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ミウの歌

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75点
原題: THE LOVE OF SIAM (サイアムの愛)
公式サイト: http://www.loveofsiam.jp/
映画館: シネマ・アンジェリカ
監督: チューキアット・サックウィーラクン
出演: ウィウィシット・ヒランヤウォンクン 、 マリオ・マウラー 、 ガンヤー・ラッタナペット 、 アティチャー・ポンシンピパット
製作国: タイ(2007年)

〈ストーリー〉(上映最終日のため、全ストーリー入り)
お祖母ちゃんと2人暮らしのミウ(ウィウィシット・ヒランヤウォンクン)は、幼馴染のトン(マリオ・マウラー)と大の仲好し。
ミウの家には、お爺ちゃんが愛していたピアノがあり、小さい頃から音楽に親しんでいた。
一方、トンは、父と母と姉のテン(チャーマーン・ブンヤサック)の4人暮らし。
ある日、チェンマイに家族旅行に出かけたテンは、そのまま友達とハイキングに行き、一人だけ行方不明になってしまった。
その後、トンは引っ越して行き、ミウとトンは離れ離れになった。
高校生になったミウは、学校の仲間とオーガストというバンドを組んで、マイナーデビューし、CDは人気で売り切れだった。
メジャーデビューするため、レコード会社に売り込むが、歌詞をもっとラブソング調にするように言われるが、恋愛経験の無いミウはなかなか詞が浮かんでこない。そんな中、隣に住む女子高生でミウにひそかにあこがれている中華系のインは、自分が彼女の代わりになってあげようか、と思わせぶりな態度を取る。
一方、オーガストのCDを市場に買いに来たトンは、偶然ミウと再会する。
トンと会った懐かしさと嬉しさの中、ミウは順調に歌詞や曲が思い浮かぶようになる。
オーガストのレコーディングを見学に行ったトンは、マネージャーのジュン(チャーマーン・ブンヤサック[二役])がテンに瓜二つなのを見て、母親に紹介し、ジュンはときおりテンとして酒浸りの父親の看病にトンの家に来るようになる。
学校一の美人のドーナツと付き合っているトンは、なんとなく彼女のことをそこまで好きになれない。
そんな中、ミウもトンも言葉では言い表せないような感情をお互いに抱き、キスしてしまう。
その場面を見たトンの母親は、ミウの家に行き、トンともう付き合わないでほしいと言う。
それを盗み聞きしていたインは、軽い失恋状態に陥り、たまたま遊び仲間のグループにトンを紹介されて、トンに対して嫉妬心を抱く。
トンと会えなくなったミウは、うまく曲が作れなくなりオーガストは別のボーカリストを迎えてクリスマスライブに備える。
電話しても出てくれないミウに苛立つトンは、ヤケになって外泊し、帰宅してみると、父親が血を吐いて入院していた。
病院でもかいがいしく娘のフリをするジュンだったが、自分がいなくてもこの家族がうまく行くことを悟り、さらにオーガストのゴタゴタで会社をクビになったこともあり、故郷のチェンマイに帰る。
オーガストのクリスマスライブの日、一旦はドーナツの誘いを受けたトンは、土壇場でライブに行くことを決める。
ミウへの気持ちを持つトンとインは一緒になってミウを応援するが、ライブ後、インはミウに会いに行かずひっそりと立ち去る。
一方、ミウに「僕は君の恋人になれない」と正直な気持ちを打ち明けたトン。
恋愛はかなわなかったが、ミウもトンも晴れ晴れとした気持ちで、明日に向かって歩き出した。

〈感想〉
Yahooのコメントに『藍色夏恋』みたいだと書いてあった。つまり高校生達の恋愛模様が描かれた映画なのかと思っていたら、ミウとトンがどんどん仲好くなっていくのを観て、そういう意味かと理解。
ミウ役の子も、トン役の子も、世界中どこに出しても恥ずかしくない、超美形のイケメンさん。このルックスなら、お互い魅かれてもしょうがないとしか言いようが無いが、そのままハッピーエンドにならないところが、タイ映画。
"LOVE OF SIAM"のLOVEは同性愛ではなく、家族愛だということを強調している。
つまり、トンがミウに抱いた気持ちも、恋愛ではなく家族愛のようなものだということか。
2人のイケメンだけでなく、ヒロインの2人の女の子も、日本人なら誰もが好きになる、アキバ系の可愛い子ちゃん。
さらに、ジュン役の女性も、トンのお母さんも超美人。
どの役者さん観てても、目の保養になるので必見だが、それ以外もあまり知られていないタイの中流家庭のお家の様子がわかって面白い。
インのお部屋は、日本の女の子の部屋と変わらないし、玄関が無いのに、家の入口で靴を脱ぐとか、食事はスプーンとフォークを使って食べるんだとか、隣に華僑の家庭が普通にあって、中国語のCDや歌詞が普通に日常にあるんだとか。
タイ旅行が大好きな私は、町で普通に高いパフェを食べている高校生達が不思議でしょうがなかったが、750バーツの人形を見て、高いと感じるってことは、私と物価感覚が同じなんだよね。
なのに、お母さんがジュンに支払った一日の報酬が5000バーツ!!!1000バーツ札が何枚あるんだ???と思わず数えてしまった。少なくとも私の財布にあんな枚数のバーツ札が入っていたことは無いから。
いろんな意味で、映画好きにもタイ好きにもお勧めの映画だけど、今日で渋谷の公開が終わっちゃうから、あとは大阪のシネ・ヌーヴォのみの公開なのが残念。
もっと全国で公開してくれえ。

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