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真夏のオリオン

Orion
点数: 70点
公式サイト: http://www.manatsu-orion.com/
試写会場: 東京国際フォーラムAホール(by 東宝HP様、本当にいつもありがとうございます)
監督: 篠原哲雄
出演: 玉木宏、北川景子、堂珍嘉邦、平岡祐太、鈴木拓、吹越満、吉田栄作、益岡徹
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
第二次世界大戦末期の沖縄南東部。米軍の燃料補給路を断つため、日本の潜水艦5隻が配備されていた。
一番後を行くイー77号には、艦長の倉本(玉木宏)以下、水雷長の田村(益岡徹)、機関長の桑田(吉田栄作)、航海長の中津(吹越満)、初航海となる軍医長の坪田(平岡祐太)、艦長付のハーモニカが好きな最年少の鈴木(太賀)らが乗っていた。
イー77には、人間魚雷「回転」4機がつまれており、その乗組員たちも乗っていた。
倉本は、天才的な戦略家で、これまで13機の敵艦を撃破していた。
先に敵に向かっていた他の4艦は、すでに通信が途絶えていた。中には倉本の親友・有沢(堂珍嘉邦)が館長を務めるイー81潜水艦も含まれていた。
倉本は、出船前に恋人の志津子(北川景子)からお守りとしてもらった「真夏のオリオン」の楽譜を胸に、敵艦に向かって行った。しかし、残り少ない魚雷を撃破され、倉本達に残された戦法は、ひたすら海の下に潜むことだけだった。そんな中、海の底からあるメッセージが聞こえてくる。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
これまでの戦争映画と違って、激しい戦闘シーンや人が死ぬシーンが極端に少なく、さらに潜水艦内は、野蛮な行為もなく秩序が保たれ、本当に今までの戦争映画とは違った趣き。
これまで描かれたやたら熱い男たちを見慣れていたせいか、なんか物足りないカンジ。
特に艦長の倉本が紳士すぎちゃって。それに今まで知らなかったが、潜水艦の戦法は、他の軍隊と違ってすべて艦長に一任されていて自由なのだそうだ。その自由さも当時の日本のものとは思えず、新鮮だった。
最初に現代があって、最年少だった兵隊がかつての想いでを語る点など『男たちの大和』に酷似しているが、役者の格が違うのか何なのかわからないが、こっちが大人しすぎ!
さらに大和では、フレッシュな若者の恋愛が可愛らしかったのに対して、こっちはある程度大人の恋愛なので、出港前に抱き合ったりという点が、当時でもありえたのか疑問に思ってしまった(そうゆうのって今と変わらないのかなあ。さすがにキスまではしなかったけど)。
何故か倉本演じる玉木が「俺もかつて音楽の勉強をしてて、指揮者を目指していたんだ。」っていうセリフが。これってどう考えても『のだめカンタービレ』をもじったギャク?しかもこんな真剣な映画で?ちょっと脚本化さんのセンスを疑ってしまった。

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