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ファヴェーラの丘

Favera
70点
原題: FAVELA RISING (ファヴェーラの決起)
公式サイト: http://www.nowonmedia.com/favela/index.html
試写会場: 東京都写真美術館
監督: ジェフ・ジンバリスト
主演: アンデルソン・サー、ホゼ・ジュニオール、マルジオ・ニューンズ、アンドレ・ルイス
製作国:アメリカ(2005年)

<ストーリー>
ブラジルはリオ・デ・ジャネイロの貧民街ファヴェーラの子供たちは、ギャングになるのが夢。
だってまともな収入を得てまともな服を買える職業が他に何も無いから。
ファヴェーラで育ったアンデルソンはかつて自分もギャングだったが、罪なき弟が殺されたことにより、怒りを覚える。
しかしこの怒りを報復で返したら、また新たな報復が生まれるだけで永久に戦いは終わらない。
そのことに気付いたアンデルソンは、アフロレゲエというバンドを結成し、ギャングにならずにまじめに生きるようファヴェーラの住民たちに訴えかける。
ファヴェーラは他の地域の人たちからは恐ろしいところだと思われているが、実際はほとんどの住人は平和に生きることを望んでいるのだ。
アンデルソンの活動は徐々に広がり、ギャングのボスからも尊敬されるようになるがそんな矢先アンデルソンの身にある事件が起きた。
(公開前のため、ストーリーはここまで)

<感想>
同じドキュメンタリーということで、先日観た『風を聴く』と比べてしまった。
どこまでも平和な九份と、どう考えても不幸の連鎖のファヴェール。
『風を聴く』を観た後は、なんのために住人が九份の歴史を後世に残したいのかわからなかったが、ファヴェーラは違う。
アンデルソンが伝えたいのはファヴェーラの実態を世に知らしめるだけでなく、ファヴェーラの住人に未来を与えたいのだ。
過去を見たがる人はどう考えても不幸ではなく、未来を見たがる人は過去は不幸かもしれないけど心の中は希望でいっぱい。日本から「希望」って言葉がいつから聞かれなくなったか知らないが長期的な希望を望む人はあまりいないような気がする。
アンデルソンみたいな人が日本にもいたら、日本はまた希望に向かって走れるのにな。
どうでもいいけど、アンデルソンの名前を覚えるのに時間がかかった。ラテン語系的には「アルデンソ」みたいに読めてしまうが、実際は英語の Anderson がポルトガル語読みして「アンデルソン」。こんな名前、変じゃない?

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