« ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! | トップページ | カンフー・ダンク!(吹替版) »

帰らない日々

Kaeranaihibi
75点
原題: Reservation Road (リザベーション街道 [道路の名前])
公式サイト: http://www.kaeranaihibi.jp/
試写会場: 一ツ橋ホール
監督: テリー・ジョージ
主演: ホアキン・フェニックス、エル・ファニング、ジェニファー・コネリー、マーク・ラファロ、ミラ・ソルヴィノ、ショーン・カーリー
製作国: アメリカ(2007年)

<ストーリー>
息子のジョシュの学芸会を観に来たイーサン(ホアキン・フェニックス)とその妻グレース(ジェニファー・コネリー)、娘のエマ(エル・ファニング)の一家は、ジョシュのチェロの演奏に満足して帰路に着いた。
一方レッドソックスの熱狂的ファンのドワイト(マーク・ラファロ)は、別居中の息子と共に野球の試合観戦に来たが試合が長引き、息子を早く元の妻のもとに送り届けるために急いでいた。
エマがトイレに行きたいと言い出し立ち寄ったガソリンスタンドで、捕まえたホタルを逃がそうとしたジョシュはドワイトが運転する車にひかれ即死してしまう。
事故が起きてすぐにジョシュの元に飛び出したイーサンは一瞬何が起こったかわからないままひき逃げする車を目撃する。
翌日以降もききとして進まない犯人捜査に業を煮やしたイーサンは、弁護士を雇い犯人を探そうとするが彼が雇った弁護士は皮肉にも息子をひき殺した犯人であるドワイトだった。
(公開まで間があるためストーリーはここまで)

<感想>
交通事故をテーマにした社会派ドラマ映画というと、どうしてもデンマーク映画『幸福の条件』を思い出してしまう。
事故はあくまでも事故として、事故が起きたことを恨むデンマーク社会の考え方と比較すると、アメリカ映画であるこの作品で描かれている主人公達は極めて日本人に近い感情の持ち主達である。
あくまでも息子を殺した人間を恨む父親、事故以前に自分の言動が息子を死なせてしまったと後悔する母親。偶然とは言え人を死に至らしめてしまったのに自分の生活を失いたくないために逃げたものの結局は生きた心地がしない犯人。
日本人ならどの人物もみんな共鳴できると思う。ましてや私なんていつも連れ合いの「トイレ」に苦労しているせいかトイレに行きたいと言ったエマが一番悪い!と言いたくなってしまう。
それは置いても、愛する人を殺された人間も、殺した人間も、お互い苦しむっていう点では事故は罪だ。昨日観た『ホット・ファズ』では、交通事故のことを警察用語で"accident"とは言わず"collision"と呼んでいたが、感情がなく事実だけがそこにある"collision"なら人間は苦しまずにすむのにね。

|

« ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! | トップページ | カンフー・ダンク!(吹替版) »