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レスラー

Wrestler
90点
原題: The Wrestler(レスラー)
公式サイト: http://www.wrestler.jp/
試写会場: 一ツ橋ホール(via A様、いつもありがとうございます)
監督: ダーレン・アロノフスキー
出演: ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
80年代に人気の頂点を極めたプロレスラーのランディ・ザ・ラム(ミッキー・ローク)は、年老いた今もかつての栄光を背負ってプロレスの試合を続けていた。
プロレスだけでは、生活が成り立たない今は、平日はスーパーマーケットの仕事をしていたが、それでも家賃が払えずトレーラーの借家は家賃滞納で中に入れない始末。
彼の唯一の心のよりどころは、ストリップバーで働くストリッパー・キャシディ(マリサ・トメイ)だった。
ある日、試合の直後気分が悪くなり倒れたランディは、そのまま心臓の手術をされ、二度と激しい運動ができなくなる。
プロレスという生甲斐を無くしたランディは、長い間連絡を取っていなかった娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)に会いに行くがそっけなくされてしまう。
しかし、キャシディの助言のおかげで、親子の関係を取り戻したかに見えたが、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
かつてのセクシー俳優ミッキー・ロークに100%感情移入できる映画だった。
「80年代のお気楽な音楽は良かったけど"ニルヴァーナ"のせいで、それが終わった」というセリフは、まさに主人公のランディの人生そのもので、かつ私の人生とも重なる。
だから、私、90年代以降の洋楽を聴かなくなったのね。教えてくれてどうもありがとう。
よって、輝かしくてお気楽な80年代を生きた私は、プロレス以外の部分のランディになった気分で映画を観れた。
家族のためにちゃんとしようと、頑張るが所詮はダメ男だからうまく行かない。
パパがダメなら、男として恋愛に救いを求めるが、それも思うように行かない。
なんだかイヤになって、やっぱり自分の元々いた場所、自分が自分らしくいられる場所に帰りたいと思う男。
"I'm here. I'm really here"っていうキャシディのセリフを聞いたときは、思わず涙がこぼれて、ランディが欲しいのはその言葉と気持ちなんだよー!!って心で叫んでしまう。
でも、ふたたび「そこ」にいるはずの彼女を目で追ったとき、そこ(さっき"here"って言っていた場所)にいないときの彼の気持ち、、、、、。
涙無くしては観れません。
ダメな人間で、ダメでなくなろうと努力しても、結局ダメな自分に戻っちゃう人にお勧め。
本当にダメでなくなりたい人は『イエスマン』を観てください。

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