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扉をたたく人

Visitor
83点
原題: THE VISITOR (訪問者)
公式サイト: http://www.tobira-movie.jp/
試写会場: 明治安田生命ホール(by ぱど様、いつもありがとうございます)
監督: トム・マッカーシー
出演: リチャード・ジェンキンス、ヒアム・アッバス
製作国: アメリカ(2007年)

〈ストーリー〉
コネチカット州の大学で週1コマの授業を十年以上やっている、マンネリ生活を送っている教授のウォルター(リチャード・ジェンキンス)は、ある日学会に出席するためニューヨークに行くように命じられた。
いやいやオファーを引き受け、ニューヨークに所有するアパートに入ってみると、見知らぬ外国人カップルが住んでいた。
男性はシリア出身のタレク(ハーズ・スレイマン)、女性はセネガル出身でゼナイブ(ダナイ・グリラ)と言い、不法滞在者の2人は、警察沙汰を極端に恐れ、すぐに出て行くと言った。
行くあてがない2人を気のどくに思ったウォルターは、行先が見つかるまで2人にアパートにいてもいいという。
久々のニューヨークの自由な空気に触れたウォルターが、アパートに帰るとタレクはジャイベというアフリカの太鼓の練習中だった。
ジャイベに興味を持ったウォルターは、タレクに教えてもらい、2人で公演で演奏したりと、打ち解けるが、地下鉄でタレクは突然理由もなく逮捕されてしまう。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
アメリカ映画と思えないくらい、繊細な心の描写を描いていて、こんな映画が4館の上映から270館にまで広がったなら、アメリカの映画観客も捨てたもんじゃないと思う。
ウォルターの人生は、日本人なら99%理解+共感するのではないか?
さらに私は、英語のタイトルよりも、日本語タイトルの『扉をたたく人』というほうが気に入った。
まさにウォルターをそのまま表現した邦題。
多分、英語のVisitorにもそういう意味があるのかもしれないが、それをあえて「扉をたたく」と決めた配給会社の方に拍手paper
アメリカもそうだけど、日本でも不法滞在者の問題が色々複雑になっている中、この映画はまさに今の時期公開するのがタイムリー。
あの埼玉のフィリピン人少女は、その後どうしているのかなあ。
何も悪いことしていなくて、ましてや税金や年金積立までやってくれているなら、下手な専業○○より、よっぽど日本の国家のためになっているのにね。
あっ、話しが飛んじゃった。ともかくアメリカ映画っぽくないアート系映画なので、万人の映画好きにお勧め。

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