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春との旅

Haru_tono_tabi
89点
公式サイト: http://haru-tabi.com/
試写会場:よみうりホール(cinemacafe様、Cinema*Cast様、いつもありがとうございます)
監督:小林政広
出演者:仲代達矢、徳永えり、淡島千景、美保純
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
77歳の忠男(仲代達矢)は、孫の春(徳永えり)と2人暮らし。春の母親で忠男の娘が5年前に自殺してから、ずっと春が忠男の面倒を見て来た。
しかし春の勤め先の学校が廃校になり、職を失った春は一人で東京に出て働くから、忠男は親せきにでも行って面倒見てもらうように言う。
北海道のニシン漁が盛んだった町を久々に出て、忠男と春は東北の忠男の兄弟たちに会いに行く。
しかし頑固でわがままな忠男を受け入れてくれる兄弟はおらず、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
『おくりびと』を彷彿させる、日本人の心に響く映画だった。
カメラワークが昔の日本映画みたいで(ってあんまり観たことないけど)、一人の人間の顔がドアップになる場面が多い。
特に印象深かったのは、淡島千景役のお姉さんが忠男と春と向かい合って話す場面は、片側のお姉さんしか映らず、3人が同時にスクリーンに現れることは無い。
何か意味があるんだろうが、ハンス・カノーザの『カンバセーションズ』を思い出してしまった。
内容自体もレトロな感じで、いまどきこんなおじいちゃん思いの孫がいるのかと思うくらい、春は唯一の家族であるおじいちゃんを大事にする。
春のことを考えたら、嫌でも離れて暮らさなきゃいけないのはわかっているのに、なかなか決心がつかない忠男。
でも彼の気持ちはラストがすべて物語っていて、なんだかジーンと来ます。
ひょっとして今の若い人たちいは全くウケない映画かも。
春役の徳永えりちゃん、『フラガール』で大ブレイクしたからもっと年上なのかと思っていたら、5月で22歳になったばかりなんですって。これからも演技派女優として頑張って行って欲しい。

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