« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

犬と私の10の約束

Inutowatashi
67点
公式サイト: http://www.shochiku.co.jp/inu10/
試写会場: 松竹試写室(by シネトレ)
監督: 本木克英
主演: 田中麗奈、加瀬亮、池脇千鶴、福田麻由子、布施明、高島礼子、豊川悦司
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
函館でやさしい母(高島礼子)と医者の父(豊川悦司)と一緒に暮らすあかり(福田麻由子)は、犬が大好きで飼いたがっていた。
ある日母親が倒れて入院し、幸せだったあかりの人生は一変した。そんな中庭にやって来た一匹のゴールデンレトリバーのソックスは、あかりの心を癒してくれた。
ソックスを飼うにあたってあかりは、母親から犬を飼うときの10の約束をさせられる。
(公開まで間があるためストーリーはここまで)

<感想>
一言で言うと犬好きのための映画。
犬を飼っている人なら共鳴出来る点もいっぱいあるんだろうけど、ここまで犬のいいところばかり見せられるとちょっと嘘くさく感じて興ざめしてしまった。
犬なんだから普通あちこちにお漏らししたり、家中のものをガシガシかじったり色んな悪いこともあるでしょう。それなのにとってもきれいな家なんて、おありえない!
それに加え、私の大好きな豊悦も田中麗奈ちゃんもイマイチ輝きがなくて、さらに加瀬亮なんてチラシには2番目に大きく出ているのに、ほんのチョイ役。
反対に本当の主役は福田麻由子ちゃんとソックス。どう考えても春休みの子供向け映画でしょう。
それならそうと最初から宣伝してください。『子猫の涙』みたいに大人向け映画かと勘違いしちゃったじゃないですかー!!!
昨日の『死神の精度』より1点だけ点数がいいのは、かなり泣けたから。泣けるのにつまんない映画って、、、、。

|

死神の精度

Sweetrain
66点
公式サイト: http://www.shinigaminoseido.jp/
試写会場: 東京国際フォーラムCホール(by ぴあ)
監督: 筧昌也
主演: 金城武、小西真奈美、富司純子、光石研、石田卓也、村上淳、奥田恵梨華、吹越満
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
死が近づいた人間の前に登場する死神・千葉(金城武)は雨男。今まで青空というものを見たことが無い。
今日も雨とともに、27歳のお客様苦情係に勤務する藤木一恵(小西真奈美)の前に現れた。
これまでの人生、自分の愛する人がすべて死んでしまうという不幸続きの藤木は、千葉の登場に少しだけ心動かされる。しかし千葉は、彼女の死の「実行」か否かを判定するのが仕事。たいていの人間の死に対して実行と判断して来た千葉だったが。
(公開まで間があるためストーリーはここまで)

<感想>
完成披露試写会という日本で一番早い試写会で観た。
中華電影明星として大成した金城武の6年ぶりの日本映画出演ということで、ものすごい期待していた。
『LOVERS』や『ウィンター・ソング』等の大作に立て続けに主演したせいか、6年前の『リターナー』と比べると日本語のセリフの演技も格段に上手くなっていた。
無表情でコミカルに死神を演じるなんて、かつての彼なら日本映画ではそんなに上手くできなかったと思う。
でも、同じ井坂幸太郎原作の『アヒルと鴨のコインロッカー』と比べると、なんとなく見劣りしてしまう。
脚本のせいなのか演出のせいなのか、はたまた俳優人のせいなのかわからないが、あきらかに『アヒルと鴨のコインロッカー』のほうがよくできてて面白いのだ。
でもまあ、金城武がヤクザ風の格好や、ボサボサの頭をしたり、妙にこざっぱりした青年風になったりと七変化するので、金城ファンには必見の映画かも。

|

陰日向に咲く

Kagehinata
70点
公式サイト: http://www.kage-hinata.jp/
映画館: キネカ大森
劇場:スクリーン1
監督: 平川雄一朗
主演: 岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、緒川たまき、塚本高史、平山あや、西田敏行、三浦友和
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
観光バスの運転手をしているシンヤ(岡田准一)は、パチンコなどのギャンブル癖が高じて400万円の借金をかかえている。ある日、浅草の町で出会った寿子(宮崎あおい)が、自分の母親がかつて浅草のホールでお笑い芸人をやっていて、その相方だった雷太(伊藤淳史)を探しているのを知り、一緒に雷太探しを手伝う。
一方、サラリーマンのリュウタロウ(三浦友和)は、街角で会った浮浪者のモーゼ(西田敏行)にあこがれて、公園浮浪者デビューを果たす。
また秋葉原では、25歳のがけっぷちアイドル、みゃーこ(平山あや)を応援するゆうすけ(塚本高史)がいた。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
キネマ旬報の批評がすこぶる悪かったので、そんなにひどい映画なのかとあんまり期待しないで観に行った。
でも、あの批評の悪さの理由がまったく理解できないくらい、私にとっては十分面白くていい映画なんですけど。
親を信じれないという我を張っている主人公が自分の人生と重なって、何度も泣けた。
もちろん話はそんなにうまく世界はつながっていないでしょう?と突っ込みを入れたくなるくらい、人間がからみあうんですが、これだけ色々な人がいれば、自分が思いいれ出来る人間がどこかにいるかもしれないので、是非この映画を観て自分と似た人を見つけてほしい。
映画の批評と呼ばれるものにだまされず、自分の感性で観て欲しい映画。

|

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

Sweeny
69点
原題: SWEENEY TODD:THE DEMON BABER OF FLEET STREET (スイーニー・トッド:フリート通りの悪魔の床屋)
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/
映画館: 川崎チネチッタ
劇場: チネ12
監督: ティム・バートン
主演: ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン
製作国:アメリカ(2007年)

<ストーリー>
かつて愛する妻を判事に奪われ、理由なき罪で15年間も投獄された男ベンジャミン・パーカー(ジョニー・デップ)がロンドンに帰ってきた。
彼は、かつて自分が営んでいた床屋があった場所フリート街でスイーニー・トッドと名前を変えて床屋を営む。
床屋の下のロンドン一まずいパイ屋を営んでいる女主人、ミセス・ラベットの手伝いもあり、スイーニーは床屋を開き、自分の妻を死に追いやった男を殺すという復讐に向かって突き進むのであった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
ジョニー・デップの映画だから観に行った。
ジョニー・デップの映画だから全編暗くても見ていられた。
ジョニー・デップの映画だから猟奇的でもOKだった。
でも、他の俳優さんだったら、耐えられないかも。
殺人鬼ってどうよー!!!
ジョニーの映画はすべて観るって決めたから観たけど、そうじゃなかったら観なかったかもなー。
ヘレナ・ボナム・カーターは相変わらずきれい。。。。。

|

子猫の涙

Koneko_namida_2
81点
公式サイト: http://www.koneko-namida.com/
試写会場: 東商ホール(by プレミア オンライン)
監督: 森岡利行
主演: 武田真治、藤本七海、広末涼子、紺野まひる、山崎邦正、鈴木砂羽、喜味こいし、唐渡亮、黒川芽以、宝生舞
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
中学時代からケンカに負けたことがなく、高校から兄のコネで浪華商業=>近畿大学に進みボクシングを続け、1968年のメキシコ・オリンピックで銅メダルを取った森岡栄治(武田真治)。
プロに転向後、網膜剥離で引退し、その後は妻の和江(紺野まひる)の夜のスナック勤めの収入で生活していた。
そんな栄治の娘で腕っ節に自信がある治子(藤本七海)は10歳にして、父親のだらしなさによる生活苦+両親の離婚+父親が連れてきた新しい母親といった生活の激変を体験するのだった。

<感想>
ネットの評価は悪いし、試写会に誘った友達には8連敗で断られるし、どんなひどい映画かと思って観に行った。
そしたら、断った友達は絶対に損したと思えるくらいものすごいほのぼのしたいい映画。
この映画に対して思い入れできるかできないかは、多分大阪の万博(1970年に開催)を知っているか、知らないかに分かれるような気がする。
ちなみに私は、知っているどころか実際に観に行ったぐらいの人間なので、この時代の背景を理解できて思い入れできた。
でも、『ALWAYS 三丁目の夕日』ほど万人に受けるような映画じゃないかも。というかそういうふうに作られていないだけかも。
私的には、今年1番いい映画だと思えたのは、主人公の10歳の娘と大人たちの掛け合いが絶妙に面白かったから。
たとえば、お父さんが「治子がおらんかったら生きてかれへ~ん」と言うと治子ちゃんは「なら、生きてかんでよろし」と返す。
こんな素晴らしい言葉、絶対東京弁には無いし、それを東京弁にしても人間っぽいセリフになるとも思えない(多分、東京弁だと「治子がいないと生きていけな~い」=>「じゃあ、死ねば」になってすごい寒々としたセリフになる)。
ともかく治子ちゃんのセリフが素晴らしく光っててで、彼女の心のセリフと合わさって映画の中の主人公のセリフがとっても生きてくるのだ。
つまりこの映画のいいところは、ほぼ藤本七海ちゃんの演技によるところが多いかも。

|

やわらかい手

Yawarakaite
70点
原題: Irina Palm (イリーナ・パーム[主人公の芸名])
公式サイト: http://www.irina-palm.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場:スクリーン10
監督: サム・ガルバルスキ
主演: マリアンヌ・フェイスフル、ミキ・マノイロヴィッチ、ケヴィン・ビショップ、シヴォーン・ヒューレット、ジェニー・アガター
製作国:イギリス、フランス、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルク(2006年)

<ストーリー>
ロンドン郊外の村に住むマギーはごく平凡な主婦。7年前に愛する夫を亡くし、現在は息子夫婦の近くに1人暮らしをしていた。
息子夫婦の子供は難病で、イギリス国内では治る見込みが無いため、オーストラリアのメルボルンでの治療を医師から勧められる。しかし、すでに治療費のために家を売ってしまい、担保が何も無いため銀行からの融資はすべて断られる。
悩んだマギーは、ロンドンの町で「高給!ホステス求む」の張り紙を見て、ホステスに応募する。しかしホステスというのは表向きの職名で、実際は風俗嬢だった。
店のオーナーがマギーの手を見て、すべすべしていることを買って、日本から輸入したという手で男の人を行かせる仕事を与える。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
『スイーニー・トッド』を観ようと思って窓口に並んだら、この映画を見つけて観ることにした。
タイトルは知っていたけど、内容をまったく知らなかったので、風俗のシーンが始まったときはその手の映画かと思いびっくりしてしまった。
でも、実際はラブ・ストーリーなんだな、これが。
『once ダブリンの街角で』みたいな画像が悪いドキュメンタリータッチの映画だけど、こっちのほうが人間っぽくて面白い。お母さんがここまでして孫に尽くしているのに、息子夫婦は何もしないのがムカつく。おまえらも何とかしろー!!って思っちゃったけど、日本と同じで子供はいつまでも親に甘えているのかなあ。

|

母べえ

Kaabee
80点
公式サイト: http://www.kaabee.jp/
試写会場:松竹試写室(via Dさん、いつもありがとうございます)
監督: 山田洋次
主演: 吉永小百合、浅野忠信、檀れい、志田未来、佐藤未来、坂東三津五郎
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
昭和15年2月の寒い朝、執筆家の野上家に警察が突然土足で乗り込んで来て、一家の大黒柱・滋(坂東三津五郎)が治安維持法違反で逮捕された。
残された妻の佳代(吉永小百合)、12歳の長女・初子(志田未来)と食いしん坊の9歳の次女・照美(佐藤未来)は、不安でいっぱいだったが、そこに滋の教え子で編集員をやっている山崎(浅野忠信)がやってきて、家族の心のささえとなってくれる。
滋なきあと家計を支えるために、臨時教諭として働きだした佳代だったが、職場でも近所でも本音を言えずひたすら表向きを整えるのみ。
そんな佳代にとってリベラルな考えを持つ滋の妹の久子(壇れい)や、奈良の叔父(鶴べえ)の存在は心が許せる相手だったが。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
志田未来ちゃんのお母さん役を吉永小百合さんが演じると聞いて、当初違和感を感じたが、映画を観ている間、まったく違和感は無かった。
もちろん、親子ほども年が離れた浅野忠信氏とのほのかな恋愛シーンもまったく違和感無し。
さらに、器用にお裁縫をしつつ、いとも簡単に感動的なセリフを感情たっぷりにこなす吉永小百合さんに、完全ノックアウトされてしまった。
実は、彼女の映画観るのは今回が初めて。
今まで「サユリスト」なる言葉が存在する理由すらわからなかったが、今日で完全理解できた。
彼女はアイドルと言うよりも、天才です。DVDで『北の零年』観てみようっと。
吉永小百合さんのことばかり書いたが、彼女以外の俳優さん達も今まで観た映画と比べると演技がとっても自然に見えた。これは山田洋二監督がなせる技か。
ラストシーンが余分で無用に思えたけど、それを引いても十分いい!
あらゆる年齢層の方にお勧めの1本。

|

結婚しようよ

Kekkon
70点
公式サイト: http://www.kekkon-movie.com/
試写会場:シアターアプル(by とんかつの和幸、初当選!感激!!)
監督: 佐々部清
主演: 三宅裕司、真野響子、藤澤恵麻、AYAKO、金井勇太、ガガガSP、田山涼成、岩城滉一、モト冬樹、入江若葉、松方弘樹
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
スーパーのバイトからあがったミツル(金井勇太)は、駅前でストリートバンドの歌に合わせて歌っているサラリーマン香取卓役(三宅裕司)を目撃する。
たまたま帰り道が同じ方向で、毎晩家族全員揃ってご飯を食べているという香取の家に、ひょんなことからミツルは夕飯を食べに行くことになる。
毎晩ご飯を一緒に食べる家があることを当初ミツルは信じなかったが、香取の家には妻の幸子(真野響子)、大学生の娘のうち料理が得意でおっとりした長女の詩織(藤澤恵麻)、バンドを組んでてお酒が大好きな次女の香織(AYAKO)がいて、みんなで仲良く食卓を囲んでいた。
神戸の震災で親と家を無くし、現在はスーパーの仕事のあと蕎麦やで修行しているというミツルに心惹かれる香織だったが、そうしたことから家族揃っての晩御飯のルールがだんだん怪しくなってくる。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
家族の形が崩壊して行く現代で、70年代のフォークとともに当時の家族形態の懐かしさをうったえている映画。
昔は何でもよく見えるし、懐かしいし、70年代のフォークや昭和の良さを懐かしむにはいい映画だけど、若い子には受けないかも。
私はまあまあ好きなほうの映画かなあ。
ただ松形弘樹と奥さん役の人の超作りすぎの老人には、引くものがあった。もうちょっと年寄りっぽい人を採用するか、60代の老夫婦という設定なら、腰が曲がっていなくてもいいのでは???
絶賛とは行かないまでも合格点の映画。
今年は試写会の映画ではまだ1本もハズレが無い。好スタートかも。

|

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

Nega_chain
78点
公式サイト: http://www.nega-chain.com/
試写会場:九段会館(via Nさん、いつもありがとうございます)
監督: 北村拓司
主演: 市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、板尾創路
製作国: 日本(2008年)

<ストーリー>
寮住まいの高校生、山本陽介(市原隼人)は、同級生で仲良しのノト(三浦春馬)がバイク事故で死に、彼より長く生きる理由を探していた。
ある日、帰宅途中で不思議なチェーンソー男と戦う女子高生・雪崎絵理(関めぐみ)と出会い、何故か彼女の戦いを手伝うことになった。
山本の助けで、チェーンソー男の力は日に日に弱くなって行き、絵里がチェーンソー男を倒す日も近いと思われたが、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
ズボンをお尻の下までずり下げた高校生が主人公と知って、当初はまたわけのわからない映画かと思いウンザリした。
が関めぐみちゃんが登場したあたりから、物語はぐっとテーマ性をおび、ファンタジーの部分もすべて現実のものとしてとらえられるようになって行った。
同級生役の浅利陽介クンも、三浦春馬クンの演技もいいし、こんなにいい映画なのに公開劇場が少ないのが納得行かない。
制作費や宣伝費をかけた映画じゃなくて、どうやったら面白い映画が沢山の映画館で上映されるのかなあ。

|

銀色のシーズン

Giniro
60点
公式サイト: http://www.g-season.jp/
映画館: 川崎チネチッタ
劇場: チネ12
監督: 羽住英一郎
主演: 瑛太、田中麗奈、玉山鉄二、青木崇高、佐藤絵梨子、國村隼
製作国:日本(2008年)

<ストーリー>
山の向こう側の大型スキーリゾートに押されているさびれた桃山スキー場は、挽回のために雪と氷で作った教会で挙げる結婚式プランを考案し、その第一号として挙式を3日後にひかえた綾瀬七海(田中麗奈)がやって来た。
町役場や旅館を挙げて七海を歓迎するが、不安のタネが。
それは、町で横暴無人な態度を続ける雪山のなんでも屋の白山銀(瑛太)とその仲間祐治(玉山鉄二)・次郎(青木崇高)の3人。
スキーが出来るということでこのプランを申し込んだ七海だったが、実は雪を見るのも初めてでまったく滑れない。
教会から出て小さなスロープをスキーで滑るという演出で転ばないため、ひょんなことから銀をスキーのコーチとして雇うことになった。
(公開後間もないためストーリーはここまで)

<感想>
一言で言うと「いかにもフジテレビが作った映画」。
『バブルへGO』もそうだったが、もうちょっと映画っぽく映画を作れないものか。
テレビ局製作の映画はいっぱいあって、私的には中でもTBS製作の映画は結構イケてると思うのだが、大昔からドラマにたけっていたTBSと、バブル時にドラマをヒットさせて「ドラマのフジ」と成り上がったところとの違いが映画にも表れているのだろうか(<=あくまでも超私的な意見だけど)。
せっかく瑛太と田中麗奈という若手でも映画に特化している2人が主役なのに、何故かその魅力が生かされていない。特に田中麗奈ちゃんは、テレビドラマに普段出ない分、映画に比べるとテレビっぽいこの映画では精細に欠けていたような気がする。
とは言え、手すりを滑るなど、スキーのふんだんなアクションを普通のことのように見れて、ラストのNGで撮影の苦労がうかがえて、それまで不満に思っていた映画だけど、ちょっと気持ちプラス。
今年はNHKの大河ドラマに出るから、瑛太君、映画出演作が減るのかなあ。だとしたら今のうちに彼の素敵な演技を見ておかなくちゃ!

|

シルク

Silk
77点
原題: Silk(絹)
公式サイト: http://www.silk-movie.com/
試写会場:ユナイテッドシネマズ豊洲(by Cinemacafe)
監督: フランソワ・ジラール
主演: マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、役所広司、アルフレッド・モリーナ、中谷美紀、國村隼、芦名星、本郷奏多
製作国: カナダ、イタリア、日本(2007年)

<ストーリー>
19世紀後半、フランスの町である業者が絹織物工場を起こし大成功し、町はうるおっていた。しかしある日フランスや近隣諸国では、カイコが死んでしまう伝染病が流行り健康なカイコが必要となった。
町長の息子で軍隊にいたエルヴェ(マイケル・ピット)は絹織物の事業家に見初められ、妻・エレーヌ(キーラ・ナイトレイ)をフランスに残して、健康なカイコがいると思われる鎖国の国、日本に単独密入国してカイコの卵を持ち帰るという使命を負わされる。
その旅でこれまでの安泰な人生、美しい妻との幸せな人生とはまるで違った経験をして、エルヴェは激しく日本に魅了されてしまう。特に、自分をやさしくもてなしてくれた十兵衛の愛人のことが頭から離れなくなってしまう。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
一緒に映画に言った友人がネット評を観てて、5つ星か1つ星かに分かれるとのこと。
こうゆう場合、私は1つ星になることが多いが、この映画は出だしからすでに私の心をつかんでいた。
物語はまるで日記のように進み、どうしてこんなことがありえるか不思議な点が満載だが、そんなことはちっとも気にならなかった。
唯一気になった点は、芦名星演じる女性のしぐさが日本人ではありえない点かな。でもこれもあとから解消されるし。
この映画は、物理的な映像を事実としてとらえるのではなく、あくまでも自分の心の中に起こっている世界としてとらえる映画だと思う。
物理的なロードムービーはありえるのに、精神的なロードムービーというジャンルは無いけど、私的にこれは精神的なロードムービーだと思う。

|

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »