« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »

ブラッドレイン

Bloodrayne
★★☆☆☆
原題:Blood Rayne(血に染まったレイン)
公式サイトhttp://www.blood-alone.jp//
試写会場:新宿トーア
監督: ウーヴェ・ボル
主演: クリスタナ・ローケン 、ミシェル・ロドリゲス 、ベン・キングズレー 、マイケル・マドセン 、マシュー・デイヴィス
製作国: アメリカ/ドイツ (2005年)

ストーリー
18世紀のルーマニアのとある村で、レインは見せ物小屋の名物女として飼われていた。
彼女の体は不思議そのもので、水に手をつけると手がやけどし、刃物で傷つけられれば傷つくが、ひとたび動物の血を飲むとまたたく間に傷は完全治癒するのだった。
ある日、見せ物小屋一座の男がレインを強姦しようとした瞬間、彼女の体にひそんでいた能力が目覚めその場にいた人たちを殺して見せ物小屋から逃げ出す。
実は彼女は吸血鬼と人間のハーフだったのだ。
彼女の母を強姦した上殺した吸血鬼ケイガンは、いまや世界征服の野望をかなえようとしていた。
一方吸血鬼を退治しようとする会の首謀者達によって、レインはケイガンの追っ手から助けられ、会とともにケイガンを倒すべく訓練に励む。

<感想>
ストーリーそのものは悪くないと思うんです。
ロケ地もルーマニアですごくきれいだし、俳優さんたちも結構ツブ揃いだと思います。


でも、、、、


ぜんぜん映画としてなってなんです。
まずアクション映画というわりには、アクションが遅すぎて『SPIRIT』のスローシーンより遅いくらいです。
アクションの遅さは仕方ないとしても、アクションの動き方もぜんぜんダメ。殺す側と殺される側に必然性がまったく感じられないチープな動きです。
さらに俳優さんたち、まるで素人さんのようなセリフまわしの人が多すぎ!
いくら英語だからわかんないだろうってタカをくくっても、これだけ下手ならバレちゃいますよ。
さらにアクションだけじゃなくて、主役の元スーパーモデルのクリスタナ・ローケンがエロ格好いいという売り文句らしいですが、エロい部分は中途半端で、こんなんじゃゲーム世代の高校生でも満足できませんって。
名優ベン・キングズレー氏がなぜこういった映画に出演したか、理解できません。
もっと理解できないのは、こんなチープな映画を配給する映画会社。
いったい映画を売りたい相手はどんな人たちが対象なんでしょう?
ゲーム好きな10代が対象なら、セックス・シーンがあるのでおおっぴらに売れないし、大人を対象にするような映画ではないと思うし、、、、。
試写会に呼んでいただいたのに、酷評してごめんなさい。
でも、もうちょっとマジメに映画選ばないと、配給会社の将来が不安になった次第です(生意気ですが)。

|

SPIRIT

Spirit2
★★★★★
原題:霍元甲/Fearless
公式サイトhttp://www.spirit-movie.net/
映画館(劇場):3/18 TOHOシネマズ川崎(8)、3/26 チネチッタ川崎(9)、3/31 サロンパス ルーブル丸の内、4/18 チネチッタ川崎(5)、4/19 TOHOシネマズ川崎(6)、4/21 TOHOシネマズ川崎(6)
監督: ロニー・ユー
主演: ジェット・リー、中村獅童、スン・リー
製作国: 香港=アメリカ(2006年)

ストーリー(今日でロードショー公開が終わりなので全ストーリー入り)
天津の武道家の家で生まれたフォ・ユアンジャ(霍元甲)は、天津一の強い男になるのが夢だった。
決闘状を受けては、天津中のツワモノを倒して名をあげて行くユアンジャだったが、彼の親友ジンスンも母も彼のことを憂慮していた。
ある日弟子の一人が天津の武道家チン氏に暴行を受けたことに怒りをおぼえたユアンジャは、チン氏が誕生祝いをしているレストランに乗り込む。
そのレストランは、幼なじみで親友のジンスンが営むレストランだった。
ユアンジャがチン氏に血統を挑もうとするのをジンスンは止めたが、それが友人としての終わりを告げることとなりさらに怒りを覚えたユアンジャは、チン氏との対戦を決意する。
長い決闘のすえチン氏に致命傷を与え勝ったユアンジャだったが、なぜか心は晴れなかった。
その後チン氏はケガがもとで亡くなり、チン氏の養子の息子があだ討ちのためユアンジャの母と娘を殺してしまう。
ユアンジャもあだ討ちしようとするが、すべてが無であることを知ったユアンジャは放浪の旅に出る。
船に乗って遠い山里の川で力つきたユアンジャは川に倒れこむが、地元民に助けられ一命を取り留める。
生きる気力を失ったユアンジャに対し、盲目の女性ユエツーは暖かく介護する。
ユエツーや村の人々、そこにある自然に癒され、ユアンジャは過去の自分から立ち直り出す。
村の生活にすっかり慣れた頃、ユアンジャは両親の墓参りのため天津に帰ることを決意する。
ユエツーに、必ず戻ると約束して、、、。
長い月日が経って天津に戻ってみると、町の様子はすっかり様変わりしていた。
かつてユアンジャが決闘の場所に使っていた町の中心部には、外国人の姿が多く見受けられ、かわりに中国人は貧しい人が増えていた。
ユアンジャの自宅に戻ると、使用人の一人ライフー(来福)が自宅を守ってくれていた。
外国から中国人は「病人」だと嘲笑されていることを知ったユアンジャは、かつての友人ジンスンにお金を借りて上海に連勝中の西洋人と試合をしに行く。
見事試合に勝ったユアンジャは、あらゆる格闘技を種類や流派を問わず精神を鍛えようとする精武会を設立する。
精武会を作ろうとするユアンジャの精神に共鳴したジンスンは、天津の店を売ってユアンジャに資金を提供し共に中国人の精神育成のために努力することを誓う。
一方、中国人をコケにすることで優位な立場に立とうとする外国人達が、ユアンジャに4対1の試合を申し出る。
ユアンジャは自分の立場が不利なことを知りながら、試合を引き受け、試合が終わったらユエツーがいる村に帰ることを決意する。
3人まで倒して、残る最後の相手は日本の田中安野(中村獅童)。
剣とヌンチャクを使っての武器対決は引き分けに終わり、次は素手での勝負となった。
しかし素手の勝負のときに、ユンジャはいきなり茶色い血を吐く。
休憩中に飲んだお茶に毒が盛られていたのだ。
試合を止めて病院に行こうと説得するジンスンや対戦相手の田中の制止を振り切り、ユアンジャはいさぎよく自分の最後の場所を試合場と決める。
田中が圧倒的に優勢だったが、ユアンジャは最後の力をふりしぼり、かつてチン氏を死に至らしめた拳を田中の胸に振った。
拳を受けた田中は、自分の胸に伝わる衝撃からユアンジャが故意に寸止めしたことに気づき、その瞬間ユアンジャは倒れる。
試合に多額のお金を賭けていた主催者はユアンジャが負けたと主張するが、田中は倒れたユアンジャの手を取り勝者がユアンジャであることを告げる。
死が間近に迫りながらも、自分の心(精神)を田中が理解してくれたことに微笑みを浮かべるユアンジャだった。

<感想>
2月のプレミア試写会から始まった私の『SPIRIT』な日々もとうとう今日で終わりです。
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と観るたびにどんどん映画の細部がわかるようになりました。
ユアンジャが倒れる寸前に浮かべた意味がわかったのは、多分今週になってからだと思います。
さらにひとつ前では、ユエツーが村で笛を吹いている場面を発見。
今週になってからは、主な登場人物よりも背景に写っている人や物ばかりに目が行くようになりました。
映画って detail にこだわるとどこまでもこだわって見れるものなんですね。
ジェット・リー ファンだからここまで何回も観れたっていうのがあるかもしれませんが、いくらジェット・リーが好きでもこんなに何回も同じ映画を観れるものではありません。
この映画は、ともかく何回も観に行きたくなるすごいいい映画なんです。

一番不思議に感じたのは、中村獅童演じる田中安野と戦うくらいの場面になると、映画はもうラストに近いので寂しくなるのが当然なのに、何故かそこからこれからもどんどん続くような感じを受ける点です。
普通の映画なら、上映が終われば映画も終わりですが、この映画は映画が終わった時点から映画が伝えようとしたテーマが人々の心の中で生き始めるから、そんな風に感じるんじゃないかと思うんです。
うまく言えませんが、映画の終わりは終わりじゃない、不思議な映画です。
次は2番館で見るぞー!!

|

Vフォー・ヴェンデッタ

Vforvendetta_1
★★★☆☆
原題:V For Vendetta(復習に燃えるV)
公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/
試写会場:国際フォーラムA

監督: ジェームズ・マクティーグ
主演: ナタリー・ポートマン 、ヒューゴ・ウィーヴィング 、スティーヴン・レイ 、スティーヴン・フライ 、ジョン・ハート
製作国: イギリス/ドイツ (2005年)

ストーリー
時代は近未来の第三次世界大戦後。場所は独裁政権化のロンドン。
テレビ局の雑用係として働くイヴィーは、夜間外出禁止令がしかれている時間帯に友人の家に向かうところだった。
しかし自警団の男たちに見つかり、乱暴されそうになるところを仮面をかぶった男Vに救われる。
Vは、かつてイヴィーの両親と同じ政治犯を送り込む収容所に入れられていた過去があり、今の社会を壊そうとしていた。

<感想>
これはどう見ても、今アメリカやイギリスがイラク侵略を行っていることに対する批判的要素を持つ映画だと思います。
イラクに侵略したのは、実質的にはアメリカやイギリスですが、それを後押しした国民や取り巻きの国達。
すでにその思想が危ないという、製作者の警告的映画なのではないでしょうか。
私にはどう考えてもそう写りました。

|

リバティーン

Libertine
★☆☆☆☆
原題:The Libertine(放蕩者)
公式サイト: http://www.libertine.jp/
映画館:チネチッタ川崎
劇場:チネ4

監督: ローレンス・ダンモア
主演: ジョニー・デップ、サマンサ・モートン、ジョン・マルコヴィッチ、ロザムンド・パイク
製作国: イギリス(2004年)

ストーリー
国王チャールズIIの弟であるジョニーことロチェスター伯爵(ジョニー・デップ)は、王の前で卑猥な言葉を発した罪により幽閉されていたが、妻とともにロンドンに帰って来た。
芝居仲間とともに政治や社会の性を風刺した詩を作るジョニーの才能は、王や仲間からも一目おかれていた。
ある日芝居で見た大根役者のエリザベスに目を留めたジョニーは、仲間の前で彼女を一流の女優に育て上げてみせると宣言する。
彼と同様、自分の意思をしっかり持ち世間の圧力に屈しないエリザベスにジョニーは自分自身をダブらせ、彼女を人気女優に導くなかで二人は愛人関係になる。
王は芝居を政治に利用しようと、ジョニーにフランス外交官の前で上演する芝居を作るよう依頼する。
その芝居の内容がとんでもないものだったことから、ジョニーは表社会から姿を消す。

<感想>
一言で言うならごめんなさい
私には、この映画の内容がさっぱり理解できませんでした。
最初から最後まで、ぜんぜんわかりません。
"I don't want you to like me"と語りながらジョニーが大アップで映し出される場面から、始まるんですが、まさに彼の言葉どおり、私はこの映画のジョニーのキャラが愛せません。
破天荒なことをしても誰からも好かれる愛されキャラを演じているという点では、ジョニー・デップに合っているのかもしれません。
ともかく性描写がちょっと露骨で、なんか想像性に欠けたのも気になります。
イギリス映画って『ナイロビの蜂』みたいな映画を作るときはハリウッド映画より素敵になりますが、ちょっと難しい映画を作るとフランス映画よりも理解不能になっちゃうところがありますよね。(これって私だけ?)
『パイレーツ・オブ・カリビアン』からジョニー・デップの映画は欠かさず全部見ていますが、やっぱり映画は役者じゃなくて内容で選ぶべきなんですね。

|

ナイロビの蜂

Nairobi
★★★★★
原題:The Constant Gardener(庭いじりを好む人)
公式サイトhttp://www.nairobi.jp/
試写会場:明治安田生命ホール

監督: フェルナンド・メイレレス
主演: レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ユベール・クンデ 、ダニー・ヒューストン 、ビル・ナイ
製作国: イギリス (2005年)

ストーリー
イギリスの外交官ジャスティスと正義感あふれる女性テッサはあっという間に恋に落ち、ケニアに赴任することとなったジャスティスは「私もアフリカに連れて行って」というテッサのプロポーズを受け二人でケニアにやってきた。
貧しい人々のために懸命にボランティア活動をするテッサだったが、ジャスティスには秘密にしていることがあった。
そのことに薄々感づいていたものの、庭弄りが趣味のジャスティスはあえて深くかかわらないようにしていた。
しかし、ロキに飛行機で旅立ったテッサはそこから離れたトゥルカナ湖の車の中から遺体で発見された。
強盗による犯行として片付けられ、さらに一緒に同行したケニア人男性との不倫の噂まで流れるテッサに対し、ジャスティスは彼女の死の真相を突き止めようと動き出す。

<感想>
今年一番の感動作です。
『プロデューサーズ』が娯楽映画としての最高峰なら、この映画はひとつのテーマを深く掘り下げた芸術作品としての最高峰と言えます。
映画制作側が言いたかったテーマは、「妻と夫の愛情の深さ」らしいですが、私は先進国の豊かな社会は、アフリカのような貧しい国々の人たちの犠牲の上に成り立っているという点にクギ付けになりました。
フィクションということになっていますが、この映画のようなことが日々起こっているんでしょう。
最近いい映画を観ていないなーと思っている方、マンネリ化した日常で幸せを感じられない方、絶対お勧めです。

|

連理の枝

Renri
★★☆☆☆原題:연리지(連理枝)
公式サイトhttp://www.renri-no-eda.com/
試写会場:よみうりホール

監督: キム・ソンジュン
主演: チェ・ジウ 、チョ・ハンソン 、チェ・ソングク 、ソ・ヨンヒ 、ソン・ヒョンジュ
製作国: 韓国 (2006年)

ストーリー
テレビ・ゲーム会社の若き社長ミンスは、名うてのプレイ・ボーイ。
今一緒のベッドの上にいる女性が寝ている間に別の女性に携帯で言い訳するような男だった。
ある日、バス停でバスを待つ女性ヘウォンに水溜りの水をかけてしまったことがきっかけで、彼女にアタックを始めるミンス。
しかしヘウォンは、病院に入院中の身で、この日も常習的に行っている病院抜け出しを行っていたのだった。
軽い交通事故の検査に病院に来たミンスは、向かいの部屋に入院中のヘウォンに挽かれ彼女を落とすためにいろいろ手を使う。
二人の仲がうまくいき始めた頃、ミンスは主治医に呼ばれ衝撃的な宣告を受ける。

<感想>
まだ公開前なので、あらすじの全部は書きませんが、それでも当然韓ドラ風な結末は見えてしまいますよね。
もう、いい加減にして!!ってカンジ。
韓ドラ風の映画、もういらないよー。
こんなんじゃテレビ ドラマでいいでしょう?
先週お会いしたキム・ギドク監督のような方が韓国映画界にはいらっしゃるのに、このような内容が無い映画が大量生産されていて、かつ韓ドラ=売れるという図式を描いてわざわざ日本で公開しようとする日本の配給会社にも失望します。
もっといい映画を配給しろー。
それに韓国映画じゃなくても、アジアにはもっといい映画がたくさん埋もれているはずなのに、最近の韓流のせいでアジア映画がある意味注目されながら、ある意味減っているような気がしてしょうがない!
ともかく、配給会社さん、観客の皆様、映画とは何であるかという公平な見方をお願いします。

なんてひどい評を書きながらも★二つなのは、導入部分のラブ・コメ風なところがイケてるところ。
韓国ラブ・コメは、ここを生かしながら、その後悲劇に持って行かなくてもうまくお話がまとまるようにする努力が必要ですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ナイト ウォッチ

Nightwatch
★★★☆☆
原題:НОЧНОЙ ДОЗОР
公式サイトwww.foxjapan.com/movies/nightwatch/
観た映画館:TOHOシネマズ川崎
劇場: スクリーン7

監督: ティムール・ベクマンベトフ
主演: コンスタンチン・ハベンスキー 、ウラジーミル・メニショフ 、マリア・ポロシナ 、ガリーナ・チューニナ 、ヴィクトル・ヴェルズビツキー
製作国: ロシア (2004年)

ストーリー
はるか昔、この世の闇の王と光の王は、お互いの力がまったくイーブンなのを知り戦いを止める協定を結んだ。
それぞれの側に不正な者がいないか、お互いに警察(ナイト・ウォッチとデイ・ウォッチ)がいた。
1992年のモスクワ。浮気して出て行った妻に復讐して妻を取り戻したいアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は、祈祷師のところに行き妻のお腹にいる子を殺すように依頼する。
そこにデイ・ウォッチがやって来て祈祷師を裁くが、普通の人間には見えないはずのデイ・ウォッチが見えているアントンもまた「異種」であることを知る。
特異な能力を持つアントンは、その後デイ・ウォッチとして生きるが、ある日闇と光のバランスを崩す人間がこの世に現れたため、その人間を捕らえに行く。
そこで彼は、おそろしい呪いにかかった女性を見かける。
あやうくバンパイヤに襲われそうになった、ターゲットの少年を救ったアントンだが、のちにその少年が実は自分の元妻の息子、つまりは自分の子供であることを知る。
少年は強い力を持つ「異種」で彼が闇側につくか、光側につくかは大きな問題だった。
闇の王の作為により、少年は自分を殺そうとしたアントンの反対側である「闇」を選ぶ。

<感想>
世界が嫉妬したほどのものすごい映像っていうことだったけど、私的にはハリウッド映画のほうがすごいと思うけど。
ロシア映画のはずなのに、ナレーションが英語だったり、下に英語の字幕が出たり、一体どこから入って来た映画なの?
そのわりには、日本語字幕は英語字幕を元に作られたのではなく、どうもロシア語からおこしたみたいだし。
ともかく私にはよくわからない映画でした。
最後に「ナイト ウォッチ2」の予告場面もあるので、2も公開されるんでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年3月 | トップページ | 2006年5月 »