤ちゃんを拾ったことで、人間らしい生活をする権利を誰もが持っていることに気づいていくツォツィ。
また、赤ちゃんの世話をしてくれる女性が、夫を亡くしスラム街に住んでいても、ちゃんと自分の稼いだお金で子供を育てているのを見て、自分の生き方にやましさを感じるツォツィ。
R-15指定だが、配給社側の希望と同じく心に病気を抱えるティーンエイジャーにもこの映画を観てほしい。

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ユアン少年と小さな英雄

Bobby
58点
原題:The Adventures of Greyfriars Bobby (グレイフライヤーのボビーの冒険)
公式サイトhttp://www.yuanshonen.com/
試写会場: TOKYO FMホール
監督: ジョン・ヘンダーソン
主演: オリヴァー・ゴールディング 、ジーナ・マッキー 、クリストファー・リー 、ジェームズ・コスモ 、グレッグ・ワイズ 、ショーン・パートウィー 、アーダル・オハンロン 、カースティ・ミッチェル
製作国: イギリス (2005年)

<ストーリー>
今から約130年前、スコットランドの首都エジンバラでは、旧市街地の住民は生活環境も労働環境も悪かった。
町の警察官ジョン・グレイが飼っているスコッチテリアのボビーは、ご主人様に従順で悪いやつをやっつける勇敢な犬だった。
ジョンは、新市街地と旧市街地の貧富の差をなんとか改善しようとしていたが、志半ばで他界してしまう。
ジョンが死んだ後、犬立ち入り禁止の墓地に忍び込みご主人様の墓を守るボビー。
当初は教会の管理人(ジェームズ・コスモ)や牧師(グレッグ・ワイズ)も困っていたが、ボビーは彼らに気に入られようと墓に蔓延するネズミを取る。
そんなボビーを一番かわいがっていたのは、ジョンからボビーの散歩係を依頼されたユアン(オリヴァー・ゴールディング)。
ユアンは、母子家庭で貧しさゆえに字を学ぶ環境になかったが、ジョンはユアンの利発さを見込んで字を教え貧困層から抜け出させようと考えていた。
しかしジョンの死後、ユアンの住む建物が老朽化から崩壊し、母親を亡くし、ユアンはやむなく悪名高き孤児院にいれられてしまう。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
先日シネスイッチ銀座で予告編を見て、面白そうなのでものすごい期待していた。
しかし、観ている最中どうも腑に落ちない感じがしてモヤモヤしてしまった。
今になってその理由がわかった。邦題がめちゃくちゃいけないのだ。
だってこのタイトルだと、絶対ユアン少年が主人公で、その主人公が飼っている犬がユアン少年との友情を築いていくストーリーだと誰でも思うでしょ?
ところが、実は英米では誰でも知っているこの犬ボビーが主人公で、多分ユアン少年は教会の牧師さんや管理人さん同様ただのボビーの引き立て役に過ぎない。
いかにボビーが人間に対してお利口さんでいい犬だったかってことを表現したい映画だったみたいです。
ボビーという犬に注目するといいけど、「フランダースの犬」みたいな話を期待するとイマイチの映画。
その他、この映画の登場人物がわざとスコットランド訛りを話しているのかどうか知らないが、ともかくほとんど英語がヒアリングできない。
特にユアン少年は、「はい」っていう字幕に対して必ず「アイ、シャー」っていう英語で答える。「シャー」は多分"sir"だとしても、「アイ」って何?

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グアンタナモ、僕達が見た真実

Guantanamo
点数: 65点
原題:The Road to Guantanamo (グアンタナモへの道)
公式サイト: http://www.guantanamo.jp/
映画館: シャンテシネ
監督: マイケル・ウィンターボトム 、マット・ホワイトクロス
主演: アルファーン・ウスマーン 、ファルハド・ハールーン 、リズワーン・アフマド 、ワカール・スィッディーキー 、シャーヒド・イクバル
製作国: イギリス (2006年)

ストーリー
母とともにイギリスのティンブリという町に住むパキスタン系イギリス人のアシフ(アルファーン・ウスマーン)は、結結婚するために父が住むパキスタンに向かった。
結婚式に招待された友人のローヘル(ファルハド・ハールーン)は、仲間のシャフィク(リズワーン・アフマド)、ムニール(ワカール・スィッディーキー)とともに軽い里帰りのつもりでパキスタンに足を下ろした。
パキスタンの隣国アフガニスタンは、アメリカによって強制的にタリバン政権から開放されたものの政情が不安定だった。
隣国だし、何か助けができればという軽い気持ちで、アフガニスタンに向かった4人は、アフガニスタンの首都カブールに到着した途端に、アメリカ軍の空爆が始まり、思いもよらずパキスタンに帰れなくなってしまう。
しかも、たまたま連れて行かれたタリバン軍の基地で、アメリカ軍の捕虜となってあらぬ容疑をかけられ、その後長い間収容所で拷問を受けることとなる。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
チラシや試写会の告知等で映画の存在そのものは知っていたが、まったく興味が無かった。
でもよしなしごとさんのページで「それでもボクはやっていない」と同様の「やってない映画シリーズ」だと知り、急に興味が沸いてレディースデーに観にいって来ました。
映画というよりも、この話が事実だとしたら、言いたいことは山ほどある。
まず、第一になんであんな危ない場所に、軽い興味本位みたいな気持ちで主人公達は向かったのか?
そのせいで4人の仲間のうち1人が行方不明になっちゃったわけだし、自分たちがアフガンから帰還できたのも奇跡と言える。多分日本みたいにパキスタン国内では情報が行き届いていないんだろうが、パキスタン人とは言えイギリスのような平和な国で育ったから、こんな軽はずみな行動を取ったんでしょうね。
自分はパキスタン人だといくら思っていても、結局イギリス人的な行動を取ってしまって、かつ肌の色がイギリス人じゃないからアメリカ人から執拗な拷問を受けてしまう、彼らが本当にいろんな意味で可愛そう。
次に、アメリカが(多分)今も行っているタリバン狩りの方法。
ザルで砂金を採るかのごとく、罪がある人も無い人もひとまとめに収容所に押し込めて自白させようなんて、はっきり言って時間と税金の無駄使い。
こんなくだらないことのために、アメリカ国民は税金を払わされ、かつ日本政府はアメリカに軍事費を援助し、つまり日本国民も税金を払わされているのかと思ったらたまったもんじゃない。
「インファナル・アフェア」みたいに潜入捜査官でもタリバンに送って、本当に怪しい人を捕らえたほうがいいんじゃないの?まあ、私でも考え付くんだからそのくらいやっているんでしょうけど。
最後に、タイトルにもなっている「グアンタナモ(Guantanamo)」。キューバ国内にあるアメリカ軍所有の収容所らしい(リンクの写真は最近のものらしく、映画に出てくるのは建物すらない土の上の収容所)。
エッ???キューバにアメリカ軍の収容所?ってすっごいびっくりしちゃいました。
だって、私がGuatemalaにいた2001年は、この映画と近い年代だけど、当時グアテマラ旅行中の日本人の話では、キューバの入国スタンプがパスポートに押されていると、アメリカ国内に入国させてもらえないっていう噂でしたよ。
つまり、一昔前の日本のパスポートで北朝鮮に行けないみたいに、アメリカとキューバは国交が無い国だって聞いていた。
それってウソだったの?
ともかく、今ではキューバもアメリカの軍事配下(日本や韓国、ドイツと同様)にあるらしい。
こんなんじゃ平和なんて永久に訪れないな。
映画の感想というよりも、事実に関する感想になっちゃいました。
関係無いけど、かつて日本にもパキスタン人の労働者がたくさんいらっしゃいましたよね。親切でいい人が多かったというのが私の印象です(昔、自転車で転んだとき、他の日本人は知らん顔だったのに「大丈夫?」って言ってくれたのはパキスタン人らしき方だった)。
だからこの映画の主人公もアフガニスタンの人々を助けたかったのかな。

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ルワンダの涙

Shootingdogs
点数: 90点
原題:Shooting Dogs(犬を撃つこと)
公式サイト: http://www.r-namida.jp/index.html
映画館: TOHOシネマズ六本木
劇場: スクリーン3
監督: マイケル・ケイトン=ジョーンズ
主演: ジョン・ハート 、ヒュー・ダンシー 、クレア=ホープ・アシティ 、ドミニク・ホルヴィッツ 、ニコラ・ウォーカー 、ルイス・マホニー
製作国: イギリス、ドイツ (2005年)

ストーリー(最後まで記載されているため、知りたくない人は読まないでください)
海外青年協力隊でルワンダに教師として派遣されて来たジョー(ヒュー・ダンシー)は、国連軍が駐留している教会の敷地内の学校で、イギリスとは違う時間の流れを楽しんでいた。
ルワンダで30年以上神父として活動しているクリストファー神父(ジョン・ハート)とジョーは、ある夜遠くで爆撃のような音がするのを聞く。
それ以外も町のあちこちで銃声が聞こえ、数十年前のクーデターのときと同様だと神父は当初思ったが、実は事態はもっと申告だった。
国連軍の指揮官のデロン大尉が神父のところにやってきて、門の外にたくさんの難民があふれているという。
神父はすべての難民を敷地内に入れる。
ジョーが、自分の生徒の一人であるマリーが無事かと、マリーの家まで行くとマリーの家も周りの家も空っぽだった。途中でBBCテレビの記者と出くわすと、彼らの目の前でフツ族がツチ族を斧で皆殺しにしたと言う。
あわてて学校に戻ったジョーは、そこにマリーとマリーの家族が非難して来ているのを知りいったんはホッとするが、2000人を超える難民に加え、ルワンダ国内にいた白人達まで非難してきて、食料や燃料の問題に直面する。
門の外には多くのフツ族の民兵が、ツチ族を殺そうと群がっていた。
国連軍の救済を待つ身に届くのは、よその国がルワンダにまったく興味を示していないという事実ばかり。
家具を燃やして燃料にしてきたが、その燃料も切れ、国連軍はとうとうこの場から撤退すると言う。
ジョーは学校を後にし、神父は白人の中でただ一人難民達とともにそこに残った。
国連軍が去った後、神父の目に飛び込んできたのは、学校で使っていたトラック。
乗せれる限りの子供達を荷台に乗せ、シートをかぶせ国連軍の車の後を追った神父だったが、途中で民兵の検問に止められる。
荷台に隠れていたマリーは様子が変だと気づき、民兵に気づかれないように子供達を荷台から逃がす。神父の様子を伺っていたマリーの目に映ったのは、神父が小さい頃から知っているフツ族の男によって銃で撃たれた神父が崩れ落ちる姿だった。
5年後、無事に生き残ったマリーはイギリスでジョーを探し出し、何故あの時ジョーが自分達を置いていったのかたずねる。「死ぬのが怖かったんだ」と告白するジョーに、「そう」とうなづくマリーだった。


<感想>
『ホテル・ルワンダ』を観てもあんまり感動しなかったが、この映画はかなり訴えるものを感じた。
違いは何か?
その理由は、映画の中でBBC記者が、「ボスニアでは死んでいる女性を見て、自分の母親がああなったらどうしようと悲しくなったけど、ルワンダでは同じ感情がわかない」と言ったのと似ていると思う。
つまり、『ホテル・ルワンダ』は、ルワンダ人が主人公でルワンダ人の目から見た虐殺が描かれているが、この映画は他国の人間が他国の常識で見たルワンダ人の虐殺を描いている。
つまり『ホテル・ルワンダ』でルワンダ人が、どうやって虐殺から逃れようかと考えることは、私が知っている常識とは違うので共感できなかったが、この映画は外国人の目から虐殺がいかに非人道的なことか、無力な自分が虐殺されようとしている人間をどうやったら助けられるか、という視点で描かれているので、私にはこちらのほうがかなりわかりやすかったのではないだろうか。
映画の登場人物に共感して泣く映画は多々あるが、この映画は世界から見捨てられた人たち、虐殺される人たちに対する同情の気持ちで本当に涙が出た。
こんなに可愛そうなことがあって、いいのだろうか?
今ルワンダは一体どうなっているんだろう?
あんな憎みあった仲でも、仲良く共存できて行けるのだろうか?

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麦の穂をゆらす風

Thewind
点数: 90点
原題: The Wind That Shakes The Barley(大麦を振るわせる風)
公式サイト: http://www.muginoho.jp/
映画館:チネチッタ川崎
劇場: スクリーン3
監督: ケン・ローチ
主演: キリアン・マーフィ 、ポードリック・ディレーニー 、リーアム・カニンガム 、オーラ・フィッツジェラルド 、メアリー・オリオーダン 、メアリー・マーフィ
製作国: アイルランド=イギリス=ドイツ=イタリア=スペイン (2006年)

ストーリー
1920年、イギリスが軍事支配しているアイルランドでは、毎日のようにイギリス軍の暴行が行われていた。
集会が禁止されているのに、ハーリング(ホッケーのようなアイルランドのスポーツ)を行ったとして、デミアン(キリアン・マーフィ)やその恋人シネード(オーラ・フィッツジェラルド)の弟のミホール(英語名マイケル)が、壁際に立たされてリンチを受けそうになっていた。
英語が話せないことで誤解を生んだミホールはその場でリンチで殺されてしまう。
翌日ロンドンに旅立つ予定だったデミアンは、駅でもイギリス軍の横行を目の当たりにし、兄のテディ(ポードリック・ディレーニー )たちとともに
アイルランド独立軍に参戦する。
独立軍の抵抗により、イギリスはとうとうアイルランド政府と講和条約を結ぶ。しかし条約の内容はアイルランド側が望む完全独立ではなく、北側は相変わらずイギリスが統治したままだという。
条約の内容に納得が行かないデミアンは、アイルランド政府の政治家となった兄のテディと対立する立場となってしまう。
(公開間もないので、ストーリーはここまで)

<感想>
冒頭10分くらいで、私はこの映画が絶対好きだ!って確信した。
最初はおだやかに楽しそうなゲームから始まって、いきなり主人公たちが戦いを強いられる。
いやがおうにも見るものを惹きつけるような出だしだ。
主人公の心理的な変化の描き方も最高。
最初は消極的だったアイルランドに対する愛国心が、いつの間にか影響を受けた兄の思想をも超えて、独自の建国精神を養っていくデミアン。
結局、銃や暴力で戦っても、それ以上のものは何も得られないということを語っている。
さすがカンヌ映画祭でパルムドールを受賞しただけあって、今年最後のお勧め映画!!

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上海の伯爵夫人

Whitecountess
点数: 68点
原題: The White Countess (白い伯爵夫人)
公式サイト: http://www.wisepolicy.com/thewhitecountess/
映画館:チネチッタ川崎
劇場: 10
監督: ジェームズ・アイヴォリー
主演: レイフ・ファインズ 、ナターシャ・リチャードソン 、ヴァネッサ・レッドグレーヴ 、真田広之 、リン・レッドグレーヴ 、アラン・コーデュナー 、マデリーン・ダリー 、マデリーン・ポッター 、イン・ダ 、リー・ペイス 、リョン・ワン 、ジョン・ウッド
製作国: イギリス/アメリカ/ドイツ/中国 (2005年)

ストーリー
祖国のロシアから上海に亡命して来た元伯爵婦人のソフィア(ナターシャ・リチャードソン)は、娘や亡父の家族との生活を支えるためにクラブのホステスをしていた。
一方元アメリカ外交官で名をはせたジャクソン(レイフ・ファインズ)は、ある事件のせいで盲目となり最近はふさわしくないバー通いが続き、彼の名声を利用して上海でビジネスを展開している企業からも見放されつつあった。
彼の夢は、自分の理想のバーを上海で開くこと。ある日バーで知り合った謎の日本人・マツダ(真田広之)と意気投合し仲良くなる。
彼の夢のバーに必要なのは、気品と悲劇の両方を併せ持つ女性。ある日ジャクソンはバーで自分の理想に完璧な女性であるソフィアを見つける。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
『ナイロビの蜂』の名演が光るレイフ・ファインズと我らが日本のスター真田広之さんが出ているとのことで、以前から内容をよく知らないままずっと期待していた。
結果、映画を見終わっても映画のテーマがよくわからないままだった。
背景的には、『SPIRIT』と同じ時代で『SPIRIT』が中国人から見た混沌とした中国社会を描いていて、この映画は中国に夢を求める外国人達が、中国という場所を借りて混沌とした社会を生き抜く姿を描いている。
所詮は西洋人の目から見た映画なので、勝手に他国に来て「夢のバー」もクソもないんじゃないかと思ってしまう。もちろん、同じ夢を描いているマツダにもそれは言える。
映画のクレジットを見るまで気づかなかったが、撮影がクリストファー・ドイルとのこと。
いつもの彼らしい、微妙な位置からのアングルで写すことで、主人公達の気持ちを表すという技法は感じられなかったから、終わりまで気づかなかった。
全体的には綺麗な映画ですが、that's itというのが私の意見です。
映画の内容とは関係無く、真田広之さんの演技、とっても良かったです。
っていうか彼はやっぱりスターですね。画面に登場した瞬間から目だってます(そうやって撮っているんだろうけど)。一番格好良かったのが、レイフ・ファインズと一緒に屋台のラーメンを立ったまますする場面。丼とハシを持つ姿の美しいこと。このハシの持ち方があまりにも美しくて、なんか鼻高々です。
なんで真田さん、『ラスト・サムライ』で日本語のセリフしかない一侍役だったのか、いまだに理解できない私です。

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トリスタンとイゾルデ

Tristanisolde
点数:70点
原題: Tristan + Isolde (トリスタン+イゾルデ)
公式サイトhttp://movies.foxjapan.com/tristanandisolde/
試写会場: イイノホール
監督: ケヴィン・レイノルズ
主演: ジェームズ・フランコ 、ソフィア・マイルズ 、ルーファス・シーウェル 、デヴィッド・オハラ 、マーク・ストロング
製作国: イギリス、ドイツ、チェコ (2005年)

<ストーリー>
長い間ローマ帝国の領土だったイングランドは今でも勢力が統一しておらず、昔から独立国だった隣国のアイルランドから征服される恐怖におびえていた。
イングランドの領主達で団結(unite)しようとして集まっているときに、アイルランド軍に攻められトリスタン(ジェームズ・フランコ )の両親も殺されてしまう。
トリスタンは危機一髪のところをコーンウォール領主のマーク(ルーファス・シーウェル)に救われ、マークに育てられ9年経った今では優秀な戦士となっていた。
再びアイルランド軍の攻撃を受けそうなところを、トリスタンの作戦で勝利したが、トリスタンは敵の大将から切りつけられた際に、剣についていた毒にやられ瀕死状態になる。
イングランドの風習にのっとり、小船に乗せられ海に流されたトリスタンは、アイルランドの砂浜に打ち上げられているところを薬草の知識があるアイルランド王国の娘イゾルデ(ソフィア・マイルズ)に助けられる。
トリスタンを看病する間にすっかり恋仲になった二人だったが、トリスタンはやむを得ずイングランドに戻る。
コーンウォール軍に敗れて、イングランドの統治に知恵を絞ったアイルランド国王は、イングランドの領主の中から最も力が強い男に、娘を嫁がせる約束をして、格闘技大会を開く。
コーンウォール領主のマークは大会の参加に乗り気では無かったが、自分が支える領主に花嫁を迎えることと、自分を助けてくれた娘を探しにアイルランドに行けて一石二鳥と考えたトリスタンは、必ず勝つと約束して王の代わりに大会に参加する。
大会で晴れて一等賞になったトリスタンを見て、イゾルデは喜びに胸ときめかせ "I'm yours"と叫ぶが、彼女の結婚する相手はトリスタンでは無く、彼が忠誠を誓う王だったのだ。
(まだ公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
Tristanという名前を聞いただけで、すでに主人公が悲劇的な人間であることを想像させられてしまう(スペイン語の triste = 悲しいだから)。
となると Isolde は Isolate (一人ぼっち)を意味しているのかなあ。
その昔は、日本でも自分が仕える人に忠誠を誓って、決して裏切ってはいけなかったので、トリスタンが愛と忠誠心の間で悩む気持ちは、日本人にもよーくわかります。私がトリスタンでも同じ行動をしたでしょう。
ただイゾルデの気持ちはわからないなー。私だったらなにかと理由つけて王様となるべく寝ないようにするけど、、、、。
話の内容は、さておき前編にわたる映像がすごくきれいです。
エンディングロールを見ていたら、製作にかかわった人達のアルファベットの上に見慣れない印がついていす。最初どこの国の人だかわかりませんでしたが、そのうちこの文字は確かチェコ語であることを思い出しました。
どうりできれいだと思ったらチェコで撮影されていたんですね。なんか中世チックできれいだわ。だってチェコってドラキュラの故郷だもんね。
ありきたりな恋愛悲劇ドラマでも、韓流と違って純粋に浸れる映画です。

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キンキーブーツ

Kinkyboots
65点
原題: Kinky Boots(変態ブーツ)
公式サイト: http://www.movies.co.jp/kinkyboots/flash/index.html
映画館:シャンテシネ
劇場: 3
監督: ジュリアン・ジャロルド
主演: ジョエル・エドガートン 、キウェテル・イジョフォー 、サラ=ジェーン・ポッツ 、ジェミマ・ルーパー 、リンダ・バセット
製作国: アメリカ/イギリス (2005年)

ストーリー
イギリスのノーサンプトンという田舎町で、3代に渡って靴工場を営む厳格な父プライス氏から厳しい教育を受けて育ったチャーリーは、一旦はガールフレンドと共にロンドンに移り住むが、父が急遽したため工場の経営者となった。
しかしチャーリー(ジョエル・エドガートン)が父親の机から発見したのは、どこからも注文が来ていないという事実。
しょうがなく従業員15人にクビを言い渡すが、最後の一人となったローレン(サラ=ジェーン・ポッツ)は「What can I do?(他にどうしようもない)だなんて言ってるだけじゃなくて、ニッチ市場向けに作る製品を変えたら?」と捨てゼリフを残して去っていく。
ロンドンの昔からの取引先を訪ねた際に、偶然に道端で襲われているところを救った女性は、実は男で女装してショーに出ているローラ(キウェテル・イジョフォー)だった。
ローラが女性用の小さな靴を無理やり履いている姿を見て、これこそがニッチ市場だと考え付いたチャーリーは、ローラのアドバイスを基に試作品を作る。
片田舎のコンサバな従業員から冷たい目で見られながらも、チャーリーは男性向けセクシーな女性靴を作ってミラノの見本市に出すことを決める。

<感想>
毎日大混雑で前評判が高い映画だったせいか、過剰に期待してしまっていたようだ。
悪くないけど、映画ファンなら誰もが見るべきというほどの映画でも無いと私は思った。
事実に基づいた話かもしれないし、こうゆう偏見に満ちた世界は日本にもあるから理解しやすいけど、なんだか主人公に魅力を感じない。
もっとハリウッド的にドタバタなド派手パフォーマンスを盛り込めば、大きな劇場でもウケる映画になったかもしれないけど、それじゃあこの映画のおしゃれさが消えちゃうからダメなのかな?

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マッチポイント

Matchpoint
65点
原題:Match Point(マッチポイント)
公式サイト: http://www.matchpoint-movie.com/pc/index.html
映画館: チネチッタ川崎
劇場: チネ4
監督: ウディ・アレン
主演: ジョナサン・リス・マイヤーズ 、スカーレット・ヨハンソン 、エミリー・モーティマー 、マシュー・グード 、ブライアン・コックス
製作国: イギリス/アメリカ/ルクセンブルク (2005年)

<ストーリー>
元テニスプレイヤーのクリス(ジョナサン・リス・マイヤーズ)は、ロンドンの名門テニスクラブのコーチの職を得た。
間もなく事業家の息子で金持ちのトム(マシュー・グート)から誘われオペラを観に行ったところで、トムの妹クロエ(エミリー・モーティマー)から好意を寄せられ、二人は瞬く間に恋人同士になる。
クロエの口利きで、彼女の父親が経営する会社でサラリーマンとしての職を得たクリスは、仕事の腕を買われ出世して行く。
そんな中、週末にクロエやトムの家族達と田舎の別荘のパーティに参加したクリスは、女優を目指してアメリカからロンドンに出てきたノラ(スカーレット・ヨハンソン)に一目ぼれする。
しかしノラはトムの婚約者だったのだ。
ノラに気を引かれながらも、トムやクロエの手前自分の気持ちを伝えられないクリス。
やがて母親の反対もあり、トムはノラと別れ、その直後クリスとクロエは結婚し、さらにトムも別の女性を結婚した。
早く子供を欲しがるクロエだったが、なかなか妊娠せず不妊治療に通っていた。
会社での重責のプレッシャー、家では妻を妊娠させなくてはいけないプレッシャーの中、クリスは美術館でノラを再会する。
ノラとの愛欲におぼれるが、ノラからクロエと早く別れるように迫られ、今の地位もノラも手放したくないクリスは悩む。
そんなある日ノラから、妊娠したことを告げられ、人生の皮肉を感じるが、、、。

<感想>
意外にもウッディ・アレンの作品を観るのはこれが初めてのような気がする。
ニューヨークから飛び出してもウッディ・アレンの作品はセリフやテンポがとってもおしゃれ。
ただよくわからないところも多かった。
クリスは最初から、お金持ちと知り合いになりたい野心家だったのか?
ノラもお金目当てでトムを好きになったのか?
クリスは本当にクロエを愛していたのか?
テニスボールがネットに当たって、コートの向こう側に落ちるか、こちら側に戻ってくるか、人生はそういった運ですべて決まるらしい。
で、クリスは人生の勝負に勝ったのかな?
それから、私はこのラストが気に入りません。
『インファナル・アフェア』や『ゲッタウェイ』みたいに、もう1つのラストを作ってくれていることを願います。

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GOAL

Goal_1
★★★★☆
原題:Goal (ゴール)
公式サイトhttp://www.goalthemovie.jp/
試写会場:サロンパス ルーブル丸の内
監督: ダニー・キャノン
主演: クノ・べッカー、スティーヴン・ディレイン、アンナ・フリエル、アレッサンドロ・ニヴォラ
製作国: アメリカ/イギリス (2005年)

ストーリー
幼い頃、父と祖母、弟とともにメキシコからアメリカに不法入国したサンティアゴは、小さい頃からサッカーが大好き。
地域のアマチュア クラブ チームでプレイしているところを、イギリス人の元プロ選手だったグレンに見初められ、彼にイングランド、ニューキャッスル・ユナイテッドでトライアルを受けるように進められる。
昼は父親とともに芝刈りの作業、夜は中華レストランでバイトして旅費のために必死にお金を貯めるサンティアゴだったが、父はサンティアゴが夢にまどわされるのが気に食わず、彼の貯めたお金をトラックの購入代金に使ってしまう。
そんな中、祖母がイングランド行きのチケットとわずかな小遣いを用意してくれ、サンティアゴはイングランドのグレンの元に飛ぶ。
グレンの力でなんとか1ヶ月のトライアル期間を得たサンティアゴは、腕が認められリザーブ・チームに残る。
さらにリザーブの試合での活躍が認められトップの試合にも出場する。
当初息子の行動に反対していた父だが、彼の勇士を見たくて近所のスポーツバーに観戦に行く。
(まだ公開前なので、ストーリーはここまで)

<感想>
どこにでもあるスポコン物ですが、さわやかで期待を裏切られないので最後まで楽しく鑑賞できた。
主人公のサンティアゴや家族がスペイン語で話す部分は字幕が<>で囲まれるのがおもしろかった。
サンティアゴは真面目一辺倒な男の子の役なんだけど、あんなに真面目ならメキシコから脱出して正解だと思う。
だってあの性格だと、きっとメキシコで生きていけないでしょー。
レアル・マドリッドのラウルやジダンと話す場面があるんだけど、単語がスペインのスペイン語になっているのが気になった(車のことを carro じゃなくて coche と呼んでいた)。
やっぱり centro America の人たちも公の場だと Castillano を話さなきゃいけないのかしら?

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Vフォー・ヴェンデッタ

Vforvendetta_1
★★★☆☆
原題:V For Vendetta(復習に燃えるV)
公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/
試写会場:国際フォーラムA

監督: ジェームズ・マクティーグ
主演: ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング 、スティーヴン・レイ 、スティーヴン・フライ 、ジョン・ハート
製作国: イギリス/ドイツ (2005年)

ストーリー
時代は近未来の第三次世界大戦後。場所は独裁政権化のロンドン。
テレビ局の雑用係として働くイヴィーは、夜間外出禁止令がしかれている時間帯に友人の家に向かうところだった。
しかし自警団の男たちに見つかり、乱暴されそうになるところを仮面をかぶった男Vに救われる。
Vは、かつてイヴィーの両親と同じ政治犯を送り込む収容所に入れられていた過去があり、今の社会を壊そうとしていた。

<感想>
これはどう見ても、今アメリカやイギリスがイラク侵略を行っていることに対する批判的要素を持つ映画だと思います。
イラクに侵略したのは、実質的にはアメリカやイギリスですが、それを後押しした国民や取り巻きの国達。
すでにその思想が危ないという、製作者の警告的映画なのではないでしょうか。
私にはどう考えてもそう写りました。

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リバティーン

Libertine
★☆☆☆☆
原題:The Libertine(放蕩者)
公式サイト: http://www.libertine.jp/
映画館:チネチッタ川崎
劇場:チネ4

監督: ローレンス・ダンモア
主演: ジョニー・デップ、サマンサ・モートン、ジョン・マルコヴィッチ、ロザムンド・パイク
製作国: イギリス(2004年)

ストーリー
国王チャールズIIの弟であるジョニーことロチェスター伯爵(ジョニー・デップ)は、王の前で卑猥な言葉を発した罪により幽閉されていたが、妻とともにロンドンに帰って来た。
芝居仲間とともに政治や社会の性を風刺した詩を作るジョニーの才能は、王や仲間からも一目おかれていた。
ある日芝居で見た大根役者のエリザベスに目を留めたジョニーは、仲間の前で彼女を一流の女優に育て上げてみせると宣言する。
彼と同様、自分の意思をしっかり持ち世間の圧力に屈しないエリザベスにジョニーは自分自身をダブらせ、彼女を人気女優に導くなかで二人は愛人関係になる。
王は芝居を政治に利用しようと、ジョニーにフランス外交官の前で上演する芝居を作るよう依頼する。
その芝居の内容がとんでもないものだったことから、ジョニーは表社会から姿を消す。

<感想>
一言で言うならごめんなさい
私には、この映画の内容がさっぱり理解できませんでした。
最初から最後まで、ぜんぜんわかりません。
"I don't want you to like me"と語りながらジョニーが大アップで映し出される場面から、始まるんですが、まさに彼の言葉どおり、私はこの映画のジョニーのキャラが愛せません。
破天荒なことをしても誰からも好かれる愛されキャラを演じているという点では、ジョニー・デップに合っているのかもしれません。
ともかく性描写がちょっと露骨で、なんか想像性に欠けたのも気になります。
イギリス映画って『ナイロビの蜂』みたいな映画を作るときはハリウッド映画より素敵になりますが、ちょっと難しい映画を作るとフランス映画よりも理解不能になっちゃうところがありますよね。(これって私だけ?)
『パイレーツ・オブ・カリビアン』からジョニー・デップの映画は欠かさず全部見ていますが、やっぱり映画は役者じゃなくて内容で選ぶべきなんですね。

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ナイロビの蜂

Nairobi
★★★★★
原題:The Constant Gardener(庭いじりを好む人)
公式サイトhttp://www.nairobi.jp/
試写会場:明治安田生命ホール

監督: フェルナンド・メイレレス
主演: レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ユベール・クンデ 、ダニー・ヒューストン 、ビル・ナイ
製作国: イギリス (2005年)

ストーリー
イギリスの外交官ジャスティスと正義感あふれる女性テッサはあっという間に恋に落ち、ケニアに赴任することとなったジャスティスは「私もアフリカに連れて行って」というテッサのプロポーズを受け二人でケニアにやってきた。
貧しい人々のために懸命にボランティア活動をするテッサだったが、ジャスティスには秘密にしていることがあった。
そのことに薄々感づいていたものの、庭弄りが趣味のジャスティスはあえて深くかかわらないようにしていた。
しかし、ロキに飛行機で旅立ったテッサはそこから離れたトゥルカナ湖の車の中から遺体で発見された。
強盗による犯行として片付けられ、さらに一緒に同行したケニア人男性との不倫の噂まで流れるテッサに対し、ジャスティスは彼女の死の真相を突き止めようと動き出す。

<感想>
今年一番の感動作です。
『プロデューサーズ』が娯楽映画としての最高峰なら、この映画はひとつのテーマを深く掘り下げた芸術作品としての最高峰と言えます。
映画制作側が言いたかったテーマは、「妻と夫の愛情の深さ」らしいですが、私は先進国の豊かな社会は、アフリカのような貧しい国々の人たちの犠牲の上に成り立っているという点にクギ付けになりました。
フィクションということになっていますが、この映画のようなことが日々起こっているんでしょう。
最近いい映画を観ていないなーと思っている方、マンネリ化した日常で幸せを感じられない方、絶対お勧めです。

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プライドと偏見

pride
★★★★☆
原題:Pride & Prejudice (自負と偏見)
公式サイト: http://www.pride-h.jp/
映画館:TOHOシネマズ川崎
劇場: プレミア

監督: ジョー・ライト
主演: キーラ・ナイトレイ 、マシュー・マクファディン 、ドナルド・サザーランド 、ジュディ・リンチ
製作国: イギリス(2005年)

ストーリー
ある日イギリスの田舎町に年収5000ポンドのお金持ちピングリーが引っ越して来ることになった。
5人の姉妹を持つベネット家の母は、自分の家が貧しく財産もないことから一番上の器量良しのジェーンがなんとかピングリー氏にみそめられないかと願い、娘達を舞踏会に送り出す。
舞踏会には、ハンサムなピングリーとその姉、それに顔も愛想も悪いが年収が1万ポンドもある大金持ちのダーシー(マシュー・マクファディン)が来ていた。
母親の思い通りに姉ジェーンの美しさにピングリーは一目ぼれしてしまう。
一方ダーシーは妹のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)が気になっていたが、エリザベスのほうは愛想がなくて高慢そうなダーシーが気に入らなかった。
ジェーンがピングリー家に遊びに行って風邪をひいて寝込んでいるところに訪ねて行ったエリザベスはまたもダーシーと意見を交わすがお互い言葉の応酬で一歩も引かない。
ジェーンの婚約が間近だと思われていたが、ある日突然ピングリーはロンドンに帰ってしまう。
ベネット家の全財産の持ち主である従兄弟と結婚したエリザベスの友人を訪ねた先で、その辺りの大富豪の家でまだもダーシーと再会する。
姉の婚約を破綻させたのがダーシーだと聞いたエリザベスは、ダーシーから求婚されるが冷たく断る。
その後、何度も再会するダーシーとエリザベスだが、エリザベスは彼のことが気に入りながらも、もとから持っていたお金持ちに対する偏見のためにどうしても自分の感情を認めることができない。
ある日、エリザベスのために姉や妹を救ってくれたダーシーの真心に気づいた彼女は、ダーシーの求婚を素直に受け入れる。

<感想>
たまたま今見ている韓国ドラマとテーマが似ていたせいか、年頃の女性が結婚しないと親がうるさいのはどこも一緒なのか、と思ってしまった。
まあそれはさておいて、金持ちの男と貧乏人の女という単純な設定なのに、ずっと飽きずに見ていられる。
映像もきれいだし、18世紀当時のイギリスの生活もわかって楽しい。
それにしてもキーラ・ナイトレー、すごい。
初めて見たのは「パイレーツ・オブ・カリビアン」だが、撮影当時17歳だったらしいが、あっと言う間に大スターになっちゃって、今やこの作品でアカデミー主演女優賞候補になっている。
体を整形する女優も多いなか、彼女の胸はまるで洗濯板のように薄っぺらでそれだけで私の好感度は抜群だ。
胸が薄くてもあの美貌と演技力があれば怖いものなし。
欲を言えば、彼女の英語、私にとってめちゃくちゃ聞き取りにくいのよね。アメリカ映画に出たらアメリカン・イングリッシュを話してくれるのかしらん?

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ホテル・ルワンダ

rwanda
★★★☆☆
原題:Hotel Rwanda (ホテル ルワンダ)
公式サイト: http://www.hotelrwanda.jp/
映画館:チネチッタ
劇場: チネ7

監督: テリー・ジョージ
主演: ドン・チードル 、ソフィー・オコネドー 、ジャン・レノ(多分カメオ出演)
製作国: イギリス/イタリア/南アフリカ(2004年)

ストーリー
舞台は1994年、ルワンダの首都キガリ。
4つ星ホテルのミル コリンで支配人として働くポール(ドン・チードル)は、その職業的地位のおかげで軍人や政府関係者など顔が広かった。
国内では、オランダ統治時代に国の支配層になったツチ族に対する不満から、フツ族が民兵を結成して今にも反乱が起きそうだった。
フツ族のポールの妻タチアナ(ソフィー・オコネドー)はツチ族で、彼女の兄夫婦がポールの力でなんとかルワンダから脱出させてくれるように頼んだが、今の地位を捨てたくないポールは周りの状況がよく見えていないため、そのうち政情がおさまるからルワンダにとどまるように言う。
しかしその翌日、国連軍と協定を結んだルワンダの大統領が暗殺され、その犯人がツチ族だとフツ族が決め付けフツ族の民兵がツチ族を虐殺し始める。
家族だけでなく、近所の人も連れてホテルに逃げ込んだポールだったが、最初は国連軍が警護してくれていたホテルだが、ルワンダから欧米人をすべて撤退させると各国が決め、ルワンダは世界の諸国から見放される。
客も含めて国外にいる知り合い達に電話をかけ、ルワンダの実情を訴え一部の人にビザが下りるがフツ族の民兵に阻止されて国外退去できない。
ポールはそんな中もホテルの支配人として客をもてなし、食料を調達し、従業員達を指揮していく。
やがてツチ族も反撃に出て、国連軍の援助もありホテルにいるすべての人間がフツ族の支配地から無事脱出する。

<感想>
もっと感動的な話だと思っていたが、そうでもなかった。
ホテルに逃げ込んだ人たちのほとんどは裕福な層の人たちで、ホテルの外では力もお金も無い人達が大量に殺されているのだ。
多分アフリカでは、賄賂で何でもできることになっていて、ポールはそれを最大限に利用して生き抜くのだが、そんなんでいいのだろうか?
そりゃ彼は孤児院の子供たちも救ったけどさ、それは超ラッキーな一部の子供たちだけでさー。


結局この世は地獄の沙汰も金次第なのです。

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