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パンズラビリンス

Laberinto1
70点
原題:El laberinto del fauno(ファウヌスの迷宮)
公式サイト: http://www.panslabyrinth.jp/
映画館:川崎チネチッタ
劇場:チネ8
監督: ギエルモ・デル・トロ
主演: イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリペル・ペルドゥ
製作国:スペイン=メキシコ(2006年)

<ストーリー>
1944年フランコ政権下のスペイン。
おとぎ話が大好きなオフェリア(イバナ・バケロ)は、臨月の母親とともに新しい父親である大尉の元にやって来た。
しかし父親は冷酷な軍人で、ゲリラと疑わしいだけの村人をなんのためらいもなく殺してしまうような人間。
外の平和とは言えない世界に夢を持てないオフェリアは、敷地内にある迷路に誰も知らない世界があることを知り、そこで会った半獣人パンの指導のもと、彼女が進むべき世界を目指して試練に挑む。

<感想>
単純なファンタジー映画かと思いきや、実は第二次世界大戦時の独裁政権下のスペイン人のレジスタンス精神を描いた、どっちかと言うと『サルバドールの朝』的な結構暗い映画。
当初オフェリアのファンタジーの世界と、外でおきているレジスタンス戦の関係がよくわからなかったが、途中でオフェリアの気持ちが、独裁政権に悩むスペイン国民の気持ちを代弁していることに気づいた。
ファンタジーの中でしか、幸せを見出せなかったかわいそうなオフェリアに対し、レジスタンスの一員で権力と戦い現実の世界で理想を手に入れようとするメルセデス(マリペル・ペルドゥ)。
一見対照的だけど、二人が目指しているのは同じもの。
ラストがちょっと辛いけど、オフェリアのような戦う人たちのおかげで、スペイン人は平和を手に入れたんだなあ(でもその後もサルバドールみたいな人が1970年代までいたのはどうゆうことなんだろう?)。
ところで、メルセデス役の女優さん、一目見てすぐに『天国の口、終わりの楽園。』に出てた人だってわかった。『天国の口』のときは、ガエルやディエゴが一目惚れしてしまうような美人に見えなかったが、この映画で戦うメルセデス役を見ていると結構美人に見えた。セックスに生きる女よりも戦う女のほうがきれいに見えるのは私だけ?

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