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クヒオ大佐

Kuhio
74点
公式サイト: http://www.kuhio-movie.com/
監督: 吉田大八
出演: 堺雅人、松雪泰子、満島ひかり、中村優子、内野聖陽、新井浩文
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
クヒオ大佐(堺雅人)と婚約中の仕出し弁当や社長のしのぶ(松雪泰子)は、クヒオ大佐が滞在する旅館からアメリカ軍基地の往復の運転をさせられたり、買い物や飲食の代金を出させられたりしながらも、もうすぐ大佐の任務が終わると結婚できる幸せでいっぱいだった。
しかし、しのぶと旅館にいる間にも、浮気者のクヒオ大佐は、近くの博物館の学芸員・浅岡春(満島ひかり)に興味を持ち近づく。
一方、あでやかな世界で働く銀座のホステス・須藤未知子(中村優子)にも近づき、金を巻き上げようとする。
そんな中、しのぶの弟でいつもしのぶに金を無心している達也(新井浩文)が、クヒオの電話を受けて、クヒオが詐欺師と感づき、クヒオから金を巻き上げようとするが、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
先に「あんまり面白くない」という噂を聞いていたせいか、私はとっても楽しめた。
何が楽しいって『松ヶ根乱射事件』以来、主演作がないせいか、ドラマでも映画でもチョイ役でしか見れない新井浩文氏の演技が久々に堪能できたこと!!!
やっぱ、彼の演技っていいよね~。
一緒にいった友達も「あの人、よく見るけど誰だっけ?」って言ってたし。
つまり、みんな気がついているけど、名前も知らないし、名が通るほどメジャーな映画やドラマの主要人物をやっていないわりには、印象に残る演技しているわけよ!
それなのに、新井氏の役がらって(あっ、確か『蟹工船』に割と長めに出てたかも)、なんか表に出ない役ばっかり。
私は『松ヶ根乱射事件』以来、CM(香川照之氏と一緒のダイワハウスのCMが印象的)でも、ドラマでも(確か「ガリレオ」で柴咲コウの幼なじみ役で、1回登場)、ずーーっと彼に注目してきた。
で、今作は、そんなプチ新井浩文ファンの私的には、久々に彼のいい演技が堪能できて、その点大満足。まさかこんなに沢山、こんなに重要な役で出ているなんて知りませんでした。
で、新井浩文氏以外の出演者で、目を引いたのは内野聖陽氏。最初あまりのチョイ役で、違う人かな???って疑っちゃうくらい。
で、次に松雪嬢のダサさ加減。髪型とか、猫背とかは演技力のなせる技かな?と思ったけど、普通に歩くシーンで、あまりのO脚ぶりにびっくり!!あれって演技?ちなみに、それが堪能できるのは、家具屋のシーンです。
次は、目下実力派若手女優注目度No.1の満島ひかり嬢。地味な役も似合うけど、やっぱり彼女は戦う女の図が似合う~。セクシー系でもいけそうなので、もうちょっと露出度アップしてくださると、いいかな~なんて、オヤジっぽい感想の私です。

じゃあ、主役の堺氏は~?ってことだけど、彼は何をやらせても、あのようにニュートラルなカンジで、毒が前面に出ることも、善が前面に出ることも無いタイプの役者さんだと思う。
そういう意味では、一度徹底的な悪人役も観てみたいかも。

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マーシャル博士の恐竜ランド

Marshall
70点
原題: Land of the Lost(失われた大地)
公式サイト: http://kyoryu-land.jp/
映画館: TOHOシネマズ川崎(プレミアスクリーン)
監督: ブラッド・シルバーリング
出演: ウィル・フェレル、ダニー・R・マクブライド、アンナ・フリエル、ヨーマ・タッコン、ジョン・ボーイラン
製作国: アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
科学者のマーシャル博士(ウィル・フェレル)は、テレビショーでタイムワープの研究が成功したと発表するが、ライバルの名前を出され、MCを殴ってしまい、粗鋼の悪さを非難される。
おまけに、タイムワープなど誰も信じず、学会からも追放されてしまい、今は小学校で教えている。
そんな中、博士を尊敬するという女性ホリー(アンナ・フリエル)がやってきて、2万年以上前の化石についた、現代のライターの跡を見せる。
自分の研究結果が正しいことを確信したマーシャルは、タイムワープ装置を作って、ホリーが化石を拾ったという場所に行く。
かつての遊園地だったその土地は、今は女好きの変人ウィル(ダニー・R・マクブライド)がガイドをしていた。
ウィルに連れられ、洞窟ツアーに出かけると、タキオンというタイムワープに必要な素粒子が異常に増え、突然大きな滝に飲みこまれてしまう。
恐竜がいるような大昔に落ちてしまった3人は、そこにで猿人のチャカ(ヨーマ・タッコン)の命を救い、彼の道案内で無事恐竜の追ってから逃げるが、そこにはマーシャルがやってくることを予言していたと言う謎の生物・エニックがいた。
エニックは、タイムワープマシンを自分のところに早く持ってこないと、ザ・ザーンという征服者に地球が征服されてしまうという。

〈感想〉
吹き替え版で観たせいか、いつものウィル・フェレルのテンションの高さが伝わってこなかった。
やっぱり英語の映画は、原音で観たほうがいいらしい。
下品なセリフも日本語だと、よく意味が伝わらないし。
それはさておき、いつもの超フザけた『俺たち』シリーズよりもかなり真面目で、まるで『インディ・ジョーンズ』を彷彿させる作り。
『コーラス・ライン』の音楽に合わせて、マーシャルがバンダナを頭に巻いたところが、唯一『俺たち』シリーズに似ていた。
ヒロインの女の子のスタイルはいいのに、マーシャルとウィルのお腹の肉、すごすぎ!
何故か砂漠の真ん中に時空を超えるポイントがあって、毎日同じ時間に時空を超えて物が落ちてくるらしく、大きなプール付きホテルも落ちていて、どこからともなくとってきた水で、みんなで水浴びするシーンのお腹がすごい!!
それにしても、今日の観客を観ても、どう考えても子供向けの映画じゃないのに、なんで全国で吹き替え版ばっかり上映しているのかな?
やっぱりあのお下劣なセリフはウィル・フェレルの口から直接聞きたい。

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ハムーンとダーリャ

Hamoon_darya
68点
原題: Hamoon-o-Darya (ハムーンとダーリャ)
公式サイト: http://www.valkyrie-movie.net/
映画館: 新橋文化劇場(by Movie Highway様、いつもありがとうございます)
監督: エブラヒム・フルゼシュ
出演: メヘラン・ゴルモハンマドザーデ、マハブーベ・シャーケリ、ミラ・ハタミ
製作国: イラン(2008年)

〈ストーリー〉
絨毯折りで生計を立てているダーリャは、近所に住む従兄で楽器と歌が上手なハムーンが大好き。
ハムーンも村一の器量よしで、モテモテのダーリャが大好きだった。
しかし、ダーリャをお金持ちと結婚させたい母親と兄は、そんな二人の仲が村中の噂になっているのが我慢できない。
特に兄は、村の仲間たちとともにハムーンをいじめて仲間外れにしていた。
ダーリャと結婚するためには、お金を稼ぐ必要性を感じたハムーンは、遠くに住むバラ精油を作っているおじさんを訪ね、そこで働かせてもらう。
働き者のハムーンを気に入った叔父さん家族は、娘とハムーンが結婚して、バラ精油家業を手伝ってくれることを望んでいたが、ハムーンは相変わらずダーリャに夢中。
ハムーンが婿に来てくれないと知った叔父さん家族の態度に、居づらくなったハムーンは、故郷の村に帰る。
するとダーリャは不治の病に冒されて死にそうになっていた。
祈祷師に遠くの泉で魚を獲ってくれば、ダーリャが治ると言われたハムーンと、ダーリャの兄一派は、競って魚を獲りに行くが、みな途中で怖気づいて途中で断念してしまう。
砂漠で倒れたダーリャの兄を助けながら魚を獲ったハムーンは、村に帰ってダーリャに魚を渡す。
しかし、村人から二人の恋愛を理解されないと思ったハムーンは自ら身を引き、村を出て行く。

〈感想〉
あまりにもすごい文化の違いがあり、何故、恋愛できないのか、そもそもイスラム諸国に恋愛が存在するのか、とかそういうところから始まって映画を観ているから、最初から終わりまで????がいっぱいの映画だった。
そもそも、日本とか諸外国では従兄の恋愛を禁止している風なのに、なぜイランはいとこ同士の結婚が当たり前なのか?
それに親戚同士なら恋愛もスムーズに行きそうなのに、なぜダーリャの兄はハムーンを嫌うのか?
イランの女の人は顔を隠さなくてもいいのか?とか疑問だらけだった。
一番の疑問は、何故最後にハムーンがダーリャの元を去っていったのか。
苦難を乗り越えて魚を捕まえて来て、ダーリャを救ったのに、何故???普通はここで王子様がお姫様のために困難を乗り越えたってことでメデタシ、メデタシとなるのに。
とは言いつつ、文化的違いを知るには、とってもためになった作品で、嫌いではない。
ペルシャ絨毯も、あんなに苦労して作っていることがわかったしね。

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ワルキューレ

Valkyrie
70点
原題: VALKYRIE (ワルキューレ)
公式サイト: http://www.valkyrie-movie.net/
映画館: 新橋文化劇場
監督: ブライアン・シンガー
出演: トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、パトリック・ウィルソン、スティーブン・フライ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン製作国: アメリカ=ドイツ(2008年)

〈ストーリー〉
チュニジアの前線に送られていたシュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、今のヒトラー政権下の戦い方では、兵士が無駄死にすると思い、なんとか政策を変えたいと願っていた。
チュニジアで連合軍の砲弾に当たり、左目と右腕を無くしたシュタウフェンベルク大佐は、反乱組織に招かれ「ワルキューレ」作戦の主犯・実行人となる。
小型爆弾で「鷹の巣」と呼ばれるヒトラーの司令部を爆破し、ヒトラーとヒムラーを同時に暗殺した後、ベルリンの主要部を予備軍を使って制圧する計画だ。
本来なら「鷹の巣」の地下で行われるはずの会議が、その日に限って暑さのため地上会議室で行われることになった。
爆弾をしかけ、部屋が爆発したのを確認したシュタウフェンベルク大佐だったが、肝心のヒトラーが死んだかどうかは確認しないまま、首都圏制圧の行動に出た。
しかし、その後軽傷ですんだヒトラーの声が、鷹の巣から出ると、予備軍もろともヒトラーの命令に従うこととなり、あっけなく反乱軍の首謀者は捕まってしまう。

〈感想〉
映画としては面白いが、ヒトラーが1945年まで生きていたという事実を誰もが知っているので、この計画は失敗に終わったと最初からわかるのが悲しい。
これが、どこか遠い国の、遠い昔の話なら、結末も変えられるかもしれないが、第二次世界大戦のことで、生き証人もいる現代ではそれもかなわない。
ヒトラーを殺して、ドイツが変われたかどうかは、よくわからないが、ドイツ国内の、しかも軍上層部にもレジスタンスはいたのね。
日本にもそんな人いたのかしら?
その違いが、第二次世界大戦後のドイツと日本の教育の違いかしら?
日本は、かつての帝国軍を否定していないけど、ドイツはヒトラーご法度だもんね。

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デュプリシティ/スパイは、スパイに嘘をつく

Duplicity
72点
原題: Duplicity(二枚舌)
公式サイト: http://duplicity-spy-spy.jp/
映画館: 新橋文化劇場
監督: トニー・ギルロイ
出演: ジュリア・ロバーツ、クライヴ・オーウェン、トム・ウィルキンソン、ポール・ジアマッティ
製作国: アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
ドバイのリゾート地で、かつて一夜を共にしたCIAのスパイ、クレア(ジュリア・ロバーツ)とMI6のレイ(クライヴ・オーウェン)は、お互い運命を感じ、その数年後にローマで再開し、John&Yokoのような三夜を過ごす。
お互いの任務を無視して恋愛に生きれない二人は、公的任務を辞めて民間会社から大金を稼ごうと、民間企業の諜報員となることを決意する。
2人のターゲットになったのは、家庭用医薬部外品を開発しているエクイクロム社。エクイクロム社から二重スパイとしてライバル会社のB&Rに送り込まれたクレアは、ここ14ヶ月間、B&Rでの信頼を勝ち得ていた。
一方、株主総会の3週間前に、エクイクロム社にスパイとして雇われたレイは、クレアと知り合いじゃないふりをしながら、お得意の色気を使ってB&R関係の女性社員から情報を盗み出す。
お互いがスパイのため、お互いを疑いながら愛し合うことしかできないクレアとレイは、毎日の任務と2人の夢の間で葛藤する。
B&R社の新商品が何かを突き止めた2人は、その商品の化学記号の式をまんまと盗みだし、スイスの企業に3500万USドルで売ろうとする。
しかし、その式はただのスキンクリームのものだった。
実はだまされていたのは、2人のほうだったのだ。

〈感想〉
映画が終わっても、結末の意味がよくわからなかった私。
結局、新製品を開発したのは誰だったの?
サスペンス小説が苦手な私には、ストーリーは理解不能だったけど、主役の2人が魅力的で映画としてはすごく楽しめた。
ジュリア・ロバーツ、若干オバサン体型になってはいるけど、今でも往年の頃と変わらない笑顔が素敵。
一方相手約のクライヴ・オーウェンは『ザ・バンク -堕ちた巨像-』まで存在を知らなかったが、出来れば先にこっちを観たかったかも。
真面目なSP役よりも、女をくどくほうが似合ってていい男に見える。
こんなに面白い映画なのに、ロードショーのときなんで川崎で上映されなかったんだろう?
ジュリア・ロバーツの名前だけじゃ客が呼べないと判断したのか?

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カムイ外伝

Kamui
71点
公式サイト: http://www.kamuigaiden.jp/top.html
映画館: 川崎チネチッタ(チネ8)
監督: 崔洋一
出演: 松山ケンイチ、伊藤英明、佐藤浩市、小林薫、小雪、大後寿々花、イーキン・チェン
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
幼いころから、非人として村人から差別されてきたカムイ(松山ケンイチ)。
人より強くなったら差別されなくなるかと思い、忍者になったカムイだったが、そこでもカムイが求める自由な世界とはかけ離れていたため、抜け人となりカムイは追っ手に追われる。
ある日、松山5万石の藩主・軍兵衛(佐藤浩市)の愛馬の足を切り落とし、持ち逃げした男・半兵衛(小林薫)の様子を観ていて彼を救ったカムイだったが、何故か半兵衛はカムイを海の中に突き落とす。
瀕死状態で、ある島に流れついたカムイは、半兵衛の娘・サヤカ(大後寿々花)の献身的な介護で正気を取り戻す。
しかし半兵衛の妻・スガル(小雪)は、カムイをこころよく思わず、殺そうとする。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
本格的時代劇で、映画としてよくできているし、役者達もすごい豪華だが、今の社会で大ヒットするような映画じゃないことは確か。
松山ケンイチお得意の憑依的な演技もこの映画には無いし。
続編があるとは聞いているが、カムイと○○以外は、全部死んじゃうし、一体どんな続編?
ただ唯一、個人的に笑えたのが、海賊船の主・不動役の伊藤英明氏から海に突き落とされ、籠の中から脱出しようとするカムイの姿。これって『海猿』で伊藤英明クンが何度も演じていたような場面で、ある意味パクリとかウケ狙いじゃないかと、すっごい笑えた。
私的意見はさておき、映画としてはよくできているのでヒットしてほしいけど。

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ワイルド・スピード MAX

78点
原題: FAST&FURIOUS (速く、怒り狂って)
公式サイト: http://wild-speed-max.com/
試写会場: よみうりホール(via A様)
監督: ジャスティン・リン
出演: ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、ジョン・オルティス、ラズ・アロンソ、ガル・ガドット
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
ドミニカ共和国で、仲間たちとともにガソリンを盗んでいたドミニク(ヴィン・ディーゼル)は、ここでも逮捕される恐れがあり、恋人のレティ(ミシェル・ロドリゲス)と別れ、一人遠方の地にいた。
久々に妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)から電話があり、レティが殺されたという。
逮捕の危険を顧みず、アメリカに戻って来たドミニクだったが、かつての仲間で今はFBI捜査官をしているブライアン・オコーナー(ポール・ウォーカー)は、今となっては彼の敵だった。
レティの仇を追うドミニクと、巨大麻薬シンジケートを追うブライアンは、2人とも同じ男カンポス(ジョン・オーティス)に行きつく。
カンポスに近づくために、運び屋となるべく試合に挑んだ2人は2人とも無事雇われるが、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
『TOKYOドリフト』はテレビで観たことがあったが、なんだかイマイチ面白くなかった。
でも、本作は主役のヴィン・ディーゼルをあらかじめ知っていたせいか、すっごく楽しめた。
彼ってこの映画で有名になったのね。
日本のほうがカーレースものが多い気がしていたが、アメリカでも同じように路上カーレースってあるのね。
車を何台でも壊していいせいか、迫力満点。
車につきものの女の子もセクシーだし。
男の子は車、女の子は車を運転するイケメンに夢中になれて、デートムービーにはうってつけの1本。

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ココ・アヴァン・シャネル

Cocoavant
70点
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/cocoavantchanel/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ4)
監督: アンヌ・フォンテーヌ
出演: オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールブールド、エマニュエル・ドゥボス、マリー・ジラン、アレッサンドロ・ニボラ
製作国: フランス(2009年)

〈ストーリー〉
父親に見捨てられ、姉のアドリエンヌ(マリー・ジラン)と2人孤児院に入れられたガブリエル・ココ・シャネル(オドレイ・トトゥ)は、孤児院を出てから姉と2人でバーで歌を歌って小銭を設けながら、昼間はお針子として働いていた。
バーで知り合った男爵と恋愛しているアドリエンヌを見て哀れだと思っていたガブリエルは、男爵の友人のエティエンヌ(ブノワ・ポールブールド)が気に入り、兵役が終わった彼を追って、彼の家に無理やり押しかける。
エティエンヌはそんなガブリエルを夜は情人として可愛がるのに、昼間は人前に出ることを恥ずかしがり客の前に出るなと命じる。
そんな中、イギリス人のボーイ・カペル(アレッサンドロ・ニボラ)は、他の女性と違ったファッションを好むありのままのガブリエルを好きになり、ガブリエルもボーイに夢中になる。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
この映画と比較したいがために、先に観ていた『ココ・シャネル』。
正直言って、私は、本国フランスの映画よりも、アメリカの『ココ・シャネル』のほうが好きだ。
こっちの映画は、ココの自由奔放さはよく描かれているが、ココがいかにしてデザイナーとして自分の道を切り開いていったかは、詳しく描かれていない。
この映画ではココは、スポンサーを常に探していただけで、自分で食べていこうとしない。
映画の長さは同じくらいなのに『ココ・シャネル』の半分くらいにしか感じないのは何故だろう?
エティエンヌもボーイもココもこっちのほうがいやらしい人間として描かれていて、誰も好きになれない。
それにどうやってココのファッションが人々に受け入れられたかも描かれていないし。
来年公開の、ココの恋愛を描いたバージョンが楽しみ。

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ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~

Viyon
71点
公式サイト: http://www.villon.jp/
試写会場: 有楽町朝日ホール(by 東宝公式HP様、いつもありがとうございます)
監督: 根岸吉太郎
出演: 松 たか子、浅野忠信、室井 滋、伊武雅刀、広末涼子、妻夫木聡、堤真一
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
サチ(松たかこ)は、夫で作家・大谷(浅野忠信)の妻。
ある夜中、大谷が家に戻ってくると、見知らぬ夫婦(室井 滋&伊武雅刀)が、大谷が5000円を持ち逃げしたと言って押しかけて来た。しかし、大谷は、夫婦を振り切って逃げてしまた。
事情を聞き、翌朝、お金を返すあてもなく、夫婦がやっている居酒屋の椿屋に行ったサチは、今日か明日に5000円を返すあてがあるから、人質に自分がここで働くと言い出す。
その日のうちに大谷は、パトロンの女とともに店にやってきて5000円を返し、これ以上椿屋にいる理由がないサチだったが、店の客から美人と評判がよく、たくさんチップをもらえることを知ったサチは、そのまま椿屋で働くことにする。
自分でもお金が稼げることを知ったサチは、日に日にきれいになっていき、店の客の岡田(妻夫木聡)と帰りの方向が同じということで、毎日一緒に帰るようになる。
その途中、かつて好きだった男で今は弁護士の辻(堤真一)とたまたま電車で出会う。
一方の大谷は、愛人の秋子(広末涼子)の店に行くが、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
原作の『ヴィヨンの妻』短編だけじゃなく、他の短編も混ぜたとのことで、かなり夫婦間の話がややこしくなっていた。
出だしは原作とセリフまで同じだが、途中のサチはモテモテで、まるで原作と違う。
自分は浮気し放題なのに、サチが別の男といるだけで嫉妬する大谷って、今の日本でも理解しがたいが、この映画がモントリオール映画祭で監督賞を獲ったなんて、もっとびっくり。
今日は、完成披露試写会でフジテレビのアナウンサーがMCに来てて、去年モントリオール映画祭でグランプリを獲った『おくりびと』に対抗して「アカデミー賞を狙うか?」みたいな質問を監督にしていたが、今年の日本代表は『誰も守ってくれない』にもう決まったんだってば!!!
原作とちょっと違うけど、夫と似た者夫婦のサチの生き方は嫌いじゃない。
私なら、岡田とか辻の元に行っちゃうけどな~。

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のんちゃんのり弁

Nonchan
78点
公式サイト: http://www.noriben.com/
試写会場: ヤクルトホール(via D様、いつもありがとうございます)
監督: 緒方明
出演: 小西真奈美、岡田義徳、村上淳、岸部一徳、山口紗弥加、倍賞美津子
製作国: 日本(2008年)

〈ストーリー〉
31歳の小巻(小西真奈美)は、小説家と称し金銭的に親に頼ってばかりの夫・範明(岡田義徳)に愛想がつきて、一人娘ののんちゃん(佐々木りお)とともに、下町の実家に帰って来た。
下町で着付け教室をしながら年金で暮らしている母(賠償美津子)からちゃんと働けと言われ、世間を甘く見てた小巻は、何の資格も特技が無いまま一日4時間の安易な職を探すが、当然断られてばかり。
そんな中、のんちゃんに毎日作っていた段になっているのり弁が、幼稚園の間で好評を得てお代をもらい、小巻は初めて自分の手でお金を稼ぐ。
中学時代の元カレの健夫(村上淳)の紹介でたまたま知った居酒屋「ととや」の主人(岸部一徳)の味にほれ込み、弟子にしてくれと申し入れるが、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
就職難で失業者があふれ、かつでき婚で何も手に職が無いまま結婚し、離婚して困る女性が多いこの世にバッチリはまったテーマの映画。
主人公の小巻は、31歳で子供が幼稚園なんだから、その前に働いた経験もあるだろうに、何故にこんなに世間を見る目が甘いのか?
果ては、まだ正式離婚していないのに、健夫と甘い関係になったり、ちょっと身持ちを疑いたくなるが、逆にそこが妙にリアルっぽくていい。
弁当を作るのが好きっていうのは、りっぱに徳義だけど、それを職業にまで高められるかはまた別問題。
自分は何もできないと落ち込んでいる若者には教訓的ないい映画だけど、ここまで意思が強い人ってほとんどいないよね。
かくゆう私も安易な週3日の仕事をしています。もっと頑張れば頑張れるんだろうけど、気力が、、、、。

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プール

Pool
68点
公式サイト: http://pool-movie.com/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ8)
監督: 大森美香
出演: 小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、伽奈
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
チェンマイの空港に降り立ったさよ(伽奈)は、母親の京子(小林聡美)が働いているゲストハウスにやってきた。
オーナーの菊子(もたいまさこ)、ゲストハウスで働く市尾(加瀬亮)、そしてタイ人の子供ビー(シティッチャイ・コンピラ)とともに夕食に誘われるが、その雰囲気についていけず自分の部屋に閉じこもる。
4年前に自分を祖母に預けて残していった母が、他人のタイ人の子供の面倒を見ているのが解せず、ふてくされるさよの心理に京子はまったく気付かない。
それでもタイにいるうちにだんだん心がなごんでいくさよだたt。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
何も事件が起こらず、一定箇所からカメラをただ回している場面が多い映画。
のんびりした空気に、小林聡美のゆるい歌が流れると、たとえつまらなくなくても眠ってしまいそうな映画だった。
実際、ダンナは結構眠ってた。
この映画を眠くならずに、楽しんで観れる人ってすごい。
しかもこの映画を、劇場で一番おおきなスクリーンで上映するチネチッタって、、、、、catface
のんびりした午後に、平和な気持ちで寝たい人にお勧め。

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アドレナリン:ハイ・ボルテージ

Crank_high_voltage
90点
原題: Crank: High Voltage(変人:高電圧)
公式サイト: http://www.sonypictures.jp/movies/crankhighvoltage/試写会場: 中野ZEROホール(by TSUTAYA様、???様、いつもありがとうございます)
監督: ブライアン・テイラー、マーク・ネヴェルダイン
出演: ジェイスン・ステイサム、エイミー・スマート、デヴィッド・キャラダイン
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
突然空から降ってきて、車の上に落ちた後、意識を失ったチェビ(ジェイスン・ステイサム)は、中国人違法医療機関で、心臓を取られ、人口心臓を埋め込まれた。
そこを脱出したチェビは、自分の心臓を探しに外に出るが、恋人のイブ(エイミー・スマート)に電話してもつながらない。
医者のドック(ドワイト・ヨーカム)に電話すると、人口心臓は、外から電圧を加えると充電されるという。
車のバッテリーからチャージしたり、電信柱からチャージしたりしながら、自分の心臓を箱に入れて逃げる中国人男ジョニー・ヴァン(アー・スー)を追いかけ、ストリップバーに行くと、踊り子の中にイブを発見し、連れ出し逃げる。
そこでおかしな中国人女性リア(バイ・リン)も加わり、行く先々で人を殺しまくりながら、心臓を追いかけるが、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
『トランスポーター3』も面白かったけど、バカバカしさ加減が大炸裂したこっちのほうが面白い。
今年はジェイソン・ステイサムの当たり年かも。
何がすごいって、すごいバカバカしい演技をトランスポーター並みの真顔で演じる、ジェイソンがすごい。
おしまいのメイキング映像にもあったけど、自分でも笑っちゃうような演技らしくて、笑うのをこらえて真面目な顔でこんなアホらしい演技ができるのは、ジェイソンだけじゃないか?
っていうかジェイソンがやるからギャグ度がアップしている。
正直、1作目があまりにもバカバカしくて、続編があると聞いたとき、なんでこんなくだらない映画の続編作るの???って疑問だったけど、2作目のほうが圧倒的に面白い!
『トランスポーター』公開年に合わせて、これからも毎回作って欲しい。
18歳以上限定だけど、この内容なら仕方ないよね。大人向けのギャグってことで、、、、、。
真面目な映画に出れなくて、ひょっとしてジェイソン自体は不満かもしれないけど、これからも彼独特のニッチ映画にいっぱい出て欲しい!

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あの日、欲望の大地で

Theburningplain
78点
原題: The Burning Plain(燃える大地)
公式サイト: 無し
試写会場: よみうりホール(by HMV様、キネマ旬報様、いつもありがとうございます)
監督: ギジェルモ・アリアガ
出演: シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
レストランのマネージャー・シルヴィア(シャリーズ・セロン)は、厨房の男と不倫中。そんな彼女を遠くから観察するメキシコ人の男がいた。
一方、平野のトレーラーハウスがある日爆発し、中で不倫中の男女が、最中に死亡した。
お互い残された家族は、お互いの家族を恨むが、不倫の母(キム・ベイシンガー)の娘・マリアーナ(ジェニファー・ローレンス)と、不倫の父親(ヨアイム・デ・アルメイダ)の息子・サンティアゴ(J・D・パルド)はいつの間にか惹かれ深い仲になっていく。
一方、シルヴィアの前に現れた男は、シルヴィアの娘だという女の子を引き合わせようとする。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ギジェルモ・アリアガ監督の脚本作品は、いつもたくさんの人と、時間が交錯して最後まで理解しづらいが、今回のは2組の家族しか出てこなかったので、わかりやすかった。
アレハンドロ・ゴンザレス監督作品もそうだけど、必ずメシカーノがからむのがいい!
故郷を描きたいけど、ハリウッド資本だけだとメキシコ舞台の映画は作れないものね。
ネタバレになっちゃうけど、シャリーズ・セロン演じるシルヴィアはあのまま何の刑事罰も受けないのなかあ。
私的に心理的バツを受けているんだから、いいっちゃーいいのかもしれないけど、腑に落ちない。
主人公のマリアナ役の女の子、たしかに注目度高そうなので、これからの活躍に注目していきたい。

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リミッツ・オブ・コントロール

Limitsofcontrol
60点
原題: The Limits of Control (自制心の制限)
公式サイト: http://loc-movie.jp/index.html
試写会場: よみうりホール(by 映画生活様、映画ジャッジ様、いつもありがとうございます)
監督: ジム・ジャームッシュ
出演: イザック・ド・バンコレ、アレックス・デスカス、ジャン=フランソワ・ステヴナン、ティルダ・スウィントン、工藤夕貴、ジョン・ハート、ガエル・ガルシア・ベルナル、ヒアム・アッバス、ビル・マーレイ
製作国: スペイン=アメリカ(2006年)

〈ストーリー〉
一人の男が、ある人物を殺すよう依頼されて、パリの空港からマドリッドに降り立つ。
そこで指示通りタワーの部屋に行くと、見知らぬ女が裸で横たわって質問する。
"Tu no hablas Espanol, verdad?(アンタ、スペイン語話せないんだって?)"
そして、パリで受け取ったマッチ箱と交換に、その女性からマッチ箱を受け取る。
また街のカフェで、2つのカップのエスプレッソを頼み、そこで金髪の女から質問される。
"Usted no habla Espanol, verdad?"
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ストーリーがいつまで経っても、何も展開せず、淡々とスペインのあちこちを移動していく、ある意味、非常につまらない映画。
私は、英語のセリフやスペイン語のセリフをある程度楽しめるから、そこそこ楽しかった。
会う人すべてが「スペイン語話せないんだって?」と質問するのだが、多分スペイン語ネイティブ・スピーカーは主語が"Tu"で、工藤夕貴はじめそれ以外の言語を母国語とする人は"Usted"を使っているのが面白い。
さらに、その質問以外はみんな英語で話すのだが、"..... by any chance?"というセリフが出ると、みなそこから故事を語り始めて、その故事がまったく意味不明。
しかしその故事が、いろんな場面、場面で視覚的に登場したりするのが、面白い。
唯一、セリフじゃない故事は、フラメンコのカンタオールの歌詞が、そのままラストに出てきて、ターゲットが現れるところ。
私の理解によると、この映画は、現実というよりも、人間の意識を映像化したものだ。
ラスト近くの「どうやって入ったんだ?」という質問に"I used my imagination"と応えるところが、すべてを物語っている。
つまり、自分の回りで何が起こっても、自分の意思をコントロールして、自分の想像力を使って世界の邪念に打ち勝とう!という意味だと思うんだけど、、、、。違うかな?

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劇場版ペンギンの問題 幸せの青い鳥でごペンなさい

採点不可能
公式サイト: http://www.corocoro.tv/duepen-movie//
試写会場: ニッショーホール(by テレビ東京様、いつもありがとうございます)
監督: 神谷 純
出演: 伊東みやこ、木下優樹菜
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
ペンギンで小学5年生の木下ベッカムは、幸せの青い鳥を探していた。
ある日、海で倒れていた青い(というか緑色で青いコートを着た)ペンギンのビクトリアを見つける。
ビクトリアは、寒い冗談で回りを凍らせるという特殊な力を持ち、その力を利用して世界中を凍らせようとするニコルソンにとらえられようとしていた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
劇場予告編で「ごペンなさい」というギャグを観て、是非観てみたいと思い、試写会に応募して行ったが、はっきり言って大失敗。
もっとオヤジギャグをいっぱい言うのかと思ったら、少ないし。
同時上映の前座的な映画のせいか30分と短く、同時上映の『デュエルマスターズ』は何を言っているのか意味不明で、思わず寝ちゃうし。
やっぱり大人は、子供向けアニメ観ちゃダメね。

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グッド・バッド・ウィアード

Goodbadweird
75点
原題: 좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈(いいやつ、悪いやつ、変なやつ)
公式サイト: http://www.gbw.jp/
映画館: TOHOしねまずららぽーと横浜(スクリーン12)
監督: キム・ジウン
出演: ソン・ガンホ、、イ・ビョンホン、チョン・ウソン
製作国: 韓国(2008年)

〈ストーリー〉
20世紀初頭の満州国には、日本軍が統治していたが、あらゆる人種の人間が富を目当てに集まっていた。
ある日、汽車の先頭車にいた日本軍を攻撃して金目のものを奪おうとした男がいた。彼の名はユン・テグ(ソン・ガンホ)。賞金300円の首がかかったおたずね者だ。
一方馬族を率いて、同じく先頭車両に乗っている金丸が持つ地図を狙う冷酷な男パク・チャンイ(イ・ビョンホン)は、テグに先に地図を奪われたことを知り、車内でテグを探す。
強盗が入って混乱する社内から、チャンイを狙う男がいた。彼の名はパク・ドウォン(チョン・ウソン)。おたずね者をつかまえる賞金稼ぎの男だ。
なんとか2人の追撃をかわし、アジトとなる闇市に地図を持ち帰ったテグだったが、またたく間にチャンイの一味に居場所を知られてしまう。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
さすが韓国一の予算を使って製作された映画だけあって、セットやら出演者やら、豪華だった。
満州に当時、盗賊がいっぱいいたかどうか知らないが、あんな国だったとしたら、ある意味夢がある土地だったんだろうなあ。
「お金が手に入ったら田舎に帰って土地を買う」と言ったら「自分の土地と言っても、日本が支配する国の土地だ」と言ったら、「日本人だろうが、両班だろうが、どっちにしても他人が支配するのには変わりはない」という哲学的なテグのセリフが、韓国人の心を代弁している。
それにしても、最近のイ・ビョンホンって、冷酷冷淡な悪人役が多すぎ。そのうち悪役しかやらなくなるんじゃない?
一方、たとえ悪いやつでもソン・ガンホは悪人に見えないから、得だ。
それにしてもチョン・ウソンってちっとも目立ってなかったなあ。

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私の中のあなた

Mysisterskeeper
70点
原題:My Sister's Keeper(姉を存続させる人間)
公式サイト: http://watashino.gaga.ne.jp/l
試写会場: ヤクルトホール(by ラジオ日本様、いつもありがとうございます)
監督: ニック・カサヴェテス
出演: キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ポールドウィン
製作国: アメリカ(2006年)

〈ストーリー〉
11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)は、白血病の姉ケイト(ソフィア・ヴァリジーヴァ)のドナーとなるために、人工授精で作られた人間として生まれてきた。
元弁護士の母サラ(キャメロン・ディアス)は、ケイトの介護に専念するため仕事を辞め、消防士の父(ジェイソン・パトリック)もアナの兄でケイトの弟のジェシー(エヴァン・エリングソン)も、ケイトの病気で今までも様々な犠牲を強いられてきた。
とりわけサラはケイトが生かすことに固執しており、家族の気持ちなどまったく理解していなかった。
そんな中、今度は腎臓のドナーにされるアナは、とうとう弁護士に依頼し、両親を訴えることにした。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ドナーを作るために、子供を人口受精で作るなんてことがこの世で行われているなんて、本当にびっくりした。
そんなことして生まれてきた子に申し訳ないと思わないのだろうか?
まるで闇の子供たちの、Legal版ってカンジで、観てて憤りを感じた。
中には、死んでいくケイトが可哀そうな部分ばかりに気を取られて、泣いている人も多数いたが、この映画は「余命1か月の花嫁」とはテーマがまったく違うんだから、泣くとこじゃないでしょう(っていうか、隣の女の人が鼻をすする音はマジにうるさかった)。
人生には、さだめってものがあるのをアメリカ人は知らないのか。

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九月に降る風

Kugatsu
71点
公式サイト: http://www.9wind.jp/
映画館: シネマート新宿(スクリーン2)
監督: トム・リン
出演: リディアン・ヴォーン、チャン・チェア、ワン・ポーチエ、チウ・イーチェン
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
1996年9月の新竹。竹東高校でいつも仲間でつるんでいる7人は、プロ野球選手のリャオ・ミンシュンの大ファンで、今日も応援に来ていたが、審判の判断に抗議して大暴れ。翌日いつもどおり学校の指導室に呼ばれる7人。メンバーは、3年生のタン([湯]チャン・チェ)、イェン([彦]リディアン・ヴォーン)など、2年生と1年生の混合グループで、毎日屋上でランチを一緒に食べたり、ポケベルで集合かけて夜中にプールで泳いでさわいだり、普通の高校生活を送っていた。
タンは、イェンの彼女のユンの数学を教えるため、たびたび彼女の家に訪れ、ひそかに彼女のことを想っていた。
しかしイェンは、街でナンパを繰り返し、他の女の子とMTVでセックスに明け暮れる日々。
ある日、自分の彼女がイェンにナンパされたと殴りこみに来た男に、自分がイェンだと名乗り出たタンは、ビール瓶で頭を殴られてしまう。そんな彼に感謝するでもなく、自分の不誠実を詫びるわけでもないイェンにとうとう堪忍袋の緒が切れたタンは、、、。
(公開されて間もないいため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ストーリーは、まあまあだし、俳優さんたちもいい。でも、台湾映画にありがちだけど演技と演出がイマイチ。
野球が好きな少年のはずなのに、キャッチボールがありえないくらい下手なのはいくらなんでも変でしょう。特にラストのシーンでは。
高校生なのに、学校でタバコ吸ったり酒飲んだり、品行方正だった私にはありえない世界。
ジェイ・チョウの『言えない秘密』の高校生と比較しても不良ばっかり!!!!
と言いつつ、普通の台湾の生活を知るにはとってもいい映画。
やっぱり、家の中では靴を脱ぐんだ~、とか、床の上にちゃぶ台みたいのを置いて勉強してたり。
それ以外にも、中国大陸と台湾は違うということがよーくわかる、等身大の台湾映画。
私もかつては、Chineseなんて全世界どこにいても同じじゃないと思っていたけど、やっぱりそこの土地に住むうちにそれなりの文化が出来るんだな~。さらに台湾の場合、日本好きな傾向にあるから、こんな小さな作品にも日本語がフツーに出てきたり、、、。
やっぱり我愛台湾的文化だわ~。

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TAJOMARU

Tajomaru
30点
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/tajomaru/
試写会場: 九段会館(by フジテレビ様、いつもありがとうございます)
監督: 中野裕之
出演: 小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、池内博之、松方弘樹、萩原健一
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
舞台は乱世・室町時代の都。代々官僚職に就く名家・畠山家の二男として生まれた直光(小栗旬)は、幼い頃から兄の信綱(池内博之)と幼馴染で大納言の娘・阿古姫(柴本幸)と仲良く遊んで来た。
ある日、盗人の子供(田中圭)に情けをかけた直光は、桜丸と名付けて自分の家臣としたが、将軍(萩原健一)は桜丸をいたく気に入り、自分のなぐさみものとする。
大きくなって、兄の信綱が家督を継ぐものと思われていたが、将軍は大納言家の金塊目当てに、畠山家の後継ぎと阿古姫を結婚させようとする。
幼い頃から恋仲で言い名づけだった直光と阿古姫は、家督を継がずに結婚しようとするが、兄は家督欲しさに阿古を手ごめにする。
怒った直光は、阿古をつれて逃げ出すが、盗賊TAJOMARU(松方弘樹)に襲われ、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
しょっぱなのシーンから、時代劇とは思えない背景に、びっくり。どうみてもあれって、千鳥ヶ淵か何かでしょうrock
さらに、話が何の前触れも道理もなくどんどん展開し、どんどん主要人物と思われる人間が死んで行く。
話が強引すぎて、観てる側も何故こうなったかわからないままっていうところはTAJOMARUの心理と重なるのかもしれないが、そうじゃなくてこんな雑なストーリーって無いんじゃない?
ストーリーだけじゃなくて、映画の作りも雑な気がして、安く作ったテレビドラマよりも時代背景をうまくとらえていない気がする。
近代的な時代劇を作りたかったのかもしれないけど、『スキヤキウエスタンジャンゴ』みたいに、最初から奇抜な映画だとわかっていれば耐えれたろうが、まともな時代劇だと思って観てた私は、試写会に誘った人に対して申し訳なく思ってしまった。
実際、映画の途中で(耐え切れず?)退場した人が2組もいた。
映画と関係ないけど、九段会館の防音設備が悪いせいか、ホール外のスタッフの話し声が聞こえて、それもイライラした。映画上映中はスタッフも気をつけて欲しい。

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