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SPIRIT

Spirit2
★★★★★
原題:霍元甲/Fearless
公式サイトhttp://www.spirit-movie.net/
映画館(劇場):3/18 TOHOシネマズ川崎(8)、3/26 チネチッタ川崎(9)、3/31 サロンパス ルーブル丸の内、4/18 チネチッタ川崎(5)、4/19 TOHOシネマズ川崎(6)、4/21 TOHOシネマズ川崎(6)
監督: ロニー・ユー
主演: ジェット・リー、中村獅童、スン・リー
製作国: 香港=アメリカ(2006年)

ストーリー(今日でロードショー公開が終わりなので全ストーリー入り)
天津の武道家の家で生まれたフォ・ユアンジャ(霍元甲)は、天津一の強い男になるのが夢だった。
決闘状を受けては、天津中のツワモノを倒して名をあげて行くユアンジャだったが、彼の親友ジンスンも母も彼のことを憂慮していた。
ある日弟子の一人が天津の武道家チン氏に暴行を受けたことに怒りをおぼえたユアンジャは、チン氏が誕生祝いをしているレストランに乗り込む。
そのレストランは、幼なじみで親友のジンスンが営むレストランだった。
ユアンジャがチン氏に血統を挑もうとするのをジンスンは止めたが、それが友人としての終わりを告げることとなりさらに怒りを覚えたユアンジャは、チン氏との対戦を決意する。
長い決闘のすえチン氏に致命傷を与え勝ったユアンジャだったが、なぜか心は晴れなかった。
その後チン氏はケガがもとで亡くなり、チン氏の養子の息子があだ討ちのためユアンジャの母と娘を殺してしまう。
ユアンジャもあだ討ちしようとするが、すべてが無であることを知ったユアンジャは放浪の旅に出る。
船に乗って遠い山里の川で力つきたユアンジャは川に倒れこむが、地元民に助けられ一命を取り留める。
生きる気力を失ったユアンジャに対し、盲目の女性ユエツーは暖かく介護する。
ユエツーや村の人々、そこにある自然に癒され、ユアンジャは過去の自分から立ち直り出す。
村の生活にすっかり慣れた頃、ユアンジャは両親の墓参りのため天津に帰ることを決意する。
ユエツーに、必ず戻ると約束して、、、。
長い月日が経って天津に戻ってみると、町の様子はすっかり様変わりしていた。
かつてユアンジャが決闘の場所に使っていた町の中心部には、外国人の姿が多く見受けられ、かわりに中国人は貧しい人が増えていた。
ユアンジャの自宅に戻ると、使用人の一人ライフー(来福)が自宅を守ってくれていた。
外国から中国人は「病人」だと嘲笑されていることを知ったユアンジャは、かつての友人ジンスンにお金を借りて上海に連勝中の西洋人と試合をしに行く。
見事試合に勝ったユアンジャは、あらゆる格闘技を種類や流派を問わず精神を鍛えようとする精武会を設立する。
精武会を作ろうとするユアンジャの精神に共鳴したジンスンは、天津の店を売ってユアンジャに資金を提供し共に中国人の精神育成のために努力することを誓う。
一方、中国人をコケにすることで優位な立場に立とうとする外国人達が、ユアンジャに4対1の試合を申し出る。
ユアンジャは自分の立場が不利なことを知りながら、試合を引き受け、試合が終わったらユエツーがいる村に帰ることを決意する。
3人まで倒して、残る最後の相手は日本の田中安野(中村獅童)。
剣とヌンチャクを使っての武器対決は引き分けに終わり、次は素手での勝負となった。
しかし素手の勝負のときに、ユンジャはいきなり茶色い血を吐く。
休憩中に飲んだお茶に毒が盛られていたのだ。
試合を止めて病院に行こうと説得するジンスンや対戦相手の田中の制止を振り切り、ユアンジャはいさぎよく自分の最後の場所を試合場と決める。
田中が圧倒的に優勢だったが、ユアンジャは最後の力をふりしぼり、かつてチン氏を死に至らしめた拳を田中の胸に振った。
拳を受けた田中は、自分の胸に伝わる衝撃からユアンジャが故意に寸止めしたことに気づき、その瞬間ユアンジャは倒れる。
試合に多額のお金を賭けていた主催者はユアンジャが負けたと主張するが、田中は倒れたユアンジャの手を取り勝者がユアンジャであることを告げる。
死が間近に迫りながらも、自分の心(精神)を田中が理解してくれたことに微笑みを浮かべるユアンジャだった。

<感想>
2月のプレミア試写会から始まった私の『SPIRIT』な日々もとうとう今日で終わりです。
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と観るたびにどんどん映画の細部がわかるようになりました。
ユアンジャが倒れる寸前に浮かべた意味がわかったのは、多分今週になってからだと思います。
さらにひとつ前では、ユエツーが村で笛を吹いている場面を発見。
今週になってからは、主な登場人物よりも背景に写っている人や物ばかりに目が行くようになりました。
映画って detail にこだわるとどこまでもこだわって見れるものなんですね。
ジェット・リー ファンだからここまで何回も観れたっていうのがあるかもしれませんが、いくらジェット・リーが好きでもこんなに何回も同じ映画を観れるものではありません。
この映画は、ともかく何回も観に行きたくなるすごいいい映画なんです。

一番不思議に感じたのは、中村獅童演じる田中安野と戦うくらいの場面になると、映画はもうラストに近いので寂しくなるのが当然なのに、何故かそこからこれからもどんどん続くような感じを受ける点です。
普通の映画なら、上映が終われば映画も終わりですが、この映画は映画が終わった時点から映画が伝えようとしたテーマが人々の心の中で生き始めるから、そんな風に感じるんじゃないかと思うんです。
うまく言えませんが、映画の終わりは終わりじゃない、不思議な映画です。
次は2番館で見るぞー!!

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