« ゴースト もういちど抱きしめたい | トップページ | ハーモニー »

キャタピラー

Caterpillar
73点
公式HP:http://www.wakamatsukoji.org/
映画館:キネカ大森
監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ、大西信満、吉澤健、粕谷佳五、増田恵美、河原さぶ
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
1940年、日中戦争の最中、負傷した久蔵(大西信満)が「生ける軍神」として村に帰って来た。
しかし久蔵の姿を見た妻のシゲ子(寺島しのぶ)は、ショックのあまり正気を失いそうになる。久蔵は手も足も失い、顔にはやけどの痕、耳も聞こえず言葉も話せない状態だったからだ。
毎日久蔵にご飯を食べさせて、下の世話をして、性の要求を満たす、というシゲ子にとっては何の楽しみもない生活が始まった。
イライラがつのるシゲ子の欲求不満のハケ口は、久蔵をリヤカーに乗せて連れ出して、勲章とともに村中の人に見せることだった。
当初、軍神としてあがめられている自分を誇らしく思っていた久蔵だったが、本当の自分とのギャップに次第に苦しみ出す。
(まだ公開されていない地域もあるので、ストーリーはここまで)

<感想>
最近は無くなったが、かつては沢山あった太平洋戦争(というか戦争そのもの)の悲惨さを伝える映画。
いきなり中国人女性を強姦する日本兵の場面から始まる。
こうゆう事実が沢山あったことは今ではわかっているが、それを悔やんで帰国後おかしくなった人がいたかどうかは、残念ながら今では記録の録りようもないし、誰にもわからない。
そんなことをした軍人も、日本では英雄として迎えた史実があるということを訴えたかった映画なのか。
そのせいか観客は高齢者が多かった。
戦争がなくなることを望む映画なんだろうけど、この世から欲心がなくならない限り戦争は続くだろう。
地球上から、本当に戦争を無くしたかったら、人間が絶滅するしかないだろうと私は思っている。
人間が絶滅すると、絶滅の危機にひんしている動物も生き残れるだろうしね。
というのが、この映画を観た感想。
この映画が主演女優賞を獲ったのがベルリン映画祭だったのは、敗戦国同士のシンパシーからか、、、、。

|

« ゴースト もういちど抱きしめたい | トップページ | ハーモニー »