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パコと魔法の絵本

Pako
80点
公式サイト: http://www.paco-magic.com/
試写会場: よみうりホール(by スポーツ報知様 via Oさん)
監督: 中島哲也
主演: 役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり、山内圭哉、國村隼、上川隆也
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
一代で大企業を築き上げた大貫(役所広司)は、心臓発作で病院に入院したものの他の患者から名前を呼ばれると「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ」と悪態をつき嫌われている。
ある日病院に入院している7歳の女の子パコ(アヤカ・ウィルソン)と出会う。
パコに名前を教えるが、翌日パコと再び会うとパコは自分の名前を覚えていないだけでなく、自分の失くしたライターを持っていたことから幼いパコを殴ってしまう。
実はパコは1日しか記憶が持たない記憶障害者だった。
翌日大貫が自分が殴ったパコの頬っぺたに触れると、パコは大貫の手のぬくもりを覚えていた。この日以来大貫の自己中心性が変わった。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
最初から最後まで映画のセリフや観客の想像をある意味小気味よく裏切るところなど、"さすが中島監督!"とうなってしまった。一般試写会なのに終わったときに拍手があがったしね。
ただのおとぼけみたいに見せながら、室町(妻夫木聡)とタマ子(土屋アンナ)の関係を明かしたり、ガマ王子の物語と大貫他各人の現実を重ね合わせたりと、映像と人間の思考回路を自由自在に操る天才のような気がした。
通常CGと実写と重ねるとタダの子供向け漫画にしかならないのに、大人でも十分(以上に)楽しめて、実写の中にアニメが入る映画の中でも最高傑作だと思う。
ほぼギャグにしか観えないメイクの出演者たちのオーバーアクション気味の演技もまったく不自然に感じず、ファンタジーな映像なのにより現実的に観えるくらいだった。
中島哲也監督は、本当に絶対天才だと思う!

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