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トロイ

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日付:2004年5月31日
映画館:チネチッタ川崎
劇場:CINE11

監督: ヴォルフガング・ペーターゼン
主演:ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ピーター・オトゥール
製作国: アメリカ (2004年)

ストーリー
世界征服をもくろむアガメムノンの王にとって、民から絶大な人気を誇る戦士(Warrior)・アキレスは必要でありながら、頭の痛い存在だった。
アガメムノン王の弟が治める国スパルタでは、トロイ王国との講和のパーティが開かれていた。しかし、トロイ王国の次男の王子パリスはスパルタ国の王メネラオスの妻ヘレンとの間で恋が芽生えていた。
トロイにヘレンを連れて帰ったため、スパルタ国王の怒りと、トロイを征服したいアガメムノン王の利害関係が一致し、大軍隊を連れて海を渡るギリシャ軍隊。
アガメムノン国王を毛嫌いしているアキレスは名声を上げるために、この戦争に参戦し、トロイに一番乗りして戦績を上げる。
その際トロイ国の王子ヘクトルを打とうと思えば打てたにもかかわらず、観客がいないという理由で彼をあえて逃がしたアキレス。
トロイ国の海岸に陣地を張るギリシャ軍のもとに、一人のトロイ軍の捕虜女性が連れて来られる。
彼女はトロイ国王の姪で巫女のプリセウス。アキレスは彼女に一目ぼれしてしまい、初めて愛を知る。
トロイ国との戦争は、アキレスが参戦しないことによりトロイ国優勢に進んでいたが、アキレスの従兄弟パトロクロスをヘクトルが殺してしまったために、アキレスの怒りを目覚めさせる。
アキレスとの一対一の戦いに応じたヘクトルはアキレスに敗れ、死体を馬車にひきずられてギリシャ陣営に連れ去られる。
その夜、アキレスのテントにたった一人でトロイ国王プリアモスがやってくる。息子の亡骸を返してくれと頼むプリアモスに対し、その勇気と高貴さに打たれたアキレスは、ヘクトルの死体とともに恋人プリセウスまでもトロイ国に返してしまう。
ヘクトルの喪が明ける12日後、トロイの木馬に身をひそめたオデッセウス一行がトロイの城壁内を襲い、ギリシャ軍が一斉にトロイに攻めてトロイ市民を皆殺しにする。
そんな中、プリセウスを探し回るアキレス。トロイ王子パリスも従兄弟のプリセウスを救うため探していた。
二人よりも先にプリセウスを見つけたアガメムノン国王は、プリセウスを殺そうとするが、逆にプリセウスに首を刺されてしまう。彼の部下に殺されようとしたところを救うアキレス。
再会を喜ぶ二人を見つけたパリスは、兄の敵を討つべく、アキレスに弓を放つ。

感想
★★★★★

文句なしにイイです。
制作費、出演者、監督などどれをとっても文句のつけようがありません。
2時間55分という長さが全く苦にならないどころか、ずっと引き込まれっぱなし。
ブラピもいいけど、ヘクトル役のエリック・バナがこれまた最高。
いい男が出ているいい映画は、何度観てもあきません。
本当に、本当に、イイ映画です。

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安娜與武林

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日付:2004年5月14日
媒体:VCD

監督:葉偉民(ウィルソン・イップ
主演:イーキン・チェン、ミリアム・リョン
製作国:香港 (2003年)

ストーリー
広告代理店に勤めるケンは、新商品「大大力」という栄養ドリンクの宣伝のためにカンフー大会を開催することを思いつく。
日本の道場を経営する男性にも出場を依頼しに行くが、彼は老眼のため自分の代わりに娘のアンナを出場させることにする。最初は乗り気じゃなかったアンナだが、ケンに突然キスされて彼に恋して出場を承諾する。
一方ケンには香港に恋人が別にいた。
アンナも恋人も傷つけないように、アンナには恋人が、恋人にはアンナが弟の恋人だとウソをつく。
大会のほかにハリウッドでの映画デビューの可能性も約束していたケン。
アンナ他、ケンの弟が一目ぼれした少女もハリウッド・プロデューサーのテストを受けるが、テストとはベッドの上でのテストを意味していた。意味を理解できないアンナは落選、もう一人の少女は合格し、落胆するアンナ。
さらにケンの上司が、ケンがアンナと恋人を両天秤にかけていることをバラしてしまう。
さらに落胆したアンナは、少林寺代表の3人の子供達との試合で、リングに上がったものの床に倒れて不戦敗となってしまう。
勝ち進んでいたのは、アメリカ人のスペンサー。彼は少林寺は時代遅れだと宣言し、少林寺の師匠をショッピング・センターで痛めつけてしまう。
3人の子供達ではスペンサーに勝てないとふんだ師匠は、かつてのライバルの娘であるアンナに少林寺代表としてスペンサーと戦って欲しいと依頼する。
アンナがリングに立つと、ケンが「アンナ、加油(がんばれ?)」と必死で応援するが、その声がかえって邪魔で試合に集中できない。怒ったアンナはケンに口を閉じるよう宣言する。それでも試合はスペンサーが有利。
ケンの恋人が会場にかけつけ、ケンとキスしているところをアンナに見せ付けて、アンナの闘争心をわかせて勝たせようとするが、、、。

感想
★★☆☆☆
いつもアクションばりばりのイーキン・チェンがまったくアクションをしない珍しい映画。
はっきり言ってイーキンがずーっとネクタイ姿で登場するのは??????
更に日本人と言えばお決まりの倉田さんも登場。なぜか彼だけずーっと日本語をしゃべっている。彼が日本語で、娘のミリアムは広東語で会話を続けるという不思議な場面も。
イーキン・チェンはほんのちょっとだけ日本語のセリフがあるが、彼って本当に日本通なのかと疑いたくなるような発音(でも、『東京攻略』のトニーよりマシかな?)
コケおろしたけど、香港アクション映画としては、まあまあ面白いかも。

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桃色画報

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公式サイト:http://www.albatros-film.com/movie/momoiro/
日付:2004年5月26日
映画館:シネパトス銀座

監督: ティント・ブラス
主演:マルスカ・アルベルタッツィ、ヴィルジニア・バレット、サラ・コズミ、シルヴィア・ロッシ、ラファエッラ・ポンツォ、フェデリーカ・トンマーズィ
製作国: イタリア (2003年)

ストーリー
第1話
カサブランカのホテルにバカンスでやってきた夫婦。モロッコ人のホテル従業員との関係を欲する妻と夫の物語。
第2話
テレビ局の重役夫人と、部下の男性が一緒にテニスコートでテニスをしている。重役夫人はTバックで部下の男性を挑発する。一方その夫はテニスをすっぽかして、自分のオフィスで部下の男性の妻をカメラ・テストと称して関係を持つ。その甲斐あって、部下はゴールデン・タイムのディレクタになり、その妻はテレビのショーの役をつかむ。
第3話
アルプスが見えるホテルの一室に、サドマゾの夫婦がやってくる。メイドに目をつけた妻はブーツを脱がせるようにメイドに頼み、それだけで300ユーロものチップを渡す。いろんな要求を聞いているうちにどんどんチップの額が跳ね上がる。いつか恋人と一緒に二人でホテルを持つのが夢のメイドは、一生懸命チップを稼ぐ。最後までやらせちゃダメだという恋人の忠告を無視して、、、。
第4話
ビーチでトップレス+Tバックの妻に男たちの視線が集まるのが気に食わない夫。妻に過去の浮気話を白状するように要求する。次々と浮気話を暴露する彼女。でもそれを聞いて興奮する夫を喜ばせるために浮気しているのだと妻は言う。
第5話
フランス語圏のホテルの一室で、恋人に卑猥なポーズを取らせて撮影する男。彼はアナル・セックスがしたいのに、彼女はどうしてもイヤだと言ってやらせてくれない。写真を現像に出した際に、その写真が気に入ったイギリス人夫婦から誘われ、スワッピングに及ぶが、彼女はイギリス人男性にはアナルを許した。それを知った恋人はひどく立腹する。
第6話
新婚旅行でロンドンにやってきた、カップル。カーテンを開けたままセックスをしたがる妻とカーテンを閉めたがる夫。
妻は窓の向こうで誰かが覗いていることを知っていて、二人の男性を同時に喜ばせることに満足していた。

感想
★☆☆☆☆(採点不能)

もうちょっと芸術性がある映画かと期待して見に行ったが、タダのエロ映画。
しかも始まりはほとんど女性のお尻から映像がスタートする。
かつこの女性達の肌の汚いこと、汚いこと。白人女性って本当に肌が汚い。
確かにオッパイも大きくて、スタイルもいいけど、お尻の下にキャピトンが隠れているのが見えてしまって、女性的にはこの映画、ダメだー。
シネパトスで上映しているから、エロ映画だとは思わなかったのに、入り口で「白いシートがかけてある席は女性専用席です」って言われるから「エッ???」と思ったが、案の定お客は仕事サボり中のオヤジばかり。
女性は私を入れても5人しかいなかったんじゃないかなあ?
映倫の修正箇所が217箇所にも及んで、修正最高記録を作ったらしいが、修正したわりには男性も女性も性器がたまにモロに見えて、「一体どういう基準で修正したんだ?」と思ってしまった。
フェラチオ・シーンが多数あるが、日本のエロ・ビデオのモザイクやボカシよりも鮮明に見えるので、今まで1度も無修正エロ映画を見たことが無いっていう女性にはお勧め。

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クリムゾン・リバー2(試写会)

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公式サイト:http://www.cr2.jp/
日付:2004年5月25日
映画館:TOHOシネマズ川崎

監督:オリヴィエ・アダン
主演:ジャン・レノ、ブノワ・マジメル、クリストファー・リー、カミーユ・ナッタ
製作国:フランス (2003年)

ストーリー
フランスのロレーヌ地方のある修道院で、13番という不吉な番号の部屋で壁に埋め込まれた死体が見つかる。
ニーマンス刑事(ジャン・レノ)が修道院を捜査するが、司祭達は誰も口をきいてくれない。
一方、別の事件を捜査する途中で、道路上で車にぶつかってきたイエスそっくりの男を保護したレダ刑事(ブノワ・マジメル)。
ニーマンスとレダは別々の事件を追ううちに、偶然出会いともに捜査を始める。
次々と起こる殺人事件はすべてヨハネの黙示録と全く同じ職業の人物に起こる。
12人中、病院に保護したイエスそっくりの人物以外の11人はすべて殺されてしまう。
昔閉ざした財宝の鍵に行き着いたニーマンスとレダは、あの修道院の鐘が鳴らないことから、事件の真意の場所をつきとめ、その場に乗り込むが。。。。

感想
★☆☆☆☆(0.5です)

はっきり言って映画的にはつまんない。
試写会じゃなかったら「金返せー」とどなりたくなるくらいの、サスペンス・ドラマ並みにしか費用がかかってないんじゃないの?
今まで見た映画の中じゃ、記録的なくらいひどい映画だけど、ジャン・レノ初体験で彼の魅力だけはよーく理解できたから、0.5点!

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欲望の翼 by 「中国映画の全貌2004」

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公式サイト:http://www.bekkoame.ne.jp/~darts/pagej022.html
日付:2004年5月24日
映画館:三百人劇場

監督:ウォン・カーウァイ
主演:レスリー・チャン、マギー・チェン、カリーナ・ラウ、ジャッキー・チュン、アンディ・ラウ、トニー・レオン
製作国:香港 (1990年)

ストーリー
脚の無い鳥がいた。鳥は脚が無いので飛び続け、死ぬときに地面に降りてくるのだと言う。
ヨディ(レスリー)は、サッカー場で働くスー・リーチェン(マギー)に向かって、1分間腕時計を見つめるように言う。その1分間はスー・リーチェンにとって忘れられない瞬間になった。
結婚を迫るスー・リーチェンをあっさりと捨ててしまったヨディは、母親の新しい恋人に暴力をふるいその帰り際に踊り子のミミ(カリーナ)を部屋に誘う。
ミミと二人でいるときに幼馴染のサブが窓から部屋に入ってくる。その場でサブはミミに一目ぼれしてしまう。
一方別れてもまだヨディのことを忘れきれないスー・リーチェンは、ヨディの部屋に自分の荷物を取りにくる。
雨の中を取り次ぎしてくれた警官タイドは、哀れなスー・リーチェンに同情し、彼女にほのかな恋心を抱く。
ヨディは養母から、実母の居所を聞きだし、実母に会いにフィリピンに向かう。旅立つ前に友人のサブに愛車を譲り渡す。
ヨディがどこに行ったかわからず思い悩むミミに、車を売ったお金を渡し、フィリピンに行ってヨディを探すように言うサブ。「フィリピンに行ってヨディに会ったら愛車を売ったことを謝って欲しい。会えなかったら、僕のところに戻ってきて」
母親の死をきっかけに警官を辞めて、小さいころからの夢だった船乗りになったタイドは、フィリピンの路上で酔いつぶれて倒れているヨディを見つける。
文無しになったヨディを自分のホテルに泊めて、翌朝駅までヨディを送って行くとタイドはヨディのいざこざに巻き込まれ、二人で列車に逃げ込む。
タイドが他の客と話している間に、ヨディは追っ手に打たれて瀕死状態になってしまう。
ヨディに向かって、スー・リーチェンから聞いた日の1分間の話をして、そのときヨディは何をしたかとたずねると、ヨディもその1分間を覚えていた。
脚の無い鳥の話を死ぬまで信じ続けるヨディ。最後に、脚の無い鳥は、地面に降りたときには既に死んでいたことに気づく。
ミミがフィリピンのホテルに到着する。

感想
★★★☆☆

香港映画を劇場で観るのは、意外にもこれが初めて。
ウォン・カーウァイの映画はどれもよくわからないが、これは比較的内容がわかりやすかった。
レスリー初め、今でも大人気の大スターが次々と登場して、話は別にしても楽しめる。
中でもやっぱりレスリーの美しさは目を引いた。
美人薄命じゃないが、やっぱり美男子も薄命なのだろう。
最後に、船の一室を思われる場面で、これから出かけようとするトニー・レオンが身だしなみを整える場面で終わる。
勝手にこの場面は、新しく船に乗り込むアンディと交代する船員なのだと理解したが、実際のところどうなんだろう?

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純愛中毒

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公式サイト:http://www.seochon.net/junai/
日付:2004年5月20日
映画館:チネチッタ川崎
劇場:CINE12

監督:パク・ヨンフン
主演:イ・ビョンホン、イ・ミョン、イ・オル 、パク・ソニョン
製作国:韓国 (2002年)

ストーリー
レーサーのテジンは、仲むつまじい兄夫婦と3人でソウルの郊外に暮らしている。
兄ホジンは家具のデザイナー兼製作者。兄嫁ウンスはショーのプランナーとして働くキャリア・ウーマン。
ウンスのために晩御飯を用意したり、傘を持って駅まで迎えに行ったり、やさしいホジンとウンスは熱々の夫婦だった。
一方兄ホジンは弟の職業が危ないため、辞めて家具の製作を手伝うように説得していた。
テジンのレースの日、応援に行くつもりだったホジンは家具作りに夢中になっていて、時間を忘れてしまい気づいたときにはレースの開始に間に合わなくなっていた。
タクシーに急ぐように頼んで会場に向かうが、兄の姿を待つテジンは兄の姿を見ないままレースを開始し、エンジン・トラブルのせいで遅れてしまった。
急ごうと赤になった信号に突っ込むタクシーと、挽回しようと前でトラブルがあったことに気づかずにカーブに差し掛かったテジン。ホジンのタクシーとテジンの車が同時刻に事故を起こしてしまう。
病院で先に目覚めたテジンは、しばらく放心状態のままウンスが守っていてくれた家に戻る。
そのうちテジンがまるでホジンのように振舞うようになる。家具を作るテジンの姿を見てホジンの姿がよみがえって見えるウンスはためらう。
テジンは自分のことをホジンだと名乗るようになり、自分のために苦しむウンスを見て一旦はテジンとして生きていこうと、ガールフレンドの牧場に身を寄せる。
が、やはりウンスへの思いを断ち切れずに、自分の家に帰ってしまう。
ウンスとの出会いや数々のエピソードを話すうちに、ウンスはようやくテジンの体にホジンがのり移ってこの世に戻って来たのだと気づき、ホジン(体はテジン)とウンスは愛し合うようになる。
ウンスはそのうち妊娠し、意識不明のまま1年以上が経つホジンの生命線を絶つように医者から宣告され、同意する。
テジンはホジンとして再び家具デザイナーとして脚光を浴び、展覧会を開くことになる。
展覧会の最中に気分が悪くなったウンスは、テジンのガールフレンドからの小包を開けて、テジンの真実を知る。
テジンはホジンがウンスと付き合う以前から、ずーっとウンスのことが好きだったのだ。
苦悩するウンスだったが、その後展覧会の会場に戻りテジンといつもどおり会話を始める。

感想
★☆☆☆☆

はっきり言って冗長的でつまらない映画。
テーマもそんなに新しいとは言えないし、ホジンとウンスが何故そんなにラブラブなのかとか、事故に会う前にテジンがウンスのことを片思いしていることなど、もっとあからさまにエピソードを作るとよかったと思う。
なんといってもクドかったのは、テジンの体にのり移ったホジンとウンスのベッドシーン。
なんでこんなに長々と同じようなカットを写すのか。早くイってくれーと思ってしまった。

ただテジンがテジンとしてウンスを愛し続けるのではなく、テジンを一切捨ててホジンとして生きて行くと決心するというエピソードはちょっとジーンと来た。
そのうちウンスもテジン自身を好きになって、生きて行くことになったらいいのになあ。

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真珠の耳飾の少女

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公式サイト:http://www.gaga.ne.jp/pearl/top.html
日付:2004年5月19日
映画館:シネ・リーブル池袋
劇場:1

監督:ピーター・ウェーバー
主演:コリン・ファース、スカーレット・ヨハンソン
製作国:イギリス (2002年)

ストーリー
舞台は17世紀のアムステルダム。
父がタイルの絵描きであるグリートは、画家フェルメールの家の使用人として働きに出た。
寝床がネズミがいるような地下室だったり、フェルメールの子供たちにイジワルされたりするが、しっかり者で美しいところから、次第に周囲から一目置かれるようになる。
フェルメールのアトリエには妻すらも近づかなかったが、グリートはそこの掃除をまかされる。
窓ガラスを拭いてアトリエの光を変えたことから、その才能はフェルメールも義母も認めることとなる。
屋根裏部屋で、フェルメールとともに絵の具の色を作ることもまかされるようになった。
やがて、フェルメールのパトロンが彼女の絵を注文したため、二人は毎日アトリエにとじこもることとなる。
モデルのグリートに、妻の真珠をつけさせたことに嫉妬した妻は、グリートを家から追い出してしまう。
やがて、使用人仲間の一人がグリートの元を訪れ、フェルメールからのことづけを置いていく。
包みの中には、彼女が絵で身につけた真珠が入っていた。

感想
★★☆☆☆

『ロスト・イン・トランスレーション』を見て、スカーレット・ヨハンソンの魅力を知ったので、同時に上映されているこの映画も見に行くことにした。
映画はやっぱり淡々とした感じ。
物語の説明には二人は惹かれあっているということになっているが、その間もフェルメールは妻との間に子供をもうけるし、グリートも恋人の肉屋のペーターと肉体関係も持っているし。
その肉体関係を持った後、ペーターはグリートにプロポースするが、結局追い出された後、彼と一緒に住んでいるってことかなあ?

映画自体は楽しいとか、そういう感動はないけど、17世紀のヨーロッパの生活がよくわかるので、そこがいい。
洗濯するとき、なべにソーダやはちみつみたいな石鹸を入れて、そこに汚れ物を直接ぶち込むのだ。
これで、今のドイツの洗濯機で90度という設定があるのも理解できた。だってかつては、沸騰したなべに入れていたんだから90度なんて全然OKじゃん。

コスチュームも結構素敵なので、注目ですね。

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中華英雄

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日付:2004年5月17日
媒体:VCD

監督:アンドリュー・ラウ
主演:イーキン・チェン、ニコラス・ツェー、スー・チー
製作国:香港 (2002年)

ストーリー
20世紀初頭の中国、英雄(主人公イーキン・チェンの名前)は武術で表彰を受け、喜んで家に帰ると両親は殺されていた。理由は家宝の赤い剣を狙った一味のしわざだった。
仇を討つため、アメリカ人の主犯を殺した英雄は、殺人罪で追われる身に。
アメリカに旅立つ前に恋人のジェイドと一夜をともにし、ジェイドは英雄の子を身ごもる。
アメリカの金鉱での生活は過酷なものだった。
暴動が起きそうになる中、暴動を起こそうとした人をかばった英雄は見せしめのために、首以外を地中に埋められる刑に処される。
だれかが英雄を逃してくれるが、英雄は姿を消したまま。一方ジェイドと親友のシェーンが英雄を探しにはるばるアメリカにやってくる。
英雄とめでたく再会したジェイドは双子を出産するが、英雄を狙う日本の一味が中華楼に火を放ち、出産で大量出血したジェイドは死んでしまい、双子のうちの一人も日本の一味の一人に連れ去られてしまう。
16年後、大きくなった英雄の息子・剣と剣を育てたシェーンが再びアメリカに英雄を探しにやってくるが、、、。

感想
★★☆☆☆

原作は劇画らしく、最初の出だしは漫画のイラストで始まる。
原作は相当長いのだろうが、映画はかいつまんであるため物語が尻切れトンボになっている。
特に、スー・チー演じる日本女性が何故英雄をそこまで好きなのか、以前に英雄とどんな関係だったのかよくわからない。
全体的には、わかりやすい物語。

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天下無雙

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日付:2004年5月14日
媒体:VCD

監督:劉鎮偉(ジェフ・ラウ)、製作:王家衛(ウォン・カーウェイ)
主演:王菲(フェイ・ウォン) | 梁朝偉(トニー・レオン) | 趙薇(ヴィッキー・チャオ)
製作国:香港 (2002年)

ストーリー
時は明朝初期、城内に住む王子である兄とその妹の王女(フェイ・ウォン)は城からの脱走を企てるが、兄は見つかってしまい、妹だけが脱走に成功する。
ある町で酒家を営むフェニックス(ヴィッキー・チャオ)の元に、悪で有名な兄・一龍が帰ってくる。
一龍はフェニックスが結婚できないことを悩んでいる。その一龍はかつての恋人との失恋から立ち直れずに恋愛とは縁遠くなっている。
そこの男装した王女が現れ、一龍は王女が女とも知らずにフェニックスの婿にしようと企てる。
一方王女のほうは一龍に恋してしまった。
王女は宮廷からの追っ手が迫ったため、その場を逃げ出す。
一方宮廷からは母である皇太后をだまして、妹を探しにきた王子がフェニックスの店にやってきて、フェニックスに一目ぼれ。フェニックスも彼が気に入り相思相愛の仲になる。
一龍は妹のために一龍を探しに出かけて、王女が実は女だということを知る。
王女と一龍が店に戻ると、そこにはすでに追っ手や母である皇太后までが待ち構えていて城に連れ戻されてしまう。
王子とフェニックスの結婚は許されたが、一龍はそのあまりの素行の悪さから皇太后が王女との結婚を許さない。
王が残した指輪が、手から滑り落ちなければ、一龍は王女の運命の人だという証となるという言い伝えとおりに、一龍は指輪をはめるが、、、、。

感想
★☆☆☆☆
コメディーなんだろうけど、あんまり楽しくない。
だいたい筋が見え見えだし、ストーリーもつまらない。
せっかく、トニー・レオンとフェイ・ウォンのゴールデンコンビが組んだんだから、もうちょっと味のある内容の濃い話の展開にして欲しかった。
旧正月映画ということで、娯楽性が高いのかもしれないが、これじゃあ日本で公開されなくてもしょうがないかもね。

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ロスト・イン・トランスレーション

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公式サイト:http://www.lit-movie.com/
アメリカのサイト(数倍おもしろい)http://www.lost-in-translation.com/home.html
日付:2004年5月13日
映画館:チネチッタ
劇場:CINE5

監督:ソフィア・コッポラ
主演:ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン
製作国:アメリカ (2003年)

ストーリー
サントリーのCM撮影のために日本にやってきたボブ。
町の看板の文字から、撮影中のスタッフの言葉まで、何一つわからず困惑して疲れ果ててしまう。
同じホテルに滞在しているシャーロットは、フォトグラファーの主人が仕事で日本にやってくるのに、一緒について来たのだが、ダンナが仕事中は一人ぼっちで異国の地で寂しさを感じている。
寂しさを紛らわすために、毎晩バーに通うボブ。そこでシャーロットと出会う。
異国の地で、とまどっている二人は、実生活でも結婚生活にギクシャクしたものを感じていて、共通の悩みを持つ二人はお互いに惹かれていく。
でも互いにパートナーがいるため、一緒のベッドで眠ってしまっても何もしない二人。
とうとうボブが帰国する日になった。
スタッフに囲まれて、別れの挨拶をしているボブのところに、シャーロットがやって来るが、やっぱり何もできないで別れてしまう二人だが、、、。

感想
★★★☆☆

淡々とした映画のようで、心に響く映画。
多分、好き嫌いや、感情移入できる、できないは個人の生活や経験によって全く違ってくると思う。
一人で外国に旅行したり、出張したことのある人なら、誰しもシャーロットやボブのような気持ちになったのではないだろうか。
彼らは言葉(translation)に迷子(lost)になっているのではなく、実は自分たちの生活や人生そのものに迷子になっている。
異国の地に来たから寂しいのではなく、もともと寂しいのに気づいただけ。

映画の途中で、段々まるで自分が映画の中にいるかのような気分になってきた。
特にカラオケ屋で、ボブ扮するビル・マーレイが、Roxy Music の曲を歌いだした頃はまるで一緒にカラオケ・ボックスにいるかの気分。
さらに続けてシャーロットが、The Pretenders の "Brass In Pocket"を歌っているときは、自分が歌っている気分。

ベッドの上で、人生や結婚生活の先輩であるボブに結婚について聞く場面でも、まるで自分がそこにいて、ボブと話しているかのような錯覚にとらわれるほどだった。

映画が面白いかどうかは別にして、感情移入度では今年No.1。
『マシューのベスト・ヒットTV』がテレビのまんまの形で出てくるセンスの良さは、ソフィアの感性なのか。

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痩身男女

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日付:2004年5月10日
媒体:VCD

監督:ジョニー・トー、ワイ・カーファイ
主演:アンディ・ラウ、サミー・チェン
製作国:香港 (2002年)

ストーリー
舞台は日本。人気ピアニスト黒川の元恋人であるミニ(サミー・チェンは、その変わり果てた姿のため演奏会で黒川に会っても黒川からミニだと認識されないほど太ってしまっていた。
10年前に黒川と付き合っていたが、黒川が奨学金を手にして外国に旅立ってしまった寂しさから、どんどん食べるようになり太ってしまったのだ。
日本で、黒川の演奏会の追っかけをやっているうちにスッカラカンになり、宿の女将から男を紹介してもらい、宿の女将はミニを気に入った男から宿代をせしめようとする。
数人の男が逃げたが、包丁売りのデブッチョ(アンディ・ラウ、名前は無い)は、まんまと女将の手にのせられて、ミニの宿代を払わされるばかりか、ミニにまとわりつかれてしまう。
そんなとき、黒川がラジオで今でもミニのことを愛していて、約束の9月30日に、タワーの下で会いたいと告白する。
ミニの事情を知ったデブッチョは、横浜の中華街の自宅にミニを住まわせ、ありとあらゆるダイエットを決行!
そうこうするうちに二人の気持ちはお互いにかたむいて行くのだが、、、、。

感想
★★★☆☆

はっきり言って、面白いです。
香港VCDはあれこれ見たけど、その中でもピカイチ楽しい。
VCDは英語と中国語の字幕しか無いので、普通のVCDだと読むのに必死で内容まで見る余裕が無いが、これは日本語がかなりの確立で出てくるので、そういう苦労がいりません。
かつ、本当は美男美女であるアンディとサミーが特殊メイクでデブデブになっていて、この姿が本人達とは違って、ユニークでキュート。
なぜかデブデブのアンディはチャーリー・シーンにそっくり(ということはチャーリーがデブってこと?)。

お勧めの一本です。
(上の写真はDVD。日本ではビデオ化もされていないから、専門ショップ等で買うしかないですが)

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パッション

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★☆☆☆☆
公式サイト:http://www.herald.co.jp/official/passion/
日付:2004年5月11日
映画館:チネチッタ
劇場:CINE8

監督:メル・ギブソン
主演:ジム・カヴィーゼル、モニカ・ベルッチ、マヤ・モルゲンステルン
製作国:アメリカ=イタリア (2004年)

ストーリー
キリストが死ぬ12時間前からの事実。

感想
★☆☆☆☆

キリストが死ぬ前の12時間を描いた映画らしいが、仏教中心の国に住む私には、この映画の意図するところが全く理解できなかった。
なぜ、何のために、キリスト教徒なら誰でも知っているキリストの最後を、あんなに残酷に克明に表現したかったのだろう?
メル・ギブソンが27億円もの私財を投入するからには、何らかの意味があるんだろうが。

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