« ドロップ | トップページ | 同窓会 »

闇の子供たち

Yaminokodomotachi
80点
公式サイト: http://www.yami-kodomo.jp/
試写会場: TOKYO FMホール(by TOKYO FM)
監督: 阪本順治
出演: 江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市、鈴木砂羽、プライマー・ラッチャタ、プラパドン・スワンバン、豊原功補、塩見三省
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
日本新聞のバンコク支局員の南部(江口洋介)は、東京の本社からタイでの心臓移植の提供者にどんな背景があるか調査するように依頼を受けた。
一方タイ語が話せる音羽(宮崎あおい)は、タイの貧しい子供たちを支援するNGOにボランティアでやってきた。
貧しさから人身売買で売られて来た子供たちがヨーロッパ人や日本人に買春されていて、かつてNGOの学校に通っていた少女が売春宿で働いていることを知り助けようと努力する。
また売春宿で働く元気な子が生きたまま臓器提供者として殺されるという真実を知った南部は、フリーのカメラマン・与田(妻夫木聡)を雇って記事にしようとするが、、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
映画として娯楽性を求めるというよりも、今世界で行われている事実を知るという目的で有意義な映画だ。
以前から南米や東南アジアなど後進国で行われる臓器移植手術は、貧しい人が犠牲になっているのではないかと疑っていたが、まさかこんな小さな子供まで犠牲になって、しかも先進国の子供を救うために貧しい国の子供が一人死ぬなんていう事実は知らなかった。
映画では、タイの一人の子供を救うために、移植手術を待つ子供の両親を音羽が説得してやめさせようとするが、南部が言うように、たとえ一人救っても、生きた人間の臓器を欲しがる別の人がいて、それを利用しようとする仕組みがある限り根本的な問題は解決されない。
実はこの映画、結末が無いのと同じ。
貧しさから子供を売る親がいて、その子供を欲しがる金持ちの大人がいて、その仲介役の組織がいて、、、。一体どうやったらこのどうどう巡りを断ち切れるんだろう?
考えても方法がわからない。

|

« ドロップ | トップページ | 同窓会 »