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ピューと吹く!ジャガー

Jager
50点
公式サイト: http://www.j-jaguar.com/
試写会場:TOKYO FMホール(via Dさん、いつもありがとうございます)
監督: マッコイ斉藤
主演: 要潤、大村学、高橋真唯、小木博明、なぎら健壱
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
ギタリストを目指す酒留清彦(大村学)は、ロックのオーディションで笛を叩く不思議な男ジャガージュン市(要潤)に出会う。その後プロダクションに入ると、そこはプロダクションという名前の音楽学校で、清彦はだまされて笛科に入学する。
ふえ科の他の生徒は、アイドル歌手を目指す白川高菜(高橋真唯)、元忍者のハマー(小木博明)と全部で3人。さらにふえ科の教師はオーディションで見たジャガーだった。
ある日、ふえ科の廃科危機に立たされたジャガー達は、ルイ14世の珍品を盗んでお金を作ることを計画するが、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
マンガの読者以外は、なぜこんなにバカバカしいのか理解できない映画だと思う。
ところどころ笑えるが、それ以上の面白さは何も無く、このひどさは『悪夢探偵』以来。
バカバカしさは『日本以外全部沈没』並だがあちらのほうがストーリーの完成度が高かった分面白かった。
こんなくだらない映画作って、映画館で公開していいのだろうか?
要潤ファン以外観に行く人いるのかな?

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レンブラントの夜警

Nightwatching
55点
原題: Night Watching(夜の観察)
公式サイト: http://eiga.com/official/nightwatching/
試写会場:ヤクルトホール(by Exciteシネマ)
監督: ピーター・グリーナウェイ
主演: マーティン・フリーマン、エヴァ・バーシッスル、ジョディ・メイ、エミリー・ホームズ、ナタリー・プレス
製作国: カナダ、フランス、ポーランド、オランダ、イギリス(2007年)

<ストーリー>
粉挽きの息子として生まれたレンブラント(マーティン・フリーマン)は、絵の才能で画商の姪であるサスキア(エヴァ・バーシッスル)と結婚し、大きな家に住みそこそこ贅沢な暮らしをしていた。
市警団からポートレイトを描くように依頼されたが、レンブラントは市警団がその権力を利用し、色々な悪事を働いていることを知る。
出来上がった絵を見て憤慨した市警団は、レンブラントをおとしいれ、彼の富と名声はだんだん薄らいで行く。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
まるで演劇のように、一箇所の構図の中を役者が動き回るという変わった手法だった。
しかも自分のことを紹介しながら話したりするので、何を言いたいのかわからない場面が多々あった。
レンブラントの絵を色々知っている人なら、登場人物が誰で、この絵はどんなときにどんな背景で描かれたとかわかるので、話の筋もわかるのだろうが何が何だかわからない私は、途中で眠くなってしまった。
しかも、登場人物の見た目が変わらないまま9歳から18歳くらいになったりするので(実際は大人が演じている)、私のように洞察力が無い人間は最後まで理解不能だった。
演劇が好きな人なら楽しめるのかも。

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魍魎の匣

Moryo
74点
公式サイト: http://mouryou.jp/
試写会場:スペースFS汐留(via 会社の同僚Oさん、いつもありがとうございます)
監督: 原田眞人
主演: 堤真一、黒木瞳、阿部寛、椎名桔平、田中麗奈、宮迫博之、柄本明、宮藤官九郎、マギー
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
若い女性のバラバラ死体が発見される事件が相次いで起こり、世間を騒がせていた。
そんな中、元人気女優柚木陽子(黒木瞳)の娘が、遺産相続事件に巻き込まれ遺産を狙う男たちに拉致される。
人物の過去を読み取る力がある探偵・榎木津礼二郎(阿部寛)に事件の解決を依頼した柚木だが、榎木津の友人で作家の関口(椎名桔平)や陰陽師の中禅寺(堤真一)、榎木津が戦場で知り合った匣に魅了された男・久保(宮藤官九郎)などがからみ、事件の真相にだんだんと近づいて行く。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
演技派の俳優人が、次から次へと出てきて、あまりの濃さにちょっと疲れそうなくらい贅沢な映画。
阿部ちゃんだけで、十分主役級で映画がそのまま進んでもOKなくらいなのに、途中から主役の座が堤真一さんにバトンタッチされるあたりは、二人の濃いキャラがかぶって、もったいないくらいだった。
原田監督の映画は『伝染歌』から2本目だが、こっちのほうが映像が全然きれいだった。
特に監督自身が出演された中国映画『SPIRIT』で出てきた料亭や道路などが映画に出てきて、私的に愛着しきり。
今年3本も映画を撮影されたとのことで、今後の監督作品に注目。

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ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

National2
71点
公式サイト: http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
試写会場:中野ZEROホール(by キネマ旬報さま、いつもありがとうございます)
監督: ジョン・タートルトーブ
主演: ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ
製作国: アメリカ(2007年)

<ストーリー>
著名な歴史学者ベン・ベイツ(ニコラス・ケイジ)は、南北戦争の頃の暗号解読者で何者かに殺害された先祖を持つ。
その殺害に関連していると思われる男の子孫ウィルキンソン(エド・ハリス)が、ベンの祖先が実はリンカーン暗殺者の一味だという証拠を学会発表の場で公表する。
祖先の汚名をはらすために、ベンは別居中の妻アビゲイル(ダイアン・クルーガー)、天才ハッカーの仲間ライリー(ジャスティン・バーサ)、父親のパトリック(ジョン・ボイト)、更に言語学者で父と離婚した母親エミリー(ヘレン・ミレン)まで巻き込んで、祖先が殺されたゆえんの黄金の土地を探す。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
ただの単純な冒険物や、宗教がからまない歴史的事実に基づいて謎解きしていく、この物語はビジュアルのみならず知性をくすぐられて楽しい。
なんだか難しげな話が出てくるが、それが「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな宗教がかった話だと、関係無い人間には全然楽しくなくなるが、歴史はどこのものだろうと誰にも関係するもの。
よって、たとえアメリカの南北戦争であろうとも、楽しめるのです。
このシリーズが好きなところは、主演のニコラス・ケイジがアクションスターとして肩肘はっていないところ。
つまり、普通の体力の人間でも知恵さえあれば宝の島に行けそうな気にさせられるところが、「インディ・ジョーンズ」とは違うのよねー。
と運動音痴の私は思うのです。

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カンナさん大成功です

Kannasan
85点
原題: 미녀는 괴로워(美女はつらいの)
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/200poundsbeauty/
試写会場:九段会館(by eiga.com via 同じ会社のOさん)
監督: キム・ヨンファ
主演: キム・アジュン、チュ・ジンモ、イム・ヒョンシク、イ・ハヌイ、イ・ウォンジョン
製作国: 韓国(2006年)

<ストーリー>
美声の持ち主カンナ(キム・アジュン)は、人気歌手アミーの吹き替えを行う裏方の存在。デブでブスだが、彼女の声に価値を見出した音楽プロデューサー・サンジュン(チュ・ジンモ)に優しくされ、彼に恋心を抱いていた。
しかし、ある日カンナのことをよく思っていないアミーとサンジュンの会話を聞いて、現実に打ちのめされる。
新しくなりたいと決心したカンナは、1年間に及ぶ全身整形に挑み、見事別人に生まれ変わった。
美貌を手に入れた彼女を待っていたものは、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
全然期待していなかったが、予想に反してすごく面白くて、これぞ韓国コメディ映画の真髄!
美しくなっても、心が卑屈なままのカンナを演じるキム・アジュンさんの演技もいいし、彼女の父親役の私の大好きな俳優さんイム・ヒョンシク氏(我が家では「アジョッシ」と呼んでいる)や、『パリの恋人』のおじさん役の人が出ていたりと、顔なじみの人が多いのも親しみが持てた。
これでもか!って感じのお涙頂戴映画は苦手だけど、恋する乙女のホロリとさせられる物語には弱い。
韓国映画を見てもほとんど泣かないけど、ホロリとさせられた。
さらに、日本語吹き替え版で見たせいかセリフも面白くて、笑いどころ満載。
でも、やっぱりアジョッシのうまい演技力を、本人の声で聞きたかったな。
あんまり面白かったから、吹き替え版でも観に行こうかと思わされるくらい、今年観たコメディ映画ではNo.1の出来!

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中国の植物学者の娘たち

Botanist
60点
原題: LES FILLES DU BOTANISTE/植物園(植物学者の娘たち)
公式サイト: http://www.astaire.co.jp/shokubutsu/
試写会場:東劇(by Chou Chou via Fさん)
監督: ダイ・シージエ
主演: ミレーヌ・ジャンパノイ、リー・シャオラン、リン・トンフー
製作国:フランス=カナダ(2005年)

<ストーリー>
中国人の父親とロシア人の母親を持つリー・ミン(ミレーヌ・ジャンパノイ)は、幼い頃に両親を地震で亡くし孤児院で育った。
ある日才能が認められて、昆明の植物学者の下で1ヵ月半の実習をすることになり、浮島のような島に向う。
そこで初めて会った学者の娘チェン・アン(リー・シャオラン)と、会ってすぐに心が通じ合うようになる。
アンも小さな頃に母親を亡くし孤独な日々を過ごして来た。
いつしかアンと恋仲になったミンは、アンの兄と結婚することで一生一緒に過ごそうとするが、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
『中国の小さなお針子』の監督の映画ということで、映像の美しさはお墨付き。
でも、『中国の小さなお針子』は全編・中国人でかためてみんな演技もうまかったのに、こっちはセリフが吹き替えで中国語を話していない役者さんが演技が下手ですごく気になった。
特にミン役の女、アジア的な演技にとまどっているのかどうか知らないが、表情が下手すぎ。
顔や体がスカーレット・ジョハンソンに似ているだけに、期待するものも多くて、私的にダメダメだった。
映像はきれいなんだけどねー。

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マリと子犬の物語

Maritokoinu
66点
公式サイト: http://mari-movie.jp/
試写会場: 有楽町朝日ホール(via Aさん、いつもありがとうございます)
監督: 猪股隆一
主演: 船越英一郎、松本明子、高嶋政伸、宇津井健、広田亮平、佐々木麻緒
製作国:日本(2007年)

<ストーリー>
物心がつく前に母親を亡くしたアヤ(佐々木麻緒)は、小学生の兄(広田亮平)と村役場に勤める父親(船越英一郎)、祖父(宇津井健)と4人で平和に暮らしていた。
ある日兄と遊んでいるときに捨てられて一人ぼっちの子犬を見て、母親のいない自分と重ねかわいそうになり飼うことを決める。
犬嫌いの父親だったが、母親がいなくて寂しがっているアヤを見て飼うことに決める。
マリと名づけられた犬は一年後に3匹の子犬を産んでりっぱな母親となる。
その直後、山古志村を巨大地震が襲い、村民全員非難命令が出る中、アヤとおじいちゃんの命の恩人マリを村に残し一家は非難する。
(公開前のためストーリーはここまで)

<感想>
号泣もののドラマと聞いていたせいか、隣の女の人が異常に泣く姿を見て興ざめしたせいか、ほとんど泣けなかった。
だいたい、事実とあまりにも違いすぎる演出が気になった。
確かマリは子供を生んだ当日に地震にあって、くずれた家でずっと子育てをいていたはず。
それなのに、あちこち冒険したりして、ちょっとひどすぎる。
それに、子供たちだけでマリを助けに行こうとする演出も引けた。
マリと再会したら抱き合わずに、腹減らしたマリにご飯をあげるのが先でしょーと突っ込みたくなった。
地震のシーンは迫力あって、地震に備えようと思わされた。
でも全体的には子供向けの映画。

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チャプター27

Chapter27
50点
公式サイト: http://chapter27.jp/
試写会場:明治安田生命ホール(by ELLE via Dさん、いつもありがとうございます)
監督: J・P・シェファー
主演: ジャレッド・レトー、リンジー・ローハン、ジュダ・フリードランダー
製作国:アメリカ(2006年)

<ストーリー>
ハワイからはるばるニューヨークにやってきたマーク・チャプマン(ジャレッド・レトー)は、なぜか落ち着かない。
彼はビートルズの大ファンで、ニューヨークのダコダハウスに住む元ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの追っかけをしていた。
(公開まで間があるためストーリーはここまで)

<感想>
タイトルである『Chapter27(第27章)』の意味が、映画が始まった頃ようやく理解できた。
主人公が愛した『The Catcher in the Rye』の27章目と彼の行動がカブっているってことですよね?
いや、よくわからないけど。。。。。
わからないのに感想書くな!って言われそうですが、つまるところ、この映画は、観ている人が気持ち良くなることなんかなくて、むしろ腹が立つことが多いと思う。
なぜジョン・レノンを殺した男をあえて映画化、映像化する必要があったんだろう?
今の社会の病理性を表すため?だとしたら、あまりにも昔はイノセントで、今見たら物足りない。
こんな映画を公開するくらいなら、もっと日本で公開する映画あるでしょう?アメリカ製だからって、世界の映画ファンを甘く観てる???

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椿三十郎

Tsubaki
70点
公式サイト: http://tsubaki-sanjuro.jp/
映画館: TOHOシネマズ錦糸町
劇場: スクリーン4
監督: 森田芳光
主演: 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、村川絵梨製作国:日本(2007年)

<ストーリー>
ある晩、藩内の不正をあばくために動いていた若侍たちがある神社に集まって話していた。中心となる人物井坂伊織(松山ケンイチ)は、おじの城代家老(藤田まこと)に不正を申し出たが相手にしてもらえず、大目付の菊井(西岡徳馬)が話を聞いてくれるということで、今日この場に集まっていたのだ。
しかし、彼らの話を盗み聞きしていて、だまっていられなくなった一人の素浪人・椿三十郎(織田裕二)がその話はおかしいと口を割ってきた。
はたして三十郎の言うとおり、若侍たちは菊井に陥れられ、お縄になる寸前だった。
若侍たちとこの問題を解決すると心に決めた三十郎は、若侍たちに知恵をかすことにする。
(公開後間もないためストーリーはここまで)

<感想>
松山ケンイチ君目当てで観に行った。けど、やっぱり豊悦、格好いい!!!
『犯人に告ぐ』で彼の魅力に気づいて以来、豊川悦司氏のとりこになってしまった。
本作では出番がそんなに多くないものの、たまに出てくる存在感がたまらない。
といいつつ、この作品の主役はその豊悦でも松ケンでも無く、織田裕二氏なんですよね。
前評判から、この名作の主役が織田さんってことで、批判を耳にすることが多かった。
でも私は前作を見てないし、そんな批判は関係無く真っ白い気持ちで観てみたけど、、、、、
やっぱり、この汚い素浪人に、40歳と言えど美しくみずみずしいままの織田氏は、ちょっと無理があるのではないか?
織田氏以外も、中村玉緒さんとか、鈴木杏ちゃんとか、私から見るとミスキャストが多すぎ!
中村玉緒さんの役は八千草薫さんのほうがいいなあとか、元気なイメージの鈴木杏ちゃんがおっとりしたお姫様役なんて、ちょっと、、、、。
と言いつつ、映画全体としては映像がきれいだし、シネマスコープサイズの映画なので出来れば日本一デカいスクリーンで観て見たいと思った作品。

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