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大奥

Oooku
60点
公式サイトhttp://www.oh-oku-movie.jp/site01.html
試写会場: 東京国際フォーラムAホール
監督: 林徹
主演: 仲間由紀恵 、西島秀俊 、高島礼子、井川遥 、及川光博 、杉田かおる 、麻生祐未
製作国:日本映画 (2006年)

<ストーリー>
時は江戸時代、七代将軍・徳川家継がわずか5歳で将軍の座に着き、実質の政治は元能役者上がりの側用人・間部詮房(及川光博)が行っていた。
間部は、家継の実母で前将軍の側室・月光院と親密な仲にあった。
もともと月光院をよく思わない前将軍の正室・天英院(高島礼子)やその他の側室達はよってたかって月光院をイジめ、月光院の見方は大奥総取締役の絵島(仲間由紀恵)と間部のみだった。
しかしその絵島も天英院たち一味によって、ワナにハメられようとしていた。
(公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
舞台挨拶付完成披露試写会で見た。
挨拶の中で監督が、風景や美しい恋愛物語を楽しんでくれとのことだったが、恋愛に至るまでの過程がまったくと言っていいほど描かれていないため、結末もなんとなく納得いかない。
テレビドラマに制作費をかけて豪華にしたというのはわかるが、これなら正月スペシャルドラマでも十分な内容。
わざわざ映画館まで見に行く価値があるのだろうか。
女優さんたちの演技は結構目をひくものがあった。
特に天英院の女中・宮地役の杉田かおるさんの演技は結構よかった。もともと子役の頃から演技に定評があるんだから、バラエティじゃなくて女優でしっかり勝負していって欲しい。

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ラッキーナンバー7

Luckynumberslevin
85点
原題: Lucky Number Slevin (ラッキー ナンバー スレブン)
公式サイトhttp://www.lucky-movie.jp/
試写会場: 九段会館
監督: ポール・マクギガン
主演: ジョシュ・ハートネット 、モーガン・フリーマン 、ベン・キングズレー 、ルーシー・リュー 、スタンリー・トゥッチ 、ブルース・ウィリス
製作国:アメリカ (2006年)

<ストーリー>
失業した上に、アパートを追い出され、彼女の部屋で浮気現場を目撃したスレブン(ジョシュ・ハートネット)は、ニューヨークにいる友人ニック(サム・イエガー)を頼って彼のアパートに行く。
しかし、ニックが留守でその間にシャワーを浴びてタオル一枚でいるところに、隣人のリンジー(ルーシー・リュー)が砂糖を借りに来たり、ニューヨークのギャングのボス(モーガン・フリーマン)にニックと間違われて呼び出されたり、ボスと対抗するラビ(ベン・キングズレー )に呼び出されたりと、短時間の間にいろんなことが起きてしまった。
ボスからの要求は、ラビの息子を殺すこと。
アパートに戻ったニックを待ち受けていたのは、親切で好奇心たっぷりのリンジー。彼女は、ニックの電話の履歴からあるホテルに出向きニックを呼び出したスミス(ブルース・ウィリス)という男を見つけ、その男を尾行したところ行き着いたビルからスレブンが出てきたのだ。
スレブンに起こっている出来事と、スミスに関係はあるのか。それともスレブンが単に運が悪いだけなのか。
(公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
面白い!久々にアメリカ映画の醍醐味を感じた!
実は冒頭でストーリーの行く末を感じさせられる話が冒頭にあるのだが、それを見ても最後まで話の結末が想像できなかった。
ジョシュ・ハートネットのトボけた演技が最高にうまいし、若い頃のブラピ並みに格好いいし。
それにルーシー・リューって『チャーリーズ・エンジェル』みたいにアクションのイメージしか無かったけど、こうやって普通の女の子を演じるほうが全然普通で合っている。男性俳優でチャイニーズ系だとこんな重要な役はなかなかめぐってこないけど、女性なんだし「チャイニーズ=アクション」っていう図式じゃなくて、こうゆう普通のアメリカ人をもっと演じて欲しい。ただベッドシーンでの露出度の少なさは、やっぱりチャイニーズ系だからなのか???とかんぐってしまいました。やっぱり東洋人は白人みたいにポンポン胸は出せませんよね(多分、本人は良くても親や親戚が許しません)。
そんなことはおいて置いても、私が求めているハリウッド映画は、まさにこんな感じの映画です。
なんで正月映画にならなかったんでしょう?『007』シリーズと戦っても絶対行けるって!
もう一回でも、何回でも観たい、超最高エンターテインメント映画です!!!

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シャーロットのおくりもの

Charlotte
68点
原題: Charlotte's Web (シャーロットのクモの巣)
公式サイトhttp://www.charlotte-movie.jp/site/index.php
試写会場: サイエンスホール
監督: ゲイリー・ウィニック
主演: ダコタ・ファニング 、ジュリア・ロバーツ 、スティーヴ・ブシェミ 、ケヴィン・アンダーソン 、エシー・デイヴィス 、ゲイリー・バサラバ
製作国:アメリカ (2006年)

<ストーリー>
ファーンの家は、メイン州の田舎町の農家。今日納屋で子豚が生まれたが、母豚のおっぱいは10個しかないため、父親が一番力が弱くて小さな豚を殺そうとしていた。
それを見たファーンは、自分がお乳をやって育てると約束して毎日世話をする。
春に生まれた豚はウィルバーと名づけられて、夏までファーンの家で育てられたが、そろそろ人間と同じ家で暮らすのが難しくなったため、すぐ目の前にある伯父さんの家の動物がたくさんいる納屋に置いてもらうことになった。
母親+友達代わりだったファーンと別れたウィルバーは、周りの動物達に友達になってと話しかけるが、納屋の動物は働くために生きているので、ほかの動物と友達になる気はサラサラない。
夜中におやすみという声に唯一答えてくれる動物がいた。その動物はクモのシャーロット。教養があるが、クモという理由で納屋の動物達から嫌われていた。
春に生まれた豚は、クリスマスにハムやソーセージにされてしまうため、雪を見れることはめったにない。そのことを知ったウィルバーは、シャーロットや納屋の動物達とともに、どうやったらハムにされずに冬まで生きれるかを考える。
(公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
仕事帰りで疲れていたせいか、あんまり映画に集中できなくて、自分の都合なのに辛口な点数になってしまった。
途中でシャーロットが作るクモの巣のエピソードが少々クドい気がするが、そう思ったのは私が疲れていたせい?
映画というよりも言葉のお勉強のために見るのにうってつけな映画。
私が知らないような公的な単語をシャーロットが使うと、ウィルバーが「○○って何?」と聞き返すと、シャーロットが簡単な単語に直してくれる(例:"converse" => "chat")。
他にもウィルバーが理解できる言葉でたくさん話しているので、英会話のヒアリング+日常会話用語を増やすには超おすすめです。
日本語吹き替え版もあるけど、絶対英語版でジュリア・ロバーツ先生の話す高尚な英語を聞きましょう!

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酒井家のしあわせ

Sakai
58点
公式サイトhttp://www.sakaike.jp/
試写会場: サイエンスホール
監督: 呉美保
主演: 森田直幸 、ユースケ・サンタマリア 、友近 、鍋本凪々美 、谷村美月 、栗原卓也
製作国:日本映画 (2005年)

<ストーリー>
三重県の四方を山に囲まれた小さな町に住む次雄(森田直幸)は、中学2年生の反抗期真っ最中。
父親と実の兄を小さな頃亡くし、今は母親(友近)と再婚した義理の父親(ユースケ・サンタマリア )、母とその父の間に出来た幼い妹と3人で暮らしていた。
母親と優柔不断な父親は、毎日口げんかが耐えなかったが、そんなある日、父親が同僚の男性が好きになったからという理由で、家を出て行く。
(公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
最近観た『幸福な食卓』や『シュガー&スパイス』などの10代の若者が主人公の映画と比べると、はっきり言って見劣りする。
話の展開や、主人公の演技やまわりのエピソードなど、どれを取っても共感や納得できるものが無く、全体的にまったく感動できなかった。
中学生を主人公にするなら、もっと学校のことを中心に取りあえげてもよかったし、家族のきずなを中心にするなら、死んだ父親の実家の弟(赤井英和)や、痴呆の祖父とのエピソードがあってもよかったと思う。
父親が家出する理由もありえないし。
観ている途中で、これってひょっとして女性監督の映画だっけ?と思った点があったが、西川美和や、安田真奈と比べてもイマイチ。なんでかなあ。

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王の男

Wang
点数: 70点
原題: 왕의 남자 (王の男)
公式サイト: http://www.kingsman.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: シアター2
監督: イ・ジュンイク
主演: カム・ウソン 、イ・ジュンギ 、チョン・ジニョン 、カン・ソンヨン 、チャン・ハンソン 、ユ・ヘジン
製作国: 韓国 (2005年)

ストーリー
ジャンセン(カム・ウソン)とコンギル(イ・ジュンギ)は、使用人として働いていたときから仲良しの旅芸人。女形のコンギルは男とは思えないほどの容姿のため、両班から体を求められることがあり、それが許せないジャンセンは、座長を刺してコンギルとともに田舎を抜け出し、首都の漢陽に行く。
そこで、知り合った3人の芸人とともに、燕山君王の政治を揶揄した芝居で人気を得る。
しかし王を侮辱したとして、捕らえられ死罪になりそうなところを、王の前で芝居して王を笑わせないと死刑という約束で、芝居を演じる。
下ネタのあまりの面白さに王は笑い出し、宮中お抱えの芸人となる。
コンギルの美しさは、たちまち王の心を捕らえ、毎晩王とともに遊ぶように命じられる。
王の寵愛を受けていた妓生あがりのノクスは、王の寵愛を取り戻すためにある策略を思いつく。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
韓国で大ヒットしたというから、期待して見に行ったが時代的背景や韓国人の気持ちがそこまでわかっていないせいか、そこまで感動できなかった。
王の母が策略によって殺されて、親の愛情を受けずに育ったため、王は残酷な人間に育ってしまうのだが、コンギルがそんな王にそこまで同情する気持ちがわからない。
また、ジャンセとコンギルの仲が具体的に友情なのか、それとも同性愛なのかというところも、日本人の私には判断できなくて、中途半端。
ただ、時代劇として見るとそれなりに面白い。
イ・ジュンギの顔がきれい!と雑誌やHPのサイトで絶賛されているが、彼よりも女っぽくきれいな俳優さんなら、日本のほうがたくさんいるような気がする。韓国人男性はお顔がきれいでもなんたって体格がいいので、お腹や背中が出ても女性的色気を感じない。
次回作の宮崎あおいちゃんとの共演作が楽しみ。

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硫黄島からの手紙

Iwojima
点数: 65点
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
映画館: チネチッタ
劇場: チネ8
監督: クリント・イーストウッド
主演: 渡辺謙 、二宮和也 、伊原剛志 、加瀬亮 、中村獅童 、裕木奈江
製作国: アメリカ(2006年)

ストーリー
第二次世界大戦の末期、硫黄島に新しい総指揮官が赴任して来た。彼の名は栗林(渡辺謙)。アメリカ留学経験があるためアメリカかぶれとして、赴任直後から他の上層部からの評判はすこぶる悪かった。
赴任後、島の様子を見にでかけると、そこには体罰を与えている人間がいた。
体罰を受けていたのは、大宮に妻子を残して来たパン屋の西郷(二宮和也)とその同僚だった。体罰を見た栗林は、貴重な兵力なので体罰を止めるように指示する。
大本営からの支援を拒否された栗林は、敵の行動に先回りして、海岸線での防衛を一切止めて、地下にトンネルを掘ってそこで防戦することを決意する。
当初すり鉢山に配備された西郷は元憲兵隊の清水(加瀬亮)とともに、他の同僚達が自害する中、栗林の命を信じ二人だけで北部の部隊に合流する。しかしそこには、古い日本のしきたりを守る伊藤中尉(中村獅童)が指揮していた。自害しなかった二人の首を打とうとするところをまたしても栗林に救われた西郷。
毎日、何の楽しみも希望もない西郷だが、大宮に残した妻の花子(裕木奈江)に手紙を書く時間を持つことだけが彼の生きている証であった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
『父親たちの星条旗』のB面版の映画だと思っていたら、実際は両方の映画の場面が重なることはほとんどなかった。
二部作として見ると、『父親たちの星条旗』が前座で、実際はこの映画がメインのように扱われているが、率直に言うと『父親たちの星条旗』のほうが感情移入できて面白かった。
クリント・イーストウッド監督がどんな風に日本人を描いて、日本人の俳優たちを使うのか期待が大きくて、かつ全編日本語で撮影されているためどうしても日本人の情に入り込むような作品だと思い込んでしまい、淡々と進む話に拍子抜けしてしまった。
『ラストサムライ』くらい、日本人の心にぐっとくる映画だと勝手に思っていたのに。
やっぱりクリント・イーストウッドはアメリカ人を描いたほうが絶対うまいと思う。
多分アメリカ人を始め西洋の国の人々には、この程度の日本人の描き方でも衝撃的だから、こんな感じなんでしょう。
それにしても、『父親たちの星条旗』は音楽もクリントが担当していたのに、今回はクリント自らが音楽を担当していないのが寂しかった。多分あえてそうしたんだと思うけど、やっぱり彼の映画は彼の音楽をかけて欲しかった。
自分の希望ばっかり言ってしまうね。
もっと言うと、実質的な主人公である西郷の役は、二宮君にはちょっと荷が重すぎたんじゃないかな?年齢的にも無理があるし。加瀬亮がこの役でもよかったような、、、、。
辛口ばっかり書いてるけど、多分私が日本人じゃなかったら、それなりにいい映画ですから。

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デート・ウィズ・ドリュー

Mydatewithdrewjpf
70点
原題: My Date With Drew(ドリューとの僕のデート)
公式サイトhttp://www.date-with-drew.com/
試写会場: スペース汐留FS
監督: ブライアン・ハーズリンガー 、ジョン・ガン 、ブレット・ウィン
主演: ブライアン・ハーズリンガー 、ドリュー・バリモア 、エリック・ロバーツ 、コリー・フェルドマン 、ケリー・デヴィッド 、ジョン・オーガスト
製作国:アメリカ映画 (2004年)

<ストーリー>
テレビのクイズ番組で1100ドルの賞金を手に入れたブライアンは、友達数人とともにカメラを30日間レンタルして、賞金を元手に子供の頃から憧れだったハリウッドスター、ドリュー・バルモアとデートするまでをドキュメンタリー映画に撮ることにする。
まずは、ドリューの知り合いに近づくことから始め、ドリューまでの接近度(自分=>友達=>友達の友達がドリューの知り合い=>ドリューの場合4度数)を近づけて行く。
しかし、度数が近づいても肝心のドリュー本人にはなかなかたどり着かない。
最後にブライアンが取った手は。
(公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
本当に素人が手作りで作った映画らしく、いまどきテープ式のビデオカメラで、しかも30日間無料で使用できるギャランティーを利用して借りたカメラを使っているため、映画館で見る映画としてはピカイチ画像が悪い。
当然手ぶれもあり、編集のまずさもあって、画面が短時間で変わったり、画面が揺れたりして、見てて気持ち悪くなってきたが、日にちを追うごとに作り手もうまくなって行き、主人公のブライアンもカメラ目線が決まってきて、彼の親しみやすい表情とともに、だんだん彼がドリューに会いたいという気持ちに感情移入していってしまう。
映画のストーリーそのものよりも、日本人としては、普段映画やテレビドラマで作り物のアメリカ人の生活を見ているわけだが、この映画はまさに素のままのアメリカ人の生活や考え方、人間関係などが垣間見れて、そこが面白い。
特にブライアンが元彼女と電話で言い合いする場面は、今まで見たことないくらい早口でしゃべっていて、普通の映画やドラマでは味わえない生のアメリカ人の生活が見える。
さらに私を喜ばせたのは、ラスト近くでバックで流れた Hall & Oates の "You Make My Dreams"。
映画でHall & Oates の音楽がマトモに流れるのを聴くのは初めてで、映画がハッピーに進む場面と重なり、私の気持ちもハッピーに。
人間は夢を信じて、それをかなえるために努力することが大事!っていう勇気を与えてもらえる映画です。

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武士の一分

Bushi
点数: 70点
公式サイト: http://www.ichibun.jp/
映画館: 109シネマズ川崎
劇場: スクリーン6
監督: 山田洋次
主演: 木村拓哉 、檀れい 、笹野高史 、小林稔侍 、赤塚真人 、綾田俊樹
製作国: 日本 (2006年)

ストーリー
三十石の下級武士・三村(木村拓哉)の城内のお勤めは、殿様の食事の毒見役。あまりにも無意味な自分の勤めに溜息をつく毎日だった。
ある日、毒見の際にたまたま取ったお椀が赤貝の刺身で、天然の毒に当たってしまった。
3日間意識不明ののち、一命は取りとめたものの、視力を失ってしまった。
目が見えない武士は通常はお役ご免となり、家や石も取り上げられてしまうが、三村は何故か石数もそのままで家で養生するようにということだった。
しかし、その命が下る前に、妻かよ(壇れい)は、ある人物に会って願い事をしていた。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)

<感想>
見に行かないつもりだったが、評判がいいので見に行った。
多分、山田洋二監督の映画を映画館で見るのは初めて。当然木村拓哉をスクリーンで見るのも初めて。
今までの偏見とかを入れずに見ると、最近の邦画の一作品として見れてまあまあの出来。
ただ、超典型的な日本人好みの展開で、話の筋が先の先まで読めてしまうのが、つまらないかも。
こんな日本的な感情が込められた映画でも海外でウケるのかな?
それでもやっぱり私も日本人なので、こういったハッピーエンドなお話は嫌いではないです。
映画と全然関係無いけど、今公式HPを見たら、日本のサイトでは何故かほぼ絶対ジャニーズ事務所のタレントの写真は出ていないのに、この映画には木村拓哉の顔写真が出ていてびっくり。確か『2046』のときは出ていなかったし、『日本沈没』とか『ハチミツとクローバー』とかでも、ジャニーズ事務所所属の俳優さんは顔写真が出ていなかった。
それなのに、この作品のサイトで木村拓哉の顔が出ているっていうことは、彼のこの作品に対する意気込みなのか?

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ローズ・イン・タイドランド

Roseintideland
点数: 60点
原題: Rose In Tideland(干潟の島のローズ)
公式サイト: http://www.king-movie.jp/
映画館: 目黒シネマ
監督: テリー・ギリアム
主演: ジョデル・フェルランド、ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・ティリー、ジャネット・マクティア、ブレンダン・フレッチャー
製作国: カナダ、イギリス合作 (2005年)
ストーリー
麻薬中毒の両親と暮らす10歳の少女、ジェライザ=ローズは、頭しかないバービー人形達だけが友達で、毎日空想の世界に浸っている。
父親のコカインの用意をしたり、母親からろくに食事を与えられなかったり、一見悲惨な生活だが空想の世界で生きているローズにとって、両親もまた空想の中の登場人物に過ぎなかった。
ある日母親が過度の薬物摂取により死に、父親とともに祖母が住む家に向かったローズ。
たどり着いたが、祖母はとっくに他界したようで家は荒れ放題。到着後すぐに薬物を摂取した父親も遠くに旅立ってしまう。
父親が死んだことを理解しないローズは、近所に住むデルとディケンズ姉弟と知り合い、彼らと交わりながら飢えをしのいでいく。
デルは、剥製を作るのが趣味で、ローズの父親も剥製にしてしまう。
生まれながらに頭の弱いディケンズとローズは年齢が離れているにもかかわらず心が通じ合い、ローズの祖母におもちゃにされていたディケンズとローズは空想の中で結婚する。
ディケンズの空想の世界で、大きな敵である列車を倒すために線路に二人で銃弾を置き、ある夜電車が脱線事故を起こしてしまう。空腹の中、事故で混乱する乗客の一人にオレンジをもらって、彼女に身を寄せるローズだった。

<感想>
R-15指定の映画だったが、チラシ等を見るとまるで不思議の国のアリスみたいな女の子が主人公の映画で、何故にR-15指定?と不思議だったが、映画の冒頭からすでに当然のごとく納得。
ジャンキーな父親のために、ローズがコカインの注射を用意する場面が2回ほどあり、もうびっくり!!!
こんな小さな少女にこんな場面を演じさせるなんて、、、、。アメリカ映画じゃなかったのーーーー????
ってびっくりしていると、カナダ=イギリスの合作でした。
ともかく、ローズの生活が悲惨すぎ。
こんなに悲惨な少女でも、想像力さえ豊かなら悲惨だと感じずに幸せに生きていけますよ、ってことが言いたい映画なのか?
そのうちローズがおとぎの世界に行けるのかと思えば、結局現実の世界のままだし、一体何が言いたかったの?
ディケンズもローズも幼児虐待の犠牲者なんだよってこと?
映像も空想の世界もきれいだけど、ストーリーが悲惨すぎて共感できませんでした。

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LOFT ロフト

Loft
点数: 55点
公式サイト: http://www.loft-movie.com/
映画館: 目黒シネマ
監督: 黒沢清
主演: 中谷美紀 、豊川悦司 、西島秀俊 、安達祐実 、鈴木砂羽 、加藤晴彦
製作国: 日本 (2005年)

ストーリー
芥川賞作家の春名礼子(中谷美紀)は、新作の執筆に行き詰まり煙草の量が増え咳き込むこともしばしば。最近は茶色いドロのようなものを吐くようになってしまった。
編集者の木島(西島秀俊)の紹介で、人里離れた静かな場所に引っ越した礼子だったが、ある夜誰もいないはずの隣の建物に死体のような荷物を運び込む男の姿を見る。
男の名は吉岡誠(豊川悦司)。そこの施設を所有する考古学の大学教授で、最近近くの沼から千年も前のミイラを発見して、その施設にミイラを運び込んでいたのだ。
相変わらず作品に行き詰ったままの礼子は、怪奇現象に襲われながらも、この家の前の住人が書いた小説を盗用して木島に提出する。
一方ミイラを目の前にして、何かの妄想と必死に戦っている。
礼子の家のかつての住人が、木島が殺したとして警察に逮捕される。
木島に提出した原稿を焼いてしまい、それでも納得の行かない礼子は吉岡とともに、吉岡がミイラを引き上げた沼に行き、何かを引き上げようとする。

<感想>
『嫌われ松子の一生』や『7月24日通りのクリスマス』の中谷美紀の演技がよかったので、この映画を観に行った。
コメディエンヌじゃない中谷の演技は、はっきり言って月並みで、大体小説家に見えないし、焦燥感に追われている感じもしないし、イマイチだった。
ストーリーもイマイチ。
やっと終わったかと何回思ったか。こんなに引きずる必要があるのかと少なくとも3回くらいは思った。
せっかくいい俳優さん達使っているんだから、もうちょっと丁寧に練りこんで作って欲しかったなー。

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スキャナー・ダークリー

Scannerdarkly
75点
公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/ascannerdarkly/
試写会場: ワーナー・ブラザーズ試写室
監督: リチャード・リンクレイター
主演: キアヌ・リーヴス 、ロバート・ダウニー・Jr 、ウディ・ハレルソン 、ウィノナ・ライダー 、ロリー・コクレイン
製作国:アメリカ映画 (2006年)

<ストーリー>
場所はアメリカ・カリフォルニア州のアナハイム。
覆面麻薬捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーブス)は、麻薬捜査のために麻薬ディーラーのジム・バリス(ロバート・ダウニー・Jr)、エリン・ルックマン(ウディ・ハレルソン)とともに同じ家に住んで家中のカメラに写った自分の姿を捜査していた。
ボブのオフィスは、誰もが自分の姿が何百種類にも変化するスーツに身をつつみ、自分の姿が誰もわからない状態だった。
捜査の関係で「物質D」と言う新しい麻薬を服用するようになったボブは、Dのせいでだんだん精神的に異常をきたして行くが、本来の捜査の目的は別の大物を捕らえることだった。
(公開が先のため、ストーリーはここまで)

<感想>
実写の上に、アニメーションを重ねるという特殊な方式の映像のせいか、見ているこっちまで頭がおかしくなりそうで、最初は話の筋もわからずただポップなだけの映画かと思っていた。
しかし、物語が終わりに近づくにつれて段々話は真剣みをおびて、クライマックスは本当にびっくり!
ある意味『デス・ノート』的な記憶操作を利用している点もあって、ラストのシーンを見るためだけにこの映画を観る価値があるとも思える。
ロバート・ダウニー・Jrの役柄がなんだったのかいまだにわからないままだが、彼のセリフ回しはものすごくて、たとえ英語の内容がわからなかったとしても聞いてて面白い。
内容を考えると、この上映館の少なさも納得かなー。この映画が好きって言う人は全世界でかなり少数派だと思うから。

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