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オペラ座の怪人

opera
★★☆☆☆
原題: The Phantom Of The Opera(オペラのお化け)
公式ホームページ:http://www.opera-movie.jp/index2.html
日付:2005年8月26日
映画館:目黒シネマ

監督: ジョエル・シューマッハ
主演: ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン

製作国: アメリカ(2004年)

ストーリー
小さい頃両親を亡くしてオペラ座の寄宿舎で育ったシャーロット。
ある日オペラ座の経営者が変わって若き伯爵がパトロンとして訪れる。
彼の名はラウル。父が死ぬ前家族ぐるみで付き合いをしていて、幼い頃の恋人同士だった人だ。
最初はシャーロットに気づかなかったラウルだが、主演女優の代役で舞台で歌うシャーロットを見たラウルは彼女はあのシャーロットだと気づく。
幼い頃の恋人同士はたちまち恋に落ちるが、シャーロットには小さい頃から影で彼女に歌を教えた音楽の天使に精神的に支配されていた。
音楽の天使は別名オペラ座の怪人と呼ばれており、たびたびオペラ座で事故をおこさせていた。
怪人に誘拐され主役が姿を消したことでオペラ座は連日満員に。
シャーロットを主演にしないと復習するという文章をオペラ座の経営者に送っていた怪人は、シャーロットにセリフがない役しか与えなかった経営者のみせしめとして、舞台装置係を上映中に殺し舞台に宙吊りにする。
次はラウルの身が危ないと案じるシャーロットとラウルはお互いの愛を誓い合う。
二人の仲に嫉妬した怪人は、シャーロットを舞台の主演としておびきよせ彼女を自分が住む地下に連れ去る。
シャーロットを助けようと追いかけてきたラウルの首に縄をかけ、「彼を生かしたかったら地下で一生自分と結婚生活を送る」ようにせまる怪人。
ラウルの命を助けたいため怪人にキスしたシャーロットに怪人は敗北を知り、二人を逃がす。
時は経ちオペラ座の取り壊しのために、劇場内の品物のオークションが開かれていた。
かつて怪人が持っていたオルゴールを競り落としたラウルは、今は亡き妻シャーロットの墓にオルゴールを置く。
その脇には、かつて怪人がシャーロットに贈った指輪とともに赤いバラが添えられていた。

感想
ほとんどセリフがなくて、歌だけで物語を語るという変わった形式のミュージカル映画。
「エターナル・サンシャイン」と同時上映じゃなかったら絶対見なかったと思う。
なんだかんだ言ってもラウルとシャーロットは結ばれて結婚して子供までいたのね。
もっとすごい悲劇なんだと思っていたからガッカリ。
それなのに、私の目黒シネマ史上最高の観客の入り。
平日の昼間だっていうのにどうもものすごい列ができていたみたいで、「エターナル・サンシャイン」終了とともに整理する係員とともに大量のお客がなだれこんできてあっという間に満席に。
それだけじゃ足りなくて、補助席も満席。さらに真ん中通路に追加補助席まで出る始末。
聞けば『オペラ座の怪人』の熱狂的なファンがたくさんいて2時と夕方の回は連日満席とのこと。
なにがいいんだ?この映画?主人公もぜんぜん魅力的じゃないし、あのジャーン、ジャジャジャジャジャーンみたいな音楽が耳につくだけの映画じゃーん。ほかの曲はぜんぜん覚えてないわ。

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エターナル・サンシャイン

eternal
★★☆☆☆
原題: Eternal Sunshine of Spotless Mind(汚れ無き心の永遠の陽光)
公式ホームページ:http://www.eternalsunshine.com/
日付:2005年8月26日
映画館:目黒シネマ

監督: ミシェル・ゴンドリー
主演: ジム・キャリー 、ケイト・ウィンスレット 、キルステン・ダンスト 、マーク・ラファロ 、イライジャ・ウッド

製作国: アメリカ(2004年)

ストーリー
ある朝目を覚ましいつものように会社に行くため駅のプラットフォームに立ったジョエルは、急に向こうのホームにいる電車で冬のビーチに行く。
そこには髪の毛を青に染めた奇抜な格好をした女性クレメンタインがいた。
恋人と別れたばかりのジョエルは彼女をかかわりあわないようにするが、喫茶店や電車の中でも一緒になった二人は降りる駅が一緒だったことで息統合する。

付き合いだしてお互いのわがままに我慢できなくなって発作的に別れた二人だったが、数日後クレメンタインが仕事場の本屋にジョエルが行くと、彼女は彼のことなどまったく記憶にない様子で新しい若い恋人とイチャイチャしていた。
彼女のことをあきらめきれないジョエルは、クレメンタインがラクーナ社に依頼してジョエルの記憶を消したことを知る。
仕返しの気持ちで自分の記憶からクレメンタインを消そうとラクーナ社に依頼したジョエルだが、記憶を消去中に心変わりをする。
記憶消去と必死に戦う彼はいかに彼女を愛しているか気づくのだった。ほとんどの記憶が消されて最後に彼女と最初に出会った友人のバーベキューパーティに行き着く。
「この記憶ももうすぐ消されるわよ。どうするの?」とたずねるクレメンタインに「それまで楽しむさ」と答えるジョエル。
記憶が全部消された後、目が覚めたジョエルは会社をサボって冬のビーチに行きクレメンタインと出会う。
彼女と会って3日目の朝、彼らに送られてきた記憶消去前のラクーナ社でのインタビューのテープを聴き、彼らはいかに自分たちがお互いを必要としているか気づく。

感想
本当の恋人時代のエピソードがいっぱいあってから記憶消去が始まるのかと思っていたが、実際は記憶を消去する途中で過去の思い出が出てきて、それを消されるためにジョエルが必死で格闘するという物語だった。
いろんな記憶操作系の映画を観たが、ちょっとこれはつまんなかったな。
『オープン・ユア・アイズ(またはバニラ・スカイ)』とちょっと似ているけど、こっちのほうが質が低いっていうか、、、、。
一番イマイチなのが、ジム・キャリーがにこりともしないところ。
彼はやっぱり笑っている顔が似合うけど、本当はこうゆう人なのかな?
唯一心がズキンとしたのが、今はラクーナ社の記憶消去技術者の彼女になっている秘書が、実はラクーナ社の社長の元愛人だったってところ。
彼女も社長との思い出を消していたことを知って傷つくんだけど、つまり言いたいことはいくら記憶を消しても人は常に同じ人と恋に落ちるってことか、、、。

関係ないけどエンディング・クレジットで日本人の名前を探すのが最近の私のクセになっているが、この映画でも見つけました。
ワタナベさんっていう女の人。ケイト・ウィンスレットのヘアデザイン担当だったらしい。この役は今まで見た映画の日本人スタッフの中でも一番重要な役だと思う。

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ヒトラー ~最後の12日間~

untergang
★★★★☆
原題: Der Untergang(破滅)
公式ホームページ:http://www.hitler-movie.jp/
日付:2005年8月24日
映画館:チネチッタ川崎
劇場:チネ7

監督: オリヴァー・ヒルシュビーゲル
主演: ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ、コリンナ・ハルフォーフ

製作国: ドイツ/イタリア(2004年)

ストーリー
1942年のある真夜中、若い女性たち数人がドイツ総統ヒトラーの秘書の採用試験を受けに来た。
中にはミュンヘン出身のトラウドゥル・ユンゲがいた。彼女は家族や回りの反対を押し切って好奇心で秘書に応募してきたのだ。
バイエルン州出身の彼女が気に入ったヒトラーは、彼女が緊張のあまりタイプ試験でうまくできなかったにもかかわらず採用した。
時が経ち1945年4月。
ドイツ軍の総統本部はベルリンの地下本部にいざるをえないような戦況下に置かれていた。
ロシア軍がベルリンに侵攻し、首都陥落寸前だったのだ。
親衛隊の中には無条件降伏しかないと思っていてもヒトラーに事実を告げるものはいなかった。
ヒトラーはたとえ自分が死んでも降伏だけはしないと言い張る。
そうは言いつつ敗戦が見えている彼は、トラドゥルや秘書達に早く逃げるように伝える。
首都防衛の部隊にもはや戦闘能力がないにもかかわらず、ヒトラーはその中の将軍がいつかやってきてベルリンを守って戦況を巻き返すと信じている。
しかしいよいよベルリンの陥落が20時間以内にせまったとき、ヒトラーは妻にしたばかりのエヴァ・ブラウンとともに自から命を絶つ。
親衛隊の中でも忠誠心が強い者や、ロシア軍に捕まっても死刑となる者たちは地下本部で自殺を図る。
数十人の親衛隊たちとともに地下本部から逃れたトラドゥルともう一人の秘書は、ロシア軍を目の前に武器を捨て捕虜となる男達から離れ無事ベルリンを逃れる。

感想
ここだから言うが、実は私はヒトラーの理念が嫌いではない。
彼のやったことは確かに犯罪で多くの人を苦しめたが、資本主義社会の現代を見て見ると、それを無条件に強制執行するか、競争社会の中自然排他されていくかという差があるだけで、結局弱いものや無能なものは排他されていく。

まあ持論はさておき、今のドイツがこんな映画を作ったなんてびっくり。
ドイツ人は陸続きのヨーロッパの中で嫌われ続けて戦後を生き抜いてきたので、島国でのほほんとしてきた日本人とは風当たりの受け止め方が違うのだ。
日本だって第二次世界大戦前の罪のせいで回りの国から相当恨まれているが、実際日本までやって来て「アンタなんか大嫌い!」と直接言われた経験がないから自分達が犯した罪を忘れているかまったく自覚していない。
でもドイツ人はEUの人々が自由に行きかう中で、「あの人は所詮ドイツ人だから」と他国の人に言われて育ってきている。
だから自分(と言っても個人じゃなくて、ドイツ国民として)がいかに回りの国から嫌われているかよーく知っている。
それなのに、その嫌悪感をぶり返すかのような映画を作っちゃうなんて、、、、。
つまりユダヤ人や共産主義者を処罰した残酷なシーンばかりの映画じゃなくて、ヒトラーのやさしい面も出している映画を作るなんてってこと。
総統としてもヒトラーは常に冷酷非情だったが、私生活ではちゃんと人の命を心配するようなやさしい人だったらしい。
愛人のエヴァと結婚する場面で、彼は新婦にアーリア人の証明書を出すように求められる。エヴァはすんなりアーリア人だと認められたのに。
彼がユダヤ人の血を引くっていうのは本当なのかな?

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アイランド

island
★★★★☆
原題: The Island (孤島)
公式ホームページ:http://island.warnerbros.jp/
日付:2005年8月12日
映画館:チネチッタ川崎
劇場:チネ2

監督: マイケル・ベイ
主演: ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン


製作国: アメリカ(2005年)

ストーリー
時は近未来の2017年。リンカーン(ユアン・マクレガー)は、最近毎日同じ恐ろしい夢にうなされて目覚めていた。
クルーザーで海を航海中に、美しい恋人の手を取ろうとすると見知らぬ男性たちに腕をつかまれ海に沈められてしまうというものだ。
彼が目を覚ますといつもの一日が始まった。彼は地球が大気汚染に犯されて生存者が減っている中、生き延びることができたラッキーな人たちだけが住む隔離シェルターのような場所で生活していた。
簡単な作業をこなすだけで、食料や衣服、娯楽施設など何不自由ない楽園のような暮らしを与えられている彼らの夢は、毎日行われる抽選で夢の「アイランド」に行くこと。
従順な人々しかいないシェルターの中で、リンカーンは最近疑問を感じ始めていた。
彼が心を許せるのは、有毒ガスがある作業場にいる男と、ジョーダンという夢の中に出てくる女性だけだった。
ある日有毒作業場で見つけた蛾の後を追ってシェルターの外部に出たリンカーンは、アイランドに行くはずだった男性が臓器を取られそうになるところを目撃する。
その日抽選に当たったジョーダンを救おうとリンカーンはジョーダンとともにシェルターの外に逃げる。
作業場で働く友人を見つけ出し、シェルターの真の目的を聞いたリンカーンとジョーダンは、自分たちが依頼主のクローンで依頼主にとってはただの保険でしかないことを知る。
依頼主を探しにロスアンジェルスに向かうリンカーンとジョーダンを追っ手が迫る。
依頼主であるトーマス・リンカーンの家に行き、自分たちを助けてくれるように嘆願するが、依頼主のトーマスは自分のクローンよりも自分自身が長生きすることが大切なため、追っ手に引き渡そうとする。
追っ手の目の前でトーマスと入れ替わったリンカーンは、シェルター内でリコールのため抹殺されようとしている大勢の仲間たちを助けにシェルターに向かう。

感想
近未来のヒーロー物かと思って見に行ったらまったく内容が違っていた。
どっちかというとヒーロー物というよりは、『トゥルーマン・ショー』に似ている。
永遠の命を手に入れるためにクローンを作るというのはアメリカが望む本当の夢なのではないだろうか。
コピーされた人間の気持ちなど関係なく。
夢物語みたいに描かれているが、ひょっとしたらもうすでにこの話は現実に起こっているのかも?
関係ないけど、スクーターで空を飛びまくるユアン・マクレガー、まるでスターウォーズみたいだったなー。
彼の売りってSFアクション物なのかしら?
それに彼って確かUKの出身なのに、なぜにアメリカ英語なの?と思っていたら一人二役のトーマス君が「僕はスコットランド出身だから」と理由を説明していました。つまりクローンはアメリカで生まれたのでアメリカ訛りなのね(それにしても上手)。

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マシニスト

machinist
★★★☆☆
原題:The Machinist(機械工)
映画館:新橋文化劇場

監督: ブラッド・アンダーソン
主演: クリスチャン・ベイル、ジェニファー・ジェイソン・リー、アイタナ・サンチェス=ギヨン
製作国: スペイン=アメリカ(2003年)

ストーリー
機械工のトレヴァーはある夜絨毯に包んだ遺体を海に捨てに行ったが、そこで見回りの人に呼び止められる。「誰だ?(Who are you?)」
家に帰って明日買うものをポストイットにメモして、冷蔵庫に貼り付けようとすると、そこにはトレヴァーの知らないメモがあった。Who are you?
不眠症のためもう一年も眠っていないトレヴァーは、日に日に痩せていき、もう116ポンドしかなかった。
夜勤明けには、町の喧騒を逃れいつも空港のカフェに行きそこで働くマリアと親しくなった。
彼は一杯のコーヒーにいつも20ドルものチップをはずむのだった。
バツイチのマリアは母の日に息子のニコラスと遊園地に行く約束をしていたが、トレヴァーも一緒に行こうと誘う。
マリアが元夫と電話している間に、ニコラスは幽霊屋敷に入りたいと言い出し、あまりの不気味さにニコラスはてんかんの発作を起こしてします。
勤務先の工場では、彼の知らないアイバンという男が元で、トレヴァーは同僚の腕を切断してしまう事故を起こす。
アイバンが現れてから、トレヴァーの精神状態は悪くなり、ついに封印していた記憶が彼の良心をめざめさせる。
マリアは空港で働くウェイトレスでも、彼の友人でもなく、彼が一年前にひき逃げした子供の母親だったのだ。
ひき逃げを自首したトレヴァーは独房の中で深い眠りにつく。

<感想>
ぜんぜん期待していなかったが、最初から話にどんどん引き込まれて行く。
しかしアイバンが架空の人物であることがわかってから、話の筋が読めてきた。
「シークレット・ウィンドウ」とよく似ている。
最後のクレジット中で、スタッフのほとんどがスペイン人で、登場人物と言語以外は実質スペイン映画だということを知り、ストーリー展開が納得。
それにしてもこのタイトル、なんとかならなかったかなあ。
マシニスト=Machinist だと英語を見るまで気づかず、ホラー用語だとばっかり思っていました。
普通に「機械工」としたほうが「髪結いの亭主」風でよかったんじゃない?

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ダブリン上等!

dublin
★★☆☆☆
原題:Intermission(休憩)
映画館:新橋文化劇場

監督: ジョン・クローリー
主演: コリン・ファレル、キリアン・マーフィ、ケリー・マクドナルド
製作国: アイルランド(2004年)

ストーリー
スーパーで働くジョンは、恋人のデイドラと別れて6週間になる。親友のディビットは、インポで悩んでいて恋人の悩みがあるだけジョンはマシだという。
チンピラのレイフは、カフェのレジの女の子をなぐってお金を奪ったりして、一攫千金を夢見ている。
デイドラがハゲで中年の既婚男と付き合い始め、その男が銀行員だったため、レイフともう一人の友人はジョンを誘って中年男から金を巻き上げることを計画する。

<感想>
アイルランド版「アモーレス・ペロス」っていううたい文句だったけど、????な映画。
出演者達もコリン・ファレル以外は、目を覆いたくなるほどぶっ細工に映っている。
でもジョン役の人は「真珠の首飾りの少女」でスカーレット・ヨハンセンの恋人役をやっていたときはそんなに不細工に見えなかったから、ダサくメイクアップしているのかな?
「ダニー・ザ・ドッグ」のケリー・ゴンドンが出ているから観に行ったのに、彼女が出るのは冒頭の数分と途中で鼻に絆創膏をして一瞬映るだけ。
ともかく理解不能な内容の映画です。

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