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ドリームガールズ

Dreamgirls
点数: 88点
原題: Dreamgirls(夢の女の子達)
公式サイト: http://www.dreamgirls-movie.jp/top.html
映画館: TOHOシネマズ川崎
劇場: スクリーン7
監督: ビル・コンドン
主演: ジェイミー・フォックス 、ビヨンセ・ノウルズ 、エディ・マーフィ 、ジェニファー・ハドソン 、アニカ・ノニ・ローズ 、ダニー・グローヴァー
製作国: アメリカ (2006年)

ストーリー
3人組の女性コーラスグループ"ドリームメッツ"のエフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)は、ある日歌のオーディションに遅刻して来る。
遅刻は本来失格だが、大スターのジェームズ・“サンダー”・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスを探していたカーティス(ジェイミー・フォックス)は、彼女達に白羽の矢を立てる。
リードボーカルのエフィーは当初バックコーラスを嫌がったが、そのうち独立してデビューできるかもしれないという口車に乗せられジェームズのバックを努めることを承諾した。
毎日ツアーバスに乗って町から町へライブを行い、黒人社会では有名で人気があったジェームズだったが、所詮白人中心のアメリカ社会では、曲を白人歌手にパクられてもなす術がなかった。
中古車ディーラーも営むカーティスは、一大決心をして手持ちの車を全部売って現金を作り、全米全土で認められるスターを育てることを決意する。
(まだ公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
さすがハリウッド映画。もう圧巻としか言えない。
ステージや衣装のゴージャスさ、ストーリーのアメリカンドリーム的要素、さらに出演者の豪華さなど、どれを取っても日本では絶対作れないような映画。
先日アカデミー賞助演女優賞を日本人女優と争ったことで、必要以上に日本で有名になったジェニファー・ハドソンだが、映画を観て「これじゃあ、菊池凛子さんは勝てないわ、、、」と実感してしまった。
もちろん『バベル』はまだ観ていないからなんとも言えないけど、映画のほとんどの歌は彼女が歌っていて、主役のビヨンセより歌唱力もあって、前半はほぼ出ずっぱりで、これで助演なの????って疑問に思っちゃいました。
歌はビヨンセよりうまいけど、映画の中同様、スタイルと顔がビヨンセのほうが圧倒的にいい。だから主演になれないってことなのね、、、(悲)。あと映画の中のコメント同様、ジェニファー・ハドソンの声は、黒人独特の声で個性が強くて歌える歌の種類が限られて来るから、やっぱり全世界的にウケるのはクセが無いビヨンセのほうだと思う。
映画で出てくるRaimbow record は、明らかにMotown record のことで、かつDreamgirls は、Diana Ross 率いる Supremesのことだともうはっきりわかってしまう。
Supremes だけじゃなくて Jacksons を真似たグループもいて、そういう面でも音楽ファンならこの映画が楽しめるんじゃないだろうか。
今年一番のエイターテイメント映画と間違いなく言える一本です。

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キトキト!

Kitokito
75点
公式サイトwww.kitokito-movie.com/
試写会場: ニッショーホール
監督: 吉田康弘
主演: 大竹しのぶ、石田卓也 、平山あや 、尾上寛之 、伊藤歩 、光石研 、井川比佐志
製作国: 日本 (2006年)

<ストーリー>
富山県高岡市に住む優介(石田卓也)は、小さい頃に父親を亡くし、母親の智子(大竹しのぶ)の女手ひとつで育てられた。
母親はヤクルトおばさん、学研のおばさん、保険外交員、タクシーの運転手など働ける仕事はなんでもやって家計を支えて、優介と姉の三咲(平山あや)を育ててきた。
思春期に入って不良になった姉は、男と駆け落ちして東京に行き、優介は高校を中退し友人の眞人(尾上寛之)とともに東京に働きに行く。
東京で見つけた仕事はホスト。
ホストクラブで浮き沈みや人間模様を見ながらも田舎にいる母を頼り甘えて、自分の目的を模索する。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
私の地元・富山が舞台ということで、出演者の方の富山弁の腕を楽しみに観に行った。
予告編で見ると、イマイチっぽかったが、実際は大竹しのぶさんも石田卓也さんもほぼ完璧。特に石田卓也さんは名古屋出身と富山に近いせいか、本当にお上手で、多分他の観客の人は私が『フラガール』を観たときのように違和感があったと思うが、私はまるで普通の日常生活を観ているような錯覚におそわれた。
ストーリーは最近流行りの地方で生きる人たちの生活を描いたほのぼのファミリー物語。
物語は、富山が舞台の部分と、ホストがメインの部分の2本立て。
多分このホストの部分が本来のメインらしくて、監督はホストを描いた映画を依頼されて、それに自分の母親の故郷・富山を組み合わせて作ったらしいが、その分なんか焦点がボケてしまったような気がする。
もっと富山の部分を削ってホストが故郷を思う気持ちを前面に出してもよかったのではないか?
そもそも富山を舞台にする必要性があまり感じられない。富山県民なら富山の女性がたくましくて働き者なのは知っているが、多分他県の人はそんなこと知らないし、関東に住む人間としては、群馬や茨城などの北関東出身のホストとしたほうがよりリアルな感じがする。
大体、富山県民は地味なので、芸能人とかお水の世界で人気者になるようなカリスマ性を持つ人がかなり少ないから、ちょっと無理があるような、、、、。
あんまり何も考えないで映画自体を楽しむなら、かなり楽しめる映画だから、宣伝次第でヒットするかも。

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守護神

Guardian
点数: 75点
原題: The Guardian(守護者)
公式サイト: www.movies.co.jp/guardian/
映画館: TOHOシネマズ川崎
劇場: プレミアスクリーン
監督: アンドリュー・デイヴィス
主演: ケヴィン・コスナー 、アシュトン・カッチャー 、ニール・マクドノー 、メリッサ・サージミラー 、クランシー・ブラウン 、セーラ・ウォード
製作国: アメリカ (2006年)

ストーリー(ネタバレありなので、知りたくない人は読まないでください)
アメリカの沿岸警備隊のレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(ケヴィン・コスナー )は、救助した人の数が200人とも300人とも言われる伝説的なベテラン救助者だった。
ある日、沈没船の生存者を救出に行く。そこで生存者と思われる青年を救出しようと、青年をバスケットに乗せたところ、救出用のヘリコプターが船の積荷と衝突して爆発してしまう。ベンともう一人の同僚が救命ボートに乗り込み助けを待つが、同僚はケガがひどく死んでしまう。
さらに悪いことは続くもので妻が家を出て行ってしまい離婚を要求され、失意の底にあるベンは、上司から現場にすぐに復帰せずに訓練校の教官になるよう言い渡される。
訓練校には独自のカリキュラムがあったが、現場の実情とあっていないため、ベンは勝手に独自の訓練を採用し仲間の教官から反感を買う。
訓練生のウチ半分も卒業できない中、元水泳選手で数々の記録を持つジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)は、ベンが持つ様々な記録をやぶり訓練の実務成績も抜群だったが、ベンはジェイクに何かが足りないと感じていた。
自分の過去と似たような過去を持つジェイクに対してベンは、過去の亡霊は忘れるように忠告し、彼に一人前のレスキュー・スイマーになることを期待する。
無事訓練校を卒業したジェイクは、ベンがいるアラスカに赴任する。
ベンの初の救助は、ジェイクとともに高波に流されて洞窟に非難する人を救助することだった。
しかし復帰後初の救助で、ベンは同僚を亡くしたトラウマに襲われまともに救助活動が出来ない。
潮時だと感じたベンは退職を決意するが、職場を去ろうとしたときにジェイクが救助活動中に行方不明になっていることを知り、救助に向かう。
無事ジェイクを救い出してヘリコプターに2人で吊り上げられるが、機械が故障しワイヤーが切れそうになる。
2人一緒だとワイヤーが持たずに助からないと判断したベンは、自分は海に落ちることを決意する。
その後必死の捜索にもかかわらずベンは見つからなかった。
しかし、ジェイクはある日救助した人の口から、海の中に守護神がいたことを告げられる。

<感想>
冒頭に出てくる、高波の中で浮きにつかまっている男性を見ると、去年遭遇した石垣島の海難事故を思い出してしまった。それぐらいこの映画はリアルな事故を再現しているということだろうが、トラウマになった私は心臓がバクバクしてしまった。
ストーリー的には、訓練生と女性との恋愛などちょっと『トップガン』に似たところがある。
最後に自分を犠牲にして死んでしまうなど、ヒーロー者の王道を行った映画。
これぞアメリカ映画という感じで、私はこうゆうハリウッド映画好きだな。

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Sakebi
点数: 68点
公式サイト: http://sakebi.jp/index.html
映画館: TOHOシネマズ川崎with初日舞台挨拶
劇場: スクリーン5
監督: 黒沢清
主演: 役所広司 、小西真奈美 、葉月里緒菜 、伊原剛志 、オダギリジョー 、加瀬亮
製作国: 日本 (2006年)

ストーリー
ある日、海岸沿いの埋め立て工事現場で、赤い服を着た女性の死体が発見される。
女の死因は溺死。しかも地上で発見されたにもかかわらず海水による溺死だった。
女の爪から採取された指紋が、捜査官の一人である吉岡(役所広司)の指紋が一致した。
吉岡の同僚の宮地(伊原剛志)は、最近の吉岡の行動に疑問を抱いていて、吉岡を容疑者として疑う。
そんな中同じような手口で、別の事件が起きた。今度は医者が高校生の息子を殺したのだ。
精神が錯乱していく吉岡の唯一の心の支えは、恋人の春江(小西真奈美)だった。
二人でどこかに消えてしまおうと言う吉岡に対し、忙しいから一人で行ってという春江。
事件現場や自分の住むアパートで幽霊の出現にさいなまれる吉岡だった。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
黒沢清監督、役所広司さん、葉月里緒菜さんの舞台挨拶付ということで、正規料金払って初日に観に行った。
黒沢監督作品は、去年『ロフト』を観たが、この映画もそれと酷似していた。
幽霊が出てくるが、幽霊は実在するものなのか、主人公が頭の中で作り出したものなのか、判断できない。
映画の中でオダギリ・ジョー扮する精神科医が言う、真実が幽霊として現れるというのが正しい見方。
舞台挨拶で監督が映画の真相を語っていらしたが、この映画を観て、タイトルの『叫』を聞くのは、実際に叫ぶ幽霊からだけでなく、精神的に追い詰められた人間や、日々壊されていく土地からなど、いろんな感じ方をして欲しいとのこと。
私が思うにこの映画の『叫』は、自分の存在を確かめたい人間からの叫びだと思うんだけど。

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官能小説

Kanno
点数: 60点
公式サイト: http://www.kannou-novel.com/
映画館: キネカ大森
劇場: スクリーン1
監督: 坂牧良太
主演: 大久保麻梨子 、北条隆博 、浜田翔子 、名波はるか 、谷口賢志
製作国: 日本 (2007年)

ストーリー
会社の経理部で働く藤森(大久保麻梨子)は、黒メガネをかけにこりともしない可愛げの無い女。営業マンの伝票の不備を注意に来たりして、社内では「小局」と呼ばれていた。
そんな藤森が今日注意にやってきたのは、営業部の椎野(北条隆博)。入社2年目の彼のところに来た住民税の額から藤森は椎野が副業していることをつきとめ、問い詰めると椎野は会社入社後すぐに、小説家としてデビューしたという。
大人しくて純朴そうな椎野がどんな小説を書くのか興味を持った藤森は、書店で椎野の小説を買ってみるとそれはエロ小説だった。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
映画のタイトルに引かれて入ったのか、他のお客さんは男性ばかりで、女性は私一人だった。
タイトルがエロっぽいが、内容はテレビドラマによくあるパターンの男女の物語で、主人公始め登場人物は胸すら見えない。
「小説の中で想像を膨らまして自分の恋を成就させる」と言う椎野の言葉が新鮮で可愛い。
椎野みたいに、純粋で可愛い年下の男の子から慕われたら、大抵の女性はまいってしまうんだろうな。
ストーリーは可愛いけど、ラブシーンがぎこちなくて、役者さん達の技量が足りなくてそこんとこが惜しい。
『愛の流刑地』の豊悦と寺島しのぶ並にエロっぽさの半分でもあったら、もっとラストが盛り上がったのになー。

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蒼き狼 地果て海尽きるまで

Aokiookami
65点
公式サイトhttp://www.aoki-ookami.com/
試写会場: 東京国際フォーラムAホール(ワールドプレミア試写会)
監督: 澤井信一郎
主演: 反町隆史 、菊川怜 、若村麻由美 、Ara 、袴田吉彦 、松山ケンイチ 、野村祐人 、平山祐介 、榎木孝明 、津川雅彦 、松方弘樹
製作国: 日本 (2006年)

<ストーリー>
モンゴル部族のイェスゲイ(保阪尚希)は、メルキト族から奪った女性ホエルン(若村麻由美)を妻としてめとりホエルンは間もなく男の子を出産する。彼の名はテムジン(反町隆史)。テムジンが14歳になったとき、父イェスゲイが敵に毒殺され、それを機にメルキト族の子供かもしれないテムジン一族を族長として認めない人たちが村を去って行ってしまう。
テムジンは、小さい部族ながらも族長として成長し、成人したとき14歳のとき婚約したボルテ(菊川怜)を妻として迎える。しかしそのボルテも母ホエルンのようにメルキト族に略奪されてしまう。
半年後ボルテを奪回しにメルキト征伐に行くと、ボルテは妊娠していた。ボルテが生んだ子供はジュチ(松山ケンイチ)と名づけられるが、テムジンは自分の子供では無い可能性のあるジュチを愛せなかった。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
上映前に、製作総指揮者の角川春樹さんがおっしゃるには、この映画のテーマは家族愛とのこと。
それをすっかり忘れて映画を観ていた私は、チンギス・ハーンの映画なんだから、当然戦いに勝って行く様子を中心に描かれているものと思って観たため、ちょっと拍子抜け。
もっと拍子抜けしたのは、この映画のお目当ての松山ケンイチ君が合計で4分くらいしかスクリーンに登場しないこと。ポスターやチラシにはあんなにデカデカと顔が載っているのに~。これってつまり客寄せパンダ?
でも舞台挨拶で平山祐介氏が言っていました。「松山ケンイチ目当てでこの映画を見た人も"平山祐介"って格好いいじゃないと思って観ていただければありがたいです」
そう、つまり一人の人だけを目当てに観るんじゃなくて、モンゴルの平原や何万人ものエキストラが一斉に揃う壮大なスケールなど大スクリーンならではの良さを楽しむ映画なのかもしれません。
それにしても『墨攻』を観た後、この映画みると、モンゴル人の戦い方って、ちょっと原始的過ぎない?って疑問に思っちゃいます。革離みたいな参謀者、モンゴルにはいなかったのかな?

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ユアン少年と小さな英雄

Bobby
58点
原題:The Adventures of Greyfriars Bobby (グレイフライヤーのボビーの冒険)
公式サイトhttp://www.yuanshonen.com/
試写会場: TOKYO FMホール
監督: ジョン・ヘンダーソン
主演: オリヴァー・ゴールディング 、ジーナ・マッキー 、クリストファー・リー 、ジェームズ・コスモ 、グレッグ・ワイズ 、ショーン・パートウィー 、アーダル・オハンロン 、カースティ・ミッチェル
製作国: イギリス (2005年)

<ストーリー>
今から約130年前、スコットランドの首都エジンバラでは、旧市街地の住民は生活環境も労働環境も悪かった。
町の警察官ジョン・グレイが飼っているスコッチテリアのボビーは、ご主人様に従順で悪いやつをやっつける勇敢な犬だった。
ジョンは、新市街地と旧市街地の貧富の差をなんとか改善しようとしていたが、志半ばで他界してしまう。
ジョンが死んだ後、犬立ち入り禁止の墓地に忍び込みご主人様の墓を守るボビー。
当初は教会の管理人(ジェームズ・コスモ)や牧師(グレッグ・ワイズ)も困っていたが、ボビーは彼らに気に入られようと墓に蔓延するネズミを取る。
そんなボビーを一番かわいがっていたのは、ジョンからボビーの散歩係を依頼されたユアン(オリヴァー・ゴールディング)。
ユアンは、母子家庭で貧しさゆえに字を学ぶ環境になかったが、ジョンはユアンの利発さを見込んで字を教え貧困層から抜け出させようと考えていた。
しかしジョンの死後、ユアンの住む建物が老朽化から崩壊し、母親を亡くし、ユアンはやむなく悪名高き孤児院にいれられてしまう。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
先日シネスイッチ銀座で予告編を見て、面白そうなのでものすごい期待していた。
しかし、観ている最中どうも腑に落ちない感じがしてモヤモヤしてしまった。
今になってその理由がわかった。邦題がめちゃくちゃいけないのだ。
だってこのタイトルだと、絶対ユアン少年が主人公で、その主人公が飼っている犬がユアン少年との友情を築いていくストーリーだと誰でも思うでしょ?
ところが、実は英米では誰でも知っているこの犬ボビーが主人公で、多分ユアン少年は教会の牧師さんや管理人さん同様ただのボビーの引き立て役に過ぎない。
いかにボビーが人間に対してお利口さんでいい犬だったかってことを表現したい映画だったみたいです。
ボビーという犬に注目するといいけど、「フランダースの犬」みたいな話を期待するとイマイチの映画。
その他、この映画の登場人物がわざとスコットランド訛りを話しているのかどうか知らないが、ともかくほとんど英語がヒアリングできない。
特にユアン少年は、「はい」っていう字幕に対して必ず「アイ、シャー」っていう英語で答える。「シャー」は多分"sir"だとしても、「アイ」って何?

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キャプテントキオ

Captaintokio
点数: 55点
公式サイト: www.captain-tokio.com/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: スクリーン5
監督: 渡辺一志
主演: ウエンツ瑛士 、中尾明慶 、泉谷しげる 、いしだ壱成 、渋川清彦 、飯田一期
製作国: 日本 (2006年)

ストーリー
時は20XX年。かつての首都東京都は、大地震のあと復興が難しく、不法者の棲家となり、日本政府から日本の一部とみなされなくなていた。
そこに、高校生のフルタ(ウエンツ瑛士)とニッタ(中尾明慶)がシリトリをしながら自転車でやってくる。ニッタは東京で行われる本物のロックコンサートを見るのが目的で、人のいいフルタをだまして学校をサボってやって来たのだ。
しかし、東京は二人が想像する以上に犯罪が日常化しているところで、交番だと思って道を聞いた二人は逆に交番の警察官に扮したおいはぎにパンツと靴以外のものを取られて、さらにお金でどこかに売られてトラックに詰められてしまう。しかし道中でそのトラックが、映画撮影のターゲットとなりバズーカ砲で攻撃され、二人はとりあえず映画制作者達に連れられて行く。
もともと映画オタクだったフルタは、その映画制作者達の仕事をすすんで手伝うが、制作者達は新東京都の知事(泉谷しげる)以下の新東京政府から指名手配を受けていた。
(公開後間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
『幽閉者』、『松ヶ根乱射事件』、この映画と、最近自主制作映画みたいな映画ばっかり三レンチャンで見ている。
この映画は、ストーリーや出来は悪くないけど、あくまでも自主制作映画としての話であって、これを1800円も払って観客を呼ぶなんていうのは、ちょっと疑問を感じる。
人気者のウェンツ瑛士クンを主役にすえて、観客動員増員を目指しているのかもしれないが、それじゃあまるで子供だましだ。
といいつつ、その子供だましに、オバさんも乗せられているんだから、それはそれでいいのかな?
今日は、公開第一週目ということで、本編終了後に映画の中で撮影していることになっている映画『CAPTAIN TOKIO』の上映があった。
こういう特典映像は結構面白い試みだと思うので、これからも他の映画で上映していただきたい。

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松ヶ根乱射事件

Matsugane
72点
公式サイトhttp://www.matsugane.jp/
試写会場: サイエンスホール
監督: 山下敦弘
主演: 新井浩文 、山中崇 、川越美和 、木村祐一 、三浦友和 、キムラ緑子
製作国: 日本 (2006年)

<ストーリー>
とある地方の田舎町・松ヶ根町で、ある雪の日、一人の女(川越美和)が一面雪の道路で倒れていた。
通報を受けた地元の交番勤務の警察官・光太郎(新井浩文)が検死の場にかけつけると、女はまだ息があって死んではいなかった。
女の所持品は、アイスピックや融雪剤、ライターのオイルと風変わりなもの。
一方、光太郎の父(三浦友和)は、町の床屋の女主人(烏丸せつこ)といい仲になりそこに転がり込んでいたが、女主人の娘・春恵(安藤玉恵)が妊娠し、それ子の父親は、光太郎の父だという。
光太郎の双子の兄・光(山中崇)は、倒れていた女とその恋人(木村祐一)から女をひき逃げしたことで恐喝を受け、泥沼に入り込んでいた。
(公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
先週から昨日にかけて、ずっとダメダメな映画ばかり見続けたせいか、この昔風の日本映画が妙に面白く感じた。何が面白いって、田舎のとある町の描写が非常にリアルなのだ。
多分、人口が多くて、町の端っこの人が反対側の端っこの人が何をやっているか、いや端っこといわず5軒先の人の名前も知らないような都会で生まれ育った人には、この田舎町の描写は非常に嘘くさくて、映画的な作り物のように感じたかもしれない。
そもそも、都会ならいざ知らず、町中の誰もがお互いを知っている田舎で、不倫など有り得るわけ無いと都会に生まれ育った人のほとんどが思っているだろう。
しかし、田舎は都会の人が想像しているよりも、もっと開放的で、というかそこに住む人がすべて親戚みたいな連帯感があるため、たとえ隣のダンナが自分の知り合いと不倫していても、見てみぬフリをして、しかもその事実は隣の奥さん以外の町中の人が知っているという恐ろしいことが有り得るわけです。
というわけで、この映画は、とある田舎町の個人個人の描写が非常にうまくて、そこにすごい感動してしまったわけです。
乱射事件の内容はともかく、田舎の一度ネジれた人間関係が、時間の経過とともに元のサヤにおさまっていく様子がよく描かれていてそこが非常に楽しめました。
ちょっとびっくりしたのは、烏丸せつこさん、すっごくフケていらっしゃいました。メークのせいもあるんでしょうけど、私のイメージでは、太陽が輝く海で撮影したまぶしいヌード姿のままなんですけど、、、(古!!!)。

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幽閉者(テロリスト)

Yuheisha
40点
公式サイト: http://www.prisoner-m.com/index.html
映画館: ユーロスペース
劇場: スクリーン1
監督: 足立正生
主演: 田口トモロヲ 、PANTA 、大久保鷹 、梶原譲二 、ARATA 、本多章一 、山本浩司
製作国: 日本 (2006年)

ストーリー
世界を革命で変えようとするテロリスト軍団の一人M(田口トモロヲ)は、仲間達と3人で空港を襲撃し、他の仲間2人は手榴弾で自爆して死ぬが、Mの手榴弾だけ爆発せずにMは異国の地の警察に捕らえられてしまう。
その地の警察は残酷な方法でMを拷問して、精神を改革しようとし、拷問の中でMの頭はだんだんおかしくなって行く。

<感想>
よく昔日本にあったみたいなアングラ映画。
映画じゃなくて、舞台でやったほうがいいんじゃないかと思うような作品だった。
凡人の私には、まったく映画の内容や言いたいことが理解できなかったが、渋谷という土地柄かそこそこお客さんが入っていて、映画オタクみたいな方たちもいたので、彼らはきっと理解しているんでしょう。
招待券をもらったから行ったけど、もらわなかったら絶対行かなかったと思う。
いろんな映画を見てみるものだ。

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モーツァルトとクジラ

Mozart_and_the_whale
点数: 55点
原題: Mozart & The Whale (モーツァルトとクジラ)
公式サイト: http://www.mozart-kujira.jp/
映画館: シネスイッチ銀座
監督: ペッター・ネス
主演: ジョシュ・ハートネット 、ラダ・ミッチェル 、ゲイリー・コール 、シーラ・ケリー 、エリカ・リーセン 、ジョン・キャロル・リンチ
製作国: アメリカ (2005年)

ストーリー
ドナルド(ジョシュ・ハーネット)はタクシーの運転手で、自閉症の一種であるアスペルガー症候群で、数字を見ると他のことが考えられなくなる。
今日も数字に夢中でよそ見している間に後ろに日本人客を乗せたまま、花やのバンに突っ込んでしまった。
客も車もそこに置き去りにし、彼は自分が主催する同じ障害を持つ仲間の集会に向かい、タクシー会社からクビになってしまう。
その日は、新しくイザベル(ラダ・ミッチェル)が会に参加し、みんなで公園で男女に別れて自己紹介をすることにした。しかし、他の仲間と折り合いが合わず感情が高ぶったイザベルは大声を上げて帰ろうとするが、ドナルドが止めに入り2人は一目見たときから惹かれあう。
イザベルは、動物の真似をしたり、人が話す言葉の意味をそのまんま物理的にとらえてしまう(例えば、テレビのニュースで「○○が新記録を樹立(XX breaks the record)」と言うと、家にあるアナログレコード盤を割ってしまう)症状があり、特に金属がスレる音を聞くと自制できなくなってしまう症状があった。
お互いに障害を持つ身でも、自分に自身が持てずに数学的な才能があるのにまともな職に就かないドナルドに対して、イザベルは美容師として働き今までも男性経験が豊富だった。
自身の無いドナルドとセックスすることから始まり、彼にちゃんとした職を紹介するなど、ドナルドを普通の人間にしようとする(normalize)イザベル。
しかし、普通の生活はイザベル本人には苦痛なものだった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
「レインマン」と同じ脚本家が担当していることや、『ラッキーナンバー7』で格好良かったジョシュ・ハートネットが主演ということもあり、すごい期待してわざわざ銀座まで観に行った。
期待が大きかった分、すごい期待はずれ。
多分、自閉症の人に対する偏見をなくしましょう!のようなスローガンとしては、いい映画なんでしょうが、イザベルの心理がまったく理解できないし、一体本題が何なのかまったくわからなかった。
それに、イザベルもドナルドも自閉症ということになっているが普通に生活できている点もよくわからなかった。
もし映画に描かれているような限りなく普通に近い自閉症の人がいるなら、日本では自閉症と診断されていなくてももっと精神的に支障をきたしている人がたくさんいると思う(独り言言う人とか)。
ジョシュ・ハートネットは役柄のせいか、ともかくダサすぎ。ものすごいガニ股歩きなのは、演出?それとも地?
レディースデーの900円で見たからよかったけど、映画以外もチケット売り場とか売店の人の態度が悪いし、ちょっと今日の選択は後悔。

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グアンタナモ、僕達が見た真実

Guantanamo
点数: 65点
原題:The Road to Guantanamo (グアンタナモへの道)
公式サイト: http://www.guantanamo.jp/
映画館: シャンテシネ
監督: マイケル・ウィンターボトム 、マット・ホワイトクロス
主演: アルファーン・ウスマーン 、ファルハド・ハールーン 、リズワーン・アフマド 、ワカール・スィッディーキー 、シャーヒド・イクバル
製作国: イギリス (2006年)

ストーリー
母とともにイギリスのティンブリという町に住むパキスタン系イギリス人のアシフ(アルファーン・ウスマーン)は、結結婚するために父が住むパキスタンに向かった。
結婚式に招待された友人のローヘル(ファルハド・ハールーン)は、仲間のシャフィク(リズワーン・アフマド)、ムニール(ワカール・スィッディーキー)とともに軽い里帰りのつもりでパキスタンに足を下ろした。
パキスタンの隣国アフガニスタンは、アメリカによって強制的にタリバン政権から開放されたものの政情が不安定だった。
隣国だし、何か助けができればという軽い気持ちで、アフガニスタンに向かった4人は、アフガニスタンの首都カブールに到着した途端に、アメリカ軍の空爆が始まり、思いもよらずパキスタンに帰れなくなってしまう。
しかも、たまたま連れて行かれたタリバン軍の基地で、アメリカ軍の捕虜となってあらぬ容疑をかけられ、その後長い間収容所で拷問を受けることとなる。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
チラシや試写会の告知等で映画の存在そのものは知っていたが、まったく興味が無かった。
でもよしなしごとさんのページで「それでもボクはやっていない」と同様の「やってない映画シリーズ」だと知り、急に興味が沸いてレディースデーに観にいって来ました。
映画というよりも、この話が事実だとしたら、言いたいことは山ほどある。
まず、第一になんであんな危ない場所に、軽い興味本位みたいな気持ちで主人公達は向かったのか?
そのせいで4人の仲間のうち1人が行方不明になっちゃったわけだし、自分たちがアフガンから帰還できたのも奇跡と言える。多分日本みたいにパキスタン国内では情報が行き届いていないんだろうが、パキスタン人とは言えイギリスのような平和な国で育ったから、こんな軽はずみな行動を取ったんでしょうね。
自分はパキスタン人だといくら思っていても、結局イギリス人的な行動を取ってしまって、かつ肌の色がイギリス人じゃないからアメリカ人から執拗な拷問を受けてしまう、彼らが本当にいろんな意味で可愛そう。
次に、アメリカが(多分)今も行っているタリバン狩りの方法。
ザルで砂金を採るかのごとく、罪がある人も無い人もひとまとめに収容所に押し込めて自白させようなんて、はっきり言って時間と税金の無駄使い。
こんなくだらないことのために、アメリカ国民は税金を払わされ、かつ日本政府はアメリカに軍事費を援助し、つまり日本国民も税金を払わされているのかと思ったらたまったもんじゃない。
「インファナル・アフェア」みたいに潜入捜査官でもタリバンに送って、本当に怪しい人を捕らえたほうがいいんじゃないの?まあ、私でも考え付くんだからそのくらいやっているんでしょうけど。
最後に、タイトルにもなっている「グアンタナモ(Guantanamo)」。キューバ国内にあるアメリカ軍所有の収容所らしい(リンクの写真は最近のものらしく、映画に出てくるのは建物すらない土の上の収容所)。
エッ???キューバにアメリカ軍の収容所?ってすっごいびっくりしちゃいました。
だって、私がGuatemalaにいた2001年は、この映画と近い年代だけど、当時グアテマラ旅行中の日本人の話では、キューバの入国スタンプがパスポートに押されていると、アメリカ国内に入国させてもらえないっていう噂でしたよ。
つまり、一昔前の日本のパスポートで北朝鮮に行けないみたいに、アメリカとキューバは国交が無い国だって聞いていた。
それってウソだったの?
ともかく、今ではキューバもアメリカの軍事配下(日本や韓国、ドイツと同様)にあるらしい。
こんなんじゃ平和なんて永久に訪れないな。
映画の感想というよりも、事実に関する感想になっちゃいました。
関係無いけど、かつて日本にもパキスタン人の労働者がたくさんいらっしゃいましたよね。親切でいい人が多かったというのが私の印象です(昔、自転車で転んだとき、他の日本人は知らん顔だったのに「大丈夫?」って言ってくれたのはパキスタン人らしき方だった)。
だからこの映画の主人公もアフガニスタンの人々を助けたかったのかな。

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カンバセーションズ

Conversations
点数: 70点
原題:Conversations with Other Women (他の女性達との会話)
公式サイト: http://conversations.cinemacafe.net/
映画館: チネチッタ川崎
劇場: チネ9
監督: ハンス・カノーザ
主演: ヘレナ・ボナム=カーター 、アーロン・エッカート 、ノラ・ザヘットナー 、エリック・アイデム 、ブライアン・ジェラティ 、ブリーアナ・ブラウン
製作国: アメリカ (2005年)

ストーリー
友人の結婚式にピンチヒッターの介添人として参加した女(ヘレナ・ボナム=カーター)は、バンケット・ルームの隅っこで落ち着かない様子でタバコを吸っていた。
そこに花嫁の兄という男(アーロン・エッカート)がシャンパンを持って来て話しかける。
男は、20年以上前に、女を見かけたと言う。
女は覚えていないと言うが、男はそのときの様子を詳細に話し出す。
女は現在は医者と結婚していると言う。男も15歳も年下のダンサーの恋人がいる。
お互い別のパートナーがいるにもかかわらず、式の後、二人は女のホテルの部屋に向かう。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
今ストーリーを書いてて思い出したが、この主人公達、一切お互いの名前を言わない。
女の夫はジェフリー、男の恋人は、Sara the dancer とわかっているのに、、、。
変わった映像のつくりで、こういう静かな映画は画面比率がビスタサイズなのに、なぜか上映前に思いっきり横に広がるので不思議に思っていたら、2つの画面が同時に流れるという変わった志向だった。
同じ場面を2つのカメラで撮って同時に映したり、現在の2人と昔の2人を重ね合わせて映したり、実際に起こっていることと女(または男)の願望が同時に映しだされたりとその2画面の種類は様々。
ストーリーは、映画というよりも舞台演劇でもいいんじゃないかと思うくらい、登場人物も場面も少ない。
大部分が2人の会話だけで進み、他にセリフを話すのは共通の知り合いの女性と、出席者のコメントを録画しに来た男性だけだ。
結局、今でも未練があるのは男のほうだけで、女はもう彼のことが好きじゃないのか。
二人が別れた理由も何もわからない、結構不思議な映画でした。
きっともっと英語で会話のニュアンスまで聞き取れるとさらに楽しめたんでしょうね。
ところで、この原題の "Conversations with other women"ってなんで複数形なんでしょうね。2面性を持っている女を複数形で表しているのかな?

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素敵な夜、僕にください

Sutekinayoru
70点
公式サイトhttp://www.sutekinayoru.com/
試写会場: TOKYO FM ホール
監督: 中原俊
主演: 吹石一恵 、キム・スンウ 、占部房子 、関めぐみ 、枝元萌 、飛坂光輝
製作国: 日本 (2007年)

<ストーリー>
韓国のカーリング代表選手イ・ジンイル(キム・スンウ)は、国際試合で独断的判断によりチームを敗退させてしまった。監督からクビを言い渡されヤケになって日本に旅行する。
イ・ジンイルは、たまたま有名韓国人俳優カン・スヨン(同・キム・スヨン)とそっくりで、韓国でもよく間違われていた。
一方2時間ドラマで死体役しかできない売れない女優の木村いづみ(吹石一恵)は、プロダクションの社長から「あんたみたいな女優は五万といるんだから、有名人とスキャンダルを起こすとか何かない限り売れない」と印籠を渡されてしまう。
スキャンダルを起こすために、たまたま出会ったイ・ジンイルがカン・スヨンだと勘違いしたいづみは、ジンイルと一夜をともにしてしまう。
朝目が覚めてジンイルがホテルに残して行った青森行きの切符を見て、勝手にジンイルが自分にプロポーズしたんだと勘違いして実家がある青森に帰るいづみ。
そこで自分がジンイルを有名俳優カン・スヨンだと勘違いしていたと知ったいづみと、そっちが勝手に勘違いしたと言い張るジンイルだったが、ジンイルの後輩のパク(飛坂光輝)がジンイルがカーリングの韓国代表だと宣言する。さらにカーリングなら競技人口が少ないため、今から始めてもオリンピック出場も夢じゃないと言うと、いづみは、地元の同級生の房子(枝元萌)や、幼馴染の裕子(占部房子)や妹(関めぐみ)と共に勝手にチームを編成してしまう。
とは言いつつ、青森県はカーリングの激戦区。地区予選に勝つために毎日練習を重ねるいづみ率いるチームだったが、小学生チーム相手にも勝てない弱小チーム。
毎日練習してオリンピックに行こうと一人張り切っているいづみだったが、チームのメンバーの心は次第にいづみから離れていく。
(全国での公開がまだ先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
舞台挨拶尽きプレミア試写会でした。
吹石一恵ちゃんは、『バブルへGO!タイムマシンはドラム式』以来、今年2回目。
プレミア試写会と言ってもとってもオフィシャルな『バブルへGO』のときとは違って、終始なごやかな雰囲気で隣にいた枝元萌さんと顔をあわせながらニコヤカでした。
舞台挨拶はさておき、映画の内容はいわうる最近流行の地方発信型ストーリー。
去年『幸福のスイッチ』でそういう形式の映画制作法があることを知りましたが、この映画も多分地方自治体が協力しての映画だと思います。
そういう映画は結構地味目な演出がメインだったりしますが、この映画は主役の吹石一恵ちゃんの明るいイメージが存分に生かされた感じのポップなストーリー。
私の出身地の地元映画だった『8月のクリスマス』という映画に、この映画にも出演されている関めぐみさんが出演されていますが、その映画と比べるとこっちはあまりにもポップで明るくてびっくり。
やっぱり吹石一恵さんの明るいイメージのせいでしょうか。
個人的印象ですが、一恵さんは『明日の記憶』、『手紙』、『バブルへGO』と観ていますが、この映画の役と違ってどんな役でも文句言わずにこなすポジティブな方だと信じています。もっといろんな映画に出てさらなる活躍を信じています。

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それでも僕はやっていない

Soreboku
75点
公式サイト: http://www.soreboku.jp/
映画館: TOHOシネマズ錦糸町
劇場: スクリーン3
監督: 周防正行
主演: 加瀬亮 、瀬戸朝香 、山本耕史 、もたいまさこ 、田中哲司 、光石研
製作国: 日本 (2007年)

ストーリー
フリータの金子徹平(加瀬亮)は、面接に向かうため普段乗りなれない満員電車に乗ったところ、スーツの上着がドアに挟まり取ろうと四苦八苦していた。
次の駅でそのドアが開き改札に向おうとしたところ、女子中学生から手をつかまれ「痴漢したでしょ?」と容疑をかけられそのまま警察署に連行・留置された。
何が何だかわけのわからないまま、勝手に犯人にされて警察官から乱暴な取調べを受ける撤平。
罪を認めれば罰金ですぐ釈放されるが、無実を訴え続けとうとう刑事裁判に挑むことにした。
母親(もたいまさこ)や友人達(山本耕史 、鈴木蘭々など)や弁護士(瀬戸朝香、役所広司)の他、同じく痴漢の容疑を着せられ裁判中の佐田光(光石研)が手助けしてくれ、一体となって無実を証明しようとする。
(公開中のためストーリーはここまで)

<感想>
映画のエンターテインメント性を問うなら、まったく面白くないが、実質社会の一面を見るとしたらかなり楽しめる作品。
そもそも、容疑をかけられ逮捕されてから裁判に至るまで、私のように幸い今まで罪を犯したこともなければ、他人から訴えられたことも無い人間は、どういった経過をたどるのかまったく知らない。
実際は、無実の人でも無実だと訴える場を一切与えられないまま、逮捕されてしまうらしい。
それが、警察官が長い捜査を経たのちに逮捕されるならまだしも、痴漢の場合被害者に現行犯逮捕された場合、即刻逮捕となってしまうらしい。
しかも本人が認めれば罰金ですぐに釈放されてしまうなんて、、、、。
こんなんならお金持ちの人なら、たまにバレて罰金払えば済むので何回も痴漢繰り返すわけです。
実際、従業員が多い会社の場合、会社の人事部は警察や電車会社から連絡受けて、自分の会社に痴漢の常習犯がいるということは知っていても、その人が会社の業務に何の支障もきたさない場合は解雇したりせずに、逆に表沙汰にならないように隠すらしいです。
自分がやったと認める人こそ、裁判かけて刑を与えるべきで、やっていないと訴える人が97%も有罪となって刑罰を受けるなんて納得行きません。
痴漢は根絶して欲しいけど、この映画の内容が事実なら、絶対痴漢はいなくなりませんね。
もっとこういった映画や報道が増えて、社会の矛盾を追求して欲しいです。

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ルワンダの涙

Shootingdogs
点数: 90点
原題:Shooting Dogs(犬を撃つこと)
公式サイト: http://www.r-namida.jp/index.html
映画館: TOHOシネマズ六本木
劇場: スクリーン3
監督: マイケル・ケイトン=ジョーンズ
主演: ジョン・ハート 、ヒュー・ダンシー 、クレア=ホープ・アシティ 、ドミニク・ホルヴィッツ 、ニコラ・ウォーカー 、ルイス・マホニー
製作国: イギリス、ドイツ (2005年)

ストーリー(最後まで記載されているため、知りたくない人は読まないでください)
海外青年協力隊でルワンダに教師として派遣されて来たジョー(ヒュー・ダンシー)は、国連軍が駐留している教会の敷地内の学校で、イギリスとは違う時間の流れを楽しんでいた。
ルワンダで30年以上神父として活動しているクリストファー神父(ジョン・ハート)とジョーは、ある夜遠くで爆撃のような音がするのを聞く。
それ以外も町のあちこちで銃声が聞こえ、数十年前のクーデターのときと同様だと神父は当初思ったが、実は事態はもっと申告だった。
国連軍の指揮官のデロン大尉が神父のところにやってきて、門の外にたくさんの難民があふれているという。
神父はすべての難民を敷地内に入れる。
ジョーが、自分の生徒の一人であるマリーが無事かと、マリーの家まで行くとマリーの家も周りの家も空っぽだった。途中でBBCテレビの記者と出くわすと、彼らの目の前でフツ族がツチ族を斧で皆殺しにしたと言う。
あわてて学校に戻ったジョーは、そこにマリーとマリーの家族が非難して来ているのを知りいったんはホッとするが、2000人を超える難民に加え、ルワンダ国内にいた白人達まで非難してきて、食料や燃料の問題に直面する。
門の外には多くのフツ族の民兵が、ツチ族を殺そうと群がっていた。
国連軍の救済を待つ身に届くのは、よその国がルワンダにまったく興味を示していないという事実ばかり。
家具を燃やして燃料にしてきたが、その燃料も切れ、国連軍はとうとうこの場から撤退すると言う。
ジョーは学校を後にし、神父は白人の中でただ一人難民達とともにそこに残った。
国連軍が去った後、神父の目に飛び込んできたのは、学校で使っていたトラック。
乗せれる限りの子供達を荷台に乗せ、シートをかぶせ国連軍の車の後を追った神父だったが、途中で民兵の検問に止められる。
荷台に隠れていたマリーは様子が変だと気づき、民兵に気づかれないように子供達を荷台から逃がす。神父の様子を伺っていたマリーの目に映ったのは、神父が小さい頃から知っているフツ族の男によって銃で撃たれた神父が崩れ落ちる姿だった。
5年後、無事に生き残ったマリーはイギリスでジョーを探し出し、何故あの時ジョーが自分達を置いていったのかたずねる。「死ぬのが怖かったんだ」と告白するジョーに、「そう」とうなづくマリーだった。


<感想>
『ホテル・ルワンダ』を観てもあんまり感動しなかったが、この映画はかなり訴えるものを感じた。
違いは何か?
その理由は、映画の中でBBC記者が、「ボスニアでは死んでいる女性を見て、自分の母親がああなったらどうしようと悲しくなったけど、ルワンダでは同じ感情がわかない」と言ったのと似ていると思う。
つまり、『ホテル・ルワンダ』は、ルワンダ人が主人公でルワンダ人の目から見た虐殺が描かれているが、この映画は他国の人間が他国の常識で見たルワンダ人の虐殺を描いている。
つまり『ホテル・ルワンダ』でルワンダ人が、どうやって虐殺から逃れようかと考えることは、私が知っている常識とは違うので共感できなかったが、この映画は外国人の目から虐殺がいかに非人道的なことか、無力な自分が虐殺されようとしている人間をどうやったら助けられるか、という視点で描かれているので、私にはこちらのほうがかなりわかりやすかったのではないだろうか。
映画の登場人物に共感して泣く映画は多々あるが、この映画は世界から見捨てられた人たち、虐殺される人たちに対する同情の気持ちで本当に涙が出た。
こんなに可愛そうなことがあって、いいのだろうか?
今ルワンダは一体どうなっているんだろう?
あんな憎みあった仲でも、仲良く共存できて行けるのだろうか?

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リトル・ミス・サンシャイン

Littlemisssunshine
点数: 65点
原題:Little Miss Sunshine(ミスお日様ちゃん)
公式サイト: http://movies.foxjapan.com/lms/
映画館: チネチッタ川崎
劇場: チネ9
監督: ジョナサン・デイトン 、ヴァレリー・ファリス
主演: グレッグ・キニア 、トニ・コレット 、スティーヴ・カレル 、アラン・アーキン 、ポール・ダノ 、アビゲイル・ブレスリン
製作国: アメリカ (2006年)

ストーリー
アリゾナのフーバー家の妹のオリーブ(アビゲイル・ブレスリン)は、ミス・アメリカに憧れる7歳。
父のリチャード(グレッグ・キニア)は9段階方式の成功術を唱える勝ち組至上主義者。
父の父(おじいちゃん)は、老人ホームでドラッグをやって追い出された問題老人。
母親のシェリル(トニ・コレット)は、自殺を図った兄のフランク(スティーヴ・カレル)を病院まで迎えに行き、家で面倒を見るつもりだった。フランクのフーバー家での部屋は、哲学的理由でもう9が月も口をきいていない長男のドゥェイン(ポール・ダノ)と同じ部屋だった。
前回の州の子供ミス・コンテストで2位だったオリーブは、1位の子供が薬物使用で失格になり、繰上げで全米のコンテストに出場できることになった。
おじいちゃんと日々ダンスの練習にいそしんで来たオリーブは、このニュースに有頂天。
問題は、アリゾナからコンテスト会場のカリフォルニアまで千キロ以上もあって、オリーブを支援して来たシェリルの妹が当日オリーブを引率できないこと。
コンテストを夢見るオリーブのために、家族全員でオンボロ・フォルクスワーゲンのミニバスでアリゾナからカリフォルニアに向うことにしたが、道中で様々な困難に出会う。

<感想>
アカデミー賞の作品賞にノミネートされるずっと前から、この作品はすごい期待して見たいと思っていた。
私の場合、期待が大きければ大きいほど、観たときの印象がコケることが多い。
これでアカデミー賞の作品賞候補なわけ~???ってちょっと意外。
と言うのも、2年前の作品賞『ミリオン・ダラー・ベイビー』は映画館で観ても、テレビ放映版で観ても、ダンナが観ても、どこからどう観ても否定しようの無い素晴らしい作品だったわけです。
アカデミー賞の作品賞って、そのくらい誰が観てもいい映画じゃないといけないと思うんだけど、、、。
この映画は悪く無いけど、このようなテーマの映画はもう随分昔からヨーロッパで散々撮られていたような気がする。だから、いまさら新鮮味が沸かないっていうのが私の正直な気持。
映画の評価とは違うけど、一番びっくりしたのが15歳のドゥェインが、この旅の途中まで自分が色弱だって知らなかったこと(英語で"color blind"と呼ぶらしい)。アメリカって、子供の身体検査していないわけ?色弱だと、自分が就きたい職業に就けないこともあるわけで、物心つくまでその事実に気づけないなんて結構悲劇。
って映画自体の問題とは違いますが、外国映画観るとこんな風に自分の常識と違う部分が垣間見れるのが、洋画のいいところだと思う。
と言いつつ最近いいアメリカ映画に出会っていないので、なんとなくアメリカ映画観るのが怖くなってきたような、、、。

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ユメ十夜

Yumejyuuya
64点
公式サイト: http://www.yume-juya.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: スクリーン8
監督: 実相寺昭雄 、市川崑 、清水崇 、清水厚 、豊島圭介 、松尾スズキ 、天野喜孝 、河原真明 、山下敦弘 、西川美和 、山口雄大
主演: 小泉今日子 、松尾スズキ 、うじきつよし 、中村梅之助[4代目] 、堀部圭亮 、香椎由宇
製作国: 日本 (2007年)

ストーリー
(第一夜)作家の百聞と妻のツグミ(小泉今日子)は、小さな食堂を営んでいた。ツグミに時間を尋ねると、ツグミが言ったとおりの時間になる。
(第二夜)和尚から、修行が足りないと愚弄された男(うじきつよし)は、次の鐘が鳴るまでに悟りを開いて和尚(中村梅之助)の首をはねようと誓う。しかし、相変わらず悟りは開かれず切腹して死のうとするが、それも叶わない。
(第三夜)小さな子供がうるさくて漱石の筆はなかなか進まない。妻(香椎由宇)のお腹には6人目の子供がおり、お地蔵さまの夢がよかったらこの子は必ず無事に生まれると妻は言う。
(第四夜)素敵な名前の女性から、ある田舎町で講演を依頼され、駅に降り立った漱石(山本耕史)。駅に迎えに来ているはずの女性はおらず、しかたなくバスに乗るとこの町には昔から神隠しがいて、子供はみんないなくなってしまったという。
(第五夜)寝苦しい夜中、いきなり電話が鳴る。電話に出た真砂子(市川実日子)の耳に聞こえたのは「夜が明けて鶏が鳴くまで待つ」と言う不気味な言葉。夫(大倉孝二)にあるものを見られたく無いため、夜明けまでに夫を探し出そうともがく真砂子だったが。
(第六夜)運慶(TOZAWA)が仁王を彫るというので、町中の人間が見物に集まった。運慶は、木の中にある自然の彫刻を見つけ出す能力があるため、実際には彫刻をしなくても木を切るだけで、仁王の顔が木から出てくる。それを真似ようとした私(阿部サダオ)だったが、木から出てきたのは仁王では無く自分の器に合った彫刻だった。
(第九夜)夫(ピエール瀧)に赤紙が来て出征してしまった。妻が夫の無事を祈り百参りをする間、幼い息子は柱にくくられたまま母を待つ。息子は父親の幻想を見るが、実は夫は出征していなかった。
(第十夜)町一番の色男・庄太郎(松山ケンイチ)。とくに努力をしなくても、彼に一目会いたさに遠方からも沢山の女性客が集まり、容姿に関係なく誰にでも親切なように見えた庄太郎。しかし実際は、不細工な女が大嫌いで抹殺したいと思っていた。そんな彼の前に、ある日絶世の美女(本上まなみ)が現れ庄太郎は店をたたんで彼女について行くが、彼女の本当の正体は、、、。
(七と八は省略)

<感想>
正直言うとわけのわからない内容のストーリーも多かったが、豪華な監督陣+ものすごい豪華な出演者たち。
この俳優陣を見るためだけでも一見の価値あり。
私が一番面白いと思ったのは、第五夜。
それから西川美和監督の第九夜は、映像もきれいだし、西川監督独特な雰囲気やアングルが堪能できて面白い。
もっとも注目だった松山ケンイチ君主演の第十夜の松ケンは本当にいい男。
第九夜と十夜だけでも、通常版の長編で見てみたいなあ。

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墨攻

Bokko
点数: 65点
公式サイト: www.bokkou.jp/
映画館: チネチッタ川崎
劇場: チネ11
監督: ジェィコブ・チャン
主演: アンディ・ラウ 、アン・ソンギ 、ワン・チーウェン 、ファン・ビンビン 、ウー・チーロン 、チェ・シウォン
製作国: 中国、香港、韓国、日本 (2006年)

ストーリー
紀元前370年の中国。趙からの攻撃が間近に迫り、墨家に支援を依頼した梁王は待てども待てども到着せず、降伏を申し出ようとしたときに、一人の墨家の人間が城に到着する。
彼の名は、革離(アンディ・ラウ)。城内の平民をも兵士として戦うように集め、趙の武将・巷淹中(アン・ソンギ)率いる10万の大軍に4千人で防戦しようと決意。
当初は、革離に敵意を抱いていた梁王の息子・梁適(チェ・シウォン)だったが、革離が身分を分け隔てなく選んだ弓部隊の子団(ウー・チーロン)に弓の競技で負けてから、自分が今まで世の中の見方が狭かったことを感じ革離に信頼を置いて行く。
革離の策により沢山の見方の犠牲を出しながらも巷淹中の軍からの防戦に成功した梁国だったが、革離が民からの信頼を得るのを良く思わない大臣や王が革離に謀反の罪をかぶせようとする。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
主演のアンディ・ラウは格好いいし、相手役のファン・ビンビンも美人だし、戦闘シーンや戦術が本格的ですごいけど、、、、、。
なんだかあまりにも現実的過ぎて夢が無い。
確かにここで現されていることが史実で現実なのかもしれないけど、映画なんだからもっと夢があって、楽しいように脚色してくれてもいいと思う。
映画では徹底的にこの世には善も悪も無いし、勝者も敗者もいないことになっているけど、勧善懲悪でもいいじゃない!!!
アンディ・ラウ ファンクラブに加入している私としては、こんな大作の一枚看板になれたことは心から嬉しく思います。この映画が日本でもヒットしますように。

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僕は妹に恋をする

Bokuimo
点数: 60点
公式サイト: http://www.bokuimo-themovie.com/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: スクリーン1
監督: 安藤尋
主演: 松本潤 、榮倉奈々 、平岡祐太 、小松彩夏 、浅野ゆう子、岡本奈月 、工藤あさぎ
製作国: 日本 (2006年)

ストーリー
二卵性双生児の兄妹の頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)。2人は幼い頃から仲良しだったが、高校3年生になった最近、頼が郁に対して冷たくなったことに、郁は悩んでいた。
頼のクラスメートで以前から郁に交際を申し込んでいた矢野(平岡裕太)から返事を迫らた郁は、2段ベッドの上に寝ている頼に相談するが、そっけない返事。
そんなある晩、とうとう自分の気持ちを隠しきれなくなった頼は寝ている郁にキスしようとする。
頼の態度に驚いた郁だったが、頼の気持ちを受け入れ2人は一線を越えてしまう。
学校でも2人きりになって、愛を確かめ合う2人だったが、頼のことを好きな同級生の橘(小松彩夏)がその現場を盗み見する。
そのことを持ち出して「このままじゃお互い傷つけあうだけ」と持ち出し頼に愛の無い交際を申し込む橘。
母親(浅野ゆう子)やまわりの人間に正々堂々と交際していることを示せないことに罪悪感を感じる2人。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
上映館数の割りに興行収入が高くて大ヒット中ということで、そんなにすごい映画なのかと思い観に行った。
映画の日のせいか、平日だというのに劇場は最前列ブロック以外はほぼ満席。しかも松潤目あてなのか、女性がほとんどで男性は私が数えたところ3人だった。
それはどうでもいいが、そんなにヒットするような内容の映画なのか?
ストーリーは斬新というか、はっきり言ってタブーな恋愛を若い2人にあっさりと演じさせていいのかな?ってオバさんは思っちゃいました。
特に榮倉奈々ちゃんは、この映画と同様高校生なのに、頻繁に現れるキスシーンだけじゃなくて(軽い)ベッドシーンまで演じちゃって、エーッ!!!ってびっくり。
その他、突っ込みどころも、、、。いくら二卵性とは言え双子なんだから、そんなに体格に差が出るわけない。なのに、男の子の松潤より榮倉奈々ちゃんのほうがぜんぜん身長高いって変でしょう?
松潤が主役って決まっていたなら、もっと身長の低い日本の平均身長の女の子を相手役に抜擢できなかったのかしら?
榮倉奈々ちゃん、こんなシリアスで悲しいドラマよりも、『ラブ★コン』みたいに明るく悩める女子高生の役やって欲しいなあ。
身長は榮倉奈々ちゃんより低いけど、しゃがんだ状態から榮倉奈々ちゃんを背中に乗せて見事なスクワットで何度も立ち上がる松潤には、目がクギ付けになりました。すっごい筋力!!!さすが男の子ですね。

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2006年度 My Best 10

ちょっと遅くなりましたが、2006年に観た映画の総括です。

2006年は、私の人生で一番たくさん映画を観た年になりました。

試写会にたくさん当選したという理由もあるかもしれませんが、日本映画を観に行くようになったのが最大の理由のような気がします。

以下、2006年度の勝手に選んだベスト10です。

1 ゆれる

2 麦の穂をゆらす風

3 ナイロビの蜂

4 初恋
5 嫌われ松子の一生
6 SPIRIT
7 幸福(しあわせ)のスイッチ
8 プロデューサーズ
9 太陽
10 武士の一分

1位は、私が今年一番共感できて、心を揺さぶられた作品です。
観た直後の感想は、★4つでしたが、時間が経過するにしたがってだんだん好きになって、いまだに心から離れない映画。
この映画の批評とか、情報見たさに「キネマ旬報」を買うようになったくらい、私にインパクトを与えた映画です。

2位は、今年度の洋画No.1の映画。
たまたま「父親達の星条旗」のような同じ戦争物と同時時期に公開されていたため、あまり話題にならなかったような気がしますが、もっと沢山の映画館で沢山の人に観てもらいたい作品です。
この映画を観ていると、人は戦争の加害者にも被害者にもなりえて、憎しみは最初のきっかけとは関係無くどんどん膨らんで行き、結果悲しみだけが残る。
この映画の争いが今もなお終わっていないことを考えると、いかに争いが無意義かということがよく理解できます。

3位は、期待しないで観たのに、映画の内容に衝撃を受けて、今の世界を考えさせられた1本。
この映画のテーマは「愛」らしいですが、テーマと関係無い部分で感銘しました。
つまり豊かな生活を送っている人がいるということは、どこかで恵まれない人たちが犠牲になっていることを意味するということを改めて知りました。

4位以下はあまり順位は関係ありません。

2006年はアメリカ映画が不作でしたね(<=あくまでも個人的な意見)。
2005年の『ミリオン・ダラー・ベイビー』みたいに心にジーンと来る映画があんまり無かったような気がします。


以下、2006年に映画館または試写会で観た全98本のリスト。太字はお勧め映画。


1月

SAYURI
Mr. & Mrs. スミス
春の日は過ぎ行く
ラストプレゼント
ホテル・ルワンダ

2月

プライドと偏見
ミュンヘン
PROMISE(無極)(2回鑑賞)
フライトプラン
ウォーク・ザ・ライン

3月

The Myth 神話
SPIRIT(計12回鑑賞)
プロデューサーズ
ニュー・ワールド
うつせみ


4月

ナイト ウォッチ
連理の枝
ナイロビの蜂
リバティーン
Vフォー・ヴェンデッタ
ブラッドレイン

5月

デュエリスト
緑茶
GOAL
嫌われ松子の一生
ダヴィンチ・コード
海猿 LIMIT OF LOVE
タイヨウのうた

6月

花よりもなほ
初恋(2回鑑賞)
明日の記憶
日本沈没
幸福(しあわせ)のスイッチ
ゆれる

7月

親指さがし
M:i:III
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
ハチミツとクローバー
スーパーマン リターンズ
I am 日本人
ユナイテッド93

8月

ラフ
ラブ★コン
花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
深海 Blue Cha-Cha
DEATH NOTE 前編
フラガール
ただ、君を愛してる
グエムル-漢江の怪物-
愛と死の間(はざま)で
幻遊伝
僕の、世界の中心は、君だ
X-MEN ファイナル ディシジョン

9月

東京フレンズ The Movie
マッチポイント
幸せのポートレイト
太陽
ミラクルバナナ
マイアミバイス
ワールド・トレード・センター
キンキーブーツ
レディ・イン・ザ・ウォーター
トリスタンとイゾルデ
RENT

10月

手紙
美しい人
日本以外全部沈没
シュガー&スパイス 風味絶佳
旅の贈りもの★0:00発
暗いところで待ち合わせ
DEATH NOTE デスノート the Last name
イルマーレ
上海の伯爵夫人
涙そうそう
虹の女神 Rainbow Song

11月

椿山課長の七日間
ありがとう
7月24日通りのクリスマス
ナチョ・リブレ
三峡好人
父親たちの星条旗
麦の穂をゆらす風
幸福な食卓
ウィンター・ソング
日本の自転車泥棒
罪の王 キング
unknown アンノウン

12月

スキャナー・ダークリー
LOFT ロフト
ローズ・イン・タイドランド
武士の一分
デート・ウィズ・ドリュー
硫黄島からの手紙
王の男
酒井家のしあわせ
シャーロットのおくりもの
ラッキーナンバー7
大奥


ちなみにワースト1は『デュエリスト』。何が言いたいのかまったくわかりませんでした。
ワースト2は『ブラッドレイン』。映画を数多く観ると、こうゆう作品にも当たるといういい例ですね。

2007年も100本目指して映画を観るぞー!

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