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俺は、君のためにこそ死ににいく

Oreha
50点
公式サイト: http://www.pacchigi.jp/
試写会場: 東京国際フォーラムCホール
監督: 新城卓
主演: 岸恵子 、徳重聡 、窪塚洋介 、筒井道隆 、多部未華子 、前川康之 、中村友也
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
昭和19年の秋、太平洋戦争で不利な状態に陥っていた日本は、戦闘機に爆弾をつんで敵艦に体当たりする特別攻撃隊を編成することを決意する。最初の体当たりは、志願者という名の命令の下決行された。
鹿児島県の知覧からは、毎日多くの若者がボロボロの戦闘機をあてがわれ空に向かって旅立って行った。
そんな若者達の間で「お母さん」と呼んで慕われていたのは、軍指定食堂の富谷食堂を営む鳥濱トメ(岸恵子)だった。
トメは、明日亡くなる運命の若者達からお金を取ることができず、着物などの私財を売ってまで食材を仕入れて若者達に奉仕していたのだった。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
映画が始まって間もなく、海軍中将の口から太平洋戦争の大義名文が出るのだが、それを聞いた瞬間、あまりの石原節炸裂の雰囲気に観に来たことを後悔しはじめた。
だって今どき「太平洋戦争は、アジア諸国をヨーロッパの支配から開放すること」なんてセリフ、映画で流すなんて信じられない。この人は終わりのほうで、切腹するんだけど、どうみても原作者の石原さんの化身的な位置づけなんではないかと思われます。
映画全体としては、ちょっときれい過ぎるけどトメさん役の岸恵子さんの演技が目立って、特攻隊役の俳優さん達がイマイチだった。特に主役の人は、確か石原裕次郎オーディションで選ばれた人だと思うけど、俳優としての重みも演技のうまさも無くて、なんでこの人が主役なの?って疑問に感じた。演技なら筒井道隆さんのほうが旨いよね。
製作総指揮が石原さんってことで、名前ばかりの総指揮なのかと思っていたら、つまりセリフからキャストにいたるまでかなり彼の意向が入っているらしい。製作総指揮なんてまるで角川春樹みたいと思ったけど、本当にそうだったのね。
映画の背景はさておき、昨今の戦争映画は、戦争のヒーローを描くというよりは、いかに戦争という行為がバカバカしくて愚かなものか、いったん人間の心に生じた憎しみはなかなか消えないから戦争なんて始めるなというテーマのものが多い中、この映画は相変わらず戦時中のヒーローを美しく描いて、日本人限定の感情に訴えている。
もっと全世界の人に訴えるような戦争映画を作らないと、特攻隊として散った人たちの気持ちが世界に伝わらないんじゃないの?それとも日本人だけに伝われば満足なのかしら?

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秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~

Takanotsume
50点
公式サイト: http://www.kaeruotoko.com/movie/
映画館: TOHOシネマズ川崎
劇場: スクリーン3
監督: FROGMAN
声の出演: FROGMAN
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
世界征服を企む秘密結社「鷹の爪団」は、制作資金のわりに収入がなく家賃を払えず大家さんから立ち退きを要求されていた。
銀行からの融資も断られそうな中、なんとか受けた融資を持って夜逃げしようと博士の開発したトラックでスピードを上げたところ、一気に宇宙まで飛び出してしまった。
宇宙に飛び出せるものの、地球に戻れないトラックは、宇宙の中でたまたま見つけた宇宙ステーション ピースボール。
そこで行われている陰謀を知った鷹の爪団のメンバー達は悪に立ち向かう。

Kofi<同時上映:『古墳ギャル コフィー~桶狭間の戦い~』のあらすじ>
古墳ギャルのコフィーは、担任のせんせいの桶狭間先生がなぜ落ち武者になったかの話を同級生に聞かせた。
かつでコフィーが新入生として古墳高校に入学した頃、学校の案内をしてくれた桶狭間先生とともに、コフィーと同級生のダニエルが立ち入り禁止の蔵から戦国時代にワープしてしまった。
そこで今川義元がせめてくる直前の尾張で、織田信長に捕らわれたコフィーと桶狭間は、織田信長が桶狭間という場所で今川義元に勝つと助言する。
結果はどうあれ、今川義元のクビを取った織田信長は、コフィーと桶狭間を現代に戻すのであった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
TOHOシネマズの上映前の注意で流れる『鷹の爪』が気に入って見に行った。
しかし、同時上映の『古墳ギャル コフィー~桶狭間の戦い~』は楽しく観れたが肝心の本編『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~』は、なぜか眠くなってしまい半分くらいのストーリーがわからない。
つまんないのか、何なのかわからないけど、こんなに映画館で寝たのは初めて。
ポイントで無料鑑賞だったからよかったけど、そうじゃなかったらもったいないね。

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フライ・ダディ

Flydaddy
75点
原題: 플라이 대디 (フライ ダディ)
公式サイト: http://www.cinemart.co.jp/flydaddy/
映画館: 銀座シネパトス
劇場: 1
監督: チェ・ジョンテ
主演: イ・ジュンギ 、イ・ムンシク 、イ・ジェヨン[俳優] 、ナム・ヒョンジュン 、キム・ジフン[俳優] 、イ・ヨンス
製作国: 韓国(2006年)

<ストーリー>
ソウル市郊外に住むガピル(イ・ムンシク)は、マンションのローンをかかえた二流大学出身の平凡なサラリーマン。
ある日高校生の娘のダミ(キム・ウソン)が、カラオケ店で男子高校生カン・テウク(イ・ジュ)に暴行されて顔にケガをした。
ケガをさせた男は、高校ボクシングのチャンピオンで、親が政治家らしく権力と暴力でこの事件を表沙汰にしないようにガピルをねじ伏せる。
自分の不甲斐なさに腹を立てたガピルは、カン・テウクが通う学校に包丁を持って押しかけるが、ケンカが強いコ・スンソク(イ・ジュンギ)にねじ伏せられてしまう。
ガピルの思いを知ったコ・スンソクの友人達が、以前からカン・テウクのことを良く思っていないこともあり、ガピルを一から鍛えなおしてカン・テウクと戦うことを提案する。
コーチはケンカでカン・テウクに勝ったこともあるコ・スンソク。
ガピルはどんな試練にも耐えて、テウクに勝って娘を守ろうと誓うのだった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
日本版『フライ,ダディ,フライ』は観ていないが、多分こっちのほうが絶対面白そう。
だって、日本版のケンカの強いコーチが華奢で小さな岡田准一クンで、イケてない中年サラリーマン役が堤真一なんて、観る前から違和感感じたもん。
こっちの主人公のほうが情けなさ度がいい分、絶対こっちのほうが中年的には共感できる。
コーチ役のイ・ジュンギは『王の男』を観たとき、こんなにがたいがいい人が女形なんて変!と思ったけど、ケンカのコーチ役なら似合っている。
顔が端正だから、ケンカしている時以外読書するクールな姿がまたイケている。
主役のガピル役の人は、映画と同じく実際も撮影中に15キロ減量して筋肉をつけたというだけあって、シルベスタ・スタローンの『ロッキー』よりもこっちの特訓のほうが見ごたえあるかも。
いろいろ考えなくても、文句無しに面白い。
なんでこんなに面白い映画なのに、上映館が少ないの?いくら韓流が去ったと言ってもこうゆう面白い映画こそ、全国のシネコンで上映して欲しいものだ。

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パッチギ! LOVE&PEACE

Pachigi_lovepeace
80点
公式サイト: http://www.pacchigi.jp/
試写会場: 有楽町よみうりホール
監督: 井筒和幸
主演: 井坂俊哉 、 西島秀俊 、 中村ゆり 、 藤井隆
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
在日朝鮮人のアンソン(井坂俊哉)一家は、息子の病気を治すためいい病院を探しに東京に引っ越して来た。
国電に乗っている最中に叔父(風間杜夫)と共に高校生のケンカに巻き込まれたアンソンは、そこで国鉄職員の佐藤(藤井隆)と知り合い、国鉄をクビになった佐藤を家に招き入れる。
一方ホルモン屋で働くアンソンの妹のキョンジャ(中村ゆり)は、ある日店の客から芸能プロダクションにスカウトされる。
No.1になりたくて必死にがんばるキョンジャの姿を見た人気歌手野田ケン(西島秀俊)は、そんなキョンジャの姿が気に入り、キョンジャも野田が好きになっていった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
第一作より、私はこっちが好き。
第一作は主人公が普通の日本人の男の子だったが、今回は第一作でも主役かと思わせた2人がそのまま主役になって、もっと映画が描きたいことが明白になっている。
また『NANA』みたいに微妙にキャストが変わるのではなく、思いっきりキャストを変えたのがかえって新鮮でよかった。
第一作で有名になっていった出演人が続編で同じ役を演じても、多分演じるほうも見るほうも第一作と同じ気持ちになれないが、このようにまた有名でない役者を起用したことで第一作と同様役者に先入観が無いまま純粋に映画を楽しめる。
こうゆう手法を使う井筒監督ってスゴイ。
舞台は1974年ということなのにタクシーの初乗りが450円のシールが貼ってあったり、ありがとうの韓国語が「コマウォヨ」とか「コマップスムニダ」じゃなくて「コマップダ」と原形を使っているなど、ところどころ細部に気になる部分があったが、おおまかにはとっても気に入った一本。
まだまだ在日の人に偏見を抱いていて、HPのユーザ評にひどいこと書いている人も多いが、そうゆう批評は無視して、心をまっさらにして見てほしい一本です。

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バベル

Babel3
70点
原題: Babel(バベル)
公式サイト: http://babel.gyao.jp/
試写会場: GAGA試写室
監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
主演: ブラッド・ピット 、ケイト・ブランシェット 、ガエル・ガルシア・ベルナル 、役所広司 、菊地凛子 、二階堂智
製作国: フランス、アメリカ、メキシコ(2006年)

<ストーリー>
モロッコの山中を観光バスで旅行中のアメリカ人夫婦がいた。夫のリチャード(ブラッド・ピット)はあることをきっかけに家庭から逃げるようになり、妻のスーザン(ケイト・ブランシェット)は、そんな夫の存在そのものが彼女をイラつかせる原因になっていた。
しかしそんな夫婦の冷めた仲は、一発の銃声とともに変わった。
銃で打ったのは、近くに住む羊飼いの家の12歳の少年(サイード・タルカーニ)。父親が羊をコヨーテから守るために、近所に住む男から銃を買い取ったのだ。
その銃は、その近所の男がハンティングが趣味の日本人から昔もらったものだった。
日本人の男(役所広司)は、そんなことが地球の反対側で起こっているとはツユ知らず、耳が不自由な反抗期の娘チエコ(菊池凛子)に手を焼いていた。
一方リチャード&スーザン夫妻のアメリカの家では、子供の世話をしてくれているメキシコ人のアメリア(アドリアナ・バラッサ)が、息子の結婚式に出席したいのに、代わりの子守が見つからず困っていた。
困り果てた彼女は、甥のサンチャゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)の運転する車に、スーザンとリチャードの子供たちを乗せて結婚式に向かうのだった。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
日本の世間では、菊池凛子の演技に期待しているこの映画だが、私にとってはガエル君の一出演作に過ぎない。
よって彼がどんな演技をするかが見所なわけだ。
しかし、、、、。出番少なすぎない?一応クレジット3番目なんだけど。
しかも、役が悪い男すぎ!今までだって「キング-罪の王-」とか「アロマ神父の罪」とかひどい男の役はあったけど、今回の役は世間の持ついい加減なラティーノのイメージそのまんまのチャランポランな男。
せっかくの日本メジャー・デビューなのに、こんなんじゃ人気出ないよー。
ガエル以外には、注目の菊池凛子さんですが、日本人の目から見ると行動がおかしすぎ!
いくら今時の高校生が飛んでるからって、パンツはかないで股広げる女子高校生っている?ありえない!!
などと酷評してますが、143分という長時間を感じさせないくらい物語はテンポ良く進んで行った。
イニャリトゥ監督独特の、オムニバス的な時間も場所もバラバラに進行するが、最後にモロッコの電話と冒頭のアメリカで子守が受けた電話がつながって、さすが~ってカンジ。
もっと狭い世界で低予算でいいから、『アモーレス・ペロス』みたいな切迫した映画作ってくれないかな。

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トンマッコルへようこそ

Dongmakkol
58点
原題: 웰컴 투 동막골 (ウェルカム・トゥ・トンマッコル)
公式サイト: http://www.youkoso-movie.jp/
映画館: 飯田橋ギンレイホール
監督: パク・クァンヒョン
主演: シン・ハギュン 、チョン・ジェヨン 、カン・ヘジョン 、イム・ハリョン 、ソ・ジェギョン 、スティーヴ・テシュラー
製作国: 韓国(2005年)

<ストーリー>
時は1950年代の朝鮮戦争真っ只中。
多くの人民が戦争の犠牲となる中、ある山里深くに戦争とは無関係の昔ながらの生活を営む集落があった。
その村の名前はトンマッコル。
ある日トンマッコルに、アメリカの戦闘機が墜落してアメリカ人が一人やって来た。
次に北朝鮮人民軍の兵士が3人、韓国の連合軍の兵士が2人それぞれ別々にやって来た。
当初お互いの出方がわからずいがみ合っていた人民軍と連合軍の兵士達だったが、誤って村の穀物倉を爆破してしまったことから、冬に備えて村の食糧を蓄えるべき畑仕事に精を出す。
そのうちお互い人間同士として仲良くなって来たところで、連合軍がトンマッコルを人民軍のアジトとして破壊しようとやって来る。
どうせ帰る故郷がない男達は、村を守るため自分達がオトリとなり連合軍の戦闘機と戦い、使命を果たした喜びを胸に散って行く。
山の向こうで起こっている爆撃が戦争とも知らず、トンマッコルの村民達は花火のように爆撃を楽しむのだった。

<感想>
もっとファンタジー性が強い映画かと思っていたら、意外にもテーマ性が強くてちょっとついて行けなかった。
どっちが先に襲って来たかと言い争う場面で、北が先に攻めてきたというのが事実だというところが一番気に食わなかった。本当にそうなのかどうか誰も知らないのに、、、。
またカン・ヘジョン演じる少女が、もっと妖精みたいな感じで描かれているのかと思っていたのに、実際は頭が弱い女の子ということで現実的に終わっている。
なんか、夢が無い。
結局争って終わっちゃうし。
アメリカの戦闘機をやっつけて終わるってことは、北朝鮮も嫌いだけど、結局アメリカが韓国を政治的に支配していることへの反抗心を表しているとしか思えない。
なんか、やっぱり夢が無い。

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Yumi
50点
原題: 활(弓)
映画館: 飯田橋ギンレイホール
監督: キム・ギドク
主演: チョン・ソンファン[俳優] 、ハン・ヨルム 、ソ・ジソク 、チョン・グクァン
製作国: 韓国(2005年)

<ストーリー>
海に浮かぶ釣り船で生活する老人(チョン・ソンファン)と少女(ハン・ヨルム)は、本土か毎日釣り客を連れてきて生計を立てていた。
少女は6歳のときに老人に船に連れてこられてから一度も船を降りたことがなく、17歳になったら老人は少女と結婚しようと思っていた。
ある日釣り客の中の若者に心を奪われた少女は、老人に反抗し拒絶するようになる。
若者は老人が少女を海の上に縛り付けておくことが罪だと正義感を燃やし、少女の両親を探し出して老人に少女を自由にするように迫る。
一旦は老人を船に残し去ろうとした少女だが、老人のことを思い船に戻って来る。
まだ17歳になっていないにもかかわらず、結婚式をとりおこなう老人と少女。
しかし老人は、少女が小船の上で寝ている間に、海に身投げしてしまう。
小船に移った若者とともに船を去ろうとする少女達の目の前で、老人の船も老人の後を追うように海に沈んでしまう。

<感想>
『うつせみ』と同様、主人公の老人と少女の2人は一切言葉を発しない。
『うつせみ』の主人公達が言葉が必要なかったのに対して、この映画の場合言葉を発しないことがすごく不自然。
もっとセリフがあって、それで感情を表してもよかったのではないだろうか?
また、少女の気持ちがなぜ老人に向いたのか不可解。
彼女の心の旅立ちが老人との別れでよかったのではないか?
キム・ギドク監督の映画は期待が大きいだけに残念。

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サンシャイン2057

Sunshinejpf
62点
原題: sunshine(太陽光)
公式サイトhttp://movies.foxjapan.com/sunshine2057/
映画館: チネチッタ川崎
劇場: チネ11
監督: ダニー・ボイル
主演: キリアン・マーフィ 、真田広之 、ミシェル・ヨー 、クリス・エヴァンス 、ローズ・バーン 、トロイ・ギャリティ
製作国: イギリス(2007年)

<ストーリー>
近未来、太陽のエネルギーが減少して人類滅亡の危機が迫っていた。太陽の核に爆発を起こさせ太陽を活性化させる使命を背負ったイカロス2号には、金田船長(真田広之)を含め8人の乗組員が乗っていた。
ある日7年前に同じ使命を背負って太陽に到達することなく、宇宙のモクズとなったはずのイカロス1号が発信する信号をイカロス2号がキャッチする。
イカロス1号の爆弾が無事なら、太陽核を爆破するチャンスが2倍に増えるため軌道を変更してまずイカロス1号に向おうとある乗組員が提案し、決断は物理学者のキャパ(キリアン・マーフィ)にゆだねられ、キャパは軌道変更を決定する。
しかし、軌道変更の際、宇宙船のすべての危険を計算しきれなかったトロイのせいで、イカロス2号は船体に損傷を負ってしまう。
金田船長とともに宇宙服を着て船外に修理に出かけたキャパだったが、そこから次々に悲劇がイカロス2号を襲う。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
日本での公開が意外に早かったのは、ひとえに船長役の真田広之のおかげ。
私も彼目当てに、公開3日目で見に行った。
それなのに、、、、
    それなのに、、、、、

死んじゃうの早くないですか~!!!

きっとこれがわかっていたら、この映画の観客は半分は減っちゃうんじゃないかと思っちゃいました。
そりゃあ、主人公はキリアン・マーフィですよ。でも、彼の知名度って日本じゃものすごい低いし、この映画の日本での興行のすべては知名度抜群の真田さんが、船長という重い役目を果たしたからじゃないですかー。
まあ、それはストーリー上しょうがないとして、話が難しすぎて宇宙船や宇宙に詳しくない私は、途中まで話しがチンプンカンプンだった。
ストーリーはよくわからないけど、宇宙船の音が臨場感抜群で楽しめるので、この映画を観るなら絶対なるべく音のいい大きな劇場で見ることをお勧め。
それにしてもキリアン・マーフィ、目の色きれい。あの目じゃ宇宙じゃなくて普通の地上でも太陽見れないだろうなあ。

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バッテリー

Battery
68点
公式サイトhttp://www.bt-movie.jp/
映画館: キネカ大森
劇場: 3
監督: 滝田洋二郎
主演: 松林遣都 、山田健太 、鎗田晟裕 、蓮佛美沙子 、萩原聖人 、上原美佐
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
父(岸谷五郎)の転勤とともに母(天見祐樹)の実家に引っ越して来た原田巧(林遣都)は、少年野球で岡山県大会の決勝に進出する少年野球界の有名ピッチャー。
引っ越した先で、やはり少年野球に打ち込む少年永倉豪(山田健太)を出会い、彼が巧の速球を5球目で捕球できたことから2人はバッテリー組むことになった。
新田東中学に入学後、仲間たちと野球部に入部するが、野球部監督(萩原聖人)に認められたことを上級生がやっかみ、部室で巧は暴力を受けてしまう。さらに後日暴力を目撃した監督を上級生がケガをさせたことから、野球部は今年いっぱい活動を禁じられてしまう。
卒業生に最後の試合をさせたいと考えた監督は、岡山県内の強豪中学の4番スラッガーに遊びで巧と勝負をさせることを提案。そこで巧がスラッガーを討ち取れば、強豪校が非公式な試合を申し込んでくると思ったからだ。
思惑通り試合にこぎつけた新田東中学だったが、試合当日巧は、自分の速球を取れない豪との間ですれ違いが生じてしまい、敗けそうになる。相手中学の監督が試合を中止させたため再試合することになる。
再試合の日、小さい頃から体が弱かった弟が病院で生死をさまよう。そこで弟が巧が野球をやることで、いつも生きていることを感じると聞かされた巧は、今まで失いかけていた自信を取り戻し試合に臨む。

<感想>
所詮子供向けの映画と思って、当初ぜんぜん観にいくつもりはなかったが、大ヒット・ロングラン中なので、そんなにいい映画か確かめたくて観にいった。
近所のいつも観客が10人も入っていないような映画館で、40人中30人も入る大盛況。やっぱり人気があるみたい。
映画は、わかりやすいストーリー+日本人が好きな野球のバッテリーがテーマということで、まあそこそこ面白かった。
感動するというほどではないが、小さい子供からお年寄りまで幅広い年齢層が楽しめるという意味で結構貴重な映画かも。
主人公のセリフが少ないのが気になったけど、そうゆうキャラなのかな。

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ドレスデン、運命の日

Dresden
70点
原題: Dresden(ドレスデン)
公式サイト: http://dresden-movie.com/
試写会場: 明治安田生命ホール
監督: ローランド・ズゾ・リヒター
主演: フェリシタス・ヴォール 、ジョン・ライト 、ベンヤミン・サドラー 、ハイナー・ラウターバッハ 、カタリーナ・マイネッケ 、マリー・ボイマー
製作国: ドイツ(2006年)

<ストーリー>
時は1945年2月、ドイツの第二の都市ドレスデンの病院は、毎日たくさんの負傷兵が運ばれまるで野戦病院のような忙しさだった。
その病院の院長の娘で看護婦のアンナ(フェリシタス・ヴォール)は、志が高く優秀な医師アレクサンダー(ベンヤミン・サドラー)と婚約間近だった。
ある日ドイツに攻撃にやってきたパイロットのロバートは、飛行機が損傷し脱出するが村人達から殺されそうになり傷を負いながらもアンナのいる病院に逃げ込む。
地下に潜むロバートを見つけたアンナだったが、彼が負傷しているのを見て介護する。
ドイツ軍の戦局は日増しに悪くなるにもかかわらず降伏にないことに、とうとうイギリス軍はドレスデン攻撃を決める。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
最近秀作が多いからドイツ映画がお気に入り。
この映画は、上映館が1館しか無いからどうしても試写会で見たくて、同行させていただいた。
予告編を見ると恋愛映画かと思っていたが、どちらかというと日本でよくある東京大空襲の悲惨さを描いた映画と似た映画だった。
ちょっと気になったのは、アンナの心が美しいのはわかるが、あんなにすぐに心変わりしちゃっていいのかなあ。
フィアンセに失望して、すぐに別の男を好きになって戦火の中命をかけてまで助けるというのがちょっと腑に落ちなかった。
日本では、アメリカやヨーロッパの国々は、日本と違って空襲とか知らないかと思われているが、ドイツに行くと日本と同様「ここは、戦争で空襲にやられて壊れた」という場所や建物がいっぱいあって、当時の苦しさや貧しさを敗戦国同士でシンパシーを感じたりする。
この映画も戦争で悲惨な思いを経験した人が見ると、私とは違った見方ができるんじゃないかな。

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ラブソングができるまで

Musicandlyrics
65点
原題: music and lyrics(メロディと歌詞)
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/musicandlyrics/
試写会場: 東京国際フォーラムCホール(ジャパンプレミア by TOKYO FM)
監督: マーク・ローレンス
主演: ヒュー・グラント 、ドリュー・バリモア 、ブラッド・ギャレット 、クリステン・ジョンストン 、キャンベル・スコット 、ヘイリー・ベネット
製作国: アメリカ(2007年)

<ストーリー>
80年代に人気アイドルグループ"POP"にいたアレックス(ヒュー・グラント)は、現在は遊園地などをドサ周りして更年期を迎えたオバさんだけが喜ぶ元ポップスター。
現在人気絶頂のブリトニー・スピアーズに迫る勢いのコーラという人気アイドルから指名を受けて、彼女の新曲を作ることになった。
しかし、彼はもう10年以上作曲をしていない上に、作詞が苦手。
そんな彼のオフィス兼住居に、植木の水やりのバイトに来たソフィー(ドリュー・バリモア)が、たまたま作詞能力があるのを発見し、彼女と一緒にコーラの曲を作ろうとする。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
生ヒューの舞台挨拶付きジャパン・プレミアに行って来た。
スクリーンサイズがまるで家のテレビ並みの比率なのに、まずびっくり。
冒頭は、80年代のMTVから飛び出して来たかのような、若作りメイクの(26歳という想定らしい)ヒューのミュージックビデオにびっくりした。
その後映画の中の架空のテレビ番組で80年代のアイドルバトル番組の企画担当が口にする「デビー・ギブソン対ティファニー」とか「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドだけに"リラックス"してくださいよ」なんていうセリフは80年代ポップ・ファンならではの涙ものの内容。
の割には、ヒューもドリューもいつもの元気が感じられない映画だった。
ヒューがイマイチなのは、多分いつも嫌味なイギリス人男性を演じているのに、この映画のヒューはアメリカ人という設定。よって、あのイギリス人特有のブラック・ユーモアたっぷりの感じが出てなかったからではないだろうか(彼がアメリカ人の役を演じるのを初めて観た)。
さらにドリューも『50回目のファーストキス』みたいな可愛らしいさが出てなくて、なんか消化不良。
ラブコメに理由を求めるほうも悪いが、2人が恋に落ちたきっかけがわからない。大体植木の水やりの仕事なんて、個人宅に必要?
とか色々考えたら、ラブコメに必須の恋の色が覚めてしまったのでした。
でも、生ヒューは今でも十分格好よくて(お腹が出てたけど)キュートでした。

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イノセントワールド-天下無賊-

Worldwothieves
68点
原題: 天下無賊(泥棒のいない世界)
公式サイトhttp://www.official.cine-tre.com/innocentworld/
試写会場: 松竹試写室
監督: フォン・シャオガン
主演: アンディ・ラウ 、レネ・リュウ 、グォ・ヨウ 、リー・ビンビン 、ゴードン・ラム 、ユウ・ヨン
製作国: 中国(2004年)

<ストーリー>
詐欺とスリが稼業のカップルワン・ポー(アンディ・ラウ)とワン・リー(レネ・リュウ)は、騙し取った高級車でチベットに行く。
寺で熱心にお参りするワン・リーとは反対にワン・ポーは巡礼者から財布を巻き上げる。
泥棒稼業に嫌気がさしていたワン・リーは、ワン・ポーを手を切ることを宣言し、チベットの草原をさまよううちに、そこに出稼ぎに来て6年目の若者シャーケン(ワン・バオチアン)と知り合う。
シャーケンは6年間貯めたお金を持って故郷に行ってお嫁さんを見つけるのだという。6万元という大金を身につけて列車に乗るシャーケンだったが、列車にはワン・ポーと寄りを戻したワン・リー以外にも泥棒一味が乗り込んでシャーケンのお金を狙っていた。
この世に泥棒なんかいないと信じている純真なシャーケンに心を打たれたワン・ポーは、泥棒たちからシャーケンを必死で守ろうとする。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
ブロガー試写会に当選して見に行った。
2年前の中国公開当時にシンガポール航空の機内上映で、あと残り5分というところまで観てストーリーが大体わかっていたせいか、まわりの人ほど泣かなかった。
結末だけがわかっていなかったのだが、やっぱりそうだったのか、、、、。
それから日本語字幕のおかげで話の筋がよーくわかってよかった。
日本人の心にも訴えかけるいいストーリーなのに、なんでこんなに公開時期が遅くて、上映劇場も少ないんだろう?
公開されないよりはマシだけど、アジア映画の場合公開を待ちきれなくて安いDVDを本国から買っちゃうファンが多いので、せめて本国から遅れて3ヶ月くらいで公開して欲しかったな。

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かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート

Ryukomon
80点
原題: 龍虎門
公式サイトhttp://kachikomi.gyao.jp/
試写会場: サイエンスホール
監督: ウィルソン・イップ
主演: ドニー・イェン 、ニコラス・ツェー 、ショーン・ユー 、ドン・ジェ 、リー・シャオラン 、ユエン・ワー
製作国: 香港(2006年)

<ストーリー>
幼い頃、親の都合で別々に育ったドラゴン(ドニー・イェン)とタイガー(ニコラス・ツェー)は、実の兄弟だが現在の職業はドラゴンが裏社会のヤクザなのに対してタイガーは表社会の「龍虎門」という道場の期待の星。
ドラゴンの属するヤクザの組が、江湖の組に殺されてしまい、龍虎門まで襲われてしまったことでドラゴンとタイガー兄弟にターボという修行中の男も加わり江湖に復讐を果たす。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
香港で35年も愛されているコミックの実写版。
ストーリーはよくわからないが、香港アクションが大炸裂のこの映画は観てて痛快そのもの。
ドニー・イェンの槍のアクションが特にいい!!!
こういった、ちょと破天荒なアクション映画は香港映画ならではで、他のどの国の映画も真似ができない良さがある。
ともかく観ててスカッとするので、あんまり物を考えたくないときにお勧め!
結婚しても、ニコラス、格好いい~。
それに、こんなお年になってもドニー・イェンの腹筋のすごさ。触ってみた~い!

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眉山‐びざん‐

眉山
60点
公式サイトhttp://bizan-movie.jp/
試写会場: TOHOシネマズ六本木ヒルズ(スクリーン7)
監督: 犬童一心
主演: 松嶋菜々子 、大沢たかお 、宮本信子 、円城寺あや 、山田辰夫 、黒瀬真奈美
製作国: 日本(2007年)

<ストーリー>
東京の旅行代理店で働く咲子(松嶋菜々子)の元に、母親の友人から電話が入った。
咲子には内緒にしていたが、母・龍子(宮本信子)は末期ガンをわずらって入院していたのだ。
久しぶりに故郷・徳島に帰って母親の世話をする咲子だが、自分の胸の内を明かさない龍子と一緒にいればいるほど孤独感を感じる咲子。
咲子には幼い頃から父親がおらず、何も知らされずに育ったため今でも母親との間でわだかまりが残っていた。
病院内で知り合った小児科医の寺澤(大沢たかお)に精神的に助けられながら母親の看病を続ける咲子だったが、夏の阿波踊りが見たいという龍子の願いがかなうかどうかも危ういほどだった。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
完成披露試写会で観た。
結構楽しみにしていたが、泣かせる映画があまり得意でない私には、あまり心に響かなかった。
というのも、映画のテーマが母娘の絆よりも、徳島の阿波踊りにより焦点が当てられているのではないかと思えるほど地方宣伝色が強い映画に見えたからだ。
最近、地方とタイアップして地域活性のために映画を作る自治体が多いが、この映画はそれがこれみよがしに現れているため、本来のテーマがボヤけて見えてしまった。
そもそも映画のタイトルにもなっている「眉山」そのものがあまりにも美しくない。ものすごい低い上に、山の上にアンテナだか何だかいっぱい建っていて、あれが町のシンボルだとしたらもうちょっと景観を残すように努力したほうがいいんじゃないの?って疑いたくなった。
宮本信子や松嶋菜々子の演技がいいだけに、もっと本来のテーマを掘り下げた作品にして欲しかったな。

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あかね空

Akanezora
50点
公式サイトhttp://www.mushishi-movie.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: スクリーン8
監督: 浜本正機
主演: 内野聖陽 、中谷美紀 、中村梅雀[2代目] 、勝村政信 、泉谷しげる 、角替和枝
製作国: 日本 (2006年)

<ストーリー>
ある日深川の長屋に京都から豆腐職人の永吉(内野聖陽 )がやってきて豆腐屋「京や」を始めた。
長屋に住むおふみ(中谷美紀)は初めて会ったときから永吉が気になりあれこれ世話を焼いていた。
永吉の豆腐は味はいいが、固くて豆の量が違う江戸の豆腐に慣れていた江戸っ子の口には合わず毎日大量の豆腐が売れ残った。
おふみ以外にも、表通りで豆腐屋を営む総州屋の女将も永吉のことを気にかけていた。昔子供と生き別れ、その子と永吉が似ているからだ。
総州屋の口利きもあり永吉の豆腐は庶民よりも寺社や料亭で売れるようになり店は繁盛して行った。
永吉とおふみが結婚して18年の月日が流れ、今では三人の子供達も店を手伝うようになっていたが長男の栄太郎(武田航平)はあまりの父の厳しさに反抗して、「京や」をよく思わない平田屋(中村梅雀)が栄太郎を取り込もうとしていた。
(公開間もないためストーリーはここまで)

<感想>
多分原作に忠実なのだろうが、話がものすごい飛ぶので理解不能な部分が多々あった。
いつのまに永吉とおふみが結婚することになったのか、最初に行方不明になった子供は多分あの人だとわかるが、それがどのくらいこの物語の中で重要性を占めるのか、わからないところだらけだった。
主人公の内野聖陽さんが二役をあえて演じる意味もわからないし、、、。
それに、あのCGとの合成の仕方があまりにも悲惨で、まるで一昔前の怪獣ドラマを見ているみたいだった。
もうちょっとうまく本物っぽく見せれなかったのか?
『日本以外全部沈没』みたいなパロディ映画ならともかく、こうゆう真面目な映画はもうちょっと丁寧に作って欲しかった。

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蟲師

Mushishi
58点
公式サイトhttp://www.mushishi-movie.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: スクリーン7
監督: 大友克洋
主演:オダギリジョー 、江角マキコ 、大森南朋 、蒼井優 、りりィ 、李麗仙
製作国: 日本 (2007年)

<ストーリー>
ギンコ(オダギリジョー)は、蟲師として全国を渡り歩き蟲の仕業で病におかされている人々を治していた。
小さい頃の記憶は無く片方の目も無く髪は若いのに真っ白だった。
ある日、虹を捕まえたいという男・虹郎(大森南朋)と出会い、ともに旅を続ける。
呼出しを受け昔から知り合いである代々蟲師である淡幽(蒼井優)の家に行くと淡幽はひどい蟲におかされていた。
数日前、両目が見えない蟲師の女がやってきてある沼に住むギンコという名の魔物の話を聞いてから、対幽の容態が悪くなったと言う。
(公開間もないためストーリーはここまで)

<感想>
舞台挨拶目当てで行ったが、この映画の言わんとすることが全く理解出来なかった。
どうもギンコと淡幽は好きあってるらしいとか、交互に話が進むぬいと一緒にいる男の子ヨキがギンコになるんだろうってことは想像つくが、だから何が言いたいのかは全然理解出来ない。
どうも原作を読んでないと理解するのが難しいらしいがそんな映画の作り方していいの?漫画の読者以外わからないよ、これじゃあ。

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