« 花よりもなほ | トップページ | 明日の記憶 »

初恋

Hatsukoi
★★★★☆
公式サイトhttp://www.hatsu-koi.jp/
映画館: TOHOシネマズ川崎
劇場: スクリーン3
監督: 塙幸成
出演: 宮崎あおい、小出恵介、宮崎将、小嶺麗奈、柄本佑

製作国:日本 (2006年)

ストーリー
幼い頃母に捨てられ、父方の親戚の家で育ったみすずは、小さい頃から天涯孤独の寂しい人生を送る高校生。
実の兄であるリョウから渡されたジャズ喫茶「B」のマッチを握り締め、新宿の繁華街にやって来るが中に入る勇気がなくとまどっているところを、リョウの仲間ユカに誘われ中に入り、リョウの仲間である岸の面接にパスし、無事仲間に入る。
兄のリョウは、女性からモテモテで、女性だけでなく男性からも何故か好かれる性格だが、薬をやったり暴力をやったり、どうしようも無い母親がいたりで問題だらけの人間。
何故かそんなリョウが好きで気が合う岸は、東大生で家柄もいいインテリ。
リョウが警察にしょっぴかれたのを、救ってくれたときからみすずは岸に惹かれて行った。
みすずがバイクに興味あるのを見て、バイク屋を紹介してくれた岸。今まで孤独だったみすずはバイクに乗ったり、リョウの仲間達とともにいることで孤独から開放されていく。
ある日岸から、ある実行計画を持ちかけられ、人から必要とされたことのないみすずは岸の要求を受け入れる。
その計画とは、12月の東芝府中の社員達のボーナスを奪うこと。
女子高生で車の免許が無いのに、車が運転できるみすずは警察の手から逃れるのに絶好の実行犯だった。
2ヶ月という短い実行演習の中で、岸と時間を共にするみすず。
しかし、犯行が終わったらもう岸と会えないことを知っていた。
実行後、岸から岸が借りているアパートの鍵を渡され、大学入学後そこでひたすら岸を待つみすず。
絶望感の中で、みすずは岸がいつも読んでいた本の中から、彼のメモをみつける。

<感想>
絶対、この映画は観に行かないだろうと思っていたのに、何故か今日観に行った。
タイトルと売り文句の「三億円強盗事件の実行犯は女子高生だった」という文句が気に入らなかったので、行く気になれなかったのだが、観に行って大正解!
これは、誰が何と言おうとみすずと岸の純愛ドラマです。
二人が唯一大接近するのは、補導員から追われているみすずを岸が助けて身を寄せ合う場面のみ。
それ以外は、ほとんど接触すらも無い、純粋に気持ちだけの恋愛。
三億円を盗むという秘密を共有することで、二人はお互いの恋の気持ちを成就させる。
これは純愛ドラマ以外の何ものでもないです。
それ以外にも、みすずの養父母や実の母、岸のまわりの大人など、みすず達の気持ちとまったく関係の無い大人達はすべて顔が出ないという演出が面白い。
ウォン・カーウェイ風だと思ったけど、よく考えたらジャズ喫茶でのみすずと岸の二人きりの場面がクリストファー・ドイル的なカメラ アングルになっていたので、そう思っただけかな。

|

« 花よりもなほ | トップページ | 明日の記憶 »