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肩ごしの恋人

Katagoshi
52点
原題: 어깨너머의 연인(肩の向こうの恋人)
公式サイト: http://katagoshi.jp/
試写会場: よみうりホール(via Dさん)
監督: イ・オンヒ
主演: イ・ミヨン、イ・テラン、キム・ジュンソン、ユン・ジェムン、キム・ファジュ
製作国: 韓国(2006年)

<ストーリー>
社長夫人として優雅な暮らしを送りながらも結婚後、夫のダサさに嫌気がさし、自分に磨きをかけるヘス(イ・テラン)。一方、独身で写真家としての腕がようやく認められながらも、独身で化粧っ気もないジョンワン(イ・ミヨン)。
恋愛も結婚も興味が無いというクールな姿勢のジョンワンは、会社のビルのオーナーと不倫関係になり、自分の不安定な立場に心が揺れる。
一方、ダサい夫が若い女性と不倫していることを知ったヘスは、自分の夫が外でモテることを知りいったんは喜んだが、実際は22歳の不倫相手もイヤイヤ付き合っていることを知り、そんな男を選んだ自分に嫌気がさし夫と離婚して、もっと自分にふさわしい人生を送ろうとするが、世の中はそんなに甘くなかった。
(公開前のため、ストーリーはここまで)。

<感想>
もう、この映画、何から何までダメダメじゃ~ん!!っていうのが私の心の第一声。
原作がどうなっているのか知らないが、この映画では主人公の仲良し女性2人は満で32歳ということになっている。
いまどきの日本で、32歳で仕事しながら不倫したり、専業主婦で贅沢をする女性を非難する風潮なんてまったくない。よってこの映画を見て何が問題か、何を言いたいのか日本人的にはまったく伝わってこない。
32歳で離婚したヘスが職安に行っても、彼女に紹介できる仕事が無いと言われる場面があるのだが、いまどきの日本は、正直言って経験の無い若者よりも、経験のある年寄りを優遇する傾向にあるので、この場面が一番違和感を感じた。多分韓国ではそうなのかもしれないけど、今の日本とあまりにも違いすぎる状況にびっくり。
さらにもっと違和感を感じたのは、映画の中で何のために出てくるのかよくわからない、「スペインに養子縁組されて、現在韓国に一時帰国中」ということになっているマルコ、22歳、男性の存在。
まず、彼は映画の中では、韓国語よりも英語かスペイン語が得意ということになっていて、英語かスペイン語を話していることになっているが、話の筋がわかるまで、私は彼の話すセリフが<>付になっている意味がまったくわからなかった。途中でやっと、彼の話す英語らしきものが<>付になっているのを発見し、え~、これって、英語???とびっくりした。その後ヘスのセリフで「スペイン語も英語も話せて、若いんだから、、、」とあって、もうびっくり。そもそも、スペインに養子に出された彼の名前が「マルコ」っていうところから、ダメダメじゃーん!!聞いた話によると普通のスペイン語圏の男性の名前の場合「マルコス」となるのが普通で、「マルコ」という名前は、イタリア系移民が多いアルゼンチン人特有の名前とのこと。
よって、スペインに養子縁組に出された韓国人が、「マルコ」なんていう名前になりえるわけ無いっちゅーの!
それが原作によるものか映画によるものか知らないけど、スペイン人に「マルコ」なんていう名前をつける雑さが、この映画の雑さの象徴になった。
っていうか、その前にマルコのスペイン語も英語も全然聞き取れなくて、ダメダメなんだけど(超下手な"Gracias"と"No se"しか聞き取れなかった)。まあその前に、映画の出だしのクレジットでハングルで「マルコ」という文字を見たとき、「へ~、日本人の「まるこ」さんが出ているのかな」って思っていた自分が悪いのかもしれないけどね。
ともかくこの映画、いろんな意味で、ダメです!!
でも、このダメさは、そのまま、島国でFar Eastの日本にも通じるところがあって、自分で自分のダメなところを見た気分で、後味悪い。

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