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青い鳥

Aoitori
点数:80点
公式サイト: http://www.aoitori-movie.com/
映画館:川崎チネチッタ(スクリーン7)
監督:中西健二
出演:阿部寛、本郷奏多、太 賀、荒井萌、篠原愛実、高田里穂、山崎和也、新木優子、伊藤歩
製作国:日本(2008)

〈ストーリー〉
いじめで自殺未遂した生徒が転校していった学校に、ある日1人の教師が臨時で赴任してきた。
村内(阿倍寛)は、2年1組の教室に入るなり生徒一人一人の顔をじっくり見渡したあと、転校していった野口の机を教室に戻すように日直に言いつける。
その日の日直の園部(本郷奏多)は、心の中で転校していった野口に対するある気持ちを持っていた。
イジメの張本人とされた井上(太賀)も、みんなの前では悪ぶっていたが実は心でイジメをしたことを後悔していた。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
極めてセリフが少ない映画。
阿部ちゃんにいたっては、伊藤歩演じる先生と最後の場面まで口をきかない。
これと言って劇的な変化が起きないのもかかわらず、観てていっとも退屈しない。
目で観る映画というよりは、観る側の人間ひとりひとりの心で観る映画だからだ。
生徒と同じように心が変化して行くのが感じられる。
セールストークは湧かないけど、日本人ならみんなに観て欲しい、いい映画。

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K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

K20
点数:75点
公式サイト: http://www.k-20.jp/
試写会場:国際フォーラムAホール(by 東宝様、いつもありがとうございます)
監督:佐藤嗣麻子
出演:金城武、松たか子、國村隼、高島礼子、本郷奏多、今井悠貴、益岡徹、鹿賀丈史、仲村トオル
製作国:日本(2008)

〈ストーリー〉
第二次世界大戦を平和的に回避した1949年の日本は、階級制度が進み貧富の差が広がっていた。
遠藤平吉(金城武)は、身のこなしが軽く天才的なサーカスの曲芸師。ある日雑誌の記者から大金を積まれ、サーカスの仲間の病気を救いたい一心で、ある依頼を引き受ける。
その依頼とは、日本屈指の羽柴財閥の令嬢・葉子と名探偵で華族の明智小五郎の結納の儀式を写真に収めること。
しかし平吉が押したシャッターは、実は爆弾の起源装置だった。世間を騒がせる二十面相として捕えられた平吉は、サーカス仲間のカラクリ師に助けられ、泥棒の秘伝を身に付ける。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
2時間17分もあるというから、また長いなーと観る前は思っていたけど、展開がテンポよく無駄が無く、全然長さを感じなかった。
『Always三丁目の夕日』のスタッフが作ったというだけあって、レトロな日本の雰囲気が、いかにも怪しいストーリーでも胡散臭さを感じさせないのもミソかも。
ストーリーは、結構どんでん返し系だったけど、あの人が怪人二十面相だとは想像していなかった。私はまたあっちの人かと思ってたよ。
それにしても金城武氏に平吉って名前って似合わない。
さらにもっと疑問なのが、私は金城氏はラブシーンがとっても上手だと思っているのに、何故か彼が出演する日本映画ってほとんどラブシーンが無いのよね。これじゃあまるでジェット・リー。何か理由があるのかしら?(『不夜城』は別か。でも役が日本人役じゃなかったからなあ)。
まだ艶っぽいうちに、日本の有数のラブシーンが上手な女優さんといつか濃厚なラブシーンを演じて欲しいです。

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ブラインドネス

Blindness
点数:72点
原題:Blindness (見えないこと)
公式サイト: http://blindness.gyao.jp/
映画館:川崎チネチッタ(スクリーン12)
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・グローヴァー、ガエル・ガルシア・ベルナル、サンドラ・オー
製作国:ブラジル、カナダ、日本(2008)

〈ストーリー〉
ある日信号待ちしていた日本人の男(伊勢谷友介)が突然目が見えなくなった。目の見えない彼のために車で家まで送ろうと言った男も翌日失明。
彼の妻(木村佳乃)と一緒に眼科医(マーク・ラファロ)に行くが、何の異常もないという。
家に帰って一夜明けた眼科医も目が見えなくなり隔離されることになった夫に、目が見える妻(ジュリアン・ムーア)もついて行く。しかしそこはまともな病棟ではなく、単に隔離だけを目的とした地獄だった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
相変わらずガエル君の出番が少ないのが気になったが、今回は歌も歌ってくれたし許してあげる。
それより伊勢谷氏と木村佳乃が話す日本語にまで字幕がついて、いちいち先のセリフが読めるのにイライラした。訛ってるとか聞きとりにくいとかならわかるけど、彼らのセリフに字幕いらないでしょう?英語の字幕でイライラするときと同じ思いをしてちょっと不愉快。
映画は全国スクリーンで上映するよりも、もっと単館系のスクリーンで公開したほうが合っていたような気がする。
比喩的だけど、テーマ性がある映画。
チネチッタでも2番目に大きいスクリーンでやっていたけど平日かと思うほどガラガラ。ううううーん、GAGAさん、もうちょっと考えて欲しかった。

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デスレース

Deathrace
点数:74点
原題:Death Race(死のレース)
公式サイト: http://www.deathrace.jp/
試写会場:よみうりホール(by Movie Highway様、いつもありがとうございます)
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ジェイソン・ステイサム、タイリース・ギブソン、イアン・マクシェーン、ナタリー・マルティネス、ジョーン・アレン
製作国:アメリカ(2008)

〈ストーリー〉
2012年のアメリカは失業率が上がり犯罪者が増え、刑務所は利益目当ての民間が経営していた。
会社が倒産したイーゴル(ジェイソン・ステイサム)は元プロレーサー。何者かによって妻を殺された上に、殺人犯にされ刑務所にやってきた。
死ぬまで戦うデスレースに出場して1回勝てば自由の身にしてやると所長から言われレースに出たが、そこでイーゴルはある真実に気付く。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
ジェイソンと車はやっぱり似合う。
さらにこのチープな設定やグラマーな女もまた似合う。
こんなに素敵なのになんでいつも二流映画しか出れないのか本当に不思議。
もうひとつ不思議なのは彼が出演する映画は男性客が圧倒的に多いこと。試写会の募集自体が男性向け媒体が多いのか、彼の男性ファンが多いのかわからないが不思議な現象。
ゲーム好きな男性にオススメな映画。

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ラブファイト

Lovefight
点数:60点
公式サイト: http://lovefight.jp/main.html
映画館:川崎チネチッタ(チネ7)
監督:成島出
出演:林遣都、北乃きい、大沢たかお、桜井幸子、波岡一喜、藤村聖子、鳥羽潤、健蔵、三田村周三、ツナミ、Fジャパン
製作国:日本(2008)

〈ストーリー〉
ミノル(林遣都)は、幼稚園の頃から筋金入りのいじめられっ子。幼なじみのアキ(北乃きい)にいつも守られてきた。
高校生になったアキは見た目は美しく人気者。ヘタレのミノルがアキの彼氏と知れると男どもからさらにいじめられるミノルだったが逃げ足とパンチをかわすのだけは上手くなっていた。
いじめられている最中を助けてもらった元プロボクサーのジムに通うことになって張り切るミノルだったが、そんなミノルを追い掛けてアキもジムに入会する。アキを倒すことがミノルの夢だったのにアキは持ち前の才能でめきめき腕を上げていく。
(公開間もないので、ストーリーはここまで)

〈感想〉
若い二人が中心のラブコメかと思っていたら、大人のドロドロがやたらと絡み、さらにそのドロドロに若者達も絡まれてしまうというわけのわからない映画だった。
見る前に時間を調べたら妙に長いので嫌な予感はしてたが波岡クンと大沢たかお氏の絡みの部分で、完璧にこの映画が私が期待していたものからハズレていると確信した。
北乃きいと大沢たかおの絡みなんかもっと軽くていいでしょう。ましてわ林クンと桜井幸子の絡みなんて全く必要なし。
予告編と本編が違う映画は多々あるけど、これほどまでに違うのははっきり言ってサギじゃないかと思った。
もうちょっと『ラブ★コン』みたいに軽く若者の恋を純粋に描いて欲しかった。

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GSワンダーランド

Gswonderland
点数:70点
公式サイト: http://www.gs-w.jp/top.html
映画館:TOHOシネマズ川崎(スクリーン5)
監督:本田隆一
出演:栗山千明、石田卓也、水嶋ヒロ、浅利陽介、温水洋一、三倉茉奈、三倉佳奈、ケンドーコバヤシ、大杉漣、高岡蒼甫、武田真治、杉本哲太、岸部一徳
製作国:日本(2008)

〈ストーリー〉
秋田の田舎から歌手になりたくて上京して来たミク(栗山千明)は、ある芸能プロダクションを訪ねるが、そこの社長の梶井(武田真治)から、今はGSブームで女性なんかダメだと追い返される。
一方ロックスターになって日劇に出ることが夢の高校生・マサオ(石田卓也)、シュン(水嶋ヒロ)、ケンタ(浅利陽介)は、梶井から見出されてファイン・レコーズからデビューが決まるが、バンドのメンバーが3人じゃ足りないからと女のミクを男と偽ってデビューすることとなる。
奇抜な格好タイツメンとしてデビューした4人は、中世的な美貌のミクが大人気となって多忙な日々を過ごすが、、、。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
初日舞台挨拶付きで観た。
単館系のいい映画なのに、舞台挨拶のためやたら大きな劇場なものだから、それが返って良くなかったような気がする。もっと小さい映画館でコアな映画ファンと観たほうが楽しかったかも。
石田クンとライバル・バンドの高岡蒼甫クンも自らボーカル担当しているらしいが、2人とも歌上手ッ。特に高岡クンは吹替えかと思った。
さらに実は楽器未経験だったというタイツメンの面々の楽器もとっても上手くて、特に水嶋ヒロ氏のドラム姿は結構堂に入ってて、以前『結婚しようよ』で観たプロと称する女性バンドがやっぱり超下手くそだったと確信した。
舞台挨拶で監督の自己満足を映画化した映画だと知ったが、それが映像制作を始める人の夢でもあるので、自己満足大歓迎。さらにそれを観て楽しめる人間になれることが嬉しい。もっと色んな自己満足映像が出てくるといいなあ。

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かけひきは恋のはじまり

Leatherhead
点数:65点
原題:LEATHERHEADS (革の頭)
公式サイト: http://www.kakekoi.com/
映画館:TOHOシネマズ川崎(スクリーン6)
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー、レニー・ゼルウィガー、ジョン・クラシンスキー、ジョナサン・プライス
製作国:アメリカ(2008)

〈ストーリー〉
シカゴ郊外の町でインチキやイカサマな試合をやって興行を立てているプロフットボールチーム「ブルドッグ」は、ある日スポンサーから資金を断られ解散することになった。
リーダー格のドッジ(ジョージ・クルーニー)は、プリンストン大学の花形プレーヤーで戦争の英雄でもあるカーター(ジョン・クラシンスキー)の人気に目をつけ、彼の代理人で金のもうじゃC.C.に話を持ちかける。
一方シカゴ・トリビューンの敏腕記者レクシー(レニー・ゼンルウィガー)は、カーターの戦場での英雄物語がでっち上げだというリークがあり、それを確認するためにカーターに近付く。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
別に観たかったわけじゃないが、時間が合うのがこれいかなかったから観た。
大人の恋愛物語のように宣伝されているが、実際は全然内容が違う。
原題の革の頭は、昔のフットボールプレイヤーがかぶっていた革製ヘルメットのことで、恋愛よりもどちらかと言うとアメリカでプロフットボールが育った歴史を語っている。
そういう内容だと知らなかったし、話し自体もラブコメでもないから肩すかしをくらった感じ。
主役2人の演技、特にReneeの演技は相変わらず上手くてすごいけど、ともかく邦題が悪すぎ。
もうちょっと考えて日本で公開して欲しかった。

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WALL・E/ウォーリー

Walle
点数:69点
原題:WALL-E(ウォール・イー)
公式サイト: http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/index.html
試写会場:ウォルト・ディズニー試写室(via Aさん、いつもありがとうございます)
監督:アンドリュー・スタントン
出演:フレッド・ウィラード
製作国:アメリカ(2008)

〈ストーリー〉
ウォーリーは700年以上も一人ぼっちで地球でゴミ処理しているロボット。ゴミ処理しながら、自分が気に入った品々を家に持ち帰ってコレクションし、かつて地球に人間が住んでいた時代に作られたビデオテープを観て楽しんでいるが、彼の唯一の友達は地球に残っている唯一の生命体・ゴキブリのみ。
そんなある日地球の外からイブというロボットがやってきて、ウォーリーは初めて出来た友達に大喜びするというのが、イブはウォーリーが見つけた植物の苗を見つけると体の中に隠して、固まってしまう。
イブが植物ロボットになってもかいがいしく寄り添っていたウォーリーだったが、ある日いつものようにゴミ処理に出かけている間にイブが宇宙船に収容されてしまい、それを追いかけてウォーリーもイブを追いかけて宇宙船に乗りこむが、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想〉
今年初めからずっと劇場予告が流れ、どんな内容か期待していたが、意外にもテーマが重すぎた。
もっとE・Tみたいな単純に泣ける映画を期待していたのに、実はゴア元副大統領が作ったんじゃないかと思うくらい、ゴミや公害問題を前面に押し出した映画。
イヤ、それ自体が悪いとか言っているわけではなくて、私だってもうずっと前からゴミ問題は考えてますよ。
そうじゃなくて私が不満だったのは、一見「夢物語」みたいに予告編を作っておいて、実はテーマがこんなに重いってこと。
これなら最初っから環境問題に興味がある人向けのキャンペーンも行ったほうがいいのでは?
実際WALL・Eみたいな世界もやって来そうだし。
さらにWALL・Eの中では、極端なバーチャル世界の欠点を前面に押し出している。人間、バーチャルなだけで生きて行けるなら楽なのにね。

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252生存者あり

Seizonshaari
69点
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/252/
試写会場: 東京国際フォーラム・Aホール(by HMV様 via Oさん、いつもありがとうございます)
監督: 水田伸生
主演: 伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、杉本哲太
製作国:日本(2008年)

<ストーリー>
小笠原沖で起きた直下型地震のせいで、海水が異常に上昇し、それが原因で東京を直撃する巨大台風が起きた。
かつてハイパーレスキュー隊だったユウジ(伊藤英明)は、娘・しおりの誕生日を祝うために銀座に来ていた。デパートから外に出ると、こぶしよりも大きなヒョウが降り人や町を攻撃する。
新橋駅にいる娘と妻(桜井幸子)に会うため、地下鉄に乗って行くと新橋駅はパニックに陥った人々でごった返していた。
ホームの片隅でおびえるしおりを見つけたユウジだったが、地下鉄のトンネルから入って来た津波に流され、気づいたときには回りは死体だらけだった。
それでもしおりを含め数人の生き残った人々を安全な場所に誘導し、地上にいる兄(内野聖陽)を含むハイパーレスキュー隊の助けを待つのだった。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
伊藤英明クンと言えばパニック肉体派映画!ってことで、この映画も見事にせまいところに取り残されちゃいますよー。
水もいっぱい入ってくる。
スーパーマンより強い彼は、人々をまとめて最後まで頑張ります。
っつーか、この強靭さはありえないでしょう?こんなに強かったら、ハルクよりスーパーマンより、スパイダーマンよりすごいって。
日テレ製作のせいか『海猿』に対抗するためか、フジテレビを思いっきり破壊するシーンが、、、、。
新橋駅が崩れるくらいなら、日テレの社屋も当然崩壊してるでしょう。
『海猿』に負けず劣らず突っ込みどころ満載だけど、山本太郎さん始め(?)出演者が豪華なのでそこが見もの。
山本太郎さんをかつげるなんて伊藤英明クンすごい!!!サラリーマンや父親役も堂に入って、ますます好きになっちゃいました。

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エグザイル/絆

Exile_kizuna
点数:70点
原題:放・逐(放すか・追うか)
公式サイト: http://www.exile-kizuna.com/
試写会場:一ツ橋ホール(by エグザイル公式サイト様、キネマ旬報様、CinemArt様、いつもありがとうございます)
監督:ジョニー・トー
出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ニック・チョン、ロイ・チョン、ラム・シュー、ジョシー・ホー、サイモン・ヤム、リッチー・レン
製作国:香港・中国(2006)

〈ストーリー〉
舞台は中国返還まであと3日のマカオ。ウーという男を探しに、4人の男がやってきた。
ひと組はウーを殺そうとする男たち(アンソニー・ウォン)、もうひと組はそれを阻止しようとする男たち(フランシス・ン)。
結局元の仲間ウーを殺せなかった男達は、5人でお金を設けて逃亡しようと仕事やから仕事を紹介してもらい、ターゲットの元に行く。
しかしそこで5人を待ちうけていたのは、、、、。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想〉
アンソニー・ウォンさん、フランシス・ンさん舞台挨拶付き試写会で鑑賞した。
司会者の人が「脚本が無い映画」と紹介した瞬間、ゲゲゲッ!いつものドタバタ香港映画風か???と引いてしまったが、結末がしっかりしているいい映画だった。
いわゆる義理・人情というものを描いている映画で、そのためなら男は命をかけるという物語。
その前に、この映画は一種のロードムービー風だと思う。
あんなに狭いマカオでロードムービーがあり得るのか疑問だけど、せまいからこそ人間の足でも目的地にたどりつけるというもの。
車や飛行機が無いとどこにも行けないアメリカとは大違いだね。
脚本無しでこんなに理にかなった映画が作れるなら、脚本って一体何でしょう?
『殺人の追憶』で脚本のすごさを思い知って以来、脚本にはこだわってます。

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Orz ボーイズ!

Orzboys
72点
原題: 囧男孩
公式サイト: http://www.wretch.cc/blog/orzboyz
映画館: NHKみんなの広場ホール
監督: ヤン・ヤーチェ(楊雅喆)
主演: リー・グァンイー(李冠毅)、パン・チンユー(潘親御)、梅芳
製作国: 台湾(2008年)

<ストーリー>
うそつき1号(リー・グァンイー)とうそつき2号(パン・チンユー)は学校でも1番のわんぱく問題児。
今日も同級生をだまして学校の縁の下に火星人が住んでいるとウソをついて同級生の500元札が無くなった。
罰として放課後図書館の整備係を言い渡され、毎日2人で異次元の話をして空想物語をして楽しむ。
実はうそつき1号は、母親がハワイにいて、精神病をわずらっていて父親と2人暮らし。うそつき2号は、両親が育児放棄しておばあちゃんに育てられていたが、今度は叔父さんが小さな女の子を置いていったせいで、赤ちゃんのお守をさせられるようになってしまった。
2人の夢である異次元に行くために、お金を貯めようと決意するが、2人が大好きなアニメ・ヒーロー「カーダー・キング」が元でトラブルが起こる。
(ストーリーはここまで)

<感想>
貧しい2人の子供達が「幸福の王子」のような物語が何故自分に起きないのか、社会の不公平を怒ったり、小さな妹(実際は従兄だが)をわずらわしく思いいなくなっちゃえばいい!と思ったり、どこの国でも子供が考えることは一緒だなあと感動。
頭がおかしなお父さんのことをすごく愛する気持ちとか、父親が頭がおかしくても愛する親がそばにいるだけで羨ましいと思う「うそつき2号」の表情や、素人なのによくこんな上手に演技できたなあ。
日本とちょっと文化が違うから、親がいない状況がイマイチ理解できないが、親がいなくても回りの人が助けてくれて面倒をみてくれる社会が羨ましい。そんな社会だから親が子供を捨てちゃうんだろうなあ。
妹妹(メイメイ)がいなくなったときも、コミュニティの放送で「間違って女の子を連れて行ってしまった人は、おばあさんが心配しますので帰しましょう」と放送したり、本当に地域のコミュニティがしっかりしているんだなあ。台湾は。
ジェイ・チョウを通してしか台湾の文化を知らないので、こうやってばりばり地元風の映画を観ると台湾の文化がわかってとてもためになる。
NHKアジアフィルムフェスティバルという催しで観たが、他のアジア作品も観たくなっちゃった。

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レッドクリフPartI

Redcliff
78点
原題: 赤壁
公式サイト: http://redcliff.jp/index.html
映画館: 川崎チネチッタ(チネ8)
監督: ジョン・ウー
主演: トニー・レオン、金城武、ヴィッキー・チャオ、チャン・チェン、中村獅童、チャン・フォンイー、フー・ジュン、リン・チーリン
製作国: アメリカ、中国、日本、台湾、韓国(2008年)

<ストーリー>
208年、若き皇帝を操る曹操(チャン・フォンイー)は80万もの兵力を率い、漢の末裔である劉備(ユウ・ヨン)を攻めて大勝した。このままでは劉備が守る民もろとも滅ぼされかねないと考えた諸葛孔明(金城武)は、呉の孫権(チャン・チェン)を訪ね連合軍を組もうと申し入れる。孫権軍の知将・周瑜(トニー・レオン)は孔明と心が通い合い連合軍を組むことに合意する。何百という水軍を率いて赤壁にやってきた曹操に対し、孔明と周瑜が取った策とは、、、。
(ストーリーはここまで)

<感想>
当初、周瑜役がチョウ・ユンファ、孔明役がトニー・レオンということだったのに、周瑜がトニさん、孔明が金城さんなんて大丈夫かと思ったが、意外にも2人とも堂に入っていた。
特にトニさんのアクション・シーンは久々に観たが、だてに長い間香港で役者をやっていないと感心させられた。
恋愛物ばっかりのイメージがあったけど、良く考えたら「東京攻略」とかアクション映画もいっぱい出てるんだもんね。
それからチャオ・ウェイの男まさりな役がはまり役だった。このまま孔明と恋仲になるなんて展開があったらいいけど、アジア中誰でも知っている有名なお話だから勝手に歴史は変えられないよね。
途中のエピソードシーンがやたら長いのが気になったけど、いざ敵を迎えるシーンはどんな手法が使われるのか観ててワクワクした。実際に体で戦うシーンよりも戦術を観てるほうが楽しい。
『300』みたいな鎧を模した盾もあって、あれは東西どこもやる戦法なのか?
早く後編が観たいけど、来年4月だって。話忘れちゃうからPartIIの前にもう一回PartI観に行かなきゃ。トニさん観ているだけで幸せな気分になれる、トニー・レオンがめちゃくちゃ目立って格好良く観える映画です。

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