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獄(ひとや)に咲く花

Hitoyani
75点
公式サイト: http://www.hitoya.com/
試写会場:スペースFS汐留ホール(by nifty映画様、いつもありがとうございます)
監督:石原興
出演:近衛はな、前田倫良、目黒祐樹、赤座美代子、池内万作、勝村政信、本田博太郎、神山 繁
製作:日本(2010年)

〈ストーリー〉
嘉永七年、野山獄という長州藩の士族用牢獄に、江戸から運ばれて投獄されたものがいた。
男の名は吉田虎次郎(前田倫良)。下田でメリケン船に密航しようとして失敗し、投獄されたのだ。
野山獄は、部屋からの出入りなどは自由だったが、一度投獄されると、そこから出た者はいないため、囚人たちは生きる希望もなく毎日ダラダラ過ごしていた。
中に女性の囚人・高須久(近衛はな)がいて、毎朝、庭の萩の木に水をやるのが日課だった。
他の誰にも心を開いたことのないはなだったが、虎次郎の「人間はみな平等」という真っすぐな考え方と人柄に、だんだん惹かれていく。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
吉田松蔭のことは、ほぼまったく何も知らなかったので、見るもの聞くもの、すべて新鮮だった。
そもそもあの時代に、士族専用の牢屋があって、しかもいまだに男尊女卑の考え方が超キョーレツな長州で、男女一緒の牢屋があったなんて考えられない。
さらに牢屋なのに、部屋の出入りが自由なんて、今の日本から考えても画期的!
っつーか、あの囚人の方々、脱走しようと考えないのかしら?脱走してもすぐ捕まっちゃうから、脱走しないのかな?
映画自体の感想はと言えば、俳優さんが舞台系の方が多いのか、セリフが舞台チックで気になったが、ストーリーの筋がいいので、気にならなかった。
それよりも、妙なカット割のほうが気になった。妙に雪をスローで降らせてみたり、心情を空想と思える画像で表してみたり、、、。わざとらしいくらいにビジュアルで示そうとしているのかもしれないけど、もうちょっと控えめな演出でも日本人同士なんだから、そのくらいわかるよー。まさか全世界的公開を目指しているんじゃないんだろうし、あそこまで露骨に示さなくてもいいんじゃないかなあ。

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