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私たちの幸せな時間

Ourhappytime
72点
原題: 우리들의 행복한 시간 (私達の幸福な時間)
公式サイト: http://www.shiawasenajikan.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場:スクリーン2
監督: ソン・ヘソン
主演: カン・ドンウォン 、イ・ナヨン 、カン・シニル 、ユン・ヨジョン 、キム・ジヨン 、チョン・ヨンスク
製作国: 韓国(2006年)

<ストーリー>
世界がまるで平和に包まれているかのような何でもない朝、ユジョン(イ・ナヨン)は、公園でランニングした後、朝日に手をてらしてから睡眠薬を一気にほおばった。
しかし彼女は、またもや病院で目覚め、金と地位がある母親から「死にたいなら目を覚まさなきゃよかったのに」と言われ逆ギレする。
金持ちばかりの親戚一堂の中、彼女の気持ちをちょっとでも理解してくれる尼僧である伯母だけが彼女を暖かく受け入れてくれた。
その伯母の依頼で元歌手であるユジョンの「愛国歌」のファンだという男に会いに行く。
男の名はユンス(カン・ドンウォン)。小さい頃親に捨てられ、危ない仕事をして来たが、子宮外妊娠した彼女の手術費を稼ぐために危ない仕事に誘われ3人の人を殺害して刑務所に入っていた。
当初は尼僧に心を開かなかったが、ユジョンとユンスはお互い似た部分を持つことに気づく。
尼僧が都合が悪くなったことで毎週木曜日の訪問はユジョンが一人で行くことになった。
今までの宗教的な人物と違い物事をはっきり言うユジョンにユンスは次第に心を開いて行く。
ユンスの慰問に来ていたはずのユジョンもユンスと話すうちに自分自身が心の中にしまっていた忌まわしい過去を初めてユンスに打ち明ける。
2人にとって毎週木曜日は大事な安らぎのある時間となった。
これまで人を殺した罪にさいなまれ自分なんか早く死刑になってしまえばいいと思っていたユンスだが、生まれて初めて人生が楽しいと感じ生きることに執着し始めた。
しかり2人の時間は長くは続かなかった。

<感想>
こうゆう社会的にタブーな映画を作らせると、犯罪者の顔や死体などをテレビの画像に映す韓国のほうが、とってもいい映画になる。
日本ではタブーが多すぎて、リアルな映画を作るのが苦手だと思う。
犯罪をテーマにした映画でも『それでも僕はやっていない』みたいな、社会がテーマみたいな映画になってしまう。
毎週慰問の面会があるなんていう事実をこの映画を見るまで知らなかった。
日本にもこんな制度があるのであろうか。
唯一惜しいと思えるのが、ユジョンが自殺を図るほど苦しいと言っている過去が、あまりにも一般的すぎて(映画やドラマで沢山使われてきたテーマ)なので、そこまで人格を変える理由だとは思えないこと。
もちろん彼女の性格を曲げたのは、事件そのものよりも母親の態度のせいなんだろうけど、それでも死刑囚と心が通うようになるほど重大な事件とは思えない。
でも結構お勧めないい映画。

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