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麦の穂をゆらす風

Thewind
点数: 90点
原題: The Wind That Shakes The Barley(大麦を振るわせる風)
公式サイト: http://www.muginoho.jp/
映画館:チネチッタ川崎
劇場: スクリーン3
監督: ケン・ローチ
主演: キリアン・マーフィ 、ポードリック・ディレーニー 、リーアム・カニンガム 、オーラ・フィッツジェラルド 、メアリー・オリオーダン 、メアリー・マーフィ
製作国: アイルランド=イギリス=ドイツ=イタリア=スペイン (2006年)

ストーリー
1920年、イギリスが軍事支配しているアイルランドでは、毎日のようにイギリス軍の暴行が行われていた。
集会が禁止されているのに、ハーリング(ホッケーのようなアイルランドのスポーツ)を行ったとして、デミアン(キリアン・マーフィ)やその恋人シネード(オーラ・フィッツジェラルド)の弟のミホール(英語名マイケル)が、壁際に立たされてリンチを受けそうになっていた。
英語が話せないことで誤解を生んだミホールはその場でリンチで殺されてしまう。
翌日ロンドンに旅立つ予定だったデミアンは、駅でもイギリス軍の横行を目の当たりにし、兄のテディ(ポードリック・ディレーニー )たちとともに
アイルランド独立軍に参戦する。
独立軍の抵抗により、イギリスはとうとうアイルランド政府と講和条約を結ぶ。しかし条約の内容はアイルランド側が望む完全独立ではなく、北側は相変わらずイギリスが統治したままだという。
条約の内容に納得が行かないデミアンは、アイルランド政府の政治家となった兄のテディと対立する立場となってしまう。
(公開間もないので、ストーリーはここまで)

<感想>
冒頭10分くらいで、私はこの映画が絶対好きだ!って確信した。
最初はおだやかに楽しそうなゲームから始まって、いきなり主人公たちが戦いを強いられる。
いやがおうにも見るものを惹きつけるような出だしだ。
主人公の心理的な変化の描き方も最高。
最初は消極的だったアイルランドに対する愛国心が、いつの間にか影響を受けた兄の思想をも超えて、独自の建国精神を養っていくデミアン。
結局、銃や暴力で戦っても、それ以上のものは何も得られないということを語っている。
さすがカンヌ映画祭でパルムドールを受賞しただけあって、今年最後のお勧め映画!!

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