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クレアモントホテル

Claremont
100点
原題:MRS PALFREY AT THE CLAREMONT (クレアモントホテルでのパルフレイ夫人)
公式HP:http://www.cl-hotel.com/
試写会場:スペースFS汐留(by ???、いつもありがとうございます)
監督:ダン・アイアランド
出演:ジョーン・プロウライト、ルパート・フレンド、アンナ・マッセイ、ロバート・ラング
制作国:イギリス(2005年)

〈ストーリー〉
娘から自立したくて、一人ロンドンにやってきたサラ・パルフリー(ジョーン・プロウライト)は、長期滞在方ホテル・クレアモントホテルに着くが、フロントや部屋、レストランなど想像と違っていたのに少々落胆する。
毎晩7時きっかりに始まるディナーを食べに、遅れて食堂に行くと、そこには平服の老人たちが既に食事中で、新入りのサラに興味深々。
ロンドンに住む唯一の孫に何度電話しても会いに来てくれないサラは、ある日たまたま出会ったハンサムな若者のルードウィック(ルパート・フレンド)と仲良くなり、ホテルのディナーに誘う。
しかしホテルのみんなから勝手に孫が来ると勘違いされたサラは、ルードウィックに孫のデズモンドのふりをしてくれるように頼む。
あまりにも美しい容貌のルードウィックに、若いウェイトレスを始めお年寄り連中も虜になり、みなサラを羨ましがる。
歳の離れた二人だったが、好きな詩人など共通の価値観を持つ二人は年の差も関係なく友情を築いていく。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
今年見た映画の中でもずば抜けて心に残るいい作品。
こんな素敵な映画なぜ5年間も日本で公開されなかったのか不思議。
老人が主人公の映画は今までもたくさんあったが、こんなに素敵なレディーを描いた映画は初めて。イギリスが舞台だからか。でも『ラベンダーが咲く庭』もイギリス人姉妹が主役だったけど、この映画のサラほどキラキラ美しく描かれていない。
こんなに素敵な女性だったらルードじゃなくても誰でも彼女の側に居たくなっちゃうし。
理想の男性と結婚後もずっとIN LOVEでいられたから、こんなに素敵なレディーでいられるってゆうのが、地味な映画ながらもエンターテイメント性抜群で、見る者を飽きさせないんだろう。
イギリス英語をあまり聞かない私だからか、映画の中で発せられる"Splendid!"などの感嘆詞が、今まで聞いたことなくてとっても新鮮だった。
この映画を観た後わかったが、よくアンケートで「心に残るセリフは何ですか?」とあるが、字幕のセリフはほとんど記憶に残らない。私の記憶に残るのはすべて音付きのセリフだ。だから意味がわからない言葉は記憶に残らない。
今回胸にジーンと来たのは、アーバスノット夫人が言った"I'm ready. I've been ready for years."って言葉。これまでの彼女の寂しさが一気に伝わって来て本当に涙があふれた。
他にも字幕では「ほっといて!」みたいになっているが、"Let me invisible!(見えないことにして)"みたいなセリフなど、どれもイギリスらしくウイットに富んでて、セリフだけ聞いてもアメリカ映画では味わえない楽しみがあった。
ストーリー、役者、セリフ、どれをとっても最高で、今年初の100点満点映画!

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