« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »

母なる証明

Mother
78点
原題: 마더 (マザー)
公式サイト: http://www.hahanaru.jp/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ7)
監督: ポン・ジュノ
出演: キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン、チョン・ミソン
製作国: 韓国(2009年)

〈ストーリー〉
知的障害者のトジン(ウォン・ビン)は、漢方薬屋を営む母(キム・ヘジャ)と2人暮らし。
母のおせっかいなまでの愛を受けながらも、同じ村のワルのジンテ(チン・グ)とつるんでは悪いことをしでかし、遊んでいた。
ある日、ジンテとスナックで待ち合わせしたのに、ジンテが現れず、一人酔っ払って家に帰るトジン。
いい大人のトジンは知的障害者といえども女性には興味があり、帰り道、自分の目の前を歩く女子高生のアジョンの後を酔っ払いながら追いかけていた。
翌日、とある家の屋上で死体となって発見されたアジョンの殺害容疑者としてトジンは逮捕される。
自分の息子が殺人犯のわけがないと信じ、息子の無実を必死にあばこうとした母がとった行動は、、、、。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
川崎チネチッタの初日・初回は、前方の座席以外ほぼ満席。
先週観た『ホースメン』と同じ劇場で、マイナー度的には同じ映画なのに、何故にこんなに観客数が違うのか、すごい疑問。しかも客層は、ウォン・ビン目当ての韓流おばさんというよりも、60歳以上のおじさんばかり、、、、。これも在日韓国人が多い川崎ゆえか???
それとは関係なく、やっぱポン・ジュノ監督ってすごい!!
観ているときよりも、観た後のほうがだんだん胸や頭に残ってて、いろいろ考えさせられる。
あのエンディングって、絶対日本ではありえないし、日本人では考えられない。
かつては韓流のイケメン代表選手だったウォン・ビンをあんなダサイ役で使うのもすごいし。

|

アバンチュールはパリで

Avantur
70点
原題: 밤과 낮 (夜と昼)
公式サイト: http://www.bitters.co.jp/paris/
映画館: シネカノン有楽町2丁目
監督: ホン・サンス
出演: キム・ヨンホ、パク・ウネ、ファン・スジョン、イ・ソンギュン、キ・ジュボン
製作国: 韓国(2008年)

〈ストーリー〉
後輩が麻薬で捕まり、自分にも容疑がかかることを恐れ、国外を逃げ出し、一人パリに降り立った画家・ソンナム(キム・ヨンホ)。
パリのドミトリーで、何もしない日々を過ごし、韓国に残した妻が恋しいソンナムだったが、元カノと偶然パリで出会い、さらに彼女に話しかけてきた学生ユジョン(パク・ウネ)に心を惹かれる。
ユジョンは、ドミトリーの主人に紹介された美術女学生のルームメイトで、その後もたびたび会ううちにお互い惹かれあう。

〈感想〉
韓国映画でパリものなら、当然コメディだと思って見に行ったら、なんと中年おじさんのロードムービーだった。
しかも、主人公のおっさんがまた全然イカしていなくて。
チャングムでヨンセン役のパク・ウネ目当てで見に行ったが、本当、変わった韓国映画だった。
パク・ウネも思ったより顔が小さくて。

|

天使の恋

Tenshinokoi
72点
公式サイト: http://tenkoi.gaga.ne.jp/
試写会場: よみうりホール(via Dさん)
監督: 寒竹ゆり
出演: 佐々木希、谷原章介、山本ひかる、大石参月、七菜香、加賀美早紀
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
17歳の高校生・リオは、その美貌を武器に援交や、つつもたせをして、大金を稼いで、贅沢な生活をしていた。
友達は利用価値がある人のみはべらせ、自分の意のままにし、見た目は楽しそうだが、心は満たされていなかった。
そんなある日、写真やが間違えてプリントを渡したせいで、同じ苗字の小沢こうき(谷原章介)と知り合う。
一目でこうきに恋したリオは、今までの生活を一変させ、歴史学者のこうきに想いを寄せるが、ある日こうきはリオの前から姿を消す。

〈感想〉
携帯小説のストーリーって、非常に現実離れしてるものが多い気がするが、これも典型的な例。
年が二倍も離れたおっさんに一目惚れする女の子もいなければ、援交してた女の子を受け止める男もいないだろう。
主人公の子は可愛くて今人気があるから、客寄せのために抜擢されたんだろうが、山本ひかりちゃんと比べると演技の差は歴然。かわいそうな子なのか、冷たい子なのか、よくわからなかった。
谷原氏の真面目な役をスクリーンで見るが初めてで、何だか慣れなかった。こんな風に憂いのある役は、竹之内豊氏のほうが合ってるけど、年齢が合わないのか。
少女漫画だと思えば楽しめたけど、ラストはもうちょっと現実的でもよかったような。

|

ホースメン

Horsemen
71点
原題:Horsemen(騎手)
公式サイト: http://www.horsemen.jp/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ7)
監督: ジョナス・アカーランド
出演: デニス・クエイド、チャン・ツィイー、ルー・ティラー・プッチ
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
ある日、とある家庭の2階で、妊婦が釣り針に体を吊るされ、惨殺されている事件にかけつけたエイダン・ブレスリン(デニス・クエイド)は、その女性の養女・クリスティン(チャン・ツィーイー)になぜか興味が沸く。
壁には"COME AND SEE"と東西南北に赤いペンキで書かれていた。
その数日後、今度は別の場所同じように釣り針で吊るされた小学校教師の死体を見つける。
クリスティンに呼び出されたエイダンは、実はクリスティンが養母殺しの犯人だと本人から聞かされる。
捜査で忙しく、数年前に妻を失って、2人の息子をかまってやれていないエイダンは、息子のアレックス(ルー・ティラー・プッチ)が最近、学校を休みがちなのを知って、なんとか家族の時間を取り戻したいと考えているが、、、、。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ホラー映画かと思ったら、人間の心理を表現したスリラーで結構面白かった。
チャン・ツィーイーがなんと18歳の子供役をやってて、アジアでは絶大な知名度を誇る女優さんだけに、さすがにこれは????
井上真央ちゃんが中学生役をなんなくこなしていたのと比べると、意地悪で根性悪女の顔が得意なチャン・ツィーイーは、どう見ても10代に見えなくて、服装ばっかり若くしてもねえ。西洋人から見ると10代に見えるのかもしれないけど、なんだかなあ。
息子のアレックス役の男の子も高校生には見えなくて、全体的に年齢的に足を引っ張っている部分があるが、ストーリーが面白いからいいか。
私もアレックスやクリスティンと通じる環境で育ったので、このテーマのストーリーにはとことん弱い。
あそこまでひどくなくても、復讐したいと思ったことあるもの。

|

僕らのワンダフルデイズ

Wonderfuldays
65点
公式サイト: http://www.w-days.jp/
試写会場: 九段会館(via Yさん)
監督: 星田良子
出演: 竹中直人、宅麻伸、斉藤暁、稲垣潤一、段田安則
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
胆石で入院したはずの53歳サラリーマンの藤岡徹(竹中直人)は、入院先の主治医が「ガンで持って余命半年」と自分のことを話しているのを聞く。
退院後もすっかり元気が無くなっていたが、残りの人生で何かやりたいと奮起した徹は、高校時代に組んでいたバンドのメンバーを集めて、おじさんバンドのコンテストで優勝を目指す。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
エキストラでクライマックス部分に参加していたため、話の筋が読めた。
しかも、話の筋が読めた原因になったセリフが、本番ではカットされてて、なんだか一人損した気分。
話はどこにでもある内容で、これといった新鮮味もなく、竹中直人のはじけたオジサンぶりだけが光る映画。
最近のオジサンの哀愁を描く映画だと知って見てたらよかったのかも。

|

僕の初恋をキミに捧ぐ

Bokunohatsu
74点
公式サイト: http://bokukimi-movie.jp/index.html
試写会場: ニッショーホール(by OZ mall)
監督: 新城毅彦
出演: 井上真央、岡田将生、杉本哲太、森口瑤子、細田よしひこ、原田夏希、仲村トオル
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
8歳のときに余命を宣告された逞(岡田将生)は、主事医・種田の娘・繭(井上真央)と病院内で知り合い、将来の結婚を約束する。
余命が少ない逞は、このまま自分と繭が付き合っていると、自分が死んだあと、繭が悲しむと思い、高校は繭と別にして別れることを誓う。
しかし猛勉強の末、逞と同じ紫堂高校に入学した繭は、まだまだ逞と付き合い続けることを宣言する。
そんな2人の前に、入学式で繭に一目ぼれしたという昴(細田よしひこ)が現れ、いずれ死ぬ逞に繭と別れろと宣言する。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
最初、井上真央ちゃんが、高校生役で主役と聞いて、もう大学ですら卒業した彼女がなんで?と疑問視したが、中学生役から高校生役まで見事に演じきって、なりきってて、全然違和感なかった。すごーい。
小さな子役のキスシーンがあって、びっくりしたが、最近は子供でもキスしないと俳優やってけないのかと思ったら、ちょっと気の毒。私が小さい頃が中学生くらいの年齢までキスシーンなんてなかったのに。

|

さまよう刃

Samayouyaiba
65点
公式サイト: http://yaiba.goo.ne.jp/index.html
映画館: 川崎チネチッタ(チネ4)
監督: 益子昌一
出演: 寺尾聰、竹野内豊、伊東四朗、山谷初男、酒井美紀
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
最愛の娘を何者かに冒され、殺された長峰(寺尾聰)は、警察に状況を確認するもののさっぱり実情がつかめない。
警察のほうでは、班長の真野(伊東四朗)と織部(竹野内豊)が、事件当日に目撃された70年型セダン車をしらみつぶしに当たって、一人の少年・中井誠(佐藤貴広)を突き止める。
中井は、事件の関与を否定するが、その後、何者かが長峰の電話に、娘を殺した犯人の名前と居場所を教える電話が入る。
その情報を元に、犯人の一人・伴崎アツヤの部屋に行った長峰は、娘が冒されているながら死んだビデオを見つけ、逆上したあまり、部屋に戻って来たアツヤを殺してしまう。
アツヤからもう一人の犯人・カンジの居場所を聞き出した長峰は、カンジが潜伏する長野に向うが、、、。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
原作を読んで、さらに川崎でのクライマックスのロケにも参加したので、結末がわかっていたせいか、この先どうなるかというワクワク感が無いまま、淡々とストーリーが進んだ。
主人公の寺尾聡をはじめ登場人物のセリフが非常に少なく、映画が観客にメッセージを伝えるというよりも、観客が考えなくてはいけない映画。
さらに原作といろいろ変わっている点が腑に落ちなかったが、上映後の初日舞台挨拶で、主人公の寺尾聡氏からいろいろな謎解きがあったので、ようやく理解できた。
本人も「この映画はエンターテインメント性がある作品ではない」と言っているとおり、まったくそのとおり。
観てワクワクしたり、楽しい映画ではない。
少年法にまつわる問題や陪審員制度の開始のタイミングで、公開された点でこの映画のメッセージがわかるような気がする。

|

風が強く吹いている

Kazegatsuyoku
78点
公式サイト: http://www.kaze-movie.com/index_pc.html
試写会場: 有楽町朝日ホール(via Dさん、by COBS)
監督: 大森寿美男
出演: 小出恵介、林遣都、中村優一、ダンテ・カーヴァー、斉藤祥太、斉藤慶太、川村陽介、橋本淳、森廉、内野謙太、水沢エレナ
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
お金が無いため、大学で野宿していたカケル(林遣都)は、何故かやさしくご飯をごちそうしてくれる同じ大学の先輩・ハイジ(小出恵介)から半分だまされた形で、寛政大学の陸上部に入部させられる。
陸上部の寮・竹青荘は、隣接する鉄工所で同大学・陸上部OBのユーレイ監督(津川雅彦)が3万円という格安の値段でまかないつきで部屋を提供しおり、その安さゆえに様々な学生が集っていた。
走るのが大好きで、高校時代、陸上部の有力選手だったカケルが入部したことにより、10人になった陸上部は、ハイジの掛け声で、箱根駅伝を目指すことになる。
寮でごはんを作って、今までもみんなの面倒を観てきたハイジの気持ちをくんだ寮生は、ハイジの気持ちにこたえようとするが、箱根への道はそんなに甘くなかった。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
何も劇的なことが起きない、ほぼ男ばかりのムサくるしい映画だが、箱根駅伝・大好きな私は、無条件に楽しめた。
主人公のカケルじゃなくても、素人ばかりの10人が4月に陸上部を結成してその年に駅伝に出場するなんて、絶対無理な話だが、そこは夢を描く映画だからいいじゃない。
それに、駅伝を目指す人たちの練習方法や、駅伝本番日に電車で選手が移動するとか、リアルな場面が見れて面白かった。
役者さんについて言えば、林遣都クン、去年は『ダイブ』で高飛び込みの選手役やって、今回は駅伝選手役のために、かなりフォームや走りの練習をやったようで、そういえばデビュー作の『バッテリー』からスポ根もので技術が必要な映画が多いなあ。『ラブ・ファイト』もボクシングの練習したみたいだし。色白で肌が女の子みたいにきれいなのに、なんでいつもスポ根ものなんだろう?でも『引き出しの中のラブレター』とか『余命』みたいな役だとイマイチ光ってないから、彼はスポ根ものが今んとこ似合うんでしょう。
沿道で応援するエキストラ、是非やりたかったなあ。
箱根駅伝で、寒い中、選手を待つの慣れてるのになあ。

|

戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH

Senritsu_meikyu
50点
公式サイト: http://3d-shock.asmik-ace.co.jp/
試写会場: 新宿バルト9(スクリーン3)(by Yahoo映画)
監督: 清水崇
出演: 柳楽優弥、蓮佛美沙子、勝地涼、前田愛、水野絵梨奈、松尾スズキ
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
小学校のとき、転校していった青年(柳楽優弥)が、町に帰って来た。
同級生だった男(勝地涼)と目が見えない婚約者(前田愛)の家に行くと、そこに、10年前遊園地のオバケ屋敷で行方不明になったユキ(蓮佛美沙子)が現れた。
ユキにいざなわれるように、とある病院に入って行った4人とユキの妹ミウ(水野絵梨奈)。
さらにその病院で、再びユキが消える。
ユキを探して病院の奥に行くと、4人は、そこがかつてユキを置き去りにした遊園地だということを知る。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ホラー映画とのことだったが、さほど怖くなかった。
めったに日本のホラー映画は観ないが、かつて観た『親指さがし』にそっくり。
かつてある場所で行方不明になった少女と、そこにいた仲間が再開して殺されていくっていうところがそっくり。
しかもその犯人(とされる人物)の動機まで酷似。
清水監督ってホラー映画で有名な監督だって聞いてたのに、ちょっとがっかり。
それにこの映画、3Dにする必要まったくナシ!
全然立体感が無いし、飛び出す映像によってびっくりすることもない。
今まで3Dの映画は『センター・オブ・ジ・アース』しか観たことないけど、それと比べると、、、、、。

|

パイレーツ・ロック

Piratesrock
72点
原題: THE BOAT THAT ROCKED(ロックした船)
公式サイト: http://www.pirates-rock.jp/
試写会場: 新宿厚生年金会館(by Movie Walker様、いつもありがとうございます)
監督: リチャード・カーティス
出演: フィリップ・シーモア・ホフマン、トム・スターリッジ、ビル・ナイ、ウィル・アダムズデイル、ケネス・ブラナー
製作国: イギリス、ドイツ(2009年)

〈ストーリー〉
タバコと麻薬をやって、高校をドロップアウトしたカール(トム・スターリッジ)が、更生のために送られた先は、何故か北海の上に浮かぶロック&ポップ専門ラジオ局。
社長のクエインティン(ビル・ナイ)と母親が知り合いだったため、送られたのだが、船の上は、おかしなDJやレズビアンの女性など、とても更生に適した場所とは思えなかった。
局のアメリカ人人気DJの伯爵(フィリップ・シーモア・ホフマン)や、デブなのに女好きでモテモテのデイブ(ニック・フロスト)、アメリカから帰還した伝説的DJのギャヴィン(リス・エヴァンス)、今まで一度も女にモテたことのない朝の番組DJのサイモン(クリス・オダウド)、唯一の女性でコックでレズビアンのフェリシティ(キャサリン・パーキンソン)、コメディ番組をやっていていじめられ役のアンガス(リス・ダービー)、無口なのにモテモテのマーク(トム・ウィズダム)、サウンド・エンジニアのハロルド(アイク・ハミルトン)、カールのルームメイトで、キリストが神様だということも知らないおバカのシック(トム・ブルーク)。
そして、船に乗っていることを誰も知らない、3時から6時の番組を担当しているボブ(ラルフ・ブラウン)。
最初は、ただのお坊ちゃんでいけすかないヤツとしてみんなから浮いていたカールだったが、そのうちみんなの弟のように可愛がられ、うちとけて行くのだった。
しかし、陸地の政治家たちは、海上にあるロック専門局をつぶすことにやっきになっていた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
音楽は好きだが、さすがに1960年代の曲となると、知っている曲は、The Rolling Stonesの曲と、"She'd rather be with me"の2曲だけだった。
それに何故かエンディング・ロールでは80'sの"Let's Dance"。
映画の内容は、ほとんど中味が無いのでさておき、ビル・ナイとかイギリス人俳優たちのロック・ダンスがイカしてて、フィリップ・シーモア・ホフマンには悪いけど、やっぱロックはイギリス人のほうが似合うなあ、と思ってしまった。
それにしても、この映画のフィリップ・シーモア・ホフマンって、どう見てもジャック・ブラック。
ってゆーか、この役、ジャック・ブラックに演じてもらって、めちゃくちゃおかしくしてもよかったかも。
それから、実質上主人公のカール役の子の可愛いこと。可愛いこと。
若いころのオーランド・ブルームが演じたら、もっと可愛いかったろうなあ。
よって、トム・スターリッジ君もオーランド・ブルーム並みに人気が出る可能性大。
あの美貌は、アメリカ人じゃなくてヨーロピアンならでは。
ということで、映画の内容より役者さんのappearanceに目が行ってしまった私です。

|

愛を読むひと

Reader
75点
原題: The Reader(朗読者)
公式サイト: http://www.aiyomu.com/
映画館: キネカ大森(スクリーン2)
監督: スティーヴン・ダルドリー
出演: ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ
製作国: アメリカ、ドイツ(2009年)

〈ストーリー〉
1958年、ドイツのノイシュタット。
15歳の少年マイケル(デヴィッド・クロス)は、学校帰りにトラムに乗っている最中に気分が悪くなったところを、トラムの乗務員をしているハンナ(ケイト・ウィンスレット)に助けられる。
その後、彼女が忘れられないマイケルは、再びハンナの元を訪れ、初体験をする。
毎日のようにハンナの元を訪れるマイケルは、いつしかハンナに本を読んで聞かせるようになる。
ハンナに自分で本を読むように言っても、彼女は読んでもらうほうが好きだと言う。
ある日客室乗務員から、内勤事務員に昇格したハンナは、マイケルに何も言わずノイシュタットから去る。
数年後、大学の法学部に進んだマイケルは、特別授業で、裁判の傍聴に行くと、そこにはハンナが被告人として立っていた。
アウシュビッツの看守をしていた6人の女性のことを書いた本が出版され、それに基づいて6人が犯罪者として捕まったのだ。
アウシュビッツからユダヤ人を護送中に起きた爆撃で、教会に閉じ込められたユダヤ人が何百人も死んだ事件のレポートを書いた張本人とされたハンナ。しかし、マイケルは、ハンナがレポートを書いていないという確実な証拠を知っていたにもかかわらず、それを証言しなかったため、ハンナ一人が終身刑を受けることになった。
数年後、弁護士になったマイケルは、ハンナのために朗読テープを送り始める。
ハンナが刑務所から出ることになり、引き取り手がいない彼女を世話してやってくれと、マイケルの元に依頼が来る。

〈感想〉
物語としては、面白かったが、ハンナが何故、15歳の若者と関係を持ったかわからない。
(あとで、続きを書きます)

|

空気人形

Kuukiningyo
75点
公式サイト: http://kuuki-ningyo.com/index.html
映画館: 川崎チネチッタ(チネ12)
監督: 是枝裕和
出演: ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里、丸山智己、奈良木未羽、柄本佑、寺島進、オダギリジョー、富司純子製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
ファミレスで働き、毎日ストレスをいっぱい貯めている中年独身男・秀雄(板尾創路)の心の慰めは、ダッチワイフともいえる空気人形・のぞみ(ペ・ドゥナ)。
毎日、家に帰って来て語りかけては、夜な夜な慰みにしていた。
しかし、秀雄がいない間、のぞみは人間のように動き出し、外に出ては人間の言葉を覚えて楽しんでいた。
そんな中、入ったレンタルDVD店で、店員の純一(ARATA)に一目ぼれし、そのままその店のアルバイトとして働くことになった。
形は人間でも、中身が空気で空っぽののぞみだったが、回りにはのぞみよりも心が空っぽで寂しい人間だらけ。
そんな彼らは、のぞみと同じ中は空っぽと言い、のぞみはそれを鵜呑みにして、みんな自分と同じと安心する。
ある日、お店の中で誤って腕をケガして空気が抜けてしまったのぞみ。
そんな彼女に驚くどころか、純一は傷にセロハンテープを当てて、のぞみの体に息を吹き込んで元通りにしてくれた。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
全然知らなかったが、ペ・ドゥナが出だしから脱いでてびっくりした。
彼女って脱いじゃう女優さんだったっけ?
なんて邪険は長続きせず、たぶん彼女は、この映画の脚本に惚れて脱いだんだろうということが、すぐにわかった。
心が満たされない人間対心が満ち始めた空気人形。どっちが幸せ?
人間は心を持っているけど、満たされていないから、空気人形以下といえる。
「空気人形は燃えないゴミになるけど、人間は燃えるゴミになるから、あんまり変わらないけどね」っていうオダジョーのセリフが泣ける。
本当、人形と人間、どっちが心を持っているのかなあ。
出演者が(私的に)豪華で、岩松了さんが、今までになくいっぱい登場してて、さらにイやな役もやってて。
切ない作品だったなあ。
ペ・ドゥナが泣いたっていうのもわかるなあ。
私は映画観ながら泣かなかったけど、本当、切ない。
チネチッタの週末興行成績No.1っていうのには驚いたけど、今日もチネチッタで観ている御客さん、エンディングロールが終わるまで誰も席立たなかったよ。
上質な映画好きにぴったりの、深い映画。

|

引き出しの中のラブレター

Hikidashi
62点
公式サイト: http://www.hiki-koi.com/
試写会場: 中野ZEROホール(by OZ Mall)
監督: 三城真一
出演: 常盤貴子、林遣都、中島知子、岩尾望、竹財輝之助、萩原聖人、本上まなみ、八千草薫、仲代達矢
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
夢をかなえて、J-WAVEのパーソナリティになった久保田真生(常盤貴子)は、生前に自分を理解してくれなかった父親(六平直政)とのわだかまりのせいか、父親の49日に実家に帰らなかった。
妹が父親の品の整理をしているときに出てきたものが、まとめて段ボールに入れて送られてきて、その中に父親から真生宛てに書いた手紙も含まれていた。
一方、函館から真生の番組に投稿した直樹(林遣都)は、父(豊原功補)と祖父・恭三(仲代達也)が仲が悪いことが気になると書いてあった。
自分と父親との関係に似ていると感じた真生は、一瞬言葉を失ったが、スタッフの台本通り「おじいちゃんを笑わせてはどうか」という回答をした。
パーソナリティとしての自信が持てない真生は、恋人の大介(萩原雅人)との仲もギクシャク。
祖父を笑わせることができなったという直樹の祖父を訪ねて函館に行くが。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ラスト近くになるまで、何が言いたいのかさっぱりわからない映画だった。
それなのに、BGMの音楽だけは感動的なものにして、観客の気持ちとチグハグ。
だいたい何故、恭三が手紙を書くようにあれほど強要しなくちゃいけないのか、さらに番組スタッフもあれほど真剣に恭三からの手紙を待つのか、その理由を示す複線が足りなかったような気がする。
結果、手紙が読まれて初めて、その理由がわかるのだが、なんだかな~。
さらに、これも編集側の手落ちとしか思えないのが、某有名人の名がエンディングクレジットに出るのだが「この人、どこに出ていたんだろう?」と疑問に思う。エンディングクレジットと同時に登場人物のその後の短いエピソードが映画の続きとして描かれているが、サプライズでそのエピソードの中に登場するはずのその有名人が、先にクレジットで見ちゃったものだから、全然サプライズじゃなくて、これまたなんだかな~。
先週、早退してまでプレミア試写会に行こうとして早退までして、見逃したが、やっぱり早退するほどのことなかったな~。

|

« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »