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人のセックスを笑うな

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69点
公式サイト: http://www.hitoseku.com/
映画館: TOHOシネマズ錦糸町
劇場:スクリーン3
監督: 井口奈己
主演: 永作博美、松山ケンイチ、蒼井優、忍成修吾
製作国:日本(2007年)

<ストーリー>
地方のとある美術大学に通うみるめ(松山ケンイチ)、堂本(忍成修吾)、えんちゃん(蒼井優)は、ある日朝トンネルで靴も履かずに歩いている女ユリ(永作博美)を車の荷台に乗せる。
後日大学の喫煙所で、たまたまその女性と隣り合わせたみるめは校内で彼女の後を追い新しく赴任したリトグラフの臨時講師だと知る。
そのまま二人は仲良くなり、ユリのモデルをすることになったみるめはユリのアトリエに行き一線を越える。
恋愛ムードでウキウキのみるめ。そのみるめを見ていらだつえんちゃん、さらにそのえんちゃんを心配する堂本はそれぞれの思いを胸に悩むのだった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
松山ケンイチ君ファンには素のままっぽい彼が堪能できてたまらない映画。
舞台挨拶さながらに普通に訛ってしゃべるセリフを聞いたときはびっくりしたけど、彼が今までで一番素のままで演技できたという作品なのもわかる気がする。
彼を素のままにさせる女性、永作博美さんも蒼井優ちゃんも共演済みで多分気が知れているだろうし。
意外とキスシーンも自然に出来る松ケンは、迫真の演技!!!素のままみたいに見える演技をするって難しいからね。
アクの強い役が多いけど、こうゆう普通の役もやって欲しいなあ。
それは蒼井優ちゃんも同じ。いつも演技力を求められる役が多いけど、こうゆうそのままの演技も見てみたい。
私は松山ケンイチ君ファンだから何度でも見たい映画だけど、残念ながら画像が悪すぎ。映画館が悪いのかな?今度チッタで観てみようっと。

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バンテージ・ポイント

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65点
原題: Vantage Point (有利な位置)
公式サイト: http://www.sonypictures.jp/movies/vantagepoint/index.html
試写会場: 東京国際フォーラムAホール(by シネトレ)
監督: ピート・トラビス
主演: デニス・クエイド、マシュー・フォックス、ウィリアム・ハート、フォレスト・ウィティカー、シガニー・ウィーバー
製作国:アメリカ(2008年)

<ストーリー>
大統領の護衛をするトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)は、2年前大統領の身代わりで銃弾を浴び、久々に現場復帰しスペインのサラマンカの広場で大統領のスピーチの護衛をしていた。
トーマスが何かおかしいと疑った瞬間、大統領が何者かに撃たれ、広場で爆発が発生し、一瞬にしてお祭り騒ぎが修羅場に化した。
そばにいた人が撮影していたビデオやテレビカメラに映った人物から犯人を洗い出したトーマスは犯人を追跡する。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

<感想>
ストーリーを書くと順次形式になっているが、実は大統領暗殺の時間から広場に居合わせた複数の人々の時間を何度も巻き戻し、同じ時間が違った視点で何度も繰り返される。
最初3人目くらいまでは我慢できたが、そのうち11:59分58秒が何度も繰り返されるとイヤになってきた。
映画の内容はそこそこ面白いのだから、こんなに何人もの数分を繰り返す必要があったかどうか疑問。
主人公の人生にもっとフォーカスを当てた普通の映画にしてもよかったのでは?

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裸足のギボン

Gibon
72点
原題: 맨발의 기봉이(素足のギボン)
公式サイト: http://www.gibon.jp/
試写会場: サイエンスホール(by @nifty)
監督: クォン・スギョン
主演: シン・ヒョンジュン 、 キム・スミ 、 イム・ハリョン 、 タク・チェフン 、 キム・ヒョジン
製作国:韓国(2006年)

<ストーリー>
タレイン村に住むギボン(シン・ヒョンジュン)は、小さな頃に熱病で知的障害者となってしまった。
でもいつも笑顔で裸足で村中をかけまわり、年老いたお母さんのことが大好きなギボンは村のみんなから愛されていた。
ある日マラソン大会にギボンを出場させて村を有名にしようと考えた村長は、ギボンにマラソンの特訓を始める。
マラソンに出場すると賞金がもらえ大好きな母親に入れ歯を買ってあげられると考えたギボンは、必死で特訓に励むが、、、。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

<感想>
ストーリー的には、韓国にありがちな親孝行もののお話。
知的障害者を演じるシン・ヒョンジュンの演技がすごい。韓国人の俳優さんってなんでこんなに演技が上手い人が多いのかな。
それよりも私の心をとらえたのは、タレイン村の風景。
日本では見られなくなった段々たんぼのきれいなこと。
今でもこんなにきれいな村が本当にあるのかどうかわからないけど、昔ながらの韓国風家屋と庭。窓の障子を米粒で貼るところなんか泣かせるじゃないですかー。
タライ+洗濯板+洗濯せっけんで選択するギボンの姿も◎。
都会っぽい韓流トレンドドラマよりも田舎の風景のほうが韓国っぽくていいと思うのは私が年寄りだからから。

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奈緒子

Naoko
70点
公式サイト: http://www.naoko-movie.com/
映画館: 川崎チネチッタ
劇場: チネ10
監督: 古厩智之
主演: 上野樹里、三浦春馬、、笑福亭鶴瓶
製作国:日本(2008年)

<ストーリー>
小学生の頃、喘息の病気の療養のため両親の実家がある島根県波切島に滞在していた奈緒子(上野樹里)は、自分の不注意から海に落ち、助けてくれた船頭さんは波にもまれて死んでしまう。船頭の息子で父親を亡くした雄介(三浦春馬)は、奈緒子のことを恨み、奈緒子もそれに胸を痛めたまま、2人は高校生になり陸上競技会で再会する。
雄介の走りを見たい一心で長崎県の大会を見にいった奈緒子だったがひょんなことから雄介に給水する役目になり、雄介は奈緒子の差し出した水を拒否する。
それを見た監督(笑福亭鶴瓶)は、夏の合宿に奈緒子を呼んでマネージャーとして働いてもらうことにする。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
駅伝とかマラソン観戦が好きな人なら結構楽しめる作品。
ともかく映画の中で出演者達が真面目にいっぱい走っているのを見ると、ロケ大変だったんだろうなあと想像してしまう。
主演は上野樹里ちゃんということになっているが、どう考えても三浦春馬クンが主人公だと思う。
彼ずっと走ってて、大変そうだったもん。
鶴瓶さんの演技もうまい。『母べえ』の演技もよかったけど、この映画もいい。彼役者に向いているかも。

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ジャンパー

Jumper
65点
原題: Jumper(空間移動者)
公式サイト: http://movies.foxjapan.com/jumper/
試写会場: 九段会館(by 20世紀FOX)
監督: ダグ・リーマン
主演: ヘイデン・クリステンセン、サミュエル・L・ジャクソン、ジェイミー・ベル、ダイアン・レイン、レイチェル・ビルソン
製作国:アメリカ(2008年)

<ストーリー>
シャイな高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、ある日ずっと好きだった女性と話していたときに氷が張った川に落ちておぼれそうなところで、いきなり市内の図書館に空間移動する体験をする。
飲んだくれの父親から逃れるため、空間移動の力を利用し銀行からお金を拝借し優雅な生活をするようになった8年後のデヴィッド。
しかし、彼のような能力を持つ人間・ジャンパーを抹消しようとするパラディンという存在がいて、銀行強盗の仕業がジャンパーだとかぎつけたパラディンの一人ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)は、デヴィッドを嗅ぎ付ける。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

<感想>
まったく何の予備知識も無いまま映画を観た。
どうも主人公のヘイデン・クリスティンセンがアイドルで、彼のために作られた映画っぽいカンジだった。
空間移動者の存在は理解できるけど、その存在を抹消する人っておかしくない?
終わり方もいかにも続編がありますってカンジで終わるし、何だかよくわけがわからない映画だった。
そういえば東京もジャンプする場所に選ばれてて、光栄の一言。
パート2は大阪も映してくださいね。

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L change the world

Lchange
70点
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/L-movie/
試写会場: 東京国際フォーラムAホール(by eiga.com thru R様)
監督: 中田秀夫
主演: 松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子、鶴見辰吾、南原清隆、高嶋政伸、藤村俊二
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
タイのある村で発生した殺人ウィルス。その中ウィルスに感染せずに生き残った少年をある男がワタリ(藤村俊二)に託した。
しかし少年が日本に到着する前にワタリはこの世を去り、代わりにL(松山ケンイチ)が少年を引き取る。
時を同じくして、国内のウィルス研究所で、優秀な研究者が自分の娘・真希(福田麻由子)に研究のヒントを託した後死をとげる。真希の行き先もワタリ。
2人のキーとなる子供をかかえたLは、この危機を解決するためにある場所にみんなで向かおうとする。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
これはまったくデスノとは関係の無い、独立したストーリーとして見ないとちょっと矛盾な点がいっぱい出てくる映画。
大体Lが子供をあやしたり、猫背をまっすぐに伸ばしたりする姿見たい人いるかな~?
さらに監督が監督なだけに、ホラー映画かと思われるような場面が多々あり、前の2作を観ている私はちょっとひいてしまった。
ただ司会者の方がおっしゃったように、Lファンの人はいろんなLが楽しめるのでいいかも。
イタリア語、フランス語、英語をしゃべるLや、自転車に乗るL、ニコラス・ケイジ張りのアクションをこなすL(ジャッキー・チェンとかトム・クルーズ張りじゃないところがミソ)。
松ケン・ファンのために生まれた映画かなあ。

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ライラの冒険 黄金の羅針盤

Layra
69点
原題: The Golden Compass(黄金のコンパス)
公式サイト: http://lyra.gyao.jp/
試写会場: 渋谷C.C.Lemmon Hall(by USEN株主試写会)
監督: クリス・ワイツ
主演: ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、サム・エリオット
製作国:アメリカ(2007年)

<ストーリー>
ロンドンの寄宿学校で寮生活を送りながらレディになる教育を受けているライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)。ライラの世界では、自分と生命をともにする妖精動物ダイモンが人間1人に対して1匹ついていた。
ライラのような子供のダイモンはまだ姿が定まらず、ライラのダイモンであるパンは小鳥やイタチ、猫などと形を変えるのが普通だった。
ある日ライラの元にコールター夫人(ニコール・キッドマン)がやって来て、ライラに一緒に北極に行こうと誘う。寄宿生活を抜け出して外の世界を見たがっていたライラは大喜びだったが、、、、。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

<感想>
最初は面白い冒険ものとして、わくわくしながら楽しめた。
しかし途中からあまりにも多くの人がライラの味方になるのを見て、だんだんうんざりして来た。
だってこれじゃあライラが負けるわけないもん。
しかもライラがそこまで人を魅了する理由がほとんどわからない。BRAVEだからと言うのだが、主人公の女の子のイタズラっぽい表情を見ていると子憎たらしい表情がいっぱいで、東洋人から見てかわいらしさをちっとも感じない。
悪い点ばかり先に並べたがいい点もあって、それはダイモンといういままで聞いたことも見たこともない生物の存在。私が子供だったら、あんな動物が自分の分身でいてくれたらなあって願うだろうな。
エンディング・テーマを歌うKate Bushの相変わらずの歌唱力+個性(一聴して彼女とわかった)も健在と知りちょっと満足。
シリーズ物らしいから主人公の女の子が本当のレディになる前に全部作り上げて欲しいものだ。

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いつか眠りにつく前に

Itsukanemuri
68点
原題: Evening(日暮れ)
公式サイト: http://www.itsunemu.jp/
試写会場: シアターアプル(by とんかつの和幸様)
監督: ラホス・コルタイ
主演: クレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、メリル・ストリープ、グレン・クローズ、トニ・コレット
製作国:アメリカ、ドイツ(2007年)

<ストーリー>
アン(ヴァネッサ・レッドグレープ)は、死が間近にせまり意識がはっきりしない中、看病する娘たちが今まで知らなかったような話をうわごとのように言うようになった。
彼女の最初の過ちだというハリス(パトリック・ウィルソン)やバディ(ヒュー・ダンシー)と言った男性の名前。ライラ(メイミー・ガマー)という幼馴染の女性の名前だ。
アンは、かつて若かりし頃自分が犯した過ちを悔いているようだった。
自分の親が悔いている過ちを自分の現実にうつし出す次女のニナ(トニ・コレット)は、母親の過去を探り出すのだった。
(公開まで間があるため、ストーリーはここまで)

<感想>
全編に渡ってとっても静かな映画。あんまり静かすぎて後ろで寝ている人の寝息が聞こえたくらいだ。
多分、観ている最中に主人公に共感できる人も多数いらっしゃったのだろうが、私には何が言いたいのかはっきりしない映画だった。
アメリカが作った映画だからかなあ。ドイツと共同制作となっているが、ドイツで作ったほうがもっとドラマ性に富んだいい映画になったんじゃないだろうか。
アンの若い頃を演じるクレア・デインズが、まあいつもそうなんだが、思いっきり大きなスマイルでいつもスクリーンに登場するので、彼女のおかれている立場がただのモテ女なのか、それとも自分の生活に満足できずに悩んでいるのか汲み取れなかったせいもあるかも。
若い頃の自分がクレア・デインズだったとしたら、私なら悔いなく一生終われそうだけど。

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ラスト、コーション

Lustcaution
78点
原題: 色・戒
公式サイト: http://www.wisepolicy.com/lust_caution/
映画館: TOHOシネマズ川崎
劇場: スクリーン8
監督: アン・リー
主演: トニー・レオン、王力宏(ワン・リーホン)、タン・ウェイ
製作国:中国、アメリカ(2007年)

<ストーリー>
日本占領を逃れ香港にたどりついたチアチー(タン・ウェイ)は、同郷で抗日運動に心を捧げているクァン(ワン・リーホン)に賛同し、日本軍の犬として働いている非国民イー(トニー・レオン)の命を奪おうと画策する。
しかし所詮は学生の考えたことで、チアチーは体を張ってイーに挑むつもりだったのが徒労に終わってしまう。
3年後、上海でイーと再開したチアチーは再び女スパイとしてイーに近づき国のために命をかけることを誓う。
裕福な輸出商のマイ夫人としてイーに近づくことに成功したチアチーは、肉体、心ともイーに心を入れ込むことで、イーの信頼を勝ち取って行くが、、、。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
初日とは言えTOHOシネマズ川崎の劇場は、完璧に満席だった。
川崎でここしか上映していないことも理由かもしれないが、満席のお客さんたちが映画に対する期待を抱いていることが感じられて、久々にいい雰囲気の中で映画を堪能できた。
映画館で映画を観るのは、こういった観客と映画のライブ感を味わえるのもいいところで、周りの観客の気持ちが自分にも伝わってくる時がたまにある。
今日はまさにいい観客とともに観たおかげか、ただでさえいい映画が何倍にも良くみえた。
どこかのサイトで「ピンク映画」なんて的外れな意見を書いている人がいたが、このベッドシーンがピンク映画にしか見えないなんて、可愛そうな人だと思う。
ベッドシーンというか、つまりSEXという行為はお互いの心理の底を探る行為であり、あのシーンはたんなる愛欲のシーンではなく、お互いどれだけ相手の心を見抜けるかという戦いの場なのである。
だから普通の映画ならちょっとはいやらしく見えるのに、この映画の場合まったくそういった感情はわかなかった。
私的にラストはちょっといただけないが、あれはあれでイーとチアチーのどっちが勝利したか判断が下せないし。
さすがハリウッドで鍛えた中華系監督が中国で撮っただけある素晴らしい映画です。
オマケとして感動したのは、エンディング・ロール。
大陸系の人は簡体字、それ以外の中国人は繁体字、日本人も含めそれぞれの国の漢字を尊重したクレジットには脱帽!!

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