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松ヶ根乱射事件

Matsugane
72点
公式サイトhttp://www.matsugane.jp/
試写会場: サイエンスホール
監督: 山下敦弘
主演: 新井浩文 、山中崇 、川越美和 、木村祐一 、三浦友和 、キムラ緑子
製作国: 日本 (2006年)

<ストーリー>
とある地方の田舎町・松ヶ根町で、ある雪の日、一人の女(川越美和)が一面雪の道路で倒れていた。
通報を受けた地元の交番勤務の警察官・光太郎(新井浩文)が検死の場にかけつけると、女はまだ息があって死んではいなかった。
女の所持品は、アイスピックや融雪剤、ライターのオイルと風変わりなもの。
一方、光太郎の父(三浦友和)は、町の床屋の女主人(烏丸せつこ)といい仲になりそこに転がり込んでいたが、女主人の娘・春恵(安藤玉恵)が妊娠し、それ子の父親は、光太郎の父だという。
光太郎の双子の兄・光(山中崇)は、倒れていた女とその恋人(木村祐一)から女をひき逃げしたことで恐喝を受け、泥沼に入り込んでいた。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
先週から昨日にかけて、ずっとダメダメな映画ばかり見続けたせいか、この昔風の日本映画が妙に面白く感じた。何が面白いって、田舎のとある町の描写が非常にリアルなのだ。
多分、人口が多くて、町の端っこの人が反対側の端っこの人が何をやっているか、いや端っこといわず5軒先の人の名前も知らないような都会で生まれ育った人には、この田舎町の描写は非常に嘘くさくて、映画的な作り物のように感じたかもしれない。
そもそも、都会ならいざ知らず、町中の誰もがお互いを知っている田舎で、不倫など有り得るわけ無いと都会に生まれ育った人のほとんどが思っているだろう。
しかし、田舎は都会の人が想像しているよりも、もっと開放的で、というかそこに住む人がすべて親戚みたいな連帯感があるため、たとえ隣のダンナが自分の知り合いと不倫していても、見てみぬフリをして、しかもその事実は隣の奥さん以外の町中の人が知っているという恐ろしいことが有り得るわけです。
というわけで、この映画は、とある田舎町の個人個人の描写が非常にうまくて、そこにすごい感動してしまったわけです。
乱射事件の内容はともかく、田舎の一度ネジれた人間関係が、時間の経過とともに元のサヤにおさまっていく様子がよく描かれていてそこが非常に楽しめました。
ちょっとびっくりしたのは、烏丸せつこさん、すっごくフケていらっしゃいました。メークのせいもあるんでしょうけど、私のイメージでは、太陽が輝く海で撮影したまぶしいヌード姿のままなんですけど、、、(古!!!)。

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