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雷桜

Raiou
71点
公式HP:http://raiou.jp/news/index.html
試写会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7(by 東宝様、いつもありがとうございます)
監督:廣木隆一
出演:岡田将生、蒼井優、小出恵介、柄本明、時任三郎
製作:日本(2009年)

〈ストーリー〉
徳川将軍・家斉の十七男で清水家の当主・斉道(岡田将生)は、幼い頃、気がふれた母親から受けた虐待のため、心身に病を持っていた。
養生先に選ばれたのは、家臣で島中藩の庄屋の息子・瀬田助次郎(小出恵介)の故郷の瀬田村。
村に向かう途中で、飼っていた鷹が逃げ出し、追いかけた斉道は、天狗のような少女・雷(蒼井優)と出会い、一目で恋に落ちる。
山で親方(時任三郎)と2人で平和に生きていた雷は、実は小さい頃天狗にさらわれた助次郎の妹の遊だった。
(公開まで随分時間があるため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
予告編を見て、すっごいすっごい期待していたわりには、そこまでではなかった(こんなことなら2通も当たっていた『おにいちゃんのハナビ』に行くんだった~とちょっと後悔)。
そこで何が良くなかったかを分析。
まず、何故斉道と雷が恋に落ちたかの理由がはっきりしない。
2番目に、雷がすんなり遊にもどってしまうのが、やっぱり難解。
雷がある意味、自分の敵でもある親方様をそこまで慕う理由も映画の中で描かれていないし、雷が結果的に○○になってしまうというストーリーが読めてしまうのも不満。

色々疑問な点があっても『ちょんまげぷりん』みたいに、最後にカットされた場面を一挙公開してくれたら納得できたかも。あの手法ってやっぱりすごい。

それはさておき、今日見逃した『おにいちゃんのハナビ』主演の高良健吾クンが冒頭から出て来て、ちょと嬉しかった。
でもでも、こ、、こ、これだけ~?

完成披露試写会で観たから、岡田クン、蒼井優ちゃん、柄本明さん、監督の舞台挨拶があった。
岡田クン、ハンカチ王子みたいに汗ふきふきしている姿が可愛い~。
「今回、蒼井優さんと共演されていかがでしたか?」みたいに伊藤さとりさんに聞かれてたけど、この2人、短いけど『ホノカアボーイ』でも恋人役やってたでしょ?
そのことには一切ふれず、ちょっと不満。
さらに、映画が終わった後、劇場内の『悪人』のポスターを観たら、やっぱり岡田クンと柄本さんが一緒に映ってた。な~んだ、2人はよく共演されているんじゃないですか~!!
それにしても舞台挨拶で、「キスシーンがあるのに、朝、納豆食べて」って話を岡田クンがしてたため、キスシーンがあるたびに、納豆を思い出してしまった。
やっぱり舞台挨拶は、上映後に限るよね~。

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ミレニアム2 火と戯れる女

Millenium2
90点
原題:Flickan som lekte med elden (火で遊ぶ少女)
公式HP:http://millennium.gaga.ne.jp/
試写会場:九段会館(via Rさん、いつもありがとうございます)
監督:ダニエル・アルフレッドソン
出演:ノオミ・ラパス、ミカエル・ニクヴィスト
製作:スウェーデン、デンマーク、ドイツ(2009年)

〈ストーリー〉
リズは1年ぶりに海外から帰国し、借りたアパートをガールフレンドに貸して、自分は誰も知らない別のアパートで身を潜める。
ミカエルの雑誌社「ミレニアム」に、東欧少女人身売買のネタをつかんだダグが入社してきた。
政府要人も買春顧客だという事実をつかんでいたダグとその恋人は、リズの後見人ビュルマン所有の銃で殺される。
またビュルマン自身も殺害され、銃に指紋が残っていたリズが指名手配される。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
「1」も面白かったけどリズ自身を主軸に考えると、圧倒的に「2」のほうが面白い。
「1」では現在のリズの人となりしかわからなくて、暴力的で頭がいい男優りな女にしか見えなかったけど、「2」ではリズの素性が多少知れて、どうしてこんなに強い女の子になったかがわかる。
本当は他人を思いやる優しい人なんだとか、他人を寄せ付けないのは、他人を傷つけないための彼女なりの親切心なんだとか、今作はよりリズのことがわかって「3」が楽しみになる。
日本や他国でも2部作や3部作の映画が結構あるけど、この映画ほど単体で観ても連作で観ても完成度の高い映画があるだろうか。
大体前半が中途半端に終わって、後編は前半を観てないと楽しめない作品が多い気がする。
今作は「1」だけでも完結してて、「2」も単体で観ても人物説明があるから誰でも楽しめると思う。
といいつつ早く「3」が観た~い。
どんな結末になるんだろう。

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キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争

Catsdogs2
点数:75点
原題:Cats and Dogs 2 (猫と犬2)
公式HP: http://wwws.warnerbros.co.jp/catsdogstherevengeofkittygalore/index.html
映画館:TOHOシネマズ錦糸町(スクリーン7)
監督:ブラッド・ペイトン
出演:クリスティナ・アップルゲイト、マイケル・クラーク・ダンカン、ニール・パトリック・ハリス、ショーン・ヘイズ、ジェームズ・マーズデン、ベット・ミドラー、ニック・ノルティ、ジョー・パントリアーノ、カット・ウィリアムズ、クリス・オドネル、ジャック・マクブレイヤー、フレッド・アーミセン、ポール・ロドリゲス
製作:アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
警察犬のディックスは、相棒のシェーンと抜群の相性。しかしディックスの難点は、人の言うことを聞かずに自分勝手に行動してしまうこと。
今回の事件でも無事犯人を取り押さえたものの、建物を爆破してしまい、警察から解雇され施設行きに。
そんなディックスに目をつけたのは、犬界の秘密エージェンシー。
エージェンシーは、犬を狂わせ人間と仲たがいさせようとたくらむキティ・ガロアの行方を捜すため、ディックスをエージェンシーに雇い入れた。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
なんで猫っていつも映画の中じゃ悪者なの?って声が多いのか、今回は人間の味方の猫が犬と結託して人間を助けるっていう、超人間よりのストーリーになってたみたい。
犬とか猫の素の表情が可愛いのに、CGで顔がゆがむのはいた仕方ないのか、大きい犬ほどゆがみが少なく、小さい犬や猫は元の表情が崩れまくって結構醜かった。
それはさておき、ストーリー自体は大人でも十分楽しめる内容。
犬や猫は人間を守るために、悪と戦わなくてはいけないという、アメリカ帝国主義の思想が世界の人々に十分知れ渡る内容だった。
実は同時上映の『ロードランナーとワイリーコヨーテ』がかなり面白くって、多分これを観れるだけでも試写会じゃなくて映画館に足を運ぶべきって感じた。
こうゆうセリフがなくても楽しめるアニメって最近日本ではテレビで観れないもんね。『トムとジェリー』が恋しいなあ。

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オカンの嫁入り

Okan
85点
公式HP:http://www.okannoyomeiri.jp/index.html
試写会場:ニッショーホール(by 宝島様、いつもありがとうございます)
監督:呉美保
出演:宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、絵沢萌子、國村隼
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
酔っぱらって帰って来た母(大竹しのぶ)に起こされた月子(宮崎あおい)が、玄関に母親を出迎えに行くと、お土産と称した見知らぬ男(桐谷健太)が玄関に倒れこんで来た。
翌朝、母親が言うには、その30歳の男・健二と結婚するから、今日から健二が家に住むという。
怒って家を飛び出した月子は、大家のサクちゃん(絵沢萌子)のところに居候しながら、母親が勤める町医者の村上先生(國村隼)に不満をぶつける。
実は月子には、あるトラウマがあって、遠出できないのだった。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
久々に俳優力を感じた映画。
特に親子役の宮崎あおいちゃんと大竹しのぶさんは、どちらも目の表情まで上手で映画を堪能できた。
出演者はそんなに多くないものの、メインの5人がどの方も非常にうまくて、関西弁も品が良くてきれいな言葉で、本当に気持ち良く映画が楽しめた。
宮崎あおいちゃんは、ここのところ『少年メリケンサック』とか『ソラニン』みたいな、明るい今風な役が多かったけど、ちょっと暗めなイジイジした役のほうが私は好き!
もうメジャーな女優さんになっちゃったから、なかなか元のアート系作品には出演されないかもしれないけど、今後もこんな風にこじんまりとした映画に出て欲しいなあ。
桐谷健太氏、『BECK』より全然出番が多くて『BECK』の派手なステージパフォーマンスも上手かったけど、大阪の普通の青年役もとっても合っている。結構ハデめな顔なのに、どんな役でもカメレオンみたいに出来ちゃって、すごい!!
さらに國村隼さんの大阪弁、とってもきれい。ひょっとして今はもうこんな言い回しする方はあんまり多くないんじゃないかと思われる、お品のいい言い回しのセリフで、呉監督の脚本がいいのか、それともアドリブなのか、ともかく響きがきれい、、、、。
やっぱりメガネは「ガネ」じゃなくて「メネ」のほうが耳障りいいよねear

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ハナミズキ

Hanamizuki
76点
公式HP:http://hanamizuki-movie.com/index.html
映画館:109シネマズ川崎(チネ3)
監督:土井裕泰
出演:新垣結衣、生田斗真、蓮佛美沙子、ARATA、木村祐一、松重豊、向井理、薬師丸ひろ子
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
北海道道東で、漁師を目指して水産高校に通う康平(生田斗真)は、電車の中で美しい少女・紗枝(新垣結衣)に出会う。
地元で有数の進学校に通う紗枝の夢は早稲田大学に行って英語を勉強して、英語を使った仕事に就くこと。
紗枝の受験を応援する康平は、紗枝と離れたくないという複雑な心境を抱いていた。
春になり東京の大学に通い始めた紗枝は、学校で出会った大学6年生のジュンイチ(向井理)の紹介で塾講師のバイトを始め、康平が電話をかけてもスレ違いの日々だった。
夏休みも地元に帰って来なかった紗枝に会いに、クリスマスの日に東京に出かけた康平は、キャンパス内で紗枝とジュンイチが一緒にいるところを見て動揺する。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
歌詞の内容から、エンディングまですべて読める話かと思ったら、色々違っていた。
ガッカリした部分とこっちのほうがいいかと思う部分もあるので、まあこれはこれでいいかな。
それより映画が長すぎ。2時間15分も必要ないでしょう。
高校生時代の話は半分くらいにカットして、康平の家庭の事情も半分くらいにして、1時間45分くらいに絞るともっとギュッと詰まったいい映画になったのに。
ウチのダンナは『涙そうそう』のスタッフが作ったということで、かなり期待していたらしいが、全然泣けなくてがっかりとのこと。
でもあんなに泣かれたら困るから、私はこの程度の胸キュン度でいいけどな。
そういえば『恋空』のガッキーが主演のせいか、観客の年齢は若干低めのティーンエイジャーが多かった。
大人でも泣けないし、子供だと意味わからないだろうし、どんな年齢層をターゲットにしているのかな。
先日生で見た向井理氏を沢山見たかったのに、出番少なすぎsad

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食べて、祈って、恋をして

Eatpreylove
40点
原題:Eat Pray Love (食べよ、祈れよ、愛せよ)
公式HP:http://eat-pray-love.jp/
試写会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ(by eiga.com様、いつもありがとうございます)
監督:ライアン・マーフィー
出演:ジュリア・ロバーツ、ジェームズ・フランコ、ハビエル・バルデム、リチャード・ジェンキンズ
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
ジャーナリストのエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、取材で訪れたバリで、占い師からお告げを受ける。
ニューヨークに戻ったエリザベズは、占い師の言葉どおり、今の結婚が自分の本当の幸せじゃなかったことに気付き、泣きすがる夫と離婚。
その後年下のイケメン俳優(ジェームス・フランコ)と恋に落ちるも、やはり自分の居場所じゃないと思い、すべてを捨てて世界に旅に出る。
最初に訪れたイタリアで、アメリカ人として今まで持っていた価値観がすべてじゃないと気づくエリザベスは、イタリアで知り合った友人と別れインドに旅立つが、、、。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
最初から最後まで、テーマがよくわからない映画。
というか、映画化するには無理があったんじゃないか?
アメリカ人が持つ人生観が、世界中の人が持つ人生観とは違うと映画で言っておきながら、アメリカ人が持つ人生観を前面に押し出した映画を作るってどうゆうこと?
アメリカ人の目から見たイタリア、アメリカ人の目から見たインド、アメリカ人の目から見たバリ、、、、。
もちろんどこの国の人もそれぞれの価値観があって、自分の常識のフィルターを通してしか世界を見れないのはわかるが、それをあえて映画化して、全世界に公開する必要があるのか?
さらにさらに今回もっと疑問に思ったのは、主演のジュリア・ロバーツの初来日。
なんでこの映画でわざわざ日本に呼ぶわけ?
絶対ヒットしないことは目に見えてたはず。
それでも呼びたかったのは、この映画に相当の予算をかけたから、わずかでも日本で興行収入を上げたかったから?
ジュリア ファンのためではなく、ジュリア本人のために設けられたジャパン・プレミア イベントに参加して、あまりの手際の悪さ+ファンを無視したステージにがっかりした。
ってこれは映画の内容とは関係ないけど、イベントのずさんさが映画の出来とリンクしてて、なんだかな~って思ってしまった。
ハビエル・バルデムをブラジル人役にして登場させちゃうキャスティングにもびっくり。
次はジュリア・ロバーツをロシア人にして(アンジェリーナ・ジョリーみたいに)、ロシア語しゃべらせた映画作るといいかもね。


ジャパン・プレミア会場で、車から降りて来たジュリア・ロバーツ↓
Walking

私が立ってた位置から観たステージ↓ 結局ステージで話すジュリアの姿はまったく拝めなかったpout
Stage

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BECK ベック

Beck
71点
公式HP:http://www.shochiku.co.jp/movie/beck/
試写会場:日本武道館(via Aちゃん、本当にいつもありがとうございます)
監督:堤幸彦
出演:水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、中村蒼、向井理、忽那汐里
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
高校生のコユキ(佐藤健)は、学校でパシリをさせられたり、つまらない毎日を送っていた。
ある日、ブサイクな犬がイジメられているところを助けたことで、犬の飼い主・南竜介(水嶋ヒロ)と知り合った。
竜介は生活はだらしないが、天才的なギタリスト。
自分のバンドを作るべく、ベースの平(向井理)と、ボーカルの千葉(桐谷健太)を集めたが、まだメンバーは足りなかった。
一方竜介からギターをもらったコユキは、毎日一生懸命練習しメキメキ腕を上げていた。
同じ学校でロック好きで話が合うサク(中村蒼)と、竜介のところに行ってそれぞれギターとドラムの腕を披露すると、その場でバンドのメンバーになることに、、、、。
犬の名前からBECKと名付けたバンドにはある夢があった。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
Beck2
ライブ付きプレミア試写会で観た。
バンドのメンバー5人が並んで登場したが、意外にも今まで一番注目していなかった向井理氏、格好良さすぎ。やっぱり身長が高いと5割増しで格好良く見えるものなのね。
映画で気づいたのは、向井氏は声も素敵ってこと。
ということで、顔良し、声良し、姿良しの三拍子そろった彼を、勝手に「第2の谷原章介」と命名した。
さて個人的俳優さんのことはさておき、映画については前半エピソードを盛り込みすぎで、あまり時間が経ってないわりには、異常に冗長的に感じてしまった。
コユキと竜介、両方のエピソードを沢山盛り込もうとするから無理があるのであって、片方だけでも良かったと思う。というか、コユキのほうはオマケでいいから、もうちょっと竜介にマトを絞って、彼をメインにストーリーを立てたほうがよかったような、、、、。
これはネタバレになっちゃうけど、そのコユキだがボーカルがすごい!!ってことになっているのに、何故か佐藤氏のお歌は最後までまったく聞けずpunch
逆に千葉役の桐谷氏は、バンバン歌うし、ライブのパフォーマンスもまるで本物っぽくて、これは役者の違いか????とまで思ってしまった。
その前半、中盤部分のマイナス点を補うのが、ラスト近くのライブ映像。
本来ライブ大好きな私は、この場面だけで十分楽しめた。
雨の中の野外ライブにも参加したことあるし、途中で曲をやり直すっていうライブも何度も観たことあるし、そこんとこが本物っぽくて、本当に楽しめた。
今年はバンド物の映画が多いのか『BANDAGE』、『ソラニン』、今作と3本目の鑑賞。
ひとつだけ難点を言わせてもらえば、前2作がバンドメンバーに音楽プロの方を1人入れているのに、今作は役者さんのみ。
やっぱりプロの方がいたほうがいいかなあ。個人的にはドラマーは、ごまかしが利かないのでプロの方を使ったほうがシマると思う。
いい点は、American Englishではなかったけど、帰国子女役のお2人が英語がお上手だったところ。特に忽那さんはセリフ回しも含めてお上手でした。

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東京島

Tokyojima
78点
公式HP:http://tokyo-jima.gaga.ne.jp/index.html
試写会場:よみうりホール(by eiga.comI様、いつもありがとうございます)
監督:篠崎誠
出演:木村多江、窪塚洋介、福士誠治、柄本佑、木村了、鶴見辰吾
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
夫に誘われヨットで世界一周の旅に出かけたキヨ子(木村多江)は、与那国島沖で嵐に遭い、無人島に漂着する。
その後、与那国島の過酷な労働に耐えきれず逃げ出してきた若者十数人も島に漂流し、キヨ子はアラフォーにもかかわらず島で唯一の女性としてもてはやされる。
そこに新たに中国人グループが見つかり、キヨ子の新しい夫は何者かに殺される。
くじ引きで新しい夫を決めGM(福士誠治)が夫になる。
優しい夫でようやく島にもキヨ子にも平和が訪れたかのように思えたが。

〈感想〉
まるでつじつまが合ってなくて、ファンタジーとしか言いようのないストーリーだが、つまり言いたいことは、女は強しということか。
何の取り柄も無いのに女だというだけで生きられたキヨ子が、周りから女として見られなくなったとき、突然女から母親に変身してしまうなんて、今までになく女を皮肉ってる。
こんなに冷静に女を見れるのは作者が女性だから?
もう一人、劇中でキヨ子を唯一冷静に見ていた渡邊(窪塚洋介)は、一体どうなっちゃったの?
終わりまで観ても、本当謎だらけの作品だけど、舞台をそのまんま都会に置き換えられる不思議な映画。

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NECK

Neck
89点
公式HP:http://www.project-neck.com/
試写会場:九段会館(by シネマNAVI様、いつもありがとうございます)
監督:白川士
出演:相武紗季、溝端淳平、栗山千明、平岡祐太
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
真山杉奈(相武紗季)は、小さい頃から大の幽霊好き。
幼なじみの崇史(平岡祐太)と一緒に見た怪奇現象からある仮説を立て、現在は大学院で物理研究をしている。
杉奈に憧れる大学の後輩・首藤(溝端淳平)をネックマシンの実験台にするが上手く行かず、現在ホラー作家として活躍中の崇史と編集者の赤坂(栗山千明)と四人で実験に最高な廃墟に行くが、、、。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ホラーが苦手だけど怖いもの観たいという、私みたいな人に超オススメな映画。
出演者も結構凝ってて、板東英二さんのそばには茹で〇があったり、相武紗季ちゃんが〇ーナ〇を食べてたりとか、細部で笑えるシーンが満載。
主演の相武紗季ちゃんは、今まで映画で観たことがなかったが、訛ってるセリフ回しも絶品で、なんでもっと映画に出ないのか不思議。
それにしても、あの訛り。一体設定はどこなんだろう?関西弁なのに茨城弁みたいな一本調子のイントネーションだったりと、今までに聞いたことのない訛りだった。関西の日本海側か四国のどっか?

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悪人

Akunin
73点
公式HP:http://www.akunin.jp/index.html
試写会場:よみうりホール(by 東宝様、本当にいつもありがとうございます)
監督:李相日
出演:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、柄本明、樹木希林
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
保険外交員の石橋佳乃(満島ひかり)は、出会い系サイトで知り合った解体作業員・清水祐一と会う約束があったのに、意中の男性・増尾(岡田将生)と偶然会って彼の車でドライブに出かけてしまう。
翌日、峠の山中で遺体で発見された佳乃。
長崎から片道1時間半の時間をかけて博多まで佳乃に会いに行った祐一は、翌朝も通常通り仕事に出かけ、仕事が終わってから気難しい祖父を病院に連れていく。
幼い頃母親に捨てられた祐一は、祖母(樹木希林)に育てられ、毎日何の楽しみも生きがいもなく生きていた。
そんなある日祐一のところに以前メールで灯台の話をした女性・馬込光代(深津絵里)からメールが来た。
2人は光代がいる佐賀で初めて会って、いきなりホテルに行くが、、、。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
全編に渡って、ずーっと暗い映画だった。
多分、妻夫木クンは一度も笑うシーンが無かったんじゃないかな?
反対に岡田クンは笑うシーンが多いが、どれも人をバカにして笑うばかり。
2人ともこんな汚れ役、よく引き受けたなあ、と感心。
タイトルからして悪人はもちろん主役の祐一のことだと想像されるが、実は被害者かもしれないし、光代かもしれないし、本当に一番の悪人は増尾のような気もする。
見る人によって誰が悪人か変わるのだ。
岡田クンと満島ひかりちゃんという2大若手俳優が共演しているだけに、すごい期待したんだけど、ストーリーがあまりにも暗くて、好印象は持てなかった。
せめて『誰も守ってくれない』の松田龍平の役みたいに、笑える役の人がいたら良かったのに、、、、。

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作戦

Sakusen
70点
公式HP:http://scam-movie.com/
映画館:シネマート六本木
監督:イ・ホジェ
出演:パク・ヨンハ、キム・ミンジョン、パク・ヒスン
製作:韓国(2009年)

〈ストーリー〉
堅実な母と弟と3人暮らしのカン・ヒョンス(パク・ヨンハ)は、就活もうまく行かず、株に手を出すも大損して漢江に足を向ける。
しかしそこで川に飛び込まず、株を勉強して日足チャートを読みつつデイトレーダーをするカンは7000万ウォンの貯金ができるほどになった。
一方元ヤクザのファン・ジョング(パク・ヒスン)と、その仲間で証券ブローカーのチョ・ミニョン(キム・ムヨル)は、株式操作をしようとしたが、たまたまその動向を見極めたヒョンスが2人の計画を台無しにしてしまう。
ジョングから脅されて一味に入れられ、日々ある株式を買い増やすヒョンスだったが、、、。

〈感想〉
追悼上映は毎日超混雑のようで、上映開始30分前に行ったら、前2列しか残ってなく、非情に字幕が見づらかった。
よって難しい株式用語を読みながら内容を理解するのは結構難解だった。
結局テーマはよくわからなかったが、お金に振り回されるなってことかな?
難しい字幕を読むのが苦手なのは、私だけじゃなくて周りで寝る人続出sign03
隣の人は上映中ずーーーっと居眠りしていたのに、エンディングが近付くといきなりハンカチで目を押さえ始め、最後まで泣いていた。
さらに上映後の舞台挨拶・特別映像が始まると、まるで会場全体が葬式状態に、、、、。端っこに座らなかったことをひどく後悔down
みんな映画観に来たんじゃないの?
純粋な映画ファンは私だけかと思った不思議な空間でした。

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