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鴨川ホルモー

Kamogawahorumo
点数: 78点
公式サイト: http://www.horumo.jp/index.html
試写会場: よみうりホール(by Movie WalkerI様、いつもありがとうございます)
監督: 本木克英
出演: 山田孝之、栗山千明、濱田岳、石田卓也、芦名星、荒川良々、石橋蓮司
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
2浪して、京大に入学した安部(山田孝之)は、完全な5月病。
クラスメートの高村(濱田岳)と京都の祭りに参加中のところを、青龍会というごく普通のサークルへの加入を勧められ、言われるままコンパに参加する。
そこで、安部は、美しい鼻を持つ早良京子(芦名星)に一目ぼれし、そのままサークルに入会する。
ごく普通のサークルと聞いていたはずなのに、実はこのサークルはホルモーという神様を戦わせる伝統行事を行うサークルだったのだ。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
スニークプレビューで観た友達が、面白くなかったと言っていたので、あんまり期待せずに見始めたら、すっごい面白かったです。
山田孝之クンのコメディアン的演技が光ってて、ここ数年で観た中では、キャラ的に一番合っているかも。
濱田岳クンも、『フィッシュストーリー』より全然似合ってた。
神様のCGも超可愛くって、違和感なし。
本当にこんなことが現実にあったらいいなあと思える可愛い映画。
バカバカしいと思えるストーリーかもしれないけど、神様がいっぱいいる日本だから、本当にあるかももと信じれるお話。

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ストレンジャーズ/戦慄の訪問者

Strangers
点数: 50点
原題: The Strangers (知らない人たち)
公式サイト: http://www.thestrangers.net/
試写会場: 一ツ橋ホール(by シネマNAVI様、いつもありがとうございます)
監督: ブライアン・ベルティーノ
出演: リヴ・タイラー、スコット・スピードマン、ジェマ・ワード、キップ・ウィークス、ローラ・マーゴリス、グレン・ハワートン
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
ジェームズ(スコット・スピードマン)の求婚を断ったクリスティン(リヴ・タイラー)。
2人は、昼間のうちにセッティングしてあったジェームズの別荘に行くが、気まずい雰囲気。
しかし、なんとなく甘いムードになって来た朝方4時に、何者かがドアをノックした。
ノックした女は、ポーチの電球が切れてて顔が見えず、「タマラはいますか?」と尋ねるが、当然いないと応える2人。
気まずい雰囲気に耐え切れなくなったジェームズは、一人でドライブにでかけた。
一人残されたクリスティンだったが、何者かが家の中にいる気配を感じ、ジェームズに助けを求める。
最初は、信じなかったジェームズだったが、外に出て自分の車が破壊されているのを見て、初めて自分たちがおかれた立場に気付く。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ネタバレになるから、一切のことは言えないが、非常につじつまが合わない、デタラメな作品。
「タマラはいますか?」の質問は一体何の意味があるのか?
マスクをかぶっている理由は?
あれが、幽霊じゃなくて、普通の人間なんだとしたら、クリスティンやジェームズに気付かれずに、家の中や庭の空間を自由に行き来できないでしょう?
途中で、すべてがクリスティンの妄想なんじゃないかとか、実は犯人は、求婚を断られたジェームズなんじゃないか、など、色々想像したが、それも違うらしい。
だとしたら、この映画のテーマって何?
『ヒッチャー』みたいな恣意性が無い人が犯人だとしたら、それはそれでつじつまが合わないんだけど、、、。
これは日本では、ホラー映画としてウケないでしょう?と思ってしまった、残念な一作。

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ビバリーヒルズ・チワワ

Thebank
点数: 81点
原題: BEVERLY HILLS CHIHUAHUA (ビバリーヒルズ・チワワ)
公式サイト: http://www.disney.co.jp/movies/bhch/index.html
試写会場: ディズニー試写室(by ココログ様、いつもありがとうございます)
監督: ラージャ・ゴスネル
出演: アンディ・ガルシア、ジョージ・ロペス、ドリュー・バリモア、パイパー・ペラーボ、マノロ・カルドナ、ジェイミー・リー・カーティス、ホセ・マリア・ヤスピク
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
ビバリーヒルズに住むセレブの愛犬クロエ(声:ドリュー・バリモア)は、まさに超セレブな犬。ネイルサロンやブランドショップでのお買い物、セレブ仲間(犬)とのパーティなど、何不自由ない贅沢な暮しを送っていた。
飼い主の庭の世話をする園芸師サム(マノロ・カルドナ)の愛犬のパピは、クロエに夢中。毎日愛の言葉を投げかけるが、住む世界が違うパピをクロエはじゃけにして相手にしない。
そんなある日、クロエの留守番の世話を頼まれた飼い主の姪レイチェル(パイパー・ペラーポ)は、全然クロエの面倒を見ず、友達と一緒にメキシコにクロエを連れて旅行に行ってしまう。
自分の世話をせずに遊んでばかりのレイチェルに腹を立てたクロエは、ビーチに出たところを何者かに誘拐されてしまう。
事の重大さに気付いたレイチェルは必至にクロエを探すが言葉が通じず、困り果てる。
しかしクロエを愛するパピとともに、メキシコ人のサムが手伝いに来てくれて、だんだんクロエの足取りがわかってくるが、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ストーリー自体は、今まで沢山あるような話だが、それを犬が演じることですごい新鮮に映って、面白かった。
人間と同様に犬たちにも色んな個人的歴史と背景があって、それぞれ苦労しているんだと、なんとなく納得。
お嬢様で世間知らずのクロエが、平民の元警察犬デルガドに助けられながら、苦労して、だんだん普通の犬らしい感情が芽生えて強くなって行くのが面白い。
さらに人間のラブストーリーっぽいものもちょっとあって、何を取っても楽しめる。
今回は吹替え版で観たおかげで、映像を堪能できたが、次回字幕版でもう一度観て、ドリュー・バリモアのセリフや生のスペイン語のセリフを聞きたいなあ。

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劔岳 点の記

Tsurugidake
点数: 70点
公式サイト: http://www.tsurugidake.jp/
試写会場: 川崎チネチッタ(チネ10)(『剱岳 点の記』公式HP様、どうもありがとうございます)
監督: 木村大作
出演: 浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル、宮崎あおい、役所広司
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
明治39年、陸軍参謀本部陸地測量部の柴崎(浅野忠信)は、前人未到の名峰「剱岳」の登頂+測量を命じられる。
地元・富山の山岳ガイド、宇治長次郎(香川照之)とともに、事前調査に出向いた柴崎は、どの壁からも剱岳登頂が難しいことを知り、ましてや測量など出来るのか不安になる。
翌年春に、生田信(松田龍平)や、その他の仲間やガイド達とともに剱岳を目指すが、マスコミは、西洋から最新の登山具を用いて剱岳に挑む日本山岳会と測量部のどちらが先に登頂するかでにぎわっていた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
47都道府県全国行脚特別試写会で観た。
木村監督は70歳を超えたと思えぬほどしゃんとされてて素敵。この映画に自信を持っていらっしゃるようだったが、はっきり言って私にはまるでドキュメンタリーのように思えて、映画としてそこまで感動しなかった。
映画じゃなくても、登山風景を観るだけで、キャストやスタッフさんがどれだけシンドい思いをされてたのか、痛いほどよくわかったが、私の心を冷めさせたのは、富山弁のセリフ。
方言指導ちゃんとしたのか疑問に思うほどで、これならわざわざ富山弁にしなくて、標準語にしてしまえばよかったのにと思えた。
特に香川さんのセリフはひどくて、映画の冒頭は「だちゃ」という富山市あたりの方言だったのに、途中からいきなり富山市以外の方言「やちゃ」に変わったのにはびっくり。なんで????途中で立山町近辺の方言が「だ」じゃないって指摘されたのかしら?(立山の方言がどっちか知らないけど)
まあそれは差し引いても、ロケのしんどさや役者さんの苦労はわかりましたが、映画として心に響くカンジではなかったなあ。

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ザ・バンク-堕ちた巨像-

Thebank
点数: 73点
原題: The International(国際的)
公式サイト: http://www.sonypictures.jp/movies/theinternational/
試写会場: 九段会館(by Tokyo Walker様)
監督: トム・ティクヴァ
出演: クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、アーミン・ミューラー=スタール
製作国: アメリカ、ドイツ(2008年)

〈ストーリー〉
インターポールの捜査官サリンジャー(クライヴ・オーウェン)は、ルクセンブルクに本部があるヨーロッパの巨大銀行IBBCにからんだ人物が次々と殺されているのを知る。
なんとかIBBCの犯罪を暴こうと、ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)と協力して、ドイツやルクセンブルク、イタリア、ニューヨークと飛ぶが、その間も次々と人が殺され、止められない。
陰謀の本当の黒幕は誰なのか?
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
推理小説が苦手な私。苦手な理由は、登場人物が多くて、色んな人の名前が出てきて、誰が誰だか全然わからなくなるからだ。
この映画はまさにそう。
かなり後半になるまで、主人公の名前がサリンジャーだということすらわからなかった。
内容は結構今風で、悪はこの世でつながっていて、一人捕まえても、また別の悪が台頭するという、教訓的な映画。
ただその分、すっきりしたエンディングじゃないのが、難。
それに、主人公の人、誰????見たことないんですけどー。
今の日本ではナオミ・ワッツ一人の名前じゃ、ヒットが難しいかも。
推理小説と懲悪ものが好きな方にはお勧め。

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いとしい人

Thenshefoundme
点数: 75点
原題: Then She Found Me(そのとき、彼女が僕を見つけてくれた)
公式サイト: http://itoshii-movie.com/
試写会場: 九段会館(by 多分cinemaなんとかWEB様、いつもありがとうございます)
監督: ヘレン・ハント
出演: ヘレン・ハント、コリン・ファース、ベッド・ミドラー、マシュー・ブロデリック
製作国: アメリカ(2007年)

〈ストーリー〉
養母に育てられたエイプリル(ヘレン・ハント)は、39歳で、早く子供を欲しがっている。自分が実母からの愛情をもらえなかったという理由で、養子じゃなくて自分のDNAを持つ子供が欲しい。
そんなある日、大人になりきれいない夫ベン(マシュー・ブロデリック)から別れを切りだされ、たまたま欲情してセックスした後、夫は家を出て行ってしまう。
翌日、勤務先の小学校で、子供の親で離婚したばかりのフランク(コリン・ファース)から言い寄られる。
さらに、実母だと名乗るバニース(ベッド・ミドラー)が現れ、さらに混乱する。
フランクのことを好きになり付き合い始めた翌日、エイプリルは妊娠したことを知る。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
日本では、実の親や実の子という、血のつながりを非常に気にするから、こんな映画はできないが、さすがアメリカ。
養母がエイプリルに「子供が欲しいなら養子をもらいなさい」と言い放つところとか、ラストなんて、ちょっと考え付かない。
ようするに、血がつながっていようとなかろうと、結婚していようといまいと、愛する者は本当に愛するんだということが伝わってくる映画。
主役の女優さん、あんまり美人じゃないのに「ゴージャス!」とか言われて変だと思ったら、監督・脚本・主演と3役こなした映画らしい。
これはすごい!

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クローズ ZERO II

Crz2
点数: 10点
公式サイト: http://www.cz2.jp/index.html
試写会場: JCBホール(by 東宝公式HP様、いつもありがとうございます)
監督: 三池崇史
出演: 小栗旬、山田孝之、金子ノブアキ、三浦春馬、やべきょうすけ、黒木メイサ、高岡蒼甫、桐谷健太
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
鈴蘭高校で頂点に達した滝谷源治(小栗旬)だったが、相変わらず学校の不良グループは彼が学校のリーダーだとは認めていなかった。
そんな中、かつて学校の総長を鈴蘭高校のケンカで殺された鳳仙学園が、休戦協定を破り鈴蘭高校にケンカをいどんで来た。
ケンカは強くても校内からの人望が無い源治は自分の有るべき立場で悩んでいる矢先、父親(岸谷五郎)がピストルで撃たれる。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
映画の80%くらいはケンカのシーン。
しかもなんでケンカしてんのか、私にはまったく理解できない。
あれだけ殴ったり蹴ったりしたら、普通相手は骨折したり死んだりするでしょう。
それとも日本ではこんなことが日常茶飯事行われているのか?
今日の舞台挨拶に登壇しなかった出演者でも、大東俊介クンとか小柳友クンとか、今となっては(私的に)有名人がいっぱい出てて、それを観るのが唯一の楽しみだった。
不良嫌いな人にはお勧めしない映画。

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フィッシュストーリー

Fishstory
点数: 70点
公式サイト: http://fishstory-movie.jp/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ4)
監督: 中村義洋
出演: 伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳、森山来來、大森南朋
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
1982年。これから合コンに行くため、友達に運転手扱いされている気弱な大学生(濱田岳)は、合コンで予言力のあるという女性(高橋真唯)からいつか地球を救うと予言される。その合コンの帰り、心霊現象があるという逆鱗という1975年にデビューしたパンクバンドの「フィッシュストーリー」という曲をカーステレオで聞きながら運転していると、とある犯罪現場に出くわす。
時は現代、修学旅行の帰りのフェリーで東京で降りそこねた女子高生(多部未華子)は、シージャックに会った船で正義の味方(森山来來)に出会う。
時は1975年。クラブで演奏中にとあるレコード会社のディレクター(大森南朋)からスカウトされた、バンド・逆鱗は、3枚出したアルバムが全く売れずがけっぷちに立っていた。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
高良健吾氏の舞台挨拶目当てで、わざわざ初日に観に行った。しかし、たとえ舞台挨拶が無くてもチネチッタの初日公開映画で、こんなに観客が少ない映画がかつてあったろうか????と疑問に思うほど客の入りは悪かった。何故????
映画の出来はと言えば、例えば先週観た『恋極星』と比べてそんなに悪いわけでもないし、なんでこんなに入りが悪いんだろう?舞台挨拶が男ばかりだから?本当不思議。
さて映画のほうは、色んな時代が同時進行的にまるでオムニバスのように出てくるので、最初ちょっとわかりずらいが、ラスト10分くらいで一気につながりを見せるという、伊坂幸太郎小説を忠実に描いているカンジ(原作読んでないけど、作風から想像できる)。
そんなに悪い出来じゃないけど、『アヒルと鴨のコインロッカー』と比べると、どうかな?って思っちゃう。
濱田岳クンもそうだけど、ドルジ役だった人も出ていて、アヒルと鴨が好きな人ならどうしても比べちゃうかも。俳優力の違いか脚本の違いかわからないけど、比べると見劣りするのはいなめないかも。
でも高良健吾氏は、ダルビッシュばりで超格好いいので、絶対お勧め。

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ウォッチメン

Watchmen
点数: 80点
原題: Watchmen (見張人)
公式サイト: http://www.watchmenmovie.co.uk/intl/jp/
試写会場: 一ツ橋ホール(by 多分ココログ様、いつもありがとうございます)
監督: ザック・スナイダー
出演: パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ビリー・クラダップ、マリン・アッカーマン、マシュー・グード
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
1980年代中盤のアメリカ。ベトナム戦争で勝利したアメリカは、ニクソンが3期めの大統領を継続中で、ソ連との冷戦も一触即発の状態だった。
街は治安が悪く荒れはて、ソ連のミサイルがもうすぐアメリカにやって来るという恐怖で人々はおびえていた。
そんな中、かつてベトナム戦争で大勝利に導いたヒーロー「ウォッチメン」のひとり、コメディアン(ジェフリー・ディーン・モーガン)が何者かに殺される。
かつての仲間の一人ロールシャッハは、ダン・ドライバーグ(パトリック・ウィルソン)の元を訪れ、誰かがヒーローを次々と殺そうとしていると話し、一人で捜査を始める。
一方かつての仲間で今は世界一頭がいいと言われているエイドリアン・ヴェイト(マシュー・グード)も何者かに襲われる。
かつての事故で原子の集まりとなってしまったDr.マンハッタン(ビリー・クラダップ)とその恋人ローリー(マリン・アッカーマン)がいる政府の秘密基地に向かったロールシャッハとダンだが、かつての正義感はDr.マンハッタンから無くなっていた。
そんな中、ソ連がとうとうアメリカに向けて2日後にミサイルを放つという情報が、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
話がよくわからないが、ともかく面白い映画だった。
随所随所に比喩が色々な形で使われていて、それによって観る側がいろんな見方ができる。
最近お気に入りのパトリック・ウィルソンがアクションに挑戦しているが、やはりヒロインとの女性の素っ裸なラブシーンのほうが私は好き。ずっと脱いでていただきたいくらい、彼の後ろ姿は素敵です。
裸でもいいくらいなのに、思いっきりコスチューム着こんでマスクにマントまで着ちゃって、いつもの彼とは大違い。でもヒーロー物も似合っているので、これからもこういった映画に出ていただきたい。
『リトル・チルドレン』で幼児犯罪者役やっていた人も、パトリックと再共演している。
相変わらず変な役。こういう変人役で役が固まってしまっているのか。
美しい若い女性を見事に年よりに特殊メイクしたり、変わった乗り物が登場したり、ともかくこれまで観たことない変わった映画で、ストーリーが意味不明でも十分楽しめる映画。

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ホノカアボーイ

Honokaaboy
点数: 71点
公式サイト: http://www.honokaa-boy.jp/
映画館: TOHOシネマズ川崎(スクリーン5)
監督: 真田敦
出演: 岡田将生、倍賞千恵子、長谷川潤、喜味こいし、正司照枝、蒼井優、深津絵里、松坂慶子
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
恋人(蒼井優)と2人でハワイ島のホノカアという町に旅行にやってきた大学生のレオ(岡田将生)。
その後恋人と別れて大学を1年休学して、ホノカアの映画館で住み込みで働きだす。
ホノカアの町は若者がほとんどいない。
映画館のオーナーで食いしん坊のエデリ(松坂慶子)、映写係のバズ(Chaz Mann)、ポップコーン売りのジェームズ(Tom Suzuki)、近所のエロじい・こいし(喜味こいし)など。
その中でも映画館にマラサダ(ドーナツのようなお菓子)をおろしているビー(倍賞千恵子)は、一風変わっていてイタズラ好きなおバアちゃん。
ある日レオが小麦粉をビーの家に届けて、鍋に入っていた猫のご飯を「美味しい」と褒めたところから、毎日ビーはレオにお昼の弁当と夕ごはんを作るようになる。
50年前に夫を亡くしてから、人間とのかかわりを避けてきたビーだったが、夫に似ているレオが出現して久々に人間らしい、女っぽい気持ちがよみがえる。
そんなときレオは町の数少ない若い女性マライア(長谷川潤)と知り合って、、、、。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ズバリ!日本版『ラベンダーの咲く庭で』と『かもめ食堂』を足して2で割った映画。
のんびりムードは『かもめ食堂』をねらって、ビーが抱くレオに対する独占欲は『ラベンダーの咲く庭で』。
辛口でいうと、どっちにも達していなくて大手・東宝がからんでいる映画だけに、観る側の細かいツボにはまることはない。
いっそのことラベンダーみたいに、思いっきり老人の恋愛ものにするか、そういうドロドロを一切排除して癒し系にすればよかったのに。
岡田クン初主演だけど、堂々とした主役ぶり。
お尻丸だしの着替えとか、岡田クンの可愛さが堪能できる映画。
でも『かもめ食堂』のようなコアなツボを押さえていないのがイマイチだなあ。

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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

Marley
点数: 70点
原題: MARLEY AND ME (マーリーと僕)
公式サイト: http://movies.foxjapan.com/marley/
試写会場: 九段会館(via Dさん、いつもありがとうございます)
監督: デヴィッド・フランケル
出演: オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストン、エリック・デイン、アラン・アーキン、キャスリーン・ターナー
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
新聞記者の新婚カップル、ジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)は、子供の代わりに一匹のゴールデンレトリバーを買った。他の犬より安かったためバーゲン犬(clearance puppy)と呼ばれた犬は、バーゲンなだけに世界最悪の犬(world worst dog)と言われるくらい悪さをする犬に。
それでもマーリーと名付けられたこの犬のおかげで、新聞社のコラムを担当するジョンの欄は大人気。
そのうち子供が出来て、ジェニーが会社を辞めて、人生が結婚に縛られているように感じるジョンは、同じ新聞社で働く自分とは正反対のセバスチャン(エリック・デイン)をうらやみ、人生を悩む。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
予告編を観たら号泣するかと思ったが、実際はそうでもなくてアメリカと日本のペットの最後に対する考え方の違いに驚かされた。
タイトルになっているように、徹底的にマーリーが主人公になっている映画だが、日本映画と違って犬に人間が依存する姿があんまり描かれていない。そのため主人公たちにとって、何故マーリーがそこまで大事なのか私には伝わってこなかった。
マーリー対飼い主という見方じゃなくて、ジョンの立場でこの映画を観るともっと感情移入できたかも。
仕事や結婚、自分の出世とかで悩むのはアメリカも日本も一緒なんだなあ、とか。
それとも犬を飼っている人なら、もっと感情移入できたのかしら?

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それでも恋するバルセロナ

Vickychristinabarcelona
点数: 60点
原題: Vicky Christina Barcelona (ビッキー、クリスティーナ、バルセロナ)
公式サイト: http://sore-koi.asmik-ace.co.jp/
試写会場: 丸の内ピカデリー (日本最速試写会by goo様、いつもありがとうございます)
監督: ウディ・アレン
出演: レベッカ・ホール、スカーレット・ジョハンソン、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン、クリス・メッシーナ
製作国: スペイン、アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
小さい頃から仲良しで卒業間近の大学生のヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ジョハンソン)は、夏休みを過ごすためにヴィッキーの親戚が住むバルセロナにやってきた。
結婚間近で身持ちが堅いヴィッキーに対して、自分探しに必死なクリスティーナはバルセロナに来てアメリカとは違う刺激と開放感でいっぱい。
ある日芸術家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)にナンパされ誘われて2人はスペインの田舎町に行き、人生感が変わる体験をする。
クリスティーナはそのままフアンと同棲を始め、フアンの元妻マリア・エレーナ(ペネロペ・クルス)がそこに加わり3人で仲好く暮らすが、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
ペネロペがアカデミー賞助演女優賞を取った作品だから、どんな映画がすごい楽しみにしていた。
しかし映画が始まっていきなり昔のテレビドラマ風男性ナレーションが入ると「あっ!私ウッディ・アレン嫌いだったんだー」と思いだした。
そうだったー。ウッディ・アレンの映画って「マッチポイント」と「タロットカード殺人事件」しか観たことないけど、全然私のツボにはまらないんだったー。
この映画も何げに不満で、まずネットとかで表に出ている3人(スカーレット、ペネロペ、ハビエル)は実は主人公じゃなくて、本当の主人公はタイトルどおりヴィッキー役のレベッカ・ホールである。
というのも映画のストーリーがすべてレベッカから見たバルセロナやレベッカから見たクリスティーナで進んでいるような気がするから。
まあ、それが主体なら私もこんなに不満じゃなかったんだけど、何が不満ってペネロペの役どころ。そりゃあ、彼女はいつもスペイン映画でパッショナブルで怒りっぽい役やっているけど、あそこまでひどくない。
これってアメリカ人から観たステレオタイプのスペイン人を描く映画なの?
つまり物質主義で、恋や芸術は2の次のアメリカ人と、人生は心が豊で初めて人生と言えると思っているスペイン人(多分ラテンヨーロッパ)の違いを描く映画。
人のふり見て我がふり直せじゃないけど、日本人もこんなカンジでヨーロッパ人や他国の人を描いているのかなあ。それともわざと大袈裟に表すのがウッディ・アレン風なのか????

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恋極星

Koikyokusei
点数: 71点
公式サイト: http://www.koikyoku.com/index.html
映画館: TOHOシネマズ川崎(スクリーン5)
監督: AMIY MORI
出演: 戸田恵梨香、加藤和樹、若葉竜也、吹越満、熊谷真実
製作国: 日本(2008年)

〈ストーリー〉
星が降る町と呼ばれる北海道の町で、プラネタリウムの館長をやっている父(吹越満)は、知的障害者の弟・大輝とその姉の菜月は、幼馴染の颯太と3人でいつも星の話を聞いていた。親の都合でカナダに引っ越すことになった颯太は、菜月に婚約指輪と称して指輪を渡す。
時は流れて19歳になった菜月(戸田恵梨香)は、父を亡くしてから施設にいる大輝を守りながら生きるのに必死で、かつての明るい笑顔は消えていた。
ある日施設から大輝がいなくなったという知らせを聞いて、今は閉鎖されているプレネタリウムに行くと大輝と見知らぬ男性が2人でプラネタリウムを眺めていた。自分以外に誰にもなつかないはずの大輝。一緒にいた男性はカナダから帰ってきた颯太だった。
心を閉ざした菜月に昔の明るさで接する颯太に、菜月は初めて人を好きになる喜びを感じ始めたのだが、、、。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
少女マンガがベースなのか、少女マンガチック泣き所満載の映画で、製作側の思惑通りに観客は絶対涙させられる。
涙もそうだけど、冬の北海道が本当に寒そうで、ロマンチックなセリフを言っている後ろで普通に地吹雪が舞い上がったりして、観ているこっちまで寒さが伝わって来た。
舞台挨拶で主演の二人も寒かったと言っていたけど、本当にスタッフの人たちは大変だったろうなあと思わずにはいられない。
最近無理やり雪らしきものを降らしたりする映画が多いが、本ものに勝るものは無いカンジで冬の寒さと対照的に人間の温かさが伝わって来た映画。
生きているとうまくいかないことばかりだけど、希望を持って生きるのとそうじゃないのじゃ人生がぜんぜん変わってくるというのが(多分)テーマの映画。

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フロスト×ニクソン

Frostnixon
点数: 70点
原題: FROST/NIXON (フロスト/ニクソン)
公式サイト: http://www.frost-nixon.jp/
試写会場: 東宝東和試写室 (by ココログ様、いつもありがとうございます)
監督: ロン・ハワード
出演: フランク・ランジェラ、マイケル・シーン、ケヴィン・ベーコン、レベッカ・ホール、トビー・ジョーンズ、マシュー・マクファディン、オリヴァー・プラット、サム・ロックウェル
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
イギリスの人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)は、アメリカのニクソン大統領(フランク・ランジェラ)がホワイトハウスを去る際の中継の視聴率の高さに目をつけ、その後公の場で国民に謝罪しないニクソンにインタビューを申し入れる。
テレビ局のプロデューサー、ジョン・バート(マシュー・マクファディン)、アメリカ人ジャーナリストのボブ・ゼルニック(オリバー・ブラッド)、ノンフィクション作家で大学講師のジェームズ・レストン(サム・ロックウェル)のバックアップを得てニクソンへのインタビューで自白を引き出す策を考える。
一方のニクソンも右腕のジャック・ブレナン(ケビン・ベーコン)をはじめ強力なバックアップ体制でインタビューに挑み、そのまま国民の人気を再び手にして政界カムバックを目指す。
60万ドルという破格の出演料や製作費200万円のお金の工面にかけずりまわるフロストだったが、インタビューはニクソンのペースで進んでしまう。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
主役の2人があまり馴染みの無い役者さんのせいか、ウォーターゲート事件やフロストのインタビューが日本でそこまで関心が無いせいか、私的にいまひとつの映画だった。
たしかに主役のニクソン役の人の演技はすごく上手いんだけど、なぜテレビですでに公開されたインタビューの裏事情を舞台や映画化する必要があるのかまったく理解できない。
もっと理解できないのはフロストが飛行機でナンパしてそのまま彼女になっちゃうキャロラインの存在。
一体何しにアメリカに行こうとしていたのかしら?アッパークラスの席に乗っているくらいだから金持ちで働く必要が無いのはわかるけど、なんらかの目的があってアメリカに向かっていたのに、いざ着いてしまうとずっとフロストと一緒にいるなんて、理解不能。
ニクソンの罪がベトナム戦争を続けたことっていうのがメインなら、私にも興味が持てたんだろうけど、、、。
せっかく試写会に招待いただいたのに、こんな評価でごめんなさい。

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昴-スバル-

Subaru
点数: 30点
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/subaru/
試写会場: 渋谷C.C.Lemmon ホール
監督: リー・チーガイ
出演: 黒木メイサ、桃井かおり、佐野光来、Ara、平岡祐太、愛華みれ、前田健、筧利夫
製作国: 日本、中国(2009年)

〈ストーリー〉
仲好しの双子・宮本和馬と宮本すばる(黒木メイサ)は学校の帰りにバレエ教室を見てマネするのが大好きだったが、和馬は記憶がなくなりやがて死んでしまう病気にかかり、すばるの励ましもかなわず死んでしまう。
和馬の葬儀の日、たまたま通りかかったショーパブ「パレ・ガルニエ」でバレエショーを観てから、すばるは女主人(桃井かおり)をおばちゃんと呼びバレエの師と仰ぎ、バレエの腕を磨いていく。
ある日アメリカで活躍する韓国系バレエダンサー・リズ(Ara)に挑発されて上海のコンクールに参加することになったすばるだったが、基本がまったくなっていなかった。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
配役といいセリフ回しといい、明らかに日本国内向けではなくてアジアをターゲットに作られた映画。
「~だわ」という語尾で終わったり、いまだかつて見たことも無いような役者さんが結構重要な役で配置されていたりと、演出を含め日本語のセリフを聞いているのが辛くなるほど。
ダンスバトルのシーンに至っては「これでバトル?ジェイ・チョウのMVのジェイのダンスのほうがよっぽど上手い!」と思ってしまうほど。
意味もなく東方神起が出てきたり、、、、。
はっきり言って『頭文字D』みたいに全部日本人以外の役者さんで作ってもよかったような、、、。絶対日本でウケないこと間違いなし!

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ダウト -あるカトリック学校で-

Doubt
点数: 70点
原題: Doubt(疑惑)
公式サイト: http://www.movies.co.jp/doubt/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ11)
監督: ジョン・パトリック・シャンレィ
出演: メリル・ストリープ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス、ヴィオラ・デイヴィス
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
舞台はニューヨークのカトリック学校。
司祭のフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)は、ミサの祭壇係りをしている学校唯一の黒人男子生徒を目にかけていた。
彼の担任であるシスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)は、ある日体育の授業中に司祭がその男子生徒のロッカーに下着を入れるのを見て以来、ある疑念を抱き校長のシスター・アロイシス(メリル・ストリープ)に相談する。
ついに恐れていたことがこの学校にも起こったと疑惑を膨らますアロイシスは、フリン神父を呼び出し彼女が抱いている疑惑を告げる。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
なんだか煮え切らないストーリーだと思ったら、舞台の映画化だったのね。
ストーリーを楽しむというよりも、人間の心理と、役者さん達の演技を楽しむ映画だと思った。
今まで数回ではあるがいろんな舞台を観たが、いつもまったく内容を理解できずに一人蚊帳の外の気分だったが、この映画もそんなカンジ。
一体何が言いたいの?人間がいかに醜くいかってこと?
唯一理解できたのは、メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技合戦。
まるで『レボリューショナリーロード』のケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオみたいだった。
特にメリル・ストリープは、やっぱり『マンマ・ミーア!』みたいな滑稽な役より、こういったイヤな女のほうが合っていて、より演技が光る!
TVシリーズ『ホロコースト』のときからずーーーっとファンですよ!これからもがんばってください。

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三国志

Sangokushi
点数: 65点
原題: 三国志(Three Kingdoms)
公式サイト: http://www.sangokushi-movie.jp/
映画館: TOHOシネマズららぽーと横浜(プレミアスクリーン)
監督: ダニエル・リー
出演: アンディ・ラウ、マギー・Q、サモ・ハン、ヴァネス・ウー、アンディ・オン
製作国: 中国、香港、韓国(2008年)

〈ストーリー〉
国を統一して太平の世を築き上げたいと蜀の兵隊に志願して来た趙子龍(アンディ・ラウ)は、平安(サモ・ハン)に採用され、同じ地域出身の彼を大兄と慕う。
魏の曹操軍が攻めて来て、蜀の君主・劉備(ユエ・ホア)の息子を探しに行った子龍は、無事子供を連れて帰り一躍故郷の英雄となり平安の嫉妬の対象となる。
五虎大将軍その後も負けなし将軍として名をはせるが、いっこうに太平の世はやってこない。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
主題がよくわからないが、こちらのほうが『レッドクリフ』よりも天下統一を描いていて、ある意味史実に忠実なのかも。
ただ、若い頃の趙雲からいきなり年よりに飛んじゃって、その間どうなってたの???っていう気持ちが残ってしまう。
アンディ・ラウは目立っているけど、ヴァネス・ウーなんてあっと言う間に出番終わっちゃって、ちょっと役者の使い方がもったいない。
何よりも吹き替えだらけで本人の声が聞けないのがイマドキ悲しい。
広東語版で本人の声で上映したほうがいいんじゃない?

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釣りキチ三平

Tsurikichisanpei
点数: 68点
公式サイト: http://www.san-pei.com/
試写会場: 丸の内TOEI1
監督: 滝田洋二郎
出演: 須賀健太、塚本高史、香椎由宇、土屋太鳳、渡瀬恒彦
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
秋田県ののどかな農村でおじいちゃん一平(渡瀬恒彦)と2人で釣り三昧の日々を過ごす少年・三平三平(須賀健太)。
アユ釣り大会の後イチャモンをつけてきた大人3人と釣り競争をしているところをたまたま通りかかった男性が熱心に見ていた。男性の名前は鮎川魚紳(塚本高史)。アメリカでバスプロとして有名な魚紳は、一目で三平が気に入り、釣りざお名人の一平とも意気投合し、三平家に滞在するかわりに三平にフライフィッシングを教える。
一方東京から三平を引き取りにやってきた姉の愛子(香椎由宇)に対して、一平はある条件で三平を連れて行ってもいいと言う。
その条件とは、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
前半部分は演出がわざとらしくて、三平の釣りポーズにも納得できなかったが、後半部分で登場人物の心の内側を描く部分からがぜん共鳴を覚えるようになる。
というかそういう視点で観る映画じゃなくて、純粋の三平の釣り方法や自然の美しさを感じる映画なのかもしれないけど。
一平役の渡瀬さんを大スクリーンで観たのは初めて。
テレビで十分知っていたけど、やっぱり映画の演技は全然違ってて上手さが光る。
須賀健太クンの映画はいっぱい観て来たけど、今日の場合映画の中の演技よりも上映前の舞台挨拶の様子が、3年前の『花田少年史』と比べるとものすごい大人っぽくなってて、天才子役は天才なりに色々苦労して来たんだろうなあと感慨深くなってしまった。3年前は元気がよくてどんな質問にもハキハキと思いっきり意見を言っていたのに、今日は言葉を選びながら、考えながら一言一言答えてて、大人になったのが嬉しいような悲しいような。
でも塚本さんとも香椎さんとも目で会話したりしてとても仲が良さそうで、ほほえましかった。これから大人になってどんな演技をするか楽しみな一人です。

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ディファイアンス

Defiance
点数: 72点
原題: Defiance (抵抗)
公式サイト: http://defiance-movie.jp/
映画館: TOHOシネマズ川崎(プレミアスクリーン)
監督: エドワード・ズウィック
出演: ダニエル・クレイグ、リーヴ・シュレイバー、ジェイミー・ベル、アレクサ・ダヴァロス、アラン・コーデュナー、マーク・フォイアスタイン、ミア・ワシコウスカ
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
ナチス軍に占領されたベラルーシでは、各地でユダヤ人狩りが始まった。
ビエルスキ兄弟4人も両親が殺害されたが、奇跡的に4人は別々の場所に居て助かり、村の仲間数人と森の中に逃げ隠れる。
長男のトゥビア(ダニエル・クレイグ)は、ユダヤ人なら誰でも助けようとするが、二男のズシュ(リーヴ・シュレイバー)は、レジスタンスになりえる力の強い男性だけをかくまうべきだと主張する。
ドイツ人兵士を攻撃してバルザックとなった兄弟達だったが、ドイツ軍を早く追い出したいという願いが強いスシュは、ユダヤ人を黙認しているロシア人赤軍に加入する。
一方街の中のゲットーは取り壊され、ユダヤ人が次々に殺されているという噂を聞いたトゥビアはゲットーに出向き同志を助けようとして、数百人がトゥビアの元にやって来て様々な職人がいるコミュニティを作り上げる。
(公開途中のため、ストーリーはここまで)

〈感想〉
主役が誰かによって、観客は自分にとって敵か味方を決めるが、この映画の場合ユダヤ人達が略奪行為を行っているところから、私はあまり彼らの味方という立場に徹っしれなかった。
だってユダヤ人にちょっとでも親切にしたベラルーシ人は虐殺されちゃうのだ。
もちろんみんながやさしくすればいいのだが、中には裏切り者もいるわけで、ナチス軍だけでなく沢山のベラルーシ人がトゥビア達に殺されるのを見ていい気はしなかった。
『おくりびと』がオスカーを受賞した理由に「戦争映画は見飽きたから癒しの映画が新鮮だった」というが、この映画みたいに人間のイヤな部分を描く映画が最近多すぎるような気がする。
事実を伝えるのは大事だけど、結局映画にならない悲惨な過去はたくさんあるし、いくら映画で戦争はいけない!と訴えても戦争はなくならない。
それなら癒し系映画を見て、嫌なことを一瞬でも忘れたいと思うのは、人間としてごく当然のことのような気がする。
『麦の穂をゆらす風』とどうしてもくらべちゃうから点数低いけど、かと言って出来が悪い映画ではない。ただ感情移入しづらいだけ。

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