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恋の罠

Koinowana
73点
原題: 음란서생(淫乱書生)
公式サイト: http://www.cinemart.co.jp/koinowana/
映画館: シネマート新宿
監督: キム・デウ
主演: ハン・ソッキュ、イ・ボムス、キム・ミンジョン、オ・ダルス、アン・ネサン、キム・ビョンオク、キム・レハ
製作国: 韓国(2006年)

<ストーリー>
代々続く名家の両班ユ・ソン(ハン・ソッキュ)は、宮廷で弟が半殺しの目に会っても物申さぬほどの大人しく従順な男。
ある日、王妃(キム・ミンジョン)が描いた絵の贋作を捜索して成功したことから、王妃の気を惹く。
一方、贋作を捜索しているときに訪れた食器屋が発禁本の官能小説の貸し本屋をやっており、そこで目にした官能小説と王妃に対する妄想が交錯するユ・ソンは、いたずらに書いた官能小説が都で人気を博することとなる。
やがて彼と床を共にした王妃が、世間に自分たちの秘め事を描いた小説が出回っていることを知り、ユ・ソンを拷問責めにする。
ユ・ソンの気持ちは愛があるのか、それとも夢なのか、、、。

<感想>
ユ・ソンが罪人としてとらわれるまでは、かなり楽しめたが、その後の流れがちょっと韓国ドラマっぽくて興ざめしてしまった。
男を悪者にするか、善人にするかもっとはっきりとしたほうがよかっような。
私としては、完全に悪人であってほしかったが、、、、。
特に興ざめしたのは王様の存在。
王様にしては、ちょっと威厳が足りない感じの俳優さん。
と言いつつ、トータル的には結構面白い映画なのに、何故にシネマートさんでしか上映しないのか不思議。
これもすべて韓流が終わっちゃったから。
だったらハリウッド流は続いているのか?

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ブレス

Breath
70点
原題: 숨(息)
公式サイト: http://www.cinemart.co.jp/breath/
試写会場: TOKYO FM ホール(by ぱど様)
監督: キム・ギドク
主演: チャン・チェン、パク・チア、ハ・ジョンウ
製作国: 韓国(2007年)

<ストーリー>
お金に不自由がない主婦のヨン(パク・チア)は、夫と心が通わなくなって久しい。
ある日、テレビのニュースで死刑囚のチャン・ジン(チャン・チェン)が、2度目の自殺未遂をはかったというニュースを観る。
ヨンがチャン・ジンのニュースを見ているのに、かってにチャンネルを変える夫には以前から愛人がいるのを知っていて、ある日とうとう堪え切れなくなって家を飛び出したヨンはその足でチャン・ジンに面会に行く。
初対面で心が通じ合った2人は、好奇心が旺盛な看守の元情事を重ねて行くが、、、、。
(公開まで間があるためストーリーはここまで)

<感想>
キム・ギドク監督特有の主人公はまったく言葉を発せず、目や行動で意志を表現する。
「うつせみ」を観て衝撃を受け、キム・ギドク監督が好きになった私には、今回の映画はちょっともの足りないかも。
というのは「うつせみ」の主人公2人に当たるのが、この作品では主人公のチャン・ジンとその●●という設定が、だから『ブエノスアイレス』に出たチャン・チェンを使ったの~?って思えてしまうから。
全体的には、キム・ギドク節が全面に出ててよかったけど、同じ刑務所+死刑囚ものとしては、今月観た『休暇』があまりにも良すぎたので、印象が薄れちゃいました。
エンディング・クレジットを見てたらキム・ギドク監督ご自身が保安●●役で出演されていたみたい。
韓国語が全部読めないから「保安何員」なのかわからないけど、多分受付にいた人だよね。違うかな?

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僕の彼女はサイボーグ

Bokukanocyborg
69点
公式サイト: http://cyborg.gyao.jp/
試写会場: サロンパスルーブル丸の内(by Web一週間様)
監督: クァク・ジェヨン
主演: 綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、吉高由里子、斉藤歩、田口浩正、遠藤憲一、小日向文世、竹中直人、吉行和子
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
さえない大学生ジロー(小出恵介)は、誕生日でも誰からも祝ってもらえず、自分で自分の誕生プレゼントを買ってレストランで長寿を祈って長い麺であるスパゲティを一人食べるような暗い人生。
ある日そんな彼の誕生日に、破天荒な女の子(綾瀬はるか)が現れる。
デパートで洋服を試着するフリをしてお金を払わず出たり、ジローと同じテーブルで山のように食事したあと無銭飲食したまま逃げたり。
ジローにとって特別な誕生日になりそうだったが、彼女は一晩限りで消えてしまった。
一年後の誕生日、ジローはまた彼女が現れそうな予感がしたが、ジローの目の前に現れたのは彼女と見た目はそっくりだが、人間の心を持たず力だけがやたら強いサイボーグロボットだった。
(公開まで間があるためストーリーはここまで)

<感想>
去年の冬の撮影時から注目していた映画。
いち早く観れるということで、翌日早朝の出張も無視して強行で観に行った。
舞台挨拶で観た小出恵介クンが実物のまんまスクリーンに現れたときは結構びっくり。
そんなことはさておき肝心な映画の内容。
クァク監督作品は『猟奇的な彼女』、『僕の彼女を紹介します』と段々面白さが薄れてきているような。
強い女の子の話はいいけど、あれだけ衝撃的な強い女の子のあとだと、どれだけ強い女の子もそのパワーに感動しない。ましてや猟奇的な彼女は、力だけじゃなくて精神や倫理が強い女の子だったけど、サイボーグの彼女が強いのは肉体だけだしね、、、、。
と言いつつ、サイボーグに恋しちゃう切ない男の子の気持ちはストーリー的にいいかも。もっとこの部分に焦点を当てるといかにも現代風な男の子の気持ちが浮き出てよかったかも。
私の評価は低いけど、デートムービーには最適!年配者よりも若い人たちにお勧めな映画。

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ハンティング・パーティ

Huntingparty
60点
原題: The Hunting Party(ハンティング・パーティ)
公式サイト: http://www.huntingparty.jp/index.html
試写会場: 一ツ橋ホール
監督: リチャード・シェパード
主演: リチャード・ギア、テレンス・ハワード、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・クルーガー
製作国:アメリカ(2007年)

<ストーリー>
数々の戦地をレポートして来た名レポーター、サイモン(リチャード・ギア)とカメラマンのダック(テレンス・ハワード)は、伝説的なコンビだった。しかしボスニア・ヘルツェコビナのライブ中継中にキレてしまったサイモンは、その後クビとなり、ダックはニューヨークに戻り出世していた。
2000年の戦争が終わったサラエボに戻って来たダックは、部屋に勝手に入り込んだサイモンに会い、久々に再会を喜ぶが、実はサイモンは今は安泰のダックをとんでもないスクープに引き込もうとしていた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
ハラハラしたかと思えば、危機一髪で助かるところなど、典型的なアメリカ映画。
戦争の悲惨さを伝えたいのはわかるが、この映画の伝え方だとテレビの軽さが見えるだけ。
しかし本来のテーマ(だと思う)である政治によってある人間が悪人にもヒーローにも、はたまた罪人が罪人でなくなることもありえるということは、よく理解できた。
チャック・ノリスを引き合いに出して、変に冒険的なことに色をつけるよりも、もっとこの世の政治の不透明さを前面に出したほうがよかったような気がする。

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休暇

Kyuka
80点
原題: 休暇
公式サイト: http://www.eigakyuka.com/
映画館: 甲宝シネ
劇場: 2
監督: 門井肇
主演: 小林薫、西島秀俊、大塚寧々、大杉漣、柏原収史、宇都秀星
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
結構いい年になるまで独り身でいた看守の平井(小林薫)は、子連れの女性・美香(大塚寧々)との結婚を控えていた。田中が働く拘置所には死刑囚の金田(西島秀俊)がいて、模範囚の彼は副看守の三島(大杉漣)も一目置いていた。
ある日署長から田中の死刑執行が決まったことが発表される。
死刑執行に携わった人には特別に1日の休暇、さらに「ささえ」という役目になると1週間の休暇が与えられる。
新米看守の大塚(柏原収史)は、結婚を控えた平井にとって1週間の休暇は都合がいいから「ささえ」に申し出ればと何気なく発言する。
母親の介護で有給を使いきっていた平井は、心がまだ通じ合わない美香とその子供との距離を少しでも縮めたくて休暇のことを考える。
(山梨以外では公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
山梨県の先行上映で観た。
地方の先行上映をいつも羨ましく思っていて、たまたま仕事が早く終わって急いで映画館に駆け込んだ。
2月から公開されているせいか観客はまばら。
地味なストーリーだが役者の演技が非常に光っていて、どの役の人も適役でいい映画だった。
ハル・ベリー主演の『チョコレート』と似たようなテーマだが、日本が舞台なだけに出演者の心情が理解できて鑑賞後ジーンと心に残る。
「生きることにした。人の命と引き換えに」というコピーが心に響く傑作。

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ヒットマン

Hitman
78点
原題: Hitman(ヒットマン)
公式サイト: http://movies.foxjapan.com/hitman/
試写会場: よみうりホール
監督: ザヴィエ・ジャン
主演: ティモシー・オリファント、ダグレー・スコット、ロバート・ネッパー、オルガ・キュリレンコ、ウルリク・トムセン、ヘンリー・イアン・キュージック
製作国:アメリカ(2007年)

<ストーリー>
親のいない子供を集めて殺し屋に育てられる組織で先鋭となったヒットマンNo.47(ティモシー・オリファント)の今回の標的はロシア大統領のベリコフ。
確かに標的を打ち抜いたはずなのに、何故かベリコフは軽い傷を負っただけとしてテレビに出ている。
No.47は、目撃者の女がいるためその女を始末するように言われるが、その場で逆に命を狙われ、女が何らかの関係があると女・ニコ(オルガ・キュリレンコ)を連れ出し、本当の自分の雇い主の招待を知ろうとする。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
テレビCMを観てすごく観たくなり、映画の冒頭のクレジットでEUROPE CORPの製作と知り、食指がわいた理由がわかった。
『トランスポーター』を彷彿させるほぼ無名俳優達オンパレードの映画なのに、爽快感抜群。
アメリカのアクション映画は好きじゃないけど、EUROPE CORP製作なら話は別。
単にバンバン派手はアクションが存在するのではなく、そこには何らかの理由がある。
きっと主演の俳優はジェイソン・ステータム並みの(そこそこの)アクション俳優になるだろう。
上映館がTOHOシネマズ系に限られているみたいだけど、アクション好きな人には絶対お勧めの映画。

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カンフーくん

Kungfukun
70点
原題: 少林少子 (少林少年)
公式サイト: http://www.kung-fukun.jp/
映画館: 川崎チネチッタ
劇場: チネ2
監督: 小田一生
主演: チャン・チュワン、泉ピン子、藤本七海、矢口真里、佐藤めぐみ、桜塚やっくん、金剛地武志、武田真治、川平慈英、伊武雅刀、堤下敦(インパルス)、古田新太、上野樹里、笹野高史、佐田真由美、西村雅彦、藤田ライアン
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
少林寺で無敵の7歳の少年カンフーくん(チャン・チュワン)は、免許皆伝の最終段階36段に挑戦しようとして和尚から最後の適は日本にいると言われ日本に送られる。
空から降って来たカンフーの格好をした少年を救って家に連れていったのは中華料理店を営むいずみちゃん(泉ピン子)だった。
いずみちゃんの孫娘レイコ(藤本七海)について小学校に行ったカンフーくんは、小学校のあたりに最後の敵がいることを知る。
はたしてその最後の敵とは。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
小学生を中心とした観客で満席の中観た。
当初公開されても観るつもりなかったが『少林少女』を観てあまりのカンフー映画としてなっていないのを観て、無償にカンフー映画が観たくなったからだ。
さすがに3000人のオーディションから選ばれただけあって、カンフーくんは型がきれい。
カンフーはつま先まで美しくなくっちゃ。
ストーリーは子供向けの単純なものだが、テーマは深いものがあってもっとまじめに作れば大人の観客にもお勧めの映画になったのに。
ともかく小さなカンフー少年を観るにつきる映画。

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愛おしき隣人

Itosikirinjin
60点
原題: Du levande/YOU, THE LIVING (あなた、その生活)
公式サイト: http://www.kittoshiawase.jp/
試写会場: サイエンスホール
監督: ロイ・アンダーソン
主演: ジェシカ・ランバーグ、エリザベート・ヘランダー、ヤン・ヴィクブラダー、ヨルゲン
製作国: スウェーデン、フランス、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、日本(2007年)

<ストーリー>
泣き叫びながら恋人と犬に、あっちへ行け、もうあんたたちなんかいらない、といいながらもいざ一人ぼっちにされそうになると「私も帰る」という女。
教室に入るなり泣き出し、生徒たちからどうしたかと聞かれると、朝夫とけんかしてひどいことを言われたという女性教師。
バーで見かけた憧れのロックバンドのギタリストと恋に落ちる夢を抱き、彼と結婚する夢まで見てしまう女の子。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
古今東西を問わずどこにでも日常にいそうな隣人の姿を短いドラマで次々に表して行く変わった手法の映画。
ぜんぜん関係無い人たちもいれば、どこかですれ違っている人たちもいて、そのうちみんなシンクロするのかと期待させられてしまう。
全体的に寒い国独特の色のない部屋と色の無い屋外。
それが意図的なものなんだろうけど、なぜか氷のかまくらの中で撮影されたみたいな北欧チックな画像。
それよりも何よりも、凡人の私には何がおもしろいのか理解できない場面が多々あり。結構笑っている人もいたが、私は全体で1回か2回くらいしか笑えなかった。
これって、映画なのかなあ。

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