コネクテッド

Connected
95点
原題: 保持通話 (通話維持)
公式サイト: http://www.connected-movie.jp/
試写会場: ブロードメディア・スタジオ試写室(by nifty様、いつもありがとうございます)
監督: ベニー・チャン
出演: ルイス・クー、バービィー・スー、ニック・チョン、リウ・イエ 
製作国: 香港(2008年)

〈ストーリー〉
ロボット技師のグレース(バービィー・スー)は、夫を亡くして小学生の娘と2人暮らし。
ある日娘を小学校に送り届けた後、ま横から車をぶつけられ、拉致され小さな小屋に閉じ込められた。
小屋に取りつけてあった電話機を見つるが、犯人に壊され外部との連絡は一切不可能かと思ったが、受話器の部品自体は壊れていないのに気づく。
配線をあちこち直し、線を合わせてトーンの長さを変え適当な場所に電話するグレース。
初めてつながった相手は、貸金業者の気弱い経理係りのアボン(ルイス・クー)だった。
これから子供と旅行の約束で、空港に向かわなくてはいけないアボンに、自分の状況を伝え助けを求めるが、アボンは、そばを通りかかったフェイ刑事(ニック・チョン)に、グレースの電話を渡すが、フェイ刑事はイタズラ電話として取り合わない。
電話を切ってしまったら、もう二度とつながらないかもしれないため、アボンにすべての望みをたくすグレースだったが。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
これは『インファナル・アフェア』以来の香港傑作映画と言っても過言じゃない。
いつも無駄なシーンが多いが、アボンが急ぐあまり反対車線を走って事故を起こすシーンなど、香港っぽいシーンが多々あるが、どれも事件の緊迫感を高めるためで、本当によく出来ていた。
主役のバービィもルイスも美男美女で、観ててずっと飽きないし、リメイクの元の映画も観て比べたくなった。
最初のシーンの電話で、バービィは北京語を話しているのに、相手は広東語話してて、これは日本版だけで、香港版は、バービィのセリフは広東語に吹き替えになっているのかと思った。
でもフェイ刑事が「グレースは北京語を話していた」というセリフを言うシーンで、香港でもこのまま上映されていることを知った。
かつての香港映画だと、北京語圏の人のセリフは広東語に吹き替えになっていたのに、今は香港も中国になっちゃったから、北京語と広東語で会話しても不思議じゃないことを知って、さびしいような、、、、。
リウ・イエが出ていることを知らなくて、サングラスで登場したにもかかわらず、すぐ彼だとわかって、つまり彼って顔のパーツに相当特徴があるってことなのね。特に唇がリウ・イエっぽーい。『PROMISE』では気の弱い悪役をやていたけど、徹底的に悪い男の今作の役もとってもグッド。本当に演技が上手い役者さんだわ~。
公開館が少ないのが残念。もっといっぱいシネコンとかでも上映して欲しい!

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サンシャイン・クリーニング

Sunshine
71点
原題: Sunshine Cleaning(太陽の輝きクリーニング社)
公式サイト: http://www.sunshine-cleaning.jp/index.html
試写会場: ヤクルトホール(by OZ mall様、いつもありがとうございます)
監督: クリスティン・ジェフズ
出演: エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、スティーヴ・ザーン、アラン・アーキン 
製作国: アメリカ(2008年)

〈ストーリー〉
シングルマザーのローズ(エイミー・アダムス)は、クリーニングのアルバイトをしながら、夜は不動産試験の講座に通うと妹にウソをついて、高校時代からの恋人で警官のマック(スティーブ・ザーン)と不倫していた。
ローズの妹のノラ(エミリー・ブラント)は、いまだに父親(アラン・アーキン)と同居していて、アルバイトをしてもすぐにキレでクビになってしまう。
ローズの息子オスカー(ジェーソン・スペヴァック)は、学校での行動に問題があり、呼び出しをくらったローズは、先生からオスカーを医者に診せるよう言われ、オスカーを学校に行かせないことにした。
オスカーを私立学校に入れようと、マックのコネで事件現場の掃除を始めたローズとノラは、サンシャイン・クリーニング社を起ちあげて、他社より安い価格でクリーニングを受けるが、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
「リトル・ミス・サンシャイン」の監督で、それと似ているとのことだったが、それと同じくらい私の心にも響かなかった。
元チアリーダーで高校でモテモテだったというローズがあまりにも見栄っ張りなところに共感できなかったからだ。
どちらかというと、何をやってもダメで、それが幼い頃、母親を失ったトラウマから来ているというノラのほうが共感できた。
品行も悪く、姉の言いつけをきけず、ダメダメなノラだが、実際は心やさしい女の子。なのに誰からも理解されないで、どんどん悪い方向に走っちゃうノラのほうが愛おしい。
また何げに娘や孫思いのお父さんも可愛い。
さらにクリーニング道具を売っている店番の男性ウィンストンとローズの間に恋が芽生えるのかも気になるところ。
兄弟間でわだかまりがある人にお勧め。

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MW -ムウ-

Mw1
77点
公式サイト: http://mw.gyao.jp/
映画館: TOHOシネマズ川崎(7)
監督: 岩本仁志
出演: 玉木宏、山田孝之、石田ゆり子、石橋凌、山本裕典
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
エリート銀行員の結城美智雄(玉木宏)と神父の賀来裕太郎(山田孝之)は、かつて末梢された人口600人の沖之真船村から島を脱出できた唯一の生き証人だった。
何故島が、末梢されたのか、その裏には何があるのか、新聞記者の牧野京子(石田ゆり子)は探っていた。
そんな中、バンコクで現地駐在員が、娘を誘拐されて、犯人と交渉中だった。日本の警視庁から応援に来ていた刑事・沢木(石橋凌)は、あと一歩のところまで犯人を追いかけたが、逃げられてしまう。
誘拐の身代金を用意した銀行代表としてバンコクの警察に現れた結城を見て、沢木のカンが騒ぐ。
日本に戻った結城は、懺悔しに賀来の教会に行くが、懺悔しているのは賀来自身だった。
(公開間もないため、ストーリーはここまで)。

〈感想〉
意外とストーリーも、主人公の玉木の演技もすごくよく出来てた。
特に、冷酷で一切情が無い結城の役を、すごくいい表情でこなしていて、役的には「真夏のオリオン」よりこっちのほうが圧倒的にいい!
反対に賀来役の山田クンは、善人役なのに、普段のイメージがまとわりついてか、役そのものが目立たないためか、印象が薄かった。
もっと印象が薄かったのは、セリフも少ない山下リオちゃん。3言くらいしかないんじゃないの?
その点、よく刑事役をやってて、外国映画にもよく出ている石橋さんは、役も英語も板についてて映画を引きしめていた。
続編があるかのようなエンディングが気になるけど、あってもいいかなと私は思う。

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ミウの歌

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75点
原題: THE LOVE OF SIAM (サイアムの愛)
公式サイト: http://www.loveofsiam.jp/
映画館: シネマ・アンジェリカ
監督: チューキアット・サックウィーラクン
出演: ウィウィシット・ヒランヤウォンクン 、 マリオ・マウラー 、 ガンヤー・ラッタナペット 、 アティチャー・ポンシンピパット
製作国: タイ(2007年)

〈ストーリー〉(上映最終日のため、全ストーリー入り)
お祖母ちゃんと2人暮らしのミウ(ウィウィシット・ヒランヤウォンクン)は、幼馴染のトン(マリオ・マウラー)と大の仲好し。
ミウの家には、お爺ちゃんが愛していたピアノがあり、小さい頃から音楽に親しんでいた。
一方、トンは、父と母と姉のテン(チャーマーン・ブンヤサック)の4人暮らし。
ある日、チェンマイに家族旅行に出かけたテンは、そのまま友達とハイキングに行き、一人だけ行方不明になってしまった。
その後、トンは引っ越して行き、ミウとトンは離れ離れになった。
高校生になったミウは、学校の仲間とオーガストというバンドを組んで、マイナーデビューし、CDは人気で売り切れだった。
メジャーデビューするため、レコード会社に売り込むが、歌詞をもっとラブソング調にするように言われるが、恋愛経験の無いミウはなかなか詞が浮かんでこない。そんな中、隣に住む女子高生でミウにひそかにあこがれている中華系のインは、自分が彼女の代わりになってあげようか、と思わせぶりな態度を取る。
一方、オーガストのCDを市場に買いに来たトンは、偶然ミウと再会する。
トンと会った懐かしさと嬉しさの中、ミウは順調に歌詞や曲が思い浮かぶようになる。
オーガストのレコーディングを見学に行ったトンは、マネージャーのジュン(チャーマーン・ブンヤサック[二役])がテンに瓜二つなのを見て、母親に紹介し、ジュンはときおりテンとして酒浸りの父親の看病にトンの家に来るようになる。
学校一の美人のドーナツと付き合っているトンは、なんとなく彼女のことをそこまで好きになれない。
そんな中、ミウもトンも言葉では言い表せないような感情をお互いに抱き、キスしてしまう。
その場面を見たトンの母親は、ミウの家に行き、トンともう付き合わないでほしいと言う。
それを盗み聞きしていたインは、軽い失恋状態に陥り、たまたま遊び仲間のグループにトンを紹介されて、トンに対して嫉妬心を抱く。
トンと会えなくなったミウは、うまく曲が作れなくなりオーガストは別のボーカリストを迎えてクリスマスライブに備える。
電話しても出てくれないミウに苛立つトンは、ヤケになって外泊し、帰宅してみると、父親が血を吐いて入院していた。
病院でもかいがいしく娘のフリをするジュンだったが、自分がいなくてもこの家族がうまく行くことを悟り、さらにオーガストのゴタゴタで会社をクビになったこともあり、故郷のチェンマイに帰る。
オーガストのクリスマスライブの日、一旦はドーナツの誘いを受けたトンは、土壇場でライブに行くことを決める。
ミウへの気持ちを持つトンとインは一緒になってミウを応援するが、ライブ後、インはミウに会いに行かずひっそりと立ち去る。
一方、ミウに「僕は君の恋人になれない」と正直な気持ちを打ち明けたトン。
恋愛はかなわなかったが、ミウもトンも晴れ晴れとした気持ちで、明日に向かって歩き出した。

〈感想〉
Yahooのコメントに『藍色夏恋』みたいだと書いてあった。つまり高校生達の恋愛模様が描かれた映画なのかと思っていたら、ミウとトンがどんどん仲好くなっていくのを観て、そういう意味かと理解。
ミウ役の子も、トン役の子も、世界中どこに出しても恥ずかしくない、超美形のイケメンさん。このルックスなら、お互い魅かれてもしょうがないとしか言いようが無いが、そのままハッピーエンドにならないところが、タイ映画。
"LOVE OF SIAM"のLOVEは同性愛ではなく、家族愛だということを強調している。
つまり、トンがミウに抱いた気持ちも、恋愛ではなく家族愛のようなものだということか。
2人のイケメンだけでなく、ヒロインの2人の女の子も、日本人なら誰もが好きになる、アキバ系の可愛い子ちゃん。
さらに、ジュン役の女性も、トンのお母さんも超美人。
どの役者さん観てても、目の保養になるので必見だが、それ以外もあまり知られていないタイの中流家庭のお家の様子がわかって面白い。
インのお部屋は、日本の女の子の部屋と変わらないし、玄関が無いのに、家の入口で靴を脱ぐとか、食事はスプーンとフォークを使って食べるんだとか、隣に華僑の家庭が普通にあって、中国語のCDや歌詞が普通に日常にあるんだとか。
タイ旅行が大好きな私は、町で普通に高いパフェを食べている高校生達が不思議でしょうがなかったが、750バーツの人形を見て、高いと感じるってことは、私と物価感覚が同じなんだよね。
なのに、お母さんがジュンに支払った一日の報酬が5000バーツ!!!1000バーツ札が何枚あるんだ???と思わず数えてしまった。少なくとも私の財布にあんな枚数のバーツ札が入っていたことは無いから。
いろんな意味で、映画好きにもタイ好きにもお勧めの映画だけど、今日で渋谷の公開が終わっちゃうから、あとは大阪のシネ・ヌーヴォのみの公開なのが残念。
もっと全国で公開してくれえ。

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そんな彼なら捨てちゃえば?

Sonnakare
75点
原題: He's Just Not That Into You (彼は、単にあなたに気がないだけ)
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/hesjustnotthatintoyou/
試写会場: ヤクルトホール(by ラジオ日本 Yesterdayポップス)
監督: ケン・クワピス
出演: ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、ドリュー・バリモア、ジェニファー・コネリー、ケビン・コノリー、ブラッドリー・クーパー、ジニファー・グッドウィン、スカーレット・ヨハンソン、ジャスティン・ロング、クリス・クリストファーソン
製作国: アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
ジジ(ケビン・コノリー)は、同僚のジャニーン(ジニファー・グッドウィン)から紹介された男性コナー(ケビン・コノリー)とデートして、すっかり相手から気に入られたと思っているのに、なかなか彼から電話がかかってこない。
コナーは、かつては寝てくれたのに、最近自分のことをマッサージ師くらいにしか思っていないアンナ(スカーレット・ヨハンソン)にぞっこん。
アンナはグロセリーストアで、順番を譲ってくれたベン(ブラッドリー・クーパー)とお互い一目ぼれ。
しかしベンには、大学時代からの長い付きあいの後結婚したジャニーンがいた。
ジジが、普通の男性は長い付き合いの後、結婚に至らないという定説をオフィスで聞いた同僚のベス(ジェニファー・アニストン)は、同棲7年で一向に結婚する気が無い恋人ニール(ベン・アフレック)に、帰宅後別れを告げた。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
この映画を観ていると、男性は結構みんな一途でいい人で、女性は自分勝手で恋愛に夢を抱いているお姫様ばかり。
そんな中でも、もっとも一般的に共感を得るのが、勝手に男性のしぐさを恋のサインだと決めつけちゃう、思いこみが激しいジジだろう。
私も最初はジジに共感していたが、実際は既婚者なのでイマイチ浮気に踏み込めないベンのほうに共感してしまった。奥さんのことは、傷つけたくないし、大事に思いながらも結婚生活がまるで契約みたいで、疲れきって、別の女に目が行ってしまうところなんて、まさに現実そのもの。
かつてはこんな風な、ラブコメが日本でも相当ウケたと思うが、最近そうでもないから、このタイプの映画があんまり公開されなくなっちゃった。
でも私は、このタイプの映画好きだな。
ラブコメで2時間10分はちょっと長いけど、アメリカ映画の王道を行っているので、万人の女子にお勧め。

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夏時間の庭

Lhueredete
70点
原題: L'Heure d'ete (夏の時間)
公式サイト: http://natsujikan.net/index.html
映画館: 銀座テアトルシネマ
監督: オリヴィエ・アサイヤス
出演: ジュリエット・ビノシュ、シャルル・ベルリング、ジェレミー・レニエ、エディット・スコブ
製作国: フランス(2008年)

〈ストーリー〉
パリ郊外の芸術家の邸宅に住む母親(エディット・スコブ)の誕生日に、子供たち3人とその家族が集まって来た。
フランス国内に住む経済学者の長男・フレデリック(シャルル・ベルリング)、アメリカに住むデザイナーのアドリエンヌ(ジュリエット・ビノシュ)、北京に赴任中のジェレミー(ジェレミー・レニエ)。
75歳になった母は、長男のフレデリックに自分の死後、この家と家にある数々の芸術品の処分の仕方を説明する。
その後、間もなく母が死に、家や芸術品をそのまま残しておきたいと思っていた長男とは正反対に、アドリエンヌもジェレミーも外国に拠点を移すから、全部処分したいと言う。
莫大な相続税を避けるため、仕方なくオルセー美術館などに寄贈を決めたフレデリックだが、かつて住み込みで母親の世話をしていたエロイーズが好んで使っていた花瓶が、丁重に美術館のショーケースに入っているのを見て、芸術品と呼ばれるものが本来あるべき姿を知っているフレデリックの心は複雑だった。

〈感想〉
のっけから、ストーリーがすべて読めてしまう、ある意味安心して観ていられる作品。
映画の内容を楽しむというよりも、風景の美しさや、年老いた親を持つ兄弟の心情を自分と重ね合わせて感じるのがメインの映画かも。
本当のテーマはわからないが、一つはっきり言えることは、オルセーなどの有名美術館のコレクションは、こういった個人が手放した作品が多いってことだ。
だから私は大きな美術館よりも、かつての地主や小さな王様の家を使っている美術館のほうが好きなんだなーと納得。オルセー美術館よりも、ドイツのブラウンシュバイク美術館のほうが、生活感や歴史感漂ってていいもの。
明らかに一番出番が多いのは、長男役の俳優さんなのに、クレディットで一番最初に名前が出るのは、世界的に有名な女優ジュリエット・ビノシュ。なんか納得行かないthink
観終わった後、エレベーターに乗っていた男性も言っていたけど、ラストの意味がわからないとのこと。
答えは、1階のポスターの宣伝文句に書いてあるので、同じ疑問を持った人は帰りに見てください。

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南極料理人

Nankyoku_ryourinin
75点
公式サイト: http://nankyoku-ryori.com/
試写会場: ル・テアトル銀座(by テアトル東京株主総会、いつもありがとうございます)
監督: 沖田修一
出演: 堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、西田尚美、古舘寛治、小浜正寛、黒田大輔
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
海上保安官として船で料理を作っていた西村(堺雅人)は、南極に赴任するはずだった同僚がケガをし、急遽代役として南極に赴任することになった。
南極と言っても、海沿いの昭和基地から1000kmも内陸に入った、標高も富士山より高いドームふじ。
400日以上もの間、ペンギンもアザラシもウィルスすらもいない陸の孤島で、総勢8人の仲間たちとの暮らしが始まった。
氷雪学者の本山(生瀬勝久)、気象学者の隊長(きたろう)、大学院生で一番若い兄やん(高良健吾)、自動車会社から車両担当で派遣された主任(古舘寛治)、食いしん坊の盆(黒田大輔)、大気学者の平林(小浜正寛)、そして医者で基地内にバーを開いた酒好きのドクター(豊原功補)など、個性あふれる面々と、彼らの喜ぶ顔が見たくて、毎日メニューを考える西村だったが、、、、。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
とんでもない事件が起こったり、ハプニングが起こったりということは全く無い、安心して観ていられるディズニー映画のような物語。
この映画の主役は、ズバリ料理!
南極で本当にこんなりっぱな食事が食べられるのか、疑いたくなるほど多彩で美味しそうなメニュー。
また外の風景が本当に南極みたいで、吹雪の中で役者さんの顔に小さな氷が出来て行くのがわかるのに、実は網走で、南極よりも60度から40度も温かいらしい。
日本で南極そっくりのロケが出来るなんて、すごいことだと、そっちに感動。
決して空腹時に観てはいけない、グルメ映画。

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ウィッチマウンテン/地図から消された山

Racetowitchmountain
76点
原題: RACE TO WITCH MOUNTAIN(ウィッチマウンテンまでのレース)
公式サイト: http://www.disney.co.jp/movies/w-mt/
試写会場: 有楽町よみうりホール(via Aさん、いつも本当にありがとう!)
監督: アンディ・フィックマン
出演: ドウェイン・ジョンソン、アンナソフィア・ロブ、アレクサンダー・ルドウィグ、カーラ・グギーノ、キアラン・ハインズ
製作国: アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
ラスベガスでタクシードライバーをするジャック・ブルーノ(ドウェイン・ジョンソン)は、オタクが集まる宇宙フェアをやっているホテル・プレネットで、UFOの権威アレックス・フリードマン博士(カーラ・グギーノ)を下す。
その後すぐ、かつての悪党仲間とのトラブルの後、後部座席を見るといつの間にか2人の子供が乗っていた。
サラ(アナソフィア・ロブ)とセス(アレクサンダー・ルドウィグ)と称する兄弟は、子供のわりに大金を持っていたり、誰もいない場所に連れて行けと言ったり、不審な行動をする。
彼らの目的地まで乗せて行くと、二人が心配になったジャックは、彼らの後を追って不思議な世界にのめり込んでしまう。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
劇場のチラシが、良くないことや、劇場予告を見かけないなど、宣伝が全然無いため、前知識が無いまま映画を見たら、意外と面白い!
そもそもディズニー映画なんだから、ターミネーターやトランスポーターのパクリとも思えるシーンも、まったく危なげなく安心して観ていられる。
主人公のドウェイン・ジョンソンもそこそこ魅力的だし、2人の子供は今後期待できそうな美女とイケメンだし。
もっといっぱい、ちゃんと宣伝して沢山の家族連れに観て欲しい映画。
お子さんにも、ET世代のおじさん&おばさんにも、是非是非お勧め。

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The Harimaya Bridge はりまや橋

Harimayabridge
72点
公式サイト: http://www.harimaya-bridge.jp/
映画館: 川崎チネチッタ(チネ2)
監督: アロン・ウールフォーク
出演: ダニー・グローヴァー、ベン・ギロリ、高岡早紀、清水美沙、misono、穂のか、白石美帆
製作国: 日本、アメリカ(2009年)

〈ストーリー〉
高知県で、英語教師と赴任していたミッキー・ホルダー(ヴィクター・グラント)が、交通事故で死んだ。
息子の死を聞きつけて、葬儀にやってきた父親のダニエル(ベン・ギロリ)だったが、かつて第二次世界大戦中に日本軍捕虜となった自分の父を日本人に殺されたことがあるため、極端に日本人を嫌っていた。
しかし、日本に息子の遺作となる絵がたくさんあることを知り、絵を全部取り戻そうと一大決心して日本に一人で出向く。
たどりついてみると、言葉も文字も何もわからないダニエル一人では、まったく何もできないことを思い知る。
かつてミッキーと親しかった県の教育委員会の原(清水美紗)が、ダニエルの手助けをしようとするが、ダニエルのぶしつけで応戦的な態度に面喰う。
ミッキーには、久保紀子(高岡早紀)という恋人がいたことを伝えると、ダニエルは紀子が沢山絵をもっているに違いないと、彼女を探しだそうとするが、紀子が持っていたのは別の形見だった。
(公開間もないためストーリーはここまで)

〈感想〉
冒頭は、まったく『ロスト・イン・トランスレーション』そのもので、私も漢字圏以外の外国から日本に来たら面喰うだろうなあ~と主人公の気持ちがよく理解できた。
この映画の主題は非常にはっきりしていて、いくら同じ国同士に生まれた人間でも、たとえ家族でも気持ちが通わないこともある。文化や肌の色が違っても通い合うことができるということ。
アメリカ人が作ろうと言い出したのか、日本人がアメリカ人に作って欲しかったのかわかないが、日本語のセリフには全部英語の字幕、英語のセリフには日本語字幕がついて、オーディエンス・フレンドリーな映画。
ミッキー役の男性が、高岡早紀と比べると異常に若いのは、アメリカ人から見ると日本人女性の年齢がわからないせいか。
英語のセリフのすぐ後に、高知弁で話す清水美紗の演技には脱帽!英語と日本語なら誰でもできる気がするが、高知弁ネイティブじゃないとしたら、これはかなり至難の技だと思う。
『レイン・フォール』でも英語のセリフをこなしていたし、彼女の英語って俳優界では定評があるのかしら?

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蟹工船

Kanikousen
79点
公式サイト: http://kanikosen.jp/pc/
試写会場: 一ツ橋ホール(by シネマNAVI様、いつもありがとうございます)
監督: SABU
出演: 田龍平、西島秀俊、高良健吾、新井浩文、柄本時生、木下隆行、三浦誠己、木本武宏、竹財輝之助、利重剛
製作国: 日本(2009年)

〈ストーリー〉
オホーツク海上の船上で、来る日も来る日も蟹の缶詰を作る男たち。今日が何曜日かもわからず、体力は落ちて行くが、少しでも仕事が遅れると、監督の浅川(西島秀俊)がやって来て殴られるのだった。
浅川が言うには、これは日本帝国軍とロシアとの蟹獲り戦争だ。
ここで働く者は、みんな家が貧しく、あちこちの職場を転々としてきた不遇なものばかり。
仕事があるだけマシと思い、ひどい労働環境や自分の境遇を変えようともしない。
そんな中、新庄(松田龍平)は、みんなで集団自殺して、来世で裕福な家の木村さん家に生まれようと、回りをそそのかす。
ある日、蟹を獲りに出かけた新庄と塩田(新井浩文)は、他の船とはぐれロシア船に救出される。
そこで目にした船員と監督たちの幸せそうな顔に刺激された新庄は、元の蟹工船に戻り仲間たちに団結を持ちかける。
(公開前のためストーリーはここまで)

〈感想〉
デフォルメされた工場と、デフォルメされた天国のような世界が、妙に面白くてわかりやすい。
本当にあんな人間が手で動かす機械がこの世にあるか疑問だが、労働者の立場を表すにはいいデフォルメだと思う。
ロシア船も、普通ならだ捕されて解放してもらえないだろうに、なんであんなに親切なの?
あの中国人の通訳さんは、原作にもいたのかなあ。
ラスト近くの新庄の実家の写真を理解するのは、私くらいの年輩じゃないと無理かも。
いまどきスピッツなんて日本にはいないものね。

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