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The Harimaya Bridge はりまや橋

Harimayabridge
72点
公式サイト: http://www.harimaya-bridge.jp/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ2)
監督: アロン・ウールフォーク
出演: ダニー・グローヴァー、ベン・ギロリ、高岡早紀、清水美沙、misono、穂のか、白石美帆
製作国: 日本、アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
高知県で、英語教師と赴任していたミッキー・ホルダー(ヴィクター・グラント)が、交通事故で死んだ。
息子の死を聞きつけて、葬儀にやってきた父親のダニエル(ベン・ギロリ)だったが、かつて第二次世界大戦中に日本軍捕虜となった自分の父を日本人に殺されたことがあるため、極端に日本人を嫌っていた。
しかし、日本に息子の遺作となる絵がたくさんあることを知り、絵を全部取り戻そうと一大決心して日本に一人で出向く。
たどりついてみると、言葉も文字も何もわからないダニエル一人では、まったく何もできないことを思い知る。
かつてミッキーと親しかった県の教育委員会の原(清水美紗)が、ダニエルの手助けをしようとするが、ダニエルのぶしつけで応戦的な態度に面喰う。
ミッキーには、久保紀子(高岡早紀)という恋人がいたことを伝えると、ダニエルは紀子が沢山絵をもっているに違いないと、彼女を探しだそうとするが、紀子が持っていたのは別の形見だった。
(公開間もないためストーリーはここまで)

〈感想〉
冒頭は、まったく『ロスト・イン・トランスレーション』そのもので、私も漢字圏以外の外国から日本に来たら面喰うだろうなあ~と主人公の気持ちがよく理解できた。
この映画の主題は非常にはっきりしていて、いくら同じ国同士に生まれた人間でも、たとえ家族でも気持ちが通わないこともある。文化や肌の色が違っても通い合うことができるということ。
アメリカ人が作ろうと言い出したのか、日本人がアメリカ人に作って欲しかったのかわかないが、日本語のセリフには全部英語の字幕、英語のセリフには日本語字幕がついて、オーディエンス・フレンドリーな映画。
ミッキー役の男性が、高岡早紀と比べると異常に若いのは、アメリカ人から見ると日本人女性の年齢がわからないせいか。
英語のセリフのすぐ後に、高知弁で話す清水美紗の演技には脱帽!英語と日本語なら誰でもできる気がするが、高知弁ネイティブじゃないとしたら、これはかなり至難の技だと思う。
『レイン・フォール』でも英語のセリフをこなしていたし、彼女の英語って俳優界では定評があるのかしら?

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